2014.09.10 敬老会
贅沢な時間の流れる粟国島
ムーンナイト 2014.9.8
秋の空気感
中間研修振り返り
緑のふるさと協力隊中間研修 振り返り
日本の農山村に派遣された21期の33名の隊員の声を少しだけまとめてみました。
農山村地域に希望を抱いて派遣され、5ヶ月間地域の中にはいることで見えてきたこと、感じたこと。
【良い面】
・地域の人が家族のように接してくれること(作業の休憩時間にご飯をごちそうしてくれたり、一緒にテレビをみたり等)
・その地域でしか味わえない珍味や新鮮な食材を食べれること(獣肉・珍しい魚)
・価値観の変化(食に対して、生きる働くことに対して等)
・畑で作物の成長をみることが楽しい
・人生の先輩達と知り合うことができ、生きる知恵を教えてもらうことができる。世代関係なく交流することができる。
・伝統文化が残っていて、参加させてもらえること
・自然があふれる環境の中で暮らすことで、アトピー等の病気が治ったこと。
・地域行事が多いこと
・お年寄りが元気なこと
・福祉が充実していること
【悪い面】
・地域の人達になじめない、人間関係が難しい
・地域の中での派閥などがあり、その間に挟まれること
・うわさ話や文句などをよく聞くこと
・休日がほとんどなく、自分の時間をつくるのが難しいこと
・若い人が少ない
【5ヶ月間の粟国村での活動を終えて】
【5ヶ月間の粟国村での活動を終えて】
空と海が重なって幻想的な青の景色を見ることができ、街中のような騒音のない自然の音だけを感じ、風が吹き抜ける島、道の途中で出会うやぎや牛。夕方は夕日の落ちる習慣に見とれて、夜は満点の星空に感動して、粟国の自然を感じるたびにこの島が大好きになっていきます。
この島にきてすぐに、たくさんの人が声をかけてくれて、おいしい料理でもてなしてくれて、私が今まで経験したことのない、魚を捕りさばくこと、畑の作業、三線を奏でること等たくさんの体験をさせてもらえました。
夜一緒にお酒を酌み交わすことで、粟国の良さや、島への想い、人生について等熱い話をたくさん聞かせていただけました。
粟国島の環境と人に支えられて、この島で多くのことを吸収させてもらいました。
私自身この島に来た当初は、この島に馴染もう、島の人に受け入れられたいという気持ちがいっぱいで、考えすぎてうまく会話をすることができなかったり、何に対しても断ることができなく常に「はい」とだけ言っていたり、つくり笑顔ばかりしていたりなど、すこし無理をしていたところがありましたが、島の人達のおかげで少しずつ環境や人になれてきて、今では無理することなく楽しく生活させていただいています。
島での生活に慣れてきたことで、すこしずつ島の課題も感じ見えてくるようになりました。その課題に対して、自分は何ができるんだろうと考えて、自分ができることを提供したいと思い行動するようになりました、その行動に協力してくれる方や、応援してくれる方も多くいましたが、一人の方からの言葉で、自分のやっていることが少しずれていたなと感じるようになりました。
その方からの言葉で気づかされた事が、私がこの島では「ソトモノ」であり、島を離れることになるかもしれない存在だということ。「島の人」ではなく「ソトモノ」だからこその立ち位置があるという事を理解しました。それは、この島が閉鎖的というわけではなく、この島出身で、昔からこの島のことを見てきて、この島にこれから先も住み続ける人達が、この島を盛り上げていくメインであること。そして「ソトモノ」の私は、それに対してサポートする存在として、自分のできることを提供すれば良いということ。
また、友人達が島に来たときにも自分が「ソトモノ」だからこそできることに気づくことができました。友人達がはじめて粟国島を訪れて、粟国島の環境や人に感動し、それをこどものように心から楽しんでいました、それを側で見ていた私は自分自身が初心を忘れていたことに気づき、「ソトモノ」だからこそ見つけられる粟国島の魅力を最大限に感じて、そしてそれを島の人達に共有すること。これが私の一番の役割だと改めて感じることができました。
9月からの活動では、粟国島で多くの体験をして、たくさんのことを感じ、そしてそれをまとめて、発信していくこと。これに一番の重きを置いて活動をしていきたいと考えています。
今の緑のふるさと協力隊という立場でこの島に関わるのも後半年。
緑のふるさと協力隊として、これからもっともっとたくさんのことを粟国島で感じていきます。
2014.09.05 中間研修開始
2014.09.05
今日から緑のふるさと協力隊の中間研修で日本の農山漁村で活動している33人が集結しています。
みんないろんなことを体験して学んで、時には悩んで、泣きながらくいしばりながら、人生の中でもとても貴重なこの1年を価値あるものにしようともがいているなと隊員と話していて感じました。
社会貢献活動として労働ではない形で地域に派遣された隊員が、自分の存在意義を模索しながら地域に関わり、そして自分の経験値をあげながら、地域の人に自分を受け入れてもらえた感謝の気持ち、そして地域の人にもっと理解されたい、そして地域に役にたちたいと純粋に願っていて
いろんな感情をみんなが持ち寄り共有しています。
この1年間の経験がきっと自分の未来をつくる1つのキーになると思うんです。
喫煙所に貼られていたポスターに共感、経験がこれからの自分を創り上げるんだとそんなことを感じさせられた日でした