恋星落つ
私の君を想う心は、太陽を回る惑星のように未来永劫離れることはないと思っていたが
それは、間違いだったようだ。
君を想う私の心はを例えるのに相応しいものは、彗星だったようだ。
中学を卒業してからたまに連絡は取るものの、月日を重ねるにつれてその回数も減った。
君と違う高校に行ってからの数か月は新しい友人にも出会い、何一つ不満もない生活が続いていたが、次第に君で補完されていた心の隙間が消え始めた。
私の心は消え始めた部分を埋めるために、またゲームに没頭した。
ボブに恋をしていたのと受験を控えていたせいもあってゲームを少し控えていたのもあり、反動が大きく次第にゲームの優先順位が高くなってきた。
そんな時に新50人クラフトが始まったという話を聞き、楽しそうと思い参加をしてみたが長続きせずすぐに他のゲームにハマってしまい、次に参加したのは2020年が明けて一か月ほどたった頃だったと思う。
最初から参加している人たちには多くのファンがついていて、普段からゲームをしていた身内にもその恩恵を預かっている人もいた。
今また参加すれば、私もそれを受けることができるかもしれないと思い2月の始め辺りから参加をし始めた。
ある種の承認欲求、羨望や嫉妬の類でまた参加し始めたと自分でも感じている。
三年前に参加していた時のTwitterのいいねの数を比べると、数倍ほどのいいねをもらえるようになり私の承認欲求は満たされていった。
配信にも人が来てくれるようになり、昔の視聴者数1人が当たり前だった頃と違いをはっきりと感じた。
そんな私はそれに縋りつくように何かもっと出来ないのかと思い、自分の趣味ややりたいことを思い浮かべていった。
そこで浮かんだのが、"カラオケ"である。
昔から好きで、ヒトカラに足繁く通っていたため2018年からTwitchなどで誰も見ていなくてもカラオケ配信をしていたため、今なら人も来てくれるからなと思ったときには私は私自身にブレーキをかけることができなくなり、
2020年の4月下旬、私のブログが多くの人の目に晒されることとなった出来事。
Discordでカラオケをしたのである。
私はこのようなことをしてしまったことに後悔をしている。
この記事をこのブログで書くことになってしまったということを。
中3の恋の歴史を綴った最後の1ページに似つかわしくないものを書いたことを。
彗星のように輝き散ることも許してくれない、いや許されるわけもないし私がそのような最期を迎えることを私が許さないだろう。
数ある星の中から君を選んだ、だからその星を掴もうをしたけれど
その星はもう私には輝いてはくれない。