【NEM】オリジナル制作イラストをアポスティーユ(公証)する
これは、2020-07-23に仮想通貨NEM(現XYM)のチェーンを利用したサービス「NEMlog」というブログに記載した記事です。
2023/9/3を持ってNEMlogサービスが終了するため、こちらに記事を移設しました。
仮想通貨払いでイラスト(ヘッダー画)を依頼しました。
依頼先の絵師さんは素敵な女性と定評のあるbleRoomさんです。
bleさんの優しい絵柄の作風と私の怪しいキャラクターがマッチするか不安だったのですが(笑)
仮想通貨女子に翻弄される義賊キャラというイメージで制作してもらいました
かなり素敵な作品を仕上げてくれました!
せっかくNEMコミュニティでのやり取りであるため、制作してもらったイラストをアポスティーユしてみることにしました。
0.2XEMの手数料でアポスティーユ出来てしまいます。
※数年前は手数料4XEMだった気がします。
NEMのnanoWalletの「サービス画面」から「アポスティーユ」の登録画面を操作します。
アポスティーユの実行をすると 圧縮ファイル(zip)がダウンロードされます。
圧縮ファイルを解凍すると以下のファイルが格納されます。
右:アポスティーユの証明書
中:アポスティーユしたファイル原本(今回はイラスト)
※ファイル名はアポスティーユ形式(ファイル名+TX(トランザクション情報)+日付)になります
※アポスティーユに登録したファイルを監査する場合はファイル名をこの形式にする必要があります。
左:拡張子ntyのファイル(TXやファイル名、タイムスタンプなどの文字だけのデータです)
NEMWalletのダッシュボートには、アポスティーユ証明書と同じ情報が残ります。
アポスティーユ実行後にダウンロードされた圧縮ファイル(zip)に格納されたファイル(原画)をアポスティーユにて監査(検証)をしてみましょう!
操作は簡単!
該当のファイルを「監査ファイル」という項目にドラッグ&ドロップするだけです。
以下のように「ファイル監査成功しました」と表示されるはずです。
アポスティーユを利用することで、制作したオリジナルイラストを公開後に、勝手に第三者に二次利用されてしまった時に権利の証明になるのではないでしょうか?
例えば、誰かがイラストの仮想通貨女子の手元にある銘柄をSCAM系コイン(笑)に編集して勝手に自分のサイトにアップしたとします。
あなたがオリジナルイラストを勝手に使わないでくれと訴えても「俺のオリジナルだ!」と主張してくるかもしれません。
そんな時は「あなたがオリジナルと言っているイラストのファイル名に”アポスティーユのトランザクション(TX)情報と日付”を入れてアポスティーユの検証をしましょう!」
と言ってやりましょう!
それで全てが判明するはずです!
以下はアポスティーユの監査結果です
①はアポスティーユした後の原画ファイル(検証が成功する)
②はファイル名をアポスティーユ形式にせずに検証した原画ファイル
※この場合は、ファイル名をアポスティーユ形式にして再度検証し直してください
③は第三者による編集(改竄)されたイラスト(検証失敗します)
是非とも絵師さんには、制作イラストをアポスティーユして、証明書とセットにして依頼主に納品してみては如何でしょうか?
アポスティーユですべての問題に対して検証できるのか?というとそれはまだ未知数である。
ただ正真正銘オリジナル作品であれば、制作後にすぐにアポスティーユすることで、タイムスタンプがブロックチェーン上に刻まれるので、制作時期の証明にだけは利用できるのではないかと思います。