カンボジア・シェムリアップ〜5日目〜病院
湿疹は治まらず...。
赤い蚊にさされのでかい版みたいなのが、地図みたいに広がっていく...。見方を変えると圧巻な眺めにも見えてきます。笑
もう帰るなら何とか我慢できるレベルだけど、これからベトナムに旅行することを考えて、観念して病院に行くことにしました。
幸いAIGの旅行保険に入っていて、その場で一銭もお金を払わなくて治療が受けられる病院がありました。自分の携帯は電話はできないので、ホステルのおじちゃんにiPhoneを貸してもらう。国際電話ってやっぱ高いのかな...ありがたや...。
保険会社のアシスタントサービスに電話すると若干おろおろした日本人の女の人が対応してくれて、ちょっと不安だったけどRoyal Angkor International Hospitalでキャッシュレスサービスが予約なしで受けられることを確認してくれました。トゥクトゥクもすぐホステルで手配してくれ、早速向かいます。本当にホステルの人には何とお礼を言ったら良いか...!
病院は普通に大きくて綺麗でした。トゥクトゥクおじさんは、待ってて欲しい?と聞いてくれたので「うん☺️」と答え、待っていてもらうことに。中に入ると白衣を着た看護婦さんたちがテキパキと働いていて、日本の病院と対して変わりません。でも患者さんは外国人ばかりだったので、地元の人には手の届かない高級病院なんだろうなということは伺えます。
保険を適用させるための書類を書いていると、受付のお兄さんが、「以前も湿疹でたことあるって書いたら、保険おりなくなっちゃうよー!」と注意してくれて、書き直させてくれました。笑 30分強待って、体重身長測ったら、片言英語のおじさん医師のもとへ。熱や腹痛がないことを確認すると、「なんかのアレルギーだね〜。植物かな、虫かな?注射うてば一発で治るよ〜」となんか適当な感じで診療された...!笑 ちなみに日曜日だったので、皮膚科の専門の先生がいた訳ではありませんでした。注射まで必要かな...?と思ったけど早く治るに越したことはないので承諾。が、そこでまさかのハプニング!1本だけかと思ったら、注射2本+点滴1本というなかなかの大掛かりな奴だった。しかも2本目までは良かったけど3本目の点滴が体に入ったとたんに、全身がしびれていく感覚と、吐き気とめまいにおそわれ...!薬でこんな風になったのは初めてだったので、「やばいやばい!」と看護婦さんに伝えたんだけど、「Relax〜Relax〜」とか言われて、取り合ってもらえない...笑 リラックスどころじゃないんだよ!!と、少なくとも点滴のスピードをゆるめてくれ、とお願いをして、ゆるめてもらったらだいぶましになりました。よかった...。薬のアレルギーならもっと呼吸ができなくなったり全身が真っ赤になったりするらしいので、アレルギーという訳でもなかったみたいです。結局あの症状は何なのか謎のまま...。
そんなこんなで点滴うたれたまま眠ってしまい、起きたらなんと3時間くらい経ってた...!トゥクトゥクおじさん待たせてるよ−!と焦りつつ会計。薬は無駄にたくさんもらって、合計約$300。もちろん支払いは0円!保険会社様様!本当に保険は入った方が良いですね。
薬には丁寧に日本語の説明も!この病院でお世話になっている日本人が多いことが伺えますね。笑 しかもなんか錠剤めっちゃでかい。笑
症状はだいぶましになっていました。ほとんどかゆみもない!
そしてトゥクトゥクおじさんのもとへ向かうと、笑顔で「大丈夫〜?」と。泣きそうになりました...。確かにいつお客さんが捕まるかわからないトゥクトゥクドライバーという職業で、次も乗ってくれると分かっているお客さんを待つのは商売のうちの一つなのかもしれません。それでも4時間も待っていてくれて、しかも文句の一つも言わない心のゆとりと優しさには本当に学ぶところが大きかったです。東京で5分待たされただけでイライラしていた自分を省みてしまいました...。
トゥクトゥクで空港まで送ってもらい、無事に飛行機も間に合いました。トゥクトゥクおじさんには多めにお金を渡しましてお礼を言いました。そして例の両手を合わせるポーズ。カンボジアで一番の眺めでした。
ここからはベトナムに移動します!
カンボジア・シェムリアップ4日目〜水上村〜
シェムリアップ4日目は、午後から水上村のツアーに参加予定。午前は特に何もなかったので、例のファンシーカフェで例のおいしい朝ご飯を食べました。やっぱりおいしい...。
その後はガイドブックにも載っていたショッピングモール、「Luckymall」がホステルの近くだったので、行ってみることに。行ってみると超控えめで超静か...。笑3階建てだったと思います。食品売り場や、文房具やさん、家電量販店などが入っていました。日用品が不足した時に使うのは良さそう。食品売り場でクッキーやらリップバームやらのお土産は安く購入できたので満足。
お昼ご飯は日本人が経営しているというゲストハウス兼日本食料理屋の「タケオG・H」へ。こちらも思ったよりずっと控えめというか、なんか昭和の香り...?笑 受付のおばあさんはぼんやりテレビ見てるし、なんか知らないおじさんが扇風機の前で寝てるし、謎の実家感。鶏肉のしょうが炒めという結局カンボジア料理を食べたのだけど、味はとっても美味しかった!日本人好みの味になっているのかな?何だか居心地が良くて、本を読みながら長居してしまいました。
午後は水上村こと、Floating Villageのツアーへ!アンコールワットの時と同じツアー会社なので、同じくバンに乗せられオフィスに行き、そこからミニバスで移動。バスにゆられること45分。となりのおじいちゃんがイギリスの近くの島(タックスヘイブンらしい)出身のおしゃべりな人で、おもしろかった。「島で印刷屋さんをやっていたけれど、息子は引き継いでくれずみんなイギリスに行ってしまったんだよ、hahaha...」みたいな感じの人でした。笑 道はといえば、舗装もされていない茶色い道路を、ガタガタゴトゴトいいながら進む。途中で超小さな村みたいな所でトイレ休憩。ニワトリがコッコッコッとその辺をちょろちょろしていて、洗濯物はその辺の竿みたいなものに干してあって...というような、何百年も前から同じ暮らしをしているんじゃないかというような村。しかもトイレはテッシュもないし、水洗でもなくて、トイレの横にためてある水を桶みたいなものですくって流すシステム。テッシュ持っててまじでよかった...。笑
水上村に到着してからはボートに乗り換え。茶色い川をざぶざぶ進む。と、テレビで見た事あるような木造の背の高い家がたくさん!
といっても今は乾期なので、普通に地面が出ているところも多く、漁に出るとか以外は普通に地上で暮らしているそうでした。雨期にも来てみたいなあ...。
住民のカラフルなボートもずらり。
学校や役場なんかも見せてもらったり。雨期はバイクを木からつるして濡れないようにする工夫をしている、という話も聞きました。ちっちゃい子はこの茶色い川に平気でジャンプして飛び込んでいて、たくましい...!子どもが多いなーと思ったら1過程6〜12人ほど子どもを持つらしい!!イギリス英語を話す面白いガイドさんいわく、他にすることがないから、とのこと。笑
その後は2人乗りのボートに乗り換えて、ジャングルツアーへ。イタリア人の一人旅おじさんと一緒になって面白かった。「結婚なんてしない方が良いよ、ヤングレイディー!」と熱弁していたけど、いったい何があったのか。笑
ジャングルは見た事無いような木の中をどんどん進んで行って、語彙力なさすぎてあれですが本当にジャングルみたいでした!笑 ただ途中でいらないジュースを買わされた。笑 「ボートこぐ女の人に買ってあげてよ!」みたいな戦略にやられました。笑
その後は夕日を見にトンレサップ湖に繰り出す!大きな船に乗り換えて、夕日がよく見えるところまで進みます。船の天上に乗せてもらった!日本だと危険だから...とか言われそうだけど、そこは東南アジアスタンダードで!☺️
きれい!
海無し県出身なので、こういうのはすごくテンションがあがりました(正確にはこれも海ではないですが...)。湖上は他のツアーも含めてモクモク煙りをあげた船がたくさんあって、それも趣がありました。
さて、帰りも同じ道をたどって帰還。今度は中国の電力会社に勤めているフランス人のおじさんとおしゃべり。パリには行った事ないけどリールは三回行きました、と言ったら、「リールも良いところだけど、少なくともパリではないからだめだ」と、哲学的に怒られました。笑 帰りはパブストリートでおろしてもらいました。
お腹もすいたことですし、晩ご飯!
カンボジア料理の定番、アモックです!めちゃくちゃ美味しい!ココナッツクリームが入ったマイルドなカレーって感じ。具もチキンとか魚とか選べて、魚は昨日こりたのでチキンにしました。
アンコールビールも、薄いけどまあシェムリアップで飲んでるぜ!効果でおいしかった☺️
ちなみにお店は「クメール・キッチン」。
ガイドブックにも載っている有名な所です。パブストリートの中にも支店があって、人気店で美味しかった!
とご飯を食べている間に体に異変が...。
全身がかゆい...。
腕から始まり、大きめのじんましんみたいなものが、どんどん体中に広がって行くではないか!かゆいし、確かデング熱とかも湿疹でるんだよな...と不安になり、今晩は早々に退散。とりあえずムヒを塗って眠りにつきました...。
ということで、次はシェムリアップの病院編です。笑
カンボジア・シェムリアップ3日目〜博物館とクラフトビアパブ〜
手がかゆい...。
若干ノミに食われたようです。ホステルで寝る時は長袖長ズボンとかの方が良いかもしれません...。
気を取り直して朝ご飯は、ホステル前の例のファンシーカフェで。米粉の麺の朝ご飯を食べました。
これが美味しい!
にんにくがしっかり効いていて、肉団子とチンゲンサイのような野菜が入っています。後でガイドブックを調べたところ、「クイティウ・サイッ・コー」という何とも発音しづらい名前の食べ物だったようです。帰る前に絶対もう一度食べよう...と心に決めて、今日は1日フリーの日だったので、どこに行くか計画をたてます。とりあえず博物館と、ポル・ポト政権時代のキリング・フィールドに行こうと決めて、行動開始。
まずは博物館まで。ホステルのお兄ちゃんにトゥクトゥクの手配をお願いします。カンボジアの中心部の移動なら$2〜$3が相場みたいです。
博物館は近代的な白い大きな建物で、綺麗です。中に入ると大きな荷物はクロークに預ける必要がありました。基本的にはアンコール遺跡から出土した像なんかの展示です。像がフィギュアみたいに陳列している「千体仏の間」とか、映像でアンコール遺跡の解説をしてくれている部屋とかがあって、日本でも結構博物館好きな身としてはとても楽しめました。シヴァ神とかヴィシュヌ神とかの解説もあって、「破壊と創造の神」みたいな中二病っぽいワードに興奮していました。笑 中国人の観光客が多くて、いちいち映像を中国語でも再生するよう要求していて、「さすが...!」の一言でした。笑
その後もトゥクトゥクをつかまえて、今度はキリング・フィールドまで。学生の時ポル・ポト政権について少し調べた事があって、興味がありました。
私の調べた範囲で申し訳ないのですが、ポル・ポト政権は、1973年頃から4年程カンボジアを支配していた政権です。無理矢理社会主義をカンボジアに浸透させようとした結果、大規模な粛清を行い、約100万人が犠牲になったそうです(人数は諸説あるようです)。特に知識人を徹底的に粛清しようとしたらしいですが、知識人の判別方法として「眼鏡をしている人」を見つけて殺していったそうで、その規模とあさはかさに驚きます。その他にも都心に住んでいる人を無理矢理農村に移動させて、何もない土地で農業を始めさせるなど、無謀な政治で有名な政権でした。
日本にいる時に疑問だったのが、「なんでそんなマヌケな人が政権なんて取れるんだろう...?そしてなんで国民はポル・ポト政権成立を許してしまったんだろう...?」という事でした。ただ、このカンボジアの旅を経て思ったのが、カンボジアの人たちが本当に素朴だということ。特に当時の農村の人たちは、「カンボジアに社会主義を!」なんて叫ばれてもその概念を理解できない人が多かったのではないかな、と思いました。私の勝手な想像かもしれないのですが、本を読んでわからなかったことも、現地に来ると何となくしっくりくることもあるものだな、と思いました。
話はもどってキリング・フィールドですが、ここはポル・ポト政権時代刑務所として使われていた場所で、ここでも何千人もの人が殺されたそうです。現在は僧院になっていますが、発掘された骸骨が山積みに展示されていたり、ポル・ポト政権時の様子が写真付きで解説されたりしています。今ではうってかわって静かな場所で、目が覚めるようなオレンジ色の服を着たお坊さん達が、生活を営んでいます。
さて、すでに今日やろうと思っていたことが終わってしまい、とりあえずマーケットへトゥクトゥクで向かいます。ちなみにトゥクトゥクおじさんは私がキリング・フィールドを見ている間は時間をつぶして待っていてくれました☺️
オールド・マーケットは、ザ・東南アジアな感じの市場。魚醤なのか、ツーンとしたにおいに「ウッ」となり、その後はワイルドに並んだ食べ物を見て「おお...」となり...。五感が忙しい。笑
これはまだいいけど...。
これはなんか得体の知れない動物が丸ごと置かれてる!しかもお店の人も裸足で台にのってる!笑
果物は見た事がない熱帯のものがたくさんあっておいしそう...!
さらに奥に進むと、お土産やらをたくさん売っているところに。私も家族用の置物と、涼しそうなワンピースを購入。値下げ交渉が常識らしく、割と最初はみんな高い値段をふっかけてくるのでご注意。ワンピースはアジアンなテイストでかわいくて、日本でも全然着られそう!
オールドマーケットですが、何だか可愛らしいおしゃれな裏通りみたいなものも存在しており(もうどうやってたどり着いたのかは全くわかりません...)そこで姉用のネックレスなんかを購入しました。
一旦疲れて宿に戻ったのですが、再度夜の街に舞い戻る!クラフトビール好きなので、事前に調べておいた、Siem Reap Brew Pubというクラフトビールパブへ!シェムリアップ唯一ということで、また若干テンションがあがる。笑
外観綺麗!しかもすいてる!
ビールのタンクがおいてあります。
メニュー。スタンダードな取り揃え。
とりあえず飲み比べセット$3!破格すぎる...。しかもおいしい!私はIPAが一番好みでした。お通しで塩気のあるピーナッツが出て来て、これも美味しい。
読んだところによると、オーナーは日本人だそうで、確かにこまやかな気遣いがありがたいお店でした☺️
実は魚のスープも頼んだんですが、これはちょっと...。笑 カンボジアは基本川魚らしいのですが、本当に「川」の味がするんですよね...。このレストランが、ということではなく、正しい川魚料理の味なんだと思います。笑
その後はパブストリートへ繰り出す!観光客がほとんどで、夜でも危険という雰囲気ではなかったです。スリなんかは気をつけた方が良いのだとは思いますが。
こういうちょっと安っぽい繁華街、なんか良いですよね。ビックカメラみたいな、心地よいごちゃごちゃ感?笑
パブストリートが見渡せるという「X Bar」という怪しげなバーへ。Rooftop barといいながらも高さは3階。笑
怪しげな階段。
怪しげな店内。
かわいいカンボジアのチャンネーが、ワインのボトルを一生懸命あけてくれました。確かにパブストリートは一望できる。人の流れを追っているだけでも何だか楽しいですが、一人で寂しいので日本人を見分けるゲームをやってました。笑
帰りにフットマッサージを$4でしてもらって、帰宅。フットマッサージは本当に神。
明日はまたツアーに参加して、水上村にでかけます!
カンボジア・シェムリアップ2日目〜アンコールワット観光〜
目が覚めて、一瞬「あれ?どこにいるんだっけ?」となる、定番の旅行2日目。
今日はアンコールワットのツアーに行くために早起きです。7:50amに迎えがホステルに来るということで、ドミトリーでみんなの寝息が聞こえる中準備。
朝食はガソリンスタンド併設のコンビニ兼カフェのような所で、バナナケーキとカプチーノを食します。なぜかカプチーノのふたがうまく閉まらずガバガバこぼしてしまいましたが、まあご愛嬌。笑
ホテルのフロントで待っていると、バンのような車でお迎えが。そこからツアー会社のオフィスに乗り換えて、小さなバスに乗り込みました。全部で10人ちょっとのちょうど良い感じのツアーです。
今回のツアーで訪れる遺跡は以下。有名どころをぎゅっと詰め込んだお得なツアーでした。
・アンコールワット(かの有名な!)
・タ・プローム(木がすごい)
・バイヨン(観世音菩薩像の大きなお顔)
・プノン・バケン(山の上から見る夕日がきれい)
最初は自転車で遺跡とか回れたらいいな〜とか思っていましたが、やはり広大すぎて遺跡と遺跡の間の距離が長い...!ツアーに参加したのは正解だったと思います。
ちなみに申し込んだのはホテルからでしたが、ツアー会社のサイトは以下になります。
ツアーガイドは現地の方。謎のテンションの高さが癖になる。笑 "Temple" を必ず"Timple"と発音するのが最後まで気になって仕方がなかった...。笑
ツアー自体の料金は$11でしたが、別途入場券を購入しないといけないとのことで、チケットゲートへ連れて行ってもらいます。
入場券は以下の3種類があります。
1日券:37ドル
3日券:62ドル
7日券:72ドル
※3日券は購入日から一週間以内の任意の3日間
※7日券は購入日から一ヶ月以内の任意の7日間
写真をとられて入場券に印刷されます。日本人らしく真顔で撮ろうと思ったらガイドの方に「Smile!」と言われ、ニターっとした笑いの顔写真になってしまいましたが、ここでは割愛します。笑
そしてまずは午前中いっぱいを使ってアンコールワットへ!
やっぱりこのシルエットが見えるとめちゃくちゃテンションあがります。まさに世界史の資料集の世界だ!!という感じです。しかも約150年前まで密林に隠されて、誰もその存在をしらなかった、というエピソードもテンションをさらに上げてくれるポイントです。笑
中に入ると「本当にこれが12世紀に建てられたの...?」ということの連続でした。とにかく精巧なレリーフやら、美しい一枚岩で作られた柱などがそのまま残っています。
クレーンもない時代にどうやってこの岩運んだんだろう、というような疑問がむくむくと膨らんでる。また王様が体を清めるためのプールなどもあるのですが、ガイドさんいわくココナッツの実に川の水を入れてここまで運んで来て、水をためていたと考えられているそう。昔の人の知恵と、そしてけなげさ両方に感銘を受けます。
30度以上のかんかん照りの中の遺跡探索でお腹もぺこぺこ。ご飯はおしゃれなタイ料理屋さんに連れて行ってもらいました。
ちょっと食べかけのナシゴレン。笑 繊細な味でとても美味しかった!野菜は食べないようにしてたのですが、このくらい旅行者向けで清潔そうなお店なら食べても大丈夫だったのではないかなと今となっては思います。
さて、一緒にツアーに参加していた方達とここで仲良くなれました。
おしゃべりなオーストラリア人夫婦
おちゃめなスイス人老夫婦
ちょっといたずら好きそうなデンマーク人青年たち
どう見ても夫婦にしかみえないインド人兄妹
などなど珍道中感しかない。笑 でも現地ツアーに申し込むといろんなバックグラウンドの人がいるからとても楽しいのでおすすめです。
今回もサウジアラビアとか行きづらいところも含めてめちゃくちゃ旅行している人が多くてとても刺激を受けました。ただデング熱が重傷化して手術で一命を取り留めた、という人がいてめちゃくちゃ怖かった...。さされたところもバンコクというから、身近な感じです。
さて、午後は駆け足で。タ・プロームは巨大なスポアンという樹木が、お寺全体をつつみこんでしまうかのように大胆に根をはっています。さすが密林の遺跡。お寺を飲み込む触手のようにも見えるし、お寺を守る生き物のようにも見える。そんな勝手な人間の発想なんておかまいなしに何千年も時間をかけて成長してきた木と、ひたすら忘れられていた遺跡の組み合わせには、考えるものがありました。
バイヨンは、ガイドさん一押しの遺跡とのことで気合い十分。とにかく外観が美しい。壁の色から、寺院の形まで、軽い言葉ですがセンスの良さに圧倒されました。ヒンドゥー教と仏教の融和を目的に作られたそうですが、やっぱり途中でヒンドゥーの像倒して仏像がおかれたり、喧嘩になった後があるらしい。笑 やっぱり人間はしょうもない。何だか笑ってしまいました。ちなみにヒンドゥー教と仏教の違いとしては、ヒンドゥー教は神>仏の神様中心の考え方なのに対して、仏教は仏>神の人間中心な考え方、というものらしいです。
最後は、プノン・バケンで夕日鑑賞。山登りといっても20分くらいの上り坂を行きます。夕日の直前は行列ができるらしく、早めに登頂。早々に場所取りをしている人たちがいます。が、今日はあいにくの曇り空で夕焼けは見えず...。残念ながら下山しました。ちょっともう最後で疲れていて、遺跡自体もあまり見ませんでした。笑
そんなこんなでホステルまで送り届けてもらい、ツアーは無事終了!自分だけでは知り得なかった歴史や文化も教えてもらえたし、参加者とも仲良くなれたし大満足なツアーでした!
カンボジア・シェムリアップ1日目〜カンボジアビザ申請含む〜
「何もない...。」
飛行機からカンボジアを見下ろした時の感想は、正直これでした。
野性的に広がる森林と、だくだくと流れる茶色い川。それしか見えないんです。
家の姿がそもそも見えない。シェムリアップといえどカンボジア第二の都市じゃないのか?とつっこみたくなりました。
ヨーロッパに行ったときはかわいらしいレンガ作りの建物が見えて来てテンションがあがったものですが、今回はしょっぱなからカルチャーショックでしたね。
空港はこじんまりとしながらも、リゾート風で素敵です。
若干飛行機が遅れており、空港ピックアップをお願いしてあったので、急いでビザの申請に進みます。
ビザの申請方法は、他の方もまとめていますが、ここでも簡単に記載します。
ややこしいことは何もなかったので、日本でとるよりシェムリアップ空港でとった方が全然楽だと思いますよ!
必要なもの:
・飛行機内で配られる記入シート
・空港に用意してある記入シート
・パスポート
・証明写真(4×6cm)
・現金30ドル(アメリカドル)(2018年1月現在)
・現地の住所が分かるもの(ホテルの住所)
VISA applicationの列が、すでにできているので、シートに記入をしたら並びます。特に変な項目はないですが、地球の歩き方には記入方法が書いてありましたので、1冊あると安心かなと思います。
写真は4×6cmと書いてある癖に、枠がそれより明らかに小さい!笑 のちほどホチキスで写真とシートをはりつけてくれていたので、自分でのりではる必要はないと思います。
カウンターの人はぺちゃくちゃ話しながら仕事していてなんか楽しそう...☺️一瞬パスポートとられるのでいいの?!と思ってしまいますが、5分もしないうちに名前を呼ばれて、返してもらえます。
無事にビザ申請も終わり、いざ外へ!ホステルで空港ピックアップをお願いしていたので、自分の名前のプレートを探す。
あった...!人なつこそうな顔のジャッキーさん。1時間近く待たせていたのに周りのドライバーと楽しそうにおしゃべりしていて、私が声をかけると満面の笑みで迎えてくれました。これはカンボジア旅行全てで実感したことですが、本当にカンボジアの方は時間に対して寛容で素敵だなと思います。
そんなこんなで、車に乗り込み出発!
怖いからシートベルト...と思いきや、シートベルトあるものの「カチッ」の部分がないんです...。なぜ笑。
しかも車やトゥクトゥクやバイクやらが、とにかくひっちゃかめっちゃかで走っている!割り込みもおかまいなし、バイクは車の横をビュンビュン通り抜けて行く、横から前から急に車が曲がってくる...。何でもありの無法道路なのです。笑
カンボジアで運転は絶対できない、と思いました。
また周りの店も本当に小さいお店ばかり。若干栄えてそうなのは観光客向けの施設。本当に観光産業で成り立っている国なんだなあと実感しました。
そして無事ホステルに到着。Khmere Maison d'Angkorという、シェムリアップ中心部からは車で5分、空港からは車で20分くらいの場所にあるホステルです。
外観はこんな感じ。
以下3枚ともオフィシャルページの画像を掲載。
http://www.khmeremaisondangkor.com
受付兼バー。ご飯も食べられる。
今回泊まったドミトリーの部屋。
到着するやいなや、浅黒いひょろっとした男の子がまたもや満面の笑みで迎えてくれます。両手を会わせるポーズは、慎ましくてちょっと憧れる...。
すぐさまお手拭きとお水を持って来て、扇風機をつけてくれるというこまやかな気遣い。今までの緊張がふわっととけていくような気持ちでした。
簡単な建物内の説明と、ツアーの説明を受けます。アンコールワットは解説つきでまわりたいな〜と思っていたので、ちょうど11ドルのツアーがあり即申し込み。
ドミトリーの部屋はドアが直に外に面している作りになっているので、若干セキュリティーの心配はありそうでした。が、フロントは24時間人がいるとのことです。
ドミトリーでは同じく韓国人の一人旅の少年と諸々情報交換をしつつ、夕食にありつくため外出。
が、道路がわたれない...。
国道に面したホステルだったため、6車線がさっきの感じでめちゃくちゃに流れている。何だか、台風の後のいろんな看板とかゴミとかを巻き込んだ濁流の川を渡るような感覚なんです。しかもオロオロしてるとトゥクトゥクおじさんが「$4!」とか叫んでくるから、いかにもタイミングを見計らっているんです的な涼しい顔をしないといけない。笑 必至で何とかわたりました。
小道に入ると子どもがゴミをあさっていたり、野良犬が吠えまくってたりと、諸々カルチャーショック、初日でびびっていたこともあり、いかにも清潔で安全そうな大きなカフェに入りました☺️ぬるま湯万歳。
チキンマサラを頼みましたがめっちゃおいしかった...!
パンは普通のバゲットっぽいパンでした笑
定員さんも丁寧で大満足。欧米人がやはり多かった。Brown Coffeeというお店でした。
値段は確か合わせて$6くらいだったと思います。日本の感覚だと安いけど、こっちだとかなり高いお店だと思います。
ホステルに戻って、シャワーやらなんやら浴びて就寝。お湯もちゃんとでるし、洗面台もわかれてて快適!
明日はアンコールワットなので、体力をためておきます。
一人旅旅程・飛行機に関連について 〜ベトナム航空で〜
今日は旅程や飛行機関連についてまとめておきたいと思います。
◎旅程について
今回は以下の4都市を回ろうと決めました。
・ダナン(ベトナム)
・フエ(ベトナム)
まずカンボジアはアンコールワット目撃が旅の目的の一つだったので、すぐ決まりました。首都のプノンペンはあまり治安が良くないらしいということと、都会はどの国も似たり寄ったりなので、今回は田舎を見てみたいな〜ということシェムリアップ1都市にしました。
ベトナムはダナンに日本人の友人がいるということ、ホイアンのランタン祭りを見たいということ、日程の制限などから、今回は中部に絞ろうと決めました。
日程と交通手段は以下です。
1/24 東京初 シェムリアップ到着 (飛行機)
1/28 シェムリアップ初 ダナン到着 (飛行機)夜にホイアンまで移動 (タクシー)
1/31 ホイアン初 フエ到着 (バス)
2/2 フエ初 ダナンに移動 (バス)ダナンから東京へ (飛行機)
バスやタクシーは日本でも一応下調べはして行きました。
が、現地でホテルの人に聞けばだいたいわかります。タクシーはぼったくり防止のため事前にいくらくらいか調べて、出発前に「〜円くらいだよね?」と確認するようにしていました。
また、今回はかなりのんびりの日程にしました。
理由は簡単、いろいろ回りたいというよりは、リラックスする旅にしたかったためです。
また東南アジアはバンコクとシンガポール以外では初だったので、病気になった場合など考慮して、日程にゆとりを持たせたということもあります(実際に病気になりました笑)。
◎飛行機
今回は格安にしたいというのが重要な旅の要素のひとつでしたので、ベトナム航空を予約。LCCではないらしいのですが、Skyscannerで調べた限りかなり安い方でした。
今回の飛行機の価格や乗り換えのルートを記載しておきます(予約は大体一ヶ月半前くらいにしました)。
1/24(水)
東京(成田)
10:00発
14:00着
15:10発
16:55着
乗継時間:1時間10分
合計フライト時間:8時間55分
1/28(日)
9:05発
ダナン
10:55着
合計フライト時間:1時間50分
2/3(土)
ダナン
0:20発
東京
7:35着
合計フライト時間:5時間15分
合計金額:65,670円
結構安くチケット買えたのでは?とおもっております☺️
◎注意点 〜ベトナム航空〜
ベトナム航空を使うにあたって、注意点があります。
それはとにかく時間が変更になるということです。
しかも直前に。
私の場合はシェムリアップからダナンと、ダナンから東京が変更になりました。
特にシェムリアップの方は午前から午後に大幅に時間変更になりました。しかも前日に...笑
幸い私は友人と会う時間が変更できたので良かったですが、空港ピックアップとかツアーの予約とかをしている場合は気をつける必要があります。
時間に制約がある人はベトナム航空は予約しない、というのが唯一の対策だと思います。
また、当日に30分フライトが早まる、みたいなこともざらにあるようなので、メールは必ずチェックできる状態にしておいてください。
◎ベトナム航空 いざ搭乗!
ベトナム航空は青緑みたいな色に、蓮の花デザインの綺麗な機体。
フライトアテンダントの方はベトナムの伝統服っぽいデザインの制服で、異国情緒な感じで美しかったです。
長距離便は充電できるプラグとかもおいてあって便利でした。映画はアジアのものが多いのと、洋画は日本語字幕がないものが多かったですね。
機内食ですが、予想よりずっと美味しかった!
写真は夕食のビーフストロガノフ的なやつと、シーフードサラダ的なやつとパンとデザートのケーキとフルーツ。特にベトナム感はゼロ。
ハノイでの乗り換えはあまり時間ありませんが、空港は近代的な感じ。
トイレは早速紙を水に流せない奴なので、ああ東南アジアに来たな...と思いました。笑
ここから2時間弱のフライトを経て、ついにシェムリアップ到着!
ここから先は次の記事にしたいと思います。
引き続きよろしくお願いします。
格安一人旅の、三種の神器 〜番外編〜
今回は、前回の記事「格安一人旅の、三種の神器」の番外編を書きたいと思います。
もはや三種ではない...。
私は実際は使った事ないのですが、使ってみても良かったな〜と思う旅行系サービスがいくつかあります。
実は前職がコンシューマー向けのITサービスの会社だったので、この辺詳しかったりするんです。
①Showaround
旅行者と現地ガイドを結ぶマッチングアプリ。私は登録だけして結局使いませんでした。行く場所を設定しておくと、現地で案内したい!という方からメッセージ届きます。ガイドプランも歴史散策からグルメ巡りまで人それぞれにアピールしています。無料で良いよという人も、1時間$20とるよ、という人もいます。日本でガイドとかやりたい方にも良さそうですよね。
②Couchsurfing
泊まりたい人と、無料で旅行者を泊めたい人のマッチングアプリ。
そんなの危険じゃないの?!と思っても、こちらもやはり口コミとユーザーからの評価パワー。
変な事したらすぐに評価が下がるので、評価が良い人の所に泊まれば良い、ということらしいです。
が、もちろん普通のホテルよりは危険は伴うと思うので、使う方はお気をつけて。
こちらも民泊サービス。段々日本でも聞くようになってきましたよね。
これも使ってみたいけどまだ使えておらず反省。普通に空き家を貸している、みたいな人も多いらしいので、必ずしも現地人と交流できるということでもなさそうです。
番外編として3つサービスを紹介しました。
私もまだまだ試せてないサービスがあって、また次回の旅が楽しみです。