霧の中、何も見えないと
泣きながら立ちすくんでいた
あの日からどれくらい、月日が流れただろう?
気付けばキミがそこにいた。
キミの小さな手が
世界で一番の
温もりを教えてくれた。
やがて僕はそれを忘れて
忙しい毎日を過ごす。
今はもう触れられない事を
知っているから。
キミはもういないけれど
僕の周りには
騒がしい友人がたくさん。
キミは待っててくれるかな?
僕が最後まで生き抜くのを。
きっと、キミに話したい事を
たくさん抱きしめているだろう。
お土産の代わりに、ね。


…と柄にもなく詩人な気分。そろそろお墓参り行こうかな。