備中国では、木野山神社御祭神、そして山神社の御祭神として多くの神社でその名を目にするのが大山祇神です。ですが、神社名では大山祇神社はぐっと減ります。珍しいのと境内の形も気になって出かけました。
目次
【御祭神】
【御由緒】
【大山祇神社への道】
平成に太い道が整備されました。が、それは一部で山の中にある昔からの集落近くは細い道の所も多いです。できるだけ細い道を避けて太い道を通ります。ルートは複数ありますが今回は美星町にある星田池で県道166号から分かれるところから始めます。
北からだと岡山県道407号から下の写真の交差点で右へ進みます。
すぐにまた右へ曲がります。あとは道なりに1キロ少々で神社社叢の北へ着きます。
境内左右にそれぞれ道がありますのでどちらでもよいのですが、私は西側(斜めに分かれる道ではなく次に左へ曲がる道)を通りました。県道407号から分かれて神社北側を通る道は3メートル(それ以上かも)の幅はありました。すれ違いはあまり心配しなくても大丈夫そうです😄
南からだと国道486号から井原鉄道早雲の里荏原駅近くの交差点を曲がって北上します。2.5キロくらい、白い工場のような建物を右に見て約200メートル進んだ所、左側に林道があります。正確にはわかりませんが、1.5キロくらいでT字路になるので右折します。700メートルほどで右下へ向かう道があるのでこちらへ進みます。
#林道は管理者が井原市で、通行の注意事項が書かれた板が入り口にありました。
70メートルくらい? で集会所の横に来ます。
そこから30メートルくらいで鳥居横に到着です。
さらに40メートルくらいで頂見寺跡に着きます。ここは道の左右に充分な広さの土地がありました。
岡山県神社誌の大山祇神社ページにある20台の駐車場とはここ? 神社境内にはとてもそんなにとめられそうにないのです😯
今回はこちらにとめて神社にお詣り後に頂見寺の址を見て、少し下にある智勝院にもお参りしました🙏 神仏習合の頃は一体の宗教施設だったそうなので、往時を忍びました。
#神社の南側から智勝院の横を上がってくる道は絶対に選ばないでください。
【👨🦽車椅子使用の方のための情報】
寺の址にとめてよいのでしたら、こちらからは平らな道を通って鳥居まで行けます。拝殿までの参道には数センチの段差がありましたが特に問題にはならないと思います。参道の傾斜は緩くほぼ平らですから介助者が押すのは楽だと思います🙂
鳥居をくぐって進める山にある神社はあまり多くないです。こちらの大山祇神社はその点とてもありがたい神社だと思います。
【境内の様子】
大山祇神社社頭
鳥居と注連縄
注連縄の端(こちらの神社も棒状に作られています)
拝殿
本殿
社殿全景
社殿前から参道を
横から見た境内
手水鉢
石燈篭(2.5メートルくらい? ありました)
地神?
頂見寺址(建立は奈良時代だったそうです)
大山祇神社南にある智勝院
【おまいりをおえて】
鳥居前から奥に扇形(より正確には二等辺三角形?)に境内が広がっている珍しい形でした。鳥居が異世界への門で、そこから神々の世界が広がっているように想像すると、いい感じに心が整うように思えました😁
鳥居をくぐって少し歩くと気が急にすっと落ちた感じになります。参道中ほどまで来るとそこからどんどん軽くなっていくのがわかりました。よく神社でいったん気が落ちるような感覚になりますが、これは境外の気が整っていないためにすっと整っていくのを私はそう感じるということです。
本殿そばではじわじわと身体に沁みてくるような気に思えました。
#毎度書いていることで耳タコかもしれませんけど、上記はあくまでも個人のその時の感想にすぎません。人によって受ける感じは様々だと思います😌
写真はありませんが掃除の跡が残っていたり、切った木を綺麗にまとめてあったりと、気持ちの良い境内です。
石灯籠は大きな岩を積み重ねたもので味わいがあります。新緑の中でも存在感ある銅板葺きの屋根が美しいです😃
近くの日長山八幡神社同様に一直線の長い棒状の注連縄が鳥居にかかっていました。神社の系列(八幡様とか稲荷とかそれぞれグループに分けられますね)が違っていてもそうなので地域特有の謂れのある形なのでしょう。いつか関係者にお話を伺う機会があれば……。
大山祇神社はかつて鎮守社だった頃から今も土地を守り続けている綺麗ないい神社でした。