ぴよぴよまんがブログ

月イチで少しボリュームあるささやかなマンガを描きます。青森→東京

「ツガルさんと一緒」振り返り

16ページの短編漫画を描きました。

 

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こちらの課題について描いた漫画です。

school.genron.co.jp

※描いたとはいっても、聴講生枠なので、評価の対象にはならないのは知っていますが、あわよくばさやわか先生のひと言コメントがもらえると嬉しいです!

 

祖母の亡くなる漫画もそうでしたが、愛着のある人、動物が亡くなって初めて、その身体の内部に触れることの不思議さなどを描きました。

 

◎想定する媒体=twitter、note

Twitterは動物好きの人が多い気がするので「動物園には色々な出会いと発見があるよね!」というゆるい共感から入って、読んでもらえると嬉しいと思っています。

フォロワーの方には青森の人として覚えてもらっていたりすると思うので、青森にルーツがあるツガルさんをモチーフにするのは良いなと思いました。

この短編は完結でも読めますが、現在のcakesの連載にも繋がるところがあるので、これをキッカケに、ひとりでも連載に興味をもってくれる人が増えると嬉しいです。

 

本当は、フィクションの漫画もプロットまで考えたのですが、まったくこれまでと心機一転という感じで最終課題にそぐわないし、今の自分では期日内に描けるか自信がないのでやめました…。

ただ、エッセイは現実とリンクしすぎてしまい、直接的すぎるコミュニケーションでたいへんだ…と思うことが多いです。話をイチから考えなくてよいので、完全創作と比べてショートカットできてとてもある意味で楽をするのですが、その分色々あるな…と思います。

cakes連載の内容は、それでも描きたいと思ったので描いているわけですが、私の場合エッセイだけで突き進むと、いつか確実に息切れするので、並行して、違う角度のものも描けるようになろうと思います。

「母が死んだら、困る。」がcakes連載開始しました

cakesでなんと連載が始まりました。

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こちらのコンテストで入選したことがきっかけです。

 

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連載の題材をどうするか決める上でまず考えたのは、
「青森の田舎のばあちゃんがただ死ぬだけの漫画」はなにを評価してもらえたんだろうということです。

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一応、それに対する自分なりの答えとしては「現実に起きた出来事の省略の仕方」がある程度受け入れてもらえたんじゃないか(妄想)と考えました。

実際の祖母の葬式では、それなりのイザコザがあったりもし、それこそ漫画にすると、盛り上がりの要素になりそうな場面もあったのですが、そういった部分はカットしました。

そして、それらをカットした方が、「あの葬式」の空気や起きたことの意味そのままを出せたような気がしました。起きた出来事をその熱量そのままに描かない方が、現実に起きたニュアンスに近くなる、ということはあるようです。

そういった省略の仕方を生かせるストーリーはなんだろうと思ったとき、今回の自分の家族の話を思いつきました。 

 

今回、最初に描いたネームの段階では、もう少し重めのタッチだったのですが、担当さん、ひらマンのさやわか先生、西島先生にアドバイスをもらい、おおきく描き直しをしています。
描き直し後の方がとても良くなっていると思いますので、その点本当にありがたいです。(本当にありがとうございます…)

そもそも、ひらめき☆マンガ教室に参加しなければ、漫画を描こうと思わなかったと思いますので、教室自体にこころから感謝しています。

 

とはいえ、そもそも、コンスタントに漫画を描くという難しさを痛感する日々です。家族のいざこざ話なので「思い出したくないなー(描きたくないなー)」という日もありますし…。

描いたものを読み返しては「お前の自己満アウトプットエッセイに付き合わされたくねえよ!」と核心をついてくる脳内イジナリーフレンドと常に戦っていたりします。でも、それを乗り越えて、それでもシェアしたいと思う理由を感じ取ってもらえる漫画にできればと思っていますので、なるべく多くの人に読んでもらえると嬉しいです。

 

「青森の田舎のばあちゃんと百円の命」振り返り

第二課題の提出期限はとっくの昔に過ぎてしまいましたが、描きました。

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以下の課題について描いたマンガでした。

school.genron.co.jp

 

ハエのある種「きたならしい」所作(前足をこすって汚れを落としてるらしいよ…)が「死者の神聖な」所作に見えてしまい一時改心してしまう祖母と、ピンときていない孫、という話を描きました。

 

名刺という課題へのアンサーという点では、とても至らない点がある(前回のマンガを読んでもらっている前提が多少あるので単独だと弱い。そもそもハエを出す時点で敬遠されがち読まれない…)と思っていましたが、現状、自分なりにきちんと描けそうなものはこの話しかありませんでした。

PVがそこまで伸びなかったのは「やっぱりかぁ…」という感覚がありつつ、そこばかり意識していると、漫画を描くことが楽しくなくなってしまうことに気がついたので、これは自分の好きなユーモアに寄せて描くことができて、好きな作品にはなりました。

 

noteでcakesクリエイターコンテストに応募していたところ、一次選考通過していたので、アピールのために焦って仕上げました。「連載できますよ!」という編集さんたちに向けた「名刺」ではありました。(選考対象外の作品なので意味がない可能性大)

 

祖母のことを描くのは一度きりにしようと思っていましたが、色々考えて、今後も何本か描きたいと思うようになりました。第一課題では死というイレギュラーなことを取り扱いましたが、第二課題では、何気ない日々を描くことで、「こういうテイストで何本か描けます」ということを示したつもりです。

あと、読みやすさは意識しました。

 

 

<意識したところ>
・真ん前、真横、真後ろの構図しかほぼ描いたことがなかったので、アングルを増やした。

・ペンのふちどり機能を覚えたので、とりあえず使った(…)。なんとなく漫画っぽさが増した気はする。

・教室の飲み会で「ネットにアップする前に、知人友人に見せている」という人が多かったので、わたしも何人かに見てもらった。ブラッシュアップできてとても良かった。

 

<反省したところ>
・もう少したくさんのアングルから描けるようにする。

・色がガチャガチャうるさかった気がする。

・ヘタ絵路線でいくにしろ、絵柄の統一感を出したい。デッサンなどの勉強が必要だと思う。

・作品によってペンの太さが変わるのは統一感なくってほんとダメ。

「青森のいなかのばあちゃんがただ死ぬだけの漫画」振り返り

以下の課題について描いたマンガでした。

school.genron.co.jp

 

振り返りなんて言い訳がましく、するべきではないかなーと思ったのですが、勉強中なので忘れないように書くことにします。

 

自分としては、例として挙げられている①(清野とおるさん方式)と②(さくらももこさん方式)の中間っぽい話を描くのかなぁ、となんとなく考えてました。

それで出来たのがこちらのマンガです。

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<意識したところ>

①タイトル

講義中、口すっぱく言われていた点でしたので、ネットマンガの今風に不謹慎なテイストを入れて、読み手を多くできるようにしました。

土地名を入れた方が、ゆかりがある人、ない人の関心を引けるかなと・・・。

 

②「へえ〜」となってもらえるようなネタを詰め込む

読んでくれた方が飽きないように方言ネタ、火葬、納骨の地域差ネタを入れこみました。

 

③文字、説明は最小限にする

 

全体のざっくりとしたネームをつくったところ、20pくらいになってしまい、削るのに苦労しました・・・。

仕方ないので、当初コマは横3行ベースでやるつもりが、4行に増えて、ど素人初心者が描くには非常にたいへんになってしまいました。

講義で言われていたところの「全力」に近いです。

 

 <反省したところ>

①タイトル

タイトルが嫌で見なかった、と書いている人をツイッターで見かけました。

個人的にはアウト寄りのセーフのつもりで、えいやっで投稿してしまったので、結構センシティブな内容の割に、熟考が足りなかったな・・・と。人によりアウト、セーフのラインは異なるので、もっとセーフ寄りのエッジの効いたタイトルはあるかもしれません。割り切ってこれで行くにしても、もう1日じっくり考えれば良かった。

「いなか」が平仮名なのも、意図的ではなく、漢字変換忘れただけです・・・

 

②後半の展開がわかりにくい

後半の内容がぜんぜんわかんない、という感想も見かけました。

これもとても反省です。

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↑いやいや「あの人」って誰やねん、ってことだと思うのです・・・。(祖母です・・・)

たぶん、結構スッと入ってこないと思います。

描いていて違和感があったのですが、疲れていたので、修正を諦めてしまいました。

前段で祖母が同年代の友人親戚からなんと呼ばれているのか、一コマでも入れておけば、その呼び名で呼ばせれば解決なのですが・・・。

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↑「あの人」じゃわかんないよね・・・と思って、その後のページで、《「ばあちゃん」のお姉さん》と自分に語らせたのですが、その間もごちゃごちゃするので、わかりにくかったと思います。

 

③全体的な話

 ざっくりと全体的な話が「祖母の死に割り切れない思いがあったけれど、イレギュラーな事件があって、それで少し合点がいった」というものでした。

言い換えるとイレギュラーが起きないと合点がいかない、という風にも読めるので、それは多くの死の解釈に対して失礼だな・・・と思いました。

親しい人の死にどう向き合い、折り合い、生きていくかはそれぞれの自己解釈があると考えていたし、そう説明すればよかったと思いますが、あんまりできていません。

 

 

【最後に】

かわいい素敵なばあちゃんでしたので、たくさんの人にそのニュアンスが伝われば、との思いから描きはじめました。想いを込めた全力でしたので、たくさんの方にリアクションいただきとても嬉しかったです。ありがとうございました。

 

以上振り返りでした。

 

追記:noteに投下したところ、サポーター制度(←知らなかった・・・)を使って、投げ銭してくれる方がおりました。現時点で6500円集まっています。あとツイッター経由でモナコインももらいました。今後描いていくのに生かそうと思います。ありがとうございました。

 

 

ブログはじめました

はじめまして。

あべぴよりと申します。

 

4月からひらめき☆マンガ教室を聴講しはじめました。

school.genron.co.jp

 

創作した漫画の反省点や、自分がどうしていきたいか、という視点をスッキリさせたいので、こちらにまとめていこうと思います!

 

よろしくお願いします。