まさか私が不妊だなんて

30歳フリーライター。28歳から始めた妊活〜顕微授精までの記録。不妊で悩む、誰かのためになればいいな。

排卵誘発、聞いてた話とちがう!

極度のビビリから、自己注射などの排卵誘発方法や採卵方法について、看護師さんに相談していた筆者。

 

その当初は自己注射はなしの服薬のみで、採卵数目標は1〜2個。

そのくらいなら無麻酔でも痛みを我慢できる人がほとんどだけど、

不安なら当日麻酔できるようにしようか。

 

という話でわたしも納得していました。

 

 

 

ところが。

 

いざ先生と排卵誘発の話になると、ゴナールエフという誘発剤を使おう、とのこと。

これは皮下注射で、自宅での自己注射になります。

 

服薬だけでもいいけれど、せっかく採卵するのに1〜2個じゃ寂しいし、いいよね?

 

などと話がスイスイ進むのでわたしは有無も言えず、わかりました、と...。

 

その後、看護師さんから皮下注射の説明があったのですが、そのころにはどんどん不安が募って行きました。

 

 

ちいさいころから注射嫌いで、毎回ギャン泣きしていたこのわたしが、

自分で自分に注射を打つなんて可能なの?!!

 

 

ひえーん、と思いながら大阪に住む看護師の友達にライン。

 

「あれはブスッと、皮膚に向かってまっすぐ、躊躇せず一気に刺したら大丈夫やから!たまにちくっとするかな?くらいやから!」

 

躊躇せず、一気に。

 

「大丈夫やから」という看護師の友人の言葉に救われつつも、帰宅していざ打つぞ!

という瞬間は手が震え、手汗もだくだく。

 

 

が、隣で見ていた夫がわたしよりも騒がしく、

ひえーとかふえーとか言っていました。

(ウルサイ)

 

 

自分よりも冷静じゃない人が隣にいると、案外冷静になれたりしますよね(笑)。

 

 

そんなこんなで、教え通りやってみると。

 

えっ、全然痛くない。

 

蚊に刺されたくらい。

 

ゴナールエフ、余裕(笑)。

 

 

2日に一回の注射でしたが、これなら毎日でもできるわー

 

くらいに余裕でした。

 

 

 

ビビリ損ですね。

そんなこんなで排卵誘発を行なっていったのですが

卵は思うようには育ってはくれなかったのです。

 

 

30歳からの体外受精

東京に住みはじめて12年。

結婚はしたけれど、別にいますぐ子どもが欲しいなどとは考えていませんでした。

 

いつかは欲しい。

 

でも、そのいつかになったとき、自分の年齢が35歳になっていたら?

 

いつまでも不毛な自己タイミングを続けて、気づいたらリスクの高い年齢になっていたら?

 

 

どの先生も、焦る必要はないというけれど、

30歳は、いろんな意味で焦らなければいけないのではないか。

 

将来設計を考えたとき、治療を進めるならいまなのではないか。

 

ヤバイと気づいたときでは遅い。

 

 

これが、私が「焦らなくてもいい」と言われながら、体外受精にステップアップをした理由でした。

 

 

もちろん、精液検査含め、もろもろの検査結果になんの異常もなければ、こんな決断はしていなかっただろうと思います。

 

 

それに、体外受精をすればすぐ授かれる。

 

そんな風にも考えていたのです。

 

 

まぁこの考えが甘かったのですが...。

 

 

 

転院するときは、すぐに体外受精などとはかんがえていませんでした。

知り合いが人工授精で成功したというS産婦人科は、家からもバスですぐだし。

恵比寿のクリニックよりはいろいろ都合がいいかな、くらいで選んだのですが。。

 

 

いざ体外受精をするとなると、本当にここのクリニックでいいのか?と思いはじめました。

 

ネットで口コミなどを検索すると、まぁ悪くはないけどよくもない...といった程度。

 

S産婦人科は成功率などを公表していないので、どの程度の実績なのかわからず。

 

有名な不妊治療のクリニックではあるけれど。。

 

 

どうしたものか。

 

 

ですが、まぁまた転院するのは億劫だし、このままでも問題ないか。

 

と少々楽観的な気持ちで、体外受精を進めることにしました。

 

 

 

 

わたしが体外受精に向けて準備をしているそのころ、わたしが誘って一緒に不妊治療を始めた友人も恵比寿のクリニックから転院をすることに。

 

どこがいいかと悩んでいたのですが、その当時わたしが知り合いから勧められていた新宿アートクリニックを紹介してみました。

 

友人なりにいろいろ調べた結果、ここがいいとのことで即決定。

 

新宿アートクリニックは、良質な卵子を得るために1〜2ヶ月のお休み期間を設けているということは、ネットの情報で知っていました。

 

わたしも新宿アートクリニックに転院するか少し迷ったのですが、おやすみ期間がもったいないなと思ったのと、先ほども述べたように再度転院するのが億劫。

 

との理由で選択しなかったのです。

 

 

しかし数ヶ月後には、この選択をとても後悔することになるのでした。

 

 

体外受精説明会と弟の妊娠報告

土曜に行われた体外受精の説明会には、広い会場がパンパンになるほどの夫婦が参加していました。

 

年齢はやはり高め。

 

しかし驚いたのが、積極的に質問をしているのが男性ばかりということ!

専門用語を交えつつしっかりと質問をしていて肝心。。

 

うちのはというと、横で目がハテナになっていました。

挙げ句の果てに「俺ができる治療ってないの?」と。

体外受精はその段階の話じゃないから_| ̄|○

 

 

ちなみに、正常形態率を改善する治療って、今の所ないみたいですね。

 

 

そんなこんなで説明会終了。

採卵方法などを具体的に説明され、想像力が人よりも長けている私はぐっったり。

 

あれをやんのか。。

怖すぎる。

 

ため息は出るわ具合は悪くなるわ。

新宿の人混みを夫と歩いていると。

 

弟からラインにメッセージが。

 

 

「妊娠しました。まだ安定期じゃないから内緒で」

 

 

 

弟よ。。。タイミングよ。

 

 

弟は1年前くらいに入籍をして、半年前に式をしたばかり。

たぶん、妊活始めてすぐ授かったんだろうなーと。

 

弟も義妹も大好きだけど、おめでたくて嬉しいけど。。

 

涙が溢れそう。

 

でも夫に悟られたら余計な心配をさせてしまう。

必死に目を開いたり上を向いたりして堪えました。

 

 

 

わたしたちは2人きょうだいで。

3個下の弟は、いつもわたしの後でした。

当然だけど。

いつもわたしの方が先でした。

何をするにも。

 

順番なんて、くだらないけど。

そんなのどうでもいいはずだけど。

 

両親が最初に抱く孫は、自分の子供であって欲しかった。

 

それは姉にしかわからない、小さなわがままなんだと思います。

 

 

 

 

わたしたちはこれから、辛い治療が待っているのに。

 

 

 

 

 

でもこのとき、正直な気持ちを伝えられなかったら、もっと辛かったと思いました。

 

わたしはすぐに弟に、

おめでとう。だけど、いまちょうど体外受精の説明会行ってきてメンタルやられたわ(笑)。

と返しました。

不妊治療のことはやんわりと話していたので。

 

弟は、タイミング悪くてごめんといいつつも、

原因は旦那じゃん。旦那がぜんぶ悪いじゃん(笑)。

と家族の間でもいじられキャラの夫をいじり、わたしを笑わせてくれました。

(もちろん本心じゃないよ)

 

 

わたしはこのときほど、うちらがきょうだいでよかったと、思ったことはありませんでした。

 

普段憎まれ口しか叩かないけど、なんだかんだで飲み行ったりする弟だから

わたしのことはよくわかってるんだろうなあ。

 

 

ありがとう、弟よ。

義妹よ、元気な子供を産んでよね。

 

 

体外受精の心の準備

転院して最初の(トータルでは5回目の)人工授精はあっさり陰性におわりました。

 

毎回、期待してはなんの変化もない自分の体に嫌気がさしていて。

 

たったの半年。

半年しか不妊治療をしていないけれど、自己タイミングから数えると1年半。

わたしは30歳になって、いろいろな確率などの数値を見る場所が変わりました。

25歳〜29歳じゃない。

そして30歳〜35歳になると

ぐっとさがる妊娠率に驚き。

 

どんどん焦りは増していくのでした。

 

 

5回目の人工授精が陰性になった後、先生からはまた次周期の人工授精に向けての話がありました。

 

 

ですが、わたしはステップアップを考えている、と伝えました。

 

すると先生(初診の理事長とは別の先生)は目を丸くして、

え、決断早くない?と一言。

 

 

わたしは初診の時に理事長から「顕微授精以外無理」と言われていたので

ぎゃくに「なんで?」と思いました。

 

は?顕微授精しか無理なんじゃないの?

と。

 

まぁよく考えて。

体外受精をするなら説明会を受けてきてね。

と、言われその日は終了。

 

 

先生によって言うことが違くて混乱しました。

顕微授精しか無理って言ってたのに、人工授精を5回もしたのに、

ステップアップをしないと言う選択肢は残されてるの?

まだ人工授精でも可能性あるの?

と...。

 

 

わけがわからん。

 

 

そこで、看護師相談というものをうけてみることにしました。

先生よりは看護師さんのほうが話しやすくていいかな?と。

 

事前にメールで相談内容を送るシステムだったので、

 

*初診時理事長に「顕微しか無理」と言われたのに人工授精を続ける意味はあるのか?

体外受精をするとなると、どのような誘発方法が自分には合っているのか?

*採卵の手術が怖いのだが、麻酔は打ってくれるのか?

 

などと質問してみることにしました。

 

 

看護師さんはとても気さくで、わたしの疑問をわかりやすく説明してくれました。

 

まず、理事長に確認をしたところ

人工授精でも自然でも可能性はゼロではない。

とのこと。

 

年齢的に考えても、体外受精を急ぐ必要はない。

でも、正常形態率のことを考えると、やはり普通より可能性が低いことは確か。

 

というわけでした。

 

「顕微授精しか無理」はすこし大げさな意見だったのかもしれません。

でも結局、正常(受精できる)精子が3%しかいないんじゃ、人工授精にかけるお金と時間のほうがもったいないとは思いました。

 

誘発方法については、完全自然周期だとかなり安く済むそう。

(たしか移植までで15万だったかな?通常の半額ほど)

けれど、レトロゾールに体が慣れきってしまっているので完全に薬を使わないとするとすこし心配かな?と。

 

レトロゾールを使うだけで倍くらいの値段になるけれど、そのほうがいいのでは。と看護師さんは言いました。

 

小さい時から注射が大っ嫌いだったわたしにとって、自己注射なんてむりのむりのむりー!

 

そう思っていたので、レトロゾールだけでも採卵できると聞いて一安心。

 

で、肝心の採卵。

 

 

S産婦人科では基本、無麻酔採卵です。

みんな痛くないと言うし、卵巣の位置を見ても痛くはないだろう、と。

 

けれど、不安なら当日静脈麻酔にもできるので、そこは相談してやりましょう。

 

とのことでした。

 

 

看護師さんに相談したことで、自分のモヤモヤしてた疑問とか不安が、一気に解決した感じ。

 

そして、体外受精に進む本格的な心の準備ができたのでした。

 

 

 

 

転院、理事長からの衝撃の一言

転院を決めた先は、知り合いが人工授精で授かったと言っていた新宿のS産婦人科

名前を伏せる必要はあるのだろうか?

一応、杉山産婦人科です。

 

この時はまだ、人工授精の可能性に賭けていたんですね。

 

人工授精で授かる人の8割は、4回目までに成功している。

 

そうは分かっていても、体外受精にスタップアップするにはまだ早いのではないか?

特にこれといった判断材料も見つかっていないし、まだ30歳だし。

 

焦りはありつつも、体外受精という超高額の出費には何かと理由をつけて躊躇していました。

 

 

紹介状を持参してS産婦人科を訪れると、初診は理事長でした。

恵比寿の時とはちがい、指名制度があるS産婦人科ですが、とりあえずは何もわからないので指名はなしで。

 

恵比寿のクリニックからの検査結果などをサッと見る理事長。

ファティリティクリニックね。〇〇先生のとこね。などと話しています。

 

すると、理事長から衝撃の一言が発せられました。

 

「ご主人の精液検査の結果ね、これね。これじゃ、顕微授精しか無理だよ」

 

 

 

 

........え?

 

 

 

わたしは耳を疑いました。

数値がいいわけじゃないけれど、問題はないと言われていた夫の検査結果。

 

 

その結果が、まさかの顕微授精しか無理な結果だったなんて...

 

なぜかと聞くと、問題は"正常形態率"にあるとか。

 

実は、初回の精液検査のときのみ、正常形態率なるものをしらべていたのです。

これは特殊な検査で、なおかつ正常形態率は量や運動率とはちがいそこまで毎回の差異がないため、一度しか検査をしないとか。

 

その正常形態率が、なんと3%。

奇形精子はそもそも受精できないため、私たちの妊娠できる可能性はかなーり低い。

 

 

いや、そりゃフーナーテストの結果が不良なわけだよ!

そもそも正常な精子が少ないんだからよ!

 

WHOが定める基準は4%とあまり変わらないように思えますが

前のクリニックでの基準値は30%以上とサイトに記載されているし

 

 

 

え、なんで教えてくれへんかったの?

状態。

 

いや、夫は聞いていたんだと思います。

が、WHO基準をそこまで下回っていないため、まぁ大丈夫とのお印をもらったのでしょうね。

 

後々夫に聞いたところ、そんなことを指摘された覚えはない、と(覚えてないだけじゃなかろうか)。

 

 

 

ただ、理事長いわく、

年齢とAMHのことを考えると、今顕微授精をしても来年やっても可能性は変わらないよ。

とのこと。

 

だからとりあえず様子見で人工授精をしようか。

という話になり、5回目の人工授精をすることになりました。

 

 

 

わたしはショックで不妊治療仲間の友達にラインしまくり。

 

というか、現実を全く受け入れられませんでした。

 

 

 

顕微授精。

 

 

 

すぐネットで調べると、採卵は痛いだの莫大な金がかかるだの、自己注射をしなきゃいけないだの、恐怖心を煽る煽る。

 

 

 

夫もテンパっていて、次は一緒に(クリニック)行く!話聞く!

 

などと意気込んでいましたが...

いざ当日となると、わたしと先生の会話についていけず一言も質問をできない始末。

 

何がわからないかわからない授業って、質問もなにもないですもんね。

 

男性はクリニックに行く機会も少ないし、危機感も湧きにくいと思うけど

自分に原因があるない関わらず、勉強はすべきで

勉強をしないのに、わからないだの勝手に決めるな説明しろだのいうのはナンセンスだと思います。

 

 

ただ先生の言うことに対してハイハイ頷くだけの夫を横目に、わたしは期待するのはやめようか、などと考えていました。

 

いや、いいヤツなんですけどね。

 

わたしが一から十まで説明すれば済む話なんですけどね。

 

なんかそれじゃ意味がないような気がして。

 

 

しかも、自分に決定的な原因がある。

痛いのは、大変なのは、辛いのは、全面的に女。

 

 

せめて、危機感だけは持ってくれよと願うのでした。

 

 

4回に渡る人工授精

人工授精の1回目は、あっさりと陰性で終わりました。

 

この頃から、クリニック通いのプレッシャーからかなんなのか、生理が若干遅れ気味になってしまった私。

 

そりゃ毎回卵胞育ってるかとか排卵してるかとか

見られたらプレッシャーにもなるわな。。

 

 

と、言うわけで、2回目からは排卵誘発剤を服用することになりました。

クロミッドという、ごくごくポピュラーな排卵誘発剤

クロミッドを飲むと、なんとなく排卵が順調になったような気が。

2周期ほどクロミッドを飲んで人工授精を行いました。

 

まぁ結果は陰性でしたが...。

 

都度の夫の精子については、基準値を下回ると人工授精は中止になるとのことでドキドキでしたが、なんとか毎回実施することができました。

ですが、いつもギリギリの数値。。

 

一番最初の精液検査が一番数値が良かったそうです。

 

 

 

 

そして、私にもクロミッドのよくない副作用が現れてきました。

2度目の服用のときに、子宮の内膜がかなり薄くなってしまったのです。

 

クロミッドの副作用としてはよくあることだと先生は言いましたが、こんな危ない薬処方すな!!

と、若干の憤りを感じましたよね。

 

だって、たとえ受精したとしても

子宮内膜が薄くちゃ意味ないじゃん。

 

 

私はその周期からクロミッドを止め、つぎはレトロゾールという薬に変更しました。

 

 

レトロゾールはもともと乳がん患者に使われていた薬らしく、排卵誘発剤としては認められていないそうですが

 

このレトロゾールがわたしには合っていたようで、のち半年くらいはお世話になりました。

 

しかし、レトロゾールは高い。。

それがデメリットですが。

 

 

そしてレトロゾール周期の4回目の人工授精も陰性に終わり、

人工授精で授かる人の8割は、4回目までに授かっているそうで。

 

それを聞いたとき、このまま同じ治療を続けても意味ないのではないか?

 

という疑問が頭によぎりました。

 

 

人工授精をすれば、すぐに授かると思っていた。

でもその思い込みはすぐに打ち消された。

 

まだ若いから、焦る必要はないのでは?

 

周りからはそうは言われても、8割という多数派に入れなかったことは

わたしの考え方を変える1つの指標になったんだと思います。

 

 

その時、常勤していた会社を辞めることになったので(自営業だけど、恵比寿の会社に週数回常駐していた)

それを機に、もっと評判のいいクリニックに転院しよう。

 

 

そう決めました。

 

 

フーナーテストの結果

卵管に少々(?)の異常が見つかった私ですが、排卵期にはフーナーテストなるものを実施しました。

 

これは、実際に性行為を行なって、翌日検査をして子宮内にどれだけ正常な精子が残っているかみるもの。

中には精子を受け付けない体質の女性もいるそうですよ。

 

しかし、プレッシャーに弱い、わが夫。

最初の頃は緊張からか?挿入前に萎えてしまうこともしばしば。

 

だから、検査だから!と言うとできない気がしてたので、そうとは告げずになんとなく行為に持って行き、実行することに成功しました(笑)。 

 

 

そして結果はというと...。

 

パソコンで動いている精子がどれだけいるかを確認しただけなので、数値とかはよくわからなかったのですが、

 

とにかく"不良"とのこと。

 

ちゃんと動いている精子が、3匹くらいしか見えなかったですね。。

 

その時は原因を聞きそびれてしました。

が、まぁ精子を受け付けない体質ではない、と。

 

まぁ、フーナーテストの結果は日によるので。

と先生は構えていましたが、私はその時にすぐ決断しました。

 

よし、人工授精しよう!

と。

 

 

人工授精は、精子を洗浄して良好な精子だけを直接子宮内に入れるという、ごく簡単な治療法。

 

特に自然妊娠にはこだわっておらず、少しでも確率を上げられるのならと、夫に断りも入れず先生に相談しました。

 

先生は、

まぁ自己タイミングで1年やってるしね、いいんじゃない?といった感じ。

 

で、すぐにでもとお願いしたのですが。

 

そのことを夫にラインで報告をすると、ちょっと待てと。

 

なんで勝手に決めるの?

と普段温厚な夫が少しキレぎみで反応を示しました。

 

まあ当たり前っちゃー当たり前なんですが(u_u)

 

ですが、蓋を開けてみると、夫は"人工"という言葉に過剰に反応していたのだそう。

体外受精と同じようなものだと思っていたそうで。

 

家に帰って、人工授精のやり方とメリットを説明したところ、秒で納得しました。

 

一方的に反対する前に、少しでも自分で調べてほしかったが...。

 

 

この時から、不妊治療に向かっていろいろ調べまくってズンズン前に進む私と

危機感もわかずに以前と同じ位置にいる夫との間に

かなりの温度差が広がっていきました。

 

どっちが悪いってわけじゃないけど

不妊治療をする上で男女の温度差は少なからずあるもんだと思っていたけれど...

その温度差に幾度となく悩まされることになるのでした。