スペインを感じに三重に
ついこの間、三重にキャンプをしにいった
なぜ三重なのかというと、友達がとある理由で三重のパルケエスパーニャで働いていることに由来する。
三重といえば、その昔「みえとあそんで〜」というナカオミエのCMが懐かしい。
手ごろな海岸にテントをはり、大学のサークルらしき男女が花火しているのを横目で見つつ、男4人はビールを飲み、焚き火をする。
何かの拍子で女の子が「一緒に花火しませんか?」や「焚き火にあたらせてもらっていいですか?」というような淡い幻想を抱きつつ、結局何もないまま雨の朝を迎える。
秋の夜長は気持ちいい
・こんなことしていられない!昨夜はMと呑んだ。
・Mとの会話は車や仕事の話が主。未だにチームがどうとかいう話に花を咲かせる。ちなみに彼はミニカーのようなシビックに乗っていたのだが金が続かず廃車にし、今は家族のワゴンRに乗っている。
・彼はかつて大阪商業大学という大学に在籍していたのだが、4年行った結果卒業ができないという事態に陥り、今は家業を手伝っている。俺は密かに秋の寒い夕方や、冬の凍てつく夜に車での帰り道、彼を迎えに商大まで行くのが楽しみであった。運転ができるということ、知らない道を走ることが最高に楽しかった。しかも秋の夕方。ちょうど今ぐらいの季節で、半そでじゃ寒いってぐらいの感じが特に良かった。
・一般的に道に迷うということはよく思われていないみたいだが、俺は時間があるときに限り、道に迷うことを好む。
・そんなこんなでMと晩飯を食いに奈良のまりお流へ。二人とも目的はラーメンではない。チャーシュー丼だ
・毎回のことだが思った以上におなかいっぱいになり、岸田繁を誘い、ゴルフうちっぱなしに行くことに
・人のいない場所を選び、打ち出す。周りの人と比べようがないくらい素人感を出す3人。まあ仕方ない
・寒くなってきたなあと実感し、ゴルフを終える
何たることか
・今日は成績発表。うちの大学は未だに取りに行かなきゃいけないというアナログさ。
・車を走らせK大へ。相変わらず都会的で人の少ない大学。そんな中でも1年のときに一緒の授業だった人や数回見た覚えのある人がいる。結局おれにとっての大学は、大学でしかなかったということだろうか。友達になる可能性があったであろう人たちの横を抜け、成績配布所へ。
・やたら習字調で書かれた付箋の奥から出てきたのはまさしく俺の名前が書かれた封筒。どうやら友達は少なくても籍はあるらしい。
・やはり取れている。あとは卒論のみ。単位にはついてるみたいだ
・その後Cのいる関大へ。こっちは対照的に学会とかで年齢層高めのおねえさんがうじゃうじゃいる。みんなの学問への関心の高さに驚きながら、芝生でジャポ飯。猫がきたがネギさえあげなかった
・Cはバイトへ。俺は奈良へ。
・音楽を聞いていたせいかやたらと気持ち悪い文体になる。特に赤字の当たりは流すこと必須
トリツカレタ男
・今日は待ちに待った釣り決行日。思い思いの服装に身を包み、道具を磨く。深夜の車内はさながら修学旅行のバスみたい、「俺お菓子にガム持ってきたで」「小遣い1万でいけるかなあ?」などと、小学生の様にはしゃぐ俺とGMとカマス皇子とカヅ。後ろの車には巡礼の旅を終えたガンダムとバスがいる。おそらくそっちもクラスで誰が好きか、なんて話で盛り上がっているに違いない。
・高速を120キロで飛ばし、和歌山は加太へ。途中寄った釣具屋のおじさんは歯がなくていい人だった。ほんで相変わらず和歌山のオークワはでかい
・さあ釣ろう!と一人5キロはありそうな荷物(しかも持ちにくい)を持ち、防波堤の先っちょまで行く。竿の用意をし、椅子を出す。しかし10分後に豪雨が。雨なのか涙なのかわからない水を体で感じ、一路引き返す6人。屋根のあるところで休憩し、止むことを願いながらコーンポタージュをすする。
・この時点でバスが寒いとの理由で車(暖房付き)に住み着く。雨も止んで釣りだすが、数分後、風に耐えられずカヅとガンダムが車へ
・俺含め3人は黙々と釣る、釣る。しかし釣れない!暗いからだろうか..全く当たりがこない..
・とそこにおじさんが「ライト当てなきゃ釣れないよ」と神の一声。おじさんのライトを貸してもらい、竿をたらすとアジが入れ食い!!釣れるは釣れる!小アジが釣れる!結果的に50匹ぐらいアジを釣ったが、この時点で釣ったのがほとんど。ありがとうおじさん..
・そんなこんなで空が明るくなり、漁師が船を出す。珈琲をすすり、竿はもうしならない。