推しへ
この文章中での推しという言葉の定義が指すものには若干の幅がありますことを、どうかご了承ください。
去る5月15日、推しのアルバムが発売された。
「FABLOVE」というタイトルの8枚目のアルバムはファビュラスなラブの略なのだそう。
https://www.amazon.co.jp/dp/B07NGVSXVP/ref=cm_sw_r_cp_awdb_c_LhBQDbDAS6S09
毎度毎度、アルバムが出るたびにアルバム曲の中でも、いわゆる"ライブで確実にやる枠"に入らない曲を気に入り、毎回の現場で「やるわけないけど今回は聴けますように〜、えへへ〜やらないよね〜わかる〜」と言ってきた。
今回も私の心を鷲掴みにした最高のアルバム曲があった。JUNK-YARD DOG。
普段の彼らの曲調からすると、意外な曲調だったのだが、聴けば聴くほど好きになり、大好きな曲になった。
少しでもたくさん推しを見たくて、この曲がどうしてもたくさん聴きたくて、遠征なんて人生で1回しかしてこなかったのに、今回のアルバムを引っさげたツアーは遠征を前提に地方公演に申し込んだ。
いつも遠征してる人からすると本当に普通のことだと思うけれど、当時の私にとってはわりと一大決心なところがあった。
(遠征って、何回か行くと心理的なハードル下がるんだなと数度の遠征を経て思った)
仕事が嫌すぎて嫌すぎて泣き出しそうになった日も、仕事に行きたくなさすぎて起きあがりたくなかった日も、移動中に必ずこの曲を聴いた。
サビの部分の歌詞に、すごく力をもらった。
会社が近づいてきたら絶対にこの曲をかけて、サビを聞き終わってから会社に入っていく。辛くなったらこの曲を聴いて精神をととのえた。恥ずかしながら酔っ払った帰り道に聴いて、歌いながら帰ったこともある。
見れば見るほどすごい歌詞だと個人的に思っているのだが、これがメロディーに乗るとあまりにもエモが過ぎるのだ。
本当にこの曲を世に出してくれて、推しには感謝しかない。この曲が聴けて本当によかった。
ツアーで聴けたときは嬉しすぎて泣いた。
推し、ほんとうにありがとうございます、生きててよかったです。
(ぜひ聴いてみてほしい↓)
GRANRODEO「FAB LOVE」 https://music.apple.com/jp/album/fab-love/1460648701
そしてこの夏のツアー中、推しはひとつ歳をとった。8月11日の福岡公演で「44歳おめでとう〜!」と推しを祝った。
健康に気をつけたいという話をしていたので、アンケートには「どうか、これからも健康に気をつけてほしいです」と書いた。推しが元気に生きていてくれればそれでいい、それだけで有難いのだ。
続く東京公演でも推しは素晴らしかった。舞台の上で飛んだり跳ねたり、本当にロックスターであった。正直、推しは44歳になってもアラサーの私よりも圧倒的に体力があると思うし、普通に十代のころの私よりも体力あるんじゃないかと思う。推しはすごい。
それから1ヶ月が経とうとしたころ、推しが怪我をした。アキレス腱を切ったのだという。
頭が停止して、何がなんだかよくわからなかった。ステージの上であれだけ跳ねていた推しと、怪我という単語が結びつかなかった。
それから数日、車椅子で手術に臨む推しの写真がTwitterに上がった。
手術を終えた推しのツイートも見た。痛々しい推しの姿が辛かった。
あれから1ヶ月経っただろうか、推しは既にお仕事をしているのだ。推し、超人なのでは……?
推しにはどうかご自愛なさってほしい。
怪我を治すためにイベントの数が減るとか、長期でイベントお休みするとか、全然大丈夫だからご自愛なさってほしい。なんだったらおやすみ期間のためにクラファンやってお金集めてくれてもいい。払うから。
推しにはどうか健康で生きていてほしいと願ってやまない。どうかこれからも健康で素敵な推しでいてください。
健康でいてくれて、またライブやるときは、いつかどこかで推し曲やってくれたらすごくうれしいです。待ってます。
無題
先日、非常に気分が沈んでこのままだったら一生もうダメなんじゃないかと落ち込んでいたことがある。
理由は明白で、仕事周りの云々について考えたことだ。将来のこととかも一緒に考えたら、より沈んできて、飲み過ぎで若くして死ぬとかないかなとか考えてみたり、鬱病になったらどうしよう、貯金足りないなとか考えてより落ち込んだりした。
常に怒鳴り声が飛んでいるわけではないし、昼休みもまあ一応取れなくはないし、今のところはとりあえず土日は休みだ。別にもっとヤバい環境で働いている人なんていっぱいいるのだ。だから、こんなことで落ち込むなんて、なんて情けないんだろう、弱すぎる、こんなメンタルの弱さでは生きていけない、みんなこんなこと耐えているのだから、などと思ったら余計に落ち込んだ。
本当に落ち込みすぎてこたつから出る気もないし、FGOやろうかなとも思ったのだがひたすらタップしてロード待ってタップしてロード待って……という繰り返しに耐久するのもしんどいなと思ったし、プリロワタップするのもめんどくさいなーと思ったし、Twitter見ても別に何も読みたいもの出てこないし、KindleでちょっとBL読んで疲れてまた寝てしまっていた。
(書いてみると自分でもひどいな…)
ちなみに、この久しぶりのほどほどに深い沈み方は翌日にジムでがっつり運動したらちょっとマシになった。
筋肉は正義だという言説には少し頷きたくなった。
しかしながら、私の言いたいことはそこではない。
意外と、いつか私も鬱になるのではないかと思ってしまったのだ。鬱になってしまう落とし穴は存在しているのではなく、突然出現するのではないか。
社会人1年目のとき、周囲の先輩たちからかわいそうだねと言われたことがあった。指導者であった人物が、別の先輩が鬱病になってしまったことの原因のひとつだと見られていたらしかった。
しかしながら、その指導者にあたる人は私に対しては本当によく接してくださったと思っている。たしかに、同じ部署の別の先輩には本当に本当にキツく当たっていて、たしかに思えばヤバかったのだが、必死だったのであまり良く見えていなかった。少なくとも自分には害はなかったのだ。
私にとって害がなくても、相手によっては全然違うのだ。
あと、いま本当にヤバイと思っている。
毎日少しずつの"しにたさ"というか、"消えてしまいたさ"を積み重ねている。それはそれはもう、着実に積み重ねている。
「なんでこんなことすらできないんだろう」とか「何も持っていない、自分は無価値である」と思いつめて、少しずつ少しずつ"消えてしまいたさ"が増えてきている実感がある。
同じような環境にいる人はそんなことなさそうだからきっと私が弱いだけだと思うとより積み重ねが増える。
大したことないように見えても、自分の中で自責の念が積み重なることで突然許容量を超えてしまうときが訪れてしまうのかも、しれない。
しっかりしなくちゃ、強くならなくちゃと思うたびに、「しっかりする」「強くなる」とはどういうことだろうと定義についても考えてしまいたくなるし、人によって許容値も自責の多さ/少なさも違うのだから……などとたくさんの言い訳を積み重ねて、自分中の小さなコップが決壊するその瞬間を先延ばしにしているのだと思う。
ひえー生理だとメンタルが死にそうになってやばいやばい っていう毎月使える言い訳を思いついたんだけどストレスで生理止まったら使えなくなるな〜って思った
いつか決壊してしまうその日が訪れることが怖い。わたしまだ20代だしもしいま働けなくなったら詰むんじゃないかなって。
だからそうやって先のことばっかり先回りして心配してるからより沈むのにね〜
笹祝 平成28BY 大吟醸 を飲んだ
※当初noteに掲載しましたが
移してきました。
先日、にいがた酒の陣に行ってきた。
根っこがオタクなので、本当に酒のコミケだ〜〜と感動して、まるで同人誌を買う時のように、「これくださーい!」「2000円です!」「はーい!ありがとうございまーす!」と大量に日本酒を買って帰ってきた。
即売会に弱い。弱すぎる。
そんな中でめぐりあい、買ってきたのがこれだ。
笹祝 平成28BY 大吟醸
笹祝というお酒とは初対面。
ひとくち試飲したあと、ブースの人が「2年寝かせて熟成しているんですよー!」と言ってきた。
最近、人生初の古酒を飲み、"寝かせる"、"熟成した"という言葉にたいへん甘美な響きを感じてしまうようになっていたため即購入。チョロい。
後から調べたところ、このお酒、酒の陣限定酒で、120本限定販売だったそう。
ラベルの24/120というのは限定120本ということ。貴重な120本の中の24本目。買えてよかった〜〜!
よくよくラベルを読むと……
米を………ブレンドなさっている………!?
山田錦と、越淡麗なるお米が、混ざっている……?
いや、よく読むと、
「2種類の大吟醸を別々に仕込み調合」
………要するに美味しいものと美味しいものが足し算されている?
それって最高に美味しいのでは???
美味しい〜〜〜〜!
常温で飲んでも普通に美味しく飲めて、するすると進むのですが、冷酒が本当においしい。
常温で飲んでいる時の喉を通る時の滑らかさが、冷やすとさらに滑らかに。
喉を通る時のひっかかりがほとんどない。
キリリと締まるあの感覚もほとんどない。
後味がすっきりとしていてさわやかな味わいなので、食中酒として食べながら飲んでも◎
……と、是非とも人に勧めたい味なのですが、これ、限定酒なんですよね……。
しかも、山田錦と越淡麗のブレンドはこれが最後……。そんなことが……ある……。
素晴らしいお酒でした、普通のも飲みます…!