今年もやるらしい『笑ってはいけない』シリーズ好きなシーンBEST10の話
松ちゃんが「今年で終わる今年で終わる」って言うから、
「ああ、今年で終わるんだ…」って
寂しいような次の企画が楽しみなような複雑な気分でガキ使『笑ってはいけない名探偵』を観ていた去年の大晦日。
まぁガキメンバーもおじちゃんだしね。
『捕まってはいけない』で逃げ回るのもさぞ大変なんだろう、仕方ない、と自分に言い聞かせながら今年過ごしていたら今日のニュース
今年の“ガキ使”は「科学研究所」!?…バスの目撃情報が話題になっている - NAVER まとめ
やるんかーーーい\(^o^)/
私の今年一年の葛藤\(^o^)/笑
いや、でもやると見せかけた新企画かもしれない…とまだ信じられない自分。
だってあんなにやらないって言ってたのにやることになったら、
きっと松ちゃんのプライドがすごく傷つくと思う。
テレビ局に負けた感じになるから。
そのへんのダウンタウンの弁解コメントも含め、今年の笑ってはいけないも楽しみですね~~。
私がどのくらいこのシリーズが好きかというと、
この動画を子守唄代わりに毎日寝落ちしているくらい好き( ゚Д゚)
寝る時に静かだと色々考えちゃって結局眠れないので、
ラジオとか動画とか流していつの間にか寝ている、というパターンにしないと日々寝不足になってしまうんですね~。
そんなわけでほぼ毎日笑ってはいけない(もしくはごっつええ感じ)を観ているので、
妹からは
『年中年末野郎』
『お前の部屋からは毎日浜ちゃんの怒鳴り声が聞こえる』
とぼやかれてますね)^o^(
そんなガキ使大好き人間が選ぶ
私的『笑ってはいけない』大好きなシーンBEST10!!!\(^o^)/
自分で始めたものの選ぶのが難しすぎて…
ジミーちゃんは選んでるとキリがないので省いちゃいました。
第10位『ヒッチハイクでLAに行きたいおばちゃん3号』(湯河原)
『笑ってはいけない温泉宿1泊2日の旅in湯河原(2004)』
まだ笑ってはいけないがゲームの罰だった初期。
罰を受ける浜ちゃん・山ちゃん・田中の3人がタクシーで移動していると、『LA』と書いたプラカードを持ったおばちゃんが道に立っている。
「誰が乗せんねん!!!」って突っ込みも当然そう言うよねって感じだけど面白すぎる。
ベタベタなんだけどこんなん絶対笑うわヽ(^o^)丿
第9位!『カボチャの予言』
『笑ってはいけない大脱獄(2014)』
毎年恒例の「引き出しネタ」一巡目で浜ちゃんの笑った顔のカボチャが登場。
全員のお尻を苦しめる。
その後、引き出しネタがリセットされ浜田カボチャ2つ目が登場。
映像ネタ『アイスタイキックチャレンジ』で氷をぶっかけられタイキックされた山ちゃんが「浜田ぁぁぁぁ!」となぜか浜ちゃんを呼び捨て指名。(その後、目が合ったからだと弁解)
浜ちゃんがタイキックされることに。
タイキックされた浜ちゃんとカボチャの表情が一致しすぎていると、ココリコが気づき、一部始終を見ていたココリコ+松ちゃんが「予言だ…」と大騒ぎ。
(引用:浜田の予言かぼちゃ[40361539] | 完全無料画像検索のプリ画像)
スタッフはこれ、どこまで計算してたんですかね…(笑)
第8位『浜ちゃんを売る方正』
『笑ってはいけない名探偵(2015)』
記憶に新しい名探偵。
毎度おなじみ蝶野さんのビンタが山ちゃんじゃない!
とCMで散々話題になっていた回。
名画『ハマリザ』を盗んだ濡れ衣を着せられた浜ちゃんが壇上で蝶野正弘の尋問を受け、山ちゃんが大喜び。
方正「暴力は振るわれました!」
と堂々と仲間を売る姿に一同あ然。
からの爆笑(笑)
その後のガキの着ぐるみトークで、年末に家族でこのシーンを見たエピソードを山ちゃんが語っていて、
「子供たちも『パパじゃない!』『悪を倒した!』と大喜びだった」
と言ってたというのも更に面白いw
残念だったね、子どもたち。
第7位『元祖引き出しプシュー』
『笑ってはいけない新聞社(2008)』
メンバーが引き出しネタを怖がるきっかけになった仕掛け。
松ちゃんが何の気なしに開けた引き出しから勢いよく煙が!!
引き出しに攻撃されるのが初めてだった5人は大仰天。
「事故かと思たやろーーー!!!」
「死んだかと思ったわ…ホンマ…」
新鮮過ぎるリアクションが楽しい。
実際やられたら心臓バックバクだろうけど(笑)
第6位『いったいのう(タメ口オッケー)』
『笑ってはいけない大脱獄(2014)』
引き出しネタで『10分間タメ口OKカード』を引き当てた方正。
慣れない方正のタメ口にタジタジになるダウンタウン。
凡ミスをした山ちゃんに浜ちゃんが蹴りを入れると、山ちゃんがナチュラルにひと言
「いったいのう。」
1人だけこの設定に何の抵抗もなく馴染んで、いつの間にか浜ちゃんと友達みたいになっちゃってる山ちゃんに爆笑ヽ(^o^)丿
ちなみに一回目の脱獄ノートネタで抜け道を発見して、
方正「ちょっと行くわ」
松本「誰に口聞いてんねん(怒)」
方正「ちゃんと逃げれたら…あの…また来ます」
松本「アホの会話か」
のくだりもとても好き。
第5位『満を持して小日向しえ登場』
『絶対に笑ってはいけない熱血教師24時(2012)』
高校教師になったメンバー。
職員室の見学に行くと、滑舌の悪さでおなじみ天龍さんが教師役で喋って何も言葉が聞き取れなかったりとツワモノたちに苦戦。
そこに森三中大島と謎の生徒が喧嘩しながらやってくる。
鉄仮面を取ると…
ココリコ田中の嫁!
年末、子供に母親が出ることを内緒にして田中一家で番組を観ていたら、
小日向しえの登場シーンで子供たちも田中と全く同じ表情をして驚いていたそう。
第4位『トイレの花子さん』
『絶対に笑ってはいけない高校(2005)』
まだ罰ゲーム時代。
浜ちゃんは罰ゲームの仕掛け人として参戦。
夜中、松本、山崎、田中、遠藤はたたき起こされ、一人ずつトイレに行かされる。
そこには泥酔した山田花子。
「きゃははは!」と既に酔っ払いで訳のわからないテンション。
意識もふわふわと自分でも何を喋っているか分からない状態で、
「スタッフが来てなー、フランスの赤ワインがおいしいんですよとか言われてなー、あたしずっと飲まされてんねん」
という謎のアピールをし続ける。
もうベロベロでだめだこの人、と視聴者出演者みんな思っていたが、
お尻しばき隊と山田花子に引っ張り合いをされる田中と山崎を見て、「(リアクションが)同じやねんなー」と、芸人らしい苦言はきちんと呈す(笑)
3位『咀嚼させてもらえなくて泣く方正』
『絶対に笑ってはいけない空港(2011)』
これは年明けに放送された未公開シーンからですね。
みんながお弁当を食べている中、揉めるダウンタウンの会話を聞いて一人ニヤニヤする方正。
♪ババーン『方正アウトー』
山ちゃんはこれを笑ったのではなく咀嚼したのだと主張。
「そしゃくしたらアカンなんて食べられへんねんけどー!!!」
からの
まさかの泣き(笑)
謎の主張と突然のバレバレの嘘泣きにメンバーも一瞬で大爆笑。
ちなみにこの時の未公開だと、バスの中でしりとりをしてる時の山ちゃんもめちゃくちゃ面白かったです。
第2位『石が熱い』
『絶対に笑ってはいけないスパイ24時(2010)』
「なんでこれ!?」って思った人もいるかもしれませんが、このネタが本当に好きなんです(笑)
単純なんだけど予想外すぎて(笑)
これは引き出しネタで、
山ちゃんの引き出しに石が入っていて、
「なんだ石じゃん」って引き出しから出そうとしたら実はアッツアツだったというだけのネタ(笑)
大爆笑しながら、考えた人の頭の良さというか、発想力に感動したシーンでした(笑)
第1位『田中の息子からの手紙』
『絶対に笑ってはいけない地球防衛軍(2013)』
記念すべき第1位!!
なんか田中直樹率高いな(笑)
引き出しネタのDVDで、田中の息子からのビデオレターが流れる。
「パパがテレビに出た後学校で馬鹿にされることもあるけど、パパのことをかっこいいと思っています」
という感動の内容に、田中号泣、思わず相方遠藤も涙。
ほっこりしたこの番組らしからぬ空気が流れ、このまま終わると思いきや
まさかの息子からのタイキック宣言(笑)
「田中パパがんばれ~!」と応援され号泣しながらタイキックされる田中と、
笑いが止まらない4人と、誰を見ても面白いシーンでしたヽ(^o^)丿
予想外なことが大爆笑に
ここまで続く企画だとある程度パターンも読めてくるので、
その裏の裏の裏をかく、みたいなこちらの想像していなかったことが笑いにつながっていますよね。
大物芸能人がバンバン出るようになった今、
「この芸能人が出るの!?」という登場人物の意外性ではもうあんまり笑えなくなってきたなーと思うので、
やっぱり純粋に引き出しネタが楽しみです)^o^()^o^()^o^(
わーーーー「笑ってはいけない」存続嬉しいなーーーー
『はいからさんが通る』のアニメ映画化が心配な話
来年2017年に『はいからさんが通る』がアニメ映画化されるというニュースを見ました。
(遅いかな?)
目次
〇はいからさんの思い出
〇映画化の心配なところ
〇これからの映画での震災の描き方
リンクの飛ばし方を勉強します…はてブロむずいねん
はいからさんの思い出
私事ですが!
「はいからさんが通る」といえば、
私が小学生くらいの時に母親が突然漫画を沢山買ってきたことがあったんです。
『ベルサイユのばら』
『エースをねらえ』
『生徒諸君!』
『7つの黄金郷(エルドラド)』
『オルフェウスの窓』
(他にもあった気がするけど…)
母の実家はド田舎で、そんな裕福でもなかったんで、「あの頃読みたかったものが自分で買える!」という反動が急にきた時期だったみたいですね(笑)
これがまぁどれも本当に面白くて、母が買ってくるなり妹と奪い合って夢中になって読んで、
「お母さんもまだ読んでないのに―!」と怒られてました。
なんならネタバレとかして姉妹喧嘩してました。
はいからさんは、記憶がなくなるのが辛すぎて辛すぎて、何回も読み返してましたけど辛すぎてそこだけすっ飛ばして読むのが癖になってましたね。
いちゃいちゃとかツンケンしてるのが楽しい。
あとやっぱり当時からこの時代感は好きでしたね〜
ベルばらは断然アンドレ・オスカルラインが好きですかね…。
ロザリーとかフェルゼンも好きだけど…。
フェルゼェェェェン!。゚(゚´ω`゚)゚。
エースをねらえは、全く関係ないんですけど、私が中学の時にたしか「アタックNO.1」⇒「エースをねらえ」の順番で上戸彩主演で続けてドラマ化されたんです。
そしたらそれに合わせてバレー部⇒テニス部に転部した女の子がいて、「お前は上戸彩にはなれない!」と大ヒンシュクを買ってたのが愉快な思い出(笑)
今思うとあのドラマ、コーチ内野聖陽だったんですね。
当時は実写化に憤慨して全く観てなかった。
あとこれも関係ないけどこの辺の時期の少女漫画って、作中で「モスラ~や、モスラ~」を歌ってる確率がめちゃ高いですよね。
生徒諸君!は沖田君が大好きだったのにいいいい!というのが大きくてこの中では一番読み返してないですかね…。
続編が出るらしい!!!とわくわくしてたらちょっと作画が変わって鼻が大きくなってて「あら?(´・ω・`)」となった覚えがあります。
でも原作は今も大好きですけどねー!
七つのエルドラドはこの中で一番読んでる大好きな漫画!
主人公のそっくりな双子の男女が、成長するにつれ、恋をしていって違う成長を経ていくのが面白い。
あと何より男性陣がめちゃカッコイイ( ;∀;)
なのに七つのエルドラドの残念なところは未完であること!!!!!!!
連載がストップしたまんまなんですね…
お願いしますよ~~~~~。゚(゚´ω`゚)゚。
早く続きが読みたいんですよ~~~~~~~~
オルフェウスの窓は難しい話ではあったけど当時私も妹もピアノを習っていたのでかなりとっつきやすく、スイスイ読んでたらどんどん雲行きが怪しくなって、読み終わってからあまりのやるさなさに母親に「なんだよこれえええ(:_;)」と泣きついた思い出。
今はその美しさが大分分かるようになったよ。
当時は悲劇にまだ耐性がなかったから…笑
書いてたら久しぶりに全部読み直したくなったな~~~
映画化の心配なところ
そんな思い出深い作品のひとつ「はいからさんが通る」が映画化というのはとてもワクワクーーー
なのですが!!!!
ひとつ心配事が!!!
主人公の紅緒のオリジナルビジュアルがこちら
そして既に公開になっている映画イメージ画がこちら
あら………
そこはかとなく漂うコレジャナイ感…………
もしかして今流行りのアニメの感じにされちゃうのかな…
オリジナルのこのキラキラ&お花畑感が好きなんですけどね………
この絵柄だと若者にはウケないってことなのかな…
楽しみな反面、ちょっと心配です(:_;)
もし絵柄がガラッと変わるようなら、いっそのこと実写化でも良かったのかなと…。
最近の漫画の実写化ブームにはあまり良い印象はないし、南野陽子と阿部寛のやつも観たことはないんですが、これを今の撮影技術でゴリ押し俳優とか使わずに実写化したものだったらとても観てみたいですよねぇ…
これからの映画での震災の描き方
最近災害ものがブームになってる感じもありますが、
(言い回し不謹慎だったらごめんなさい)
「はいからさんが通る」は大正時代が舞台ということで、作中に関東大震災が大きく関わってきます。
カットされなければ。
今後の日本でのドラマや映画での震災の描き方というのはかなりシビアな問題ですよね。
現に災害ものが増えたとはいえ、実際震災を描いたものはほとんどないわけですし。
被災地や災害被害者が日本でどんどん増加している今、そういう面でこの作品は難しいのかなと思う所はあります。
今年なんて半年に一回震度6レベルの地震があったわけですから、これまた不謹慎な話、上映間近にまたどこかで、なんてことも大いにありうるわけですよね。
私だってこんな楽しみにしてるけど無事観られるのかも分からない。
もちろんそんなことを言ってたらいつまでたっても震災を描いた作品は作れないわけですから、名作は名作として、そしてこんな時だからこそぜひ!めげずに!頑張って作ってほしいです!
この映画化の注目ポイントは、もちろん恋愛ドラマも楽しみではありますが、一番は『震災がどう描かれるか』かなと、個人的に思っております。
上映が近くなったらまた震災の話題と繋げて話題になりそうな作品ではありますね。
いずれにせよ、続報が楽しみです~~~~ヽ(^o^)丿
深川江戸資料館に行った話
先月かな?
深川の江戸資料館に行ってきました~~。
天保末期(1840年頃)の深川の街並みが再現された展示室があるとのことで、
調べものをしていたのと、
今さらながら「JIN-仁ー」を観てドハマリしたのと(笑)、
町を再現した施設が大好きなのでわくわくしながら行ってきました。
(横浜のラーメン博物館も大好き。
昭和33年「ALWAYS三丁目の夕日」頃の街並みが再現されててオススメ)
茶髪ピアスマスクのチビは江戸資料館で浮いた浮いた。
深川江戸資料館
都営大江戸線・東京メトロ半蔵門線「清澄白河駅」から徒歩3分。
清澄白河は初めて降りたけど、資料館に行く途中「寛政の改革」の松平定信の墓がある霊巌寺があったり、古本屋や和小物を売ってるお店が並んでたり、街並みもとても雰囲気があって良い街。
(写真は撮り忘れましたん)
深川は、江戸時代、政治・文化共に時代の流れの真っただ中にいたような街で、
常設展では年表で深川の変化を追うことができます。
展示室
で、
一番の楽しみだった展示室!
資料室みたいなところを抜けたら街の一区画がそのまま詰め込まれてる!!
テンション上がりまくりヽ(^o^)丿うえーい
天井も高く、デカい火の見やぐらがドカーンと建っている!
この町は全て実寸大で作られているんだそうな。
(表店の通りだけはやや狭いとのこと)
クレイジーなことを考える人もいるもんだな~~
他の展示室は写真撮影禁止だけど、この展示室は撮影OK。
しかも日曜日に行ったらボランティアの定年後くらいの地元のおじちゃんが3~4人いて丁寧なガイドをしてくれました!
最初一人でまわってたらチンプンカンプンだったので、おじちゃんを捕まえて解説してもらったらめちゃくちゃ面白い!!
やっぱり見てるだけじゃ分からないことは多いわねーーー。
というわけで、おじちゃんが説明してくれたことを私のアイフォンのアルバムから抜粋してちょびっとお届け。
長屋
長屋は一部屋の広さが六畳か四畳半。
でもこれは狭くない方なんだそう。
この一部屋に独身者~4人家族が住んでいました。
狭いし、壁が薄い!
レオ〇レスの賃貸が音ダダ漏れと評判ですがそんなもんじゃないですね(笑)
そういえば落語で、釘が隣の家に突き抜けちゃう噺があったな。
障子に『秀二』と書いてあるのが分かりますかね~。
他の家の障子にも全部住んでる人の名前が書いてあって、これは引越しの際には外して次の家でも使う仕組みなんだそう。
たて付けもあるし、扉はそのまま残して表札だけ換えるようにすればいいのに、なんでわざわざ障子を私物化したんだろう。
次行くときにおじさんに聞いてみよう。
奥の家に『むきみ』と書いてあるのは、むきみさんちの家なわけではなくて、アサリやシジミのむき身を売る棒手振の家だから。
この棒手振さんちはお金がないから畳を敷けず、むしろのみ。
どこのおうちに行っても蒲団が風呂敷にくるまってるのは、火事の時にすぐ持ち出せるように。
江戸はほんとに火事が多く、そして蒲団はめちゃくちゃ高価だったんですね。
そして江戸の消防士『火消し』は水をかけて火を消すわけではなく、建物を壊して火が回らないようにするのを消火活動の主としていたため、長屋を始めとした建物も壊しやすいようにシンプルな造りになってます。
船宿
深川は漁師町だったということで、掘割や猪牙船も再現。
私「おーーすごい!ディズニーシーみたいですね!」
おじさん「ふっふん(得意げ)」
掘割の横には船宿が立ち並ぶ。
船宿といっても泊まるわけじゃなくて、船がくるまで時間を潰したり、飲食、宴会をするところ。
おじさん「よく時代劇で悪代官が悪巧みしてるでしょー。あれは大体こういうとこの二階だね。」
はーなるほど。
たしかにそんな雰囲気。
なんなら坂本竜馬が殺されてそう(ちょっと違う)
屋台・水茶屋
『おやすみ処』とあるようにいわゆる喫茶店。
お稲荷さんのお店。
奥にあるお稲荷さんのデカさ、分かりますかね。
当時は大きいお稲荷さんを切って食べてたんだそう。
長屋に住んでた棒手振のように、一人暮らしの人は米を炊くのも一苦労ということで外食をすることが多かったそうで、意外にも江戸の町は外食産業が栄えてました。
天ぷらやさん。
よーく見ると海鮮の天ぷらのみ。
イモやなんかは無かったそうです。
当時の食生活は、米は朝一日分を炊く。
つまり夜は冷や飯。もしくはお茶をかけたり。
おかずなんかも全然ないので、基本ご飯とみそ汁。(夜はプラス魚とか)
長屋の展示より。
さ、寂しい…
米ばっか食って栄養も偏ってるから脚気になる人が多かったとのこと。
『JIN-仁ー』でもそんなエピソードがありましたね\(^o^)/笑
とにかく作り込みがすっごい!
あとおじさんの知識量がすっごい!笑
本当に、時代劇の登場人物になった気分になれますね!!
きちんと根拠をもとに全ての小道具が置かれているから、道具ひとつひとつを辿ると当時の生活がリアルに浮かび上がってきます。
例えばこの写真の右上の桶。
この周辺では井戸水は飲み水には適していなかったため、朝水を買って桶に溜めていたんだそうです。
更に、長屋、表店の一軒一軒に住んでいる人の設定があるので、
(例えば前述の棒手振は「政助」22歳独身、働き者)
それを知ってこの町中を歩くと更に想像が膨らみ面白いですよー!
この設定は受付で売っている「展示解説書」に細かく記載されています。
安いのにボリュームたっぷりでオススメですよ~。
私は退館後に買って帰って読んだら
「なんやこれめっちゃ便利やんけー!」
となったので、今度はこれを持って回ろうと思います(p_-)
リアルな造り込みとおじさんの丁寧な説明とで、今まで未知の世界だった江戸がちょっと具体的にイメージできるようになったものの、
とりあえずあの長屋に四人家族が暮らしてるイメージがどうしてもできず(笑)、リアルな分想像し難いところもあって、面白い発見でした。
この街並みを作るうえで、江戸の町のどの部分を再現かというチョイスも多分すごく良くて、
飲食店や長屋、八百屋なんかもあり、賑やかな音が流れていたりもするので、みんな活き活き暮らしていたんだなぁ!と半ば憧れながら見て回ることができ、外人さんもバッシャバッシャ写真撮ってましたね。
あとは深川は小説なんかでも舞台になってることが多く、江戸庶民の暮らしを代表しているような町なのかなと。
暇つぶしには最適!
時代劇好きな人なら絶対オススメの施設でした~
東京オリンピックに向けて、こういう施設がもっとメジャーになっていくといいなあ。
そして誰か、町並み再現系の施設もっと作ってくださいm(__)mm(__)mm(__)m
深川江戸資料館
〒135-0021 東京都江東区白河1-3-28 TEL03-3630-8625 FAX03-3820-4379
午前9時30分~午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
展示室観覧料 大人400円
朝10時に『七人の侍』を観てきた話②
こんばんは。眠れないのでつらつらと
今回は前回に続いて、久蔵と戦のシーンについて書いていきます~
久蔵(宮口精二)
おそらく『七人の侍』の中で、勘兵衛・菊千代コンビの次に人気のあるキャラクター。
映画館のロビーにこんな登場人物紹介が掲載されていたのですが、
休憩中にJKたちが久蔵を指さしながら「この人マァジかっこいいわぁ~」と話していて、異文化交流でも見ているような気分になりました。笑
『久蔵―兵法の鬼―エゴイスト―典型的な侍(極端な侍)―非人間的な程』。
この設定の通り、寡黙でひたすら剣術にうちこみ、
菊千代が「女いねぇかな~」と嘆くときにも山に剣術の訓練に行くような男。
「極端」「非人間的なほど」という表現はかなりしっくりきます。
ルパンの石川五右エ門は久蔵がモデルになっていると言われてますね。
凄腕の無口で堅物な剣客。でも根はとても優しい。
久蔵は一番刀を使うシーンがクローズアップされている役ですね。
この人がいることによって、この集団が侍であるということにグッと説得力が増していると思います。
もちろん他のメンバーも戦のシーンや色々な局面で刀は扱うわけだけど、その中でも特に「武力」を象徴しているところが大きい。
もちろん生の侍を知ってるわけではないし
殺陣もろくにやったことないけれども、
「何かの漫画かな?」と思うくらいの型の異様な綺麗さや、
刀を抜くスピードの異様な速さ、
精錬されている様は、
ああ、きっと侍ってこんな風に自分を追い込み鍛錬して、刀を自由に扱っていたんだろうなと、
むしろそうであってほしいな、と願ってしまうほどの説得力。
言葉でいくら「強い」「良い侍だ」と表現されても、百聞は一見に如かず。
侍を体現して観客に納得させる役割を持つ久蔵は、侍を観たくてたまらない観客たちに愛されないわけがないんですね!!
セリフにも出てくるのですが、久蔵は強いのにおごらない。
そしてたまーに見せる人間臭い言動が、普段あまり感情を表に出さない久蔵だからこそたまらない!
なにより戦うこと、自分を高めること、そして生きることにのみこだわる姿はやっぱりめちゃくちゃカッコイイすわぁ~~~~!!!
ウィキペディアの『七人の侍』項目を見るとこの作品がトルストイの『戦争と平和』の影響を受けているとありますが、
久蔵にはそれが顕著に出ていて、勝四郎の「あなたは素晴らしい人です」云々のあたりはまさにそう。
観客の久蔵に対する尊敬がパンパンに膨らみ、勝四郎に母性をくすぐられまくる名シーンです。笑
宮口精二という人
久蔵の刀さばきの凄さについて書いたわけですが、
そんな剣豪を演じた宮口精二はさぞ時代劇で活躍したんだろうと思いきや!
実は侍役を全くやったことがなく、刀も振れず、馬にも乗れず、
「とてもこんな役は出来ません。」
と一度断っているんですねぇぇ!!!
もうほんとビックリ。
元々体もあまり丈夫ではなかったらしく、刀の持ち方も知らないからと剣術を習いに行ったら神経痛を起こしてしまったと…笑
そんな宮口精二が剣豪の役になってしまったわけですが、散々述べているように、これまで刀を握ったこともないなんて全く信じられない!
宮口精二が侍じゃないなんて信じたくない!という名演技!!!
宮口精二が久蔵という高い壁に臨む姿が、久蔵が剣の道にのめり込む姿とビターッ!と重なった、黒澤監督の神キャスティングってことなんでしょうね。
その後、宮口精二は久蔵について「こんな良い役は二度とこない」と語ってます。
いや、ほんとに、ねぇ…。
野武士との決戦
4Kで修正された志乃の肌のつややかさがたまらん!とか、
勝四郎の童○感を大画面で観てちょっとこっぱずかしい!(笑)とか、
利吉の奥さんのエピソードだけで一本映画が出来そうなくらいの鬼気迫る演技とか、
もう色んなことを書こうとすると本当にキリがないので、決戦シーンについて。
いやあ、もう最大の見どころですね。
野武士襲来から観客は無意識に姿勢を正し。
私は雨が降ってきたあたりから涙止まらず……
なんで泣いてるか分からないんですよ。
展開を知っているからなのか、迫力に圧倒されているのか、登場人物たちに感情移入しているのか、あのシーンを作った現場を想像しているのか、
色々ぐるぐる回ってはいるもののもう理屈では考えられなくて、
とにかくあの壮大な映像の前で、ちっぽけな私は泣くことしかできないのです。
よく分からないけど、半端ない高揚感と幸福感だけはぞくぞく感じてる。
狭い村を容赦なく駆け回る馬!
土砂降りの雨!
否応なしに足にまとわりつく泥!泥!泥!
ただの百姓たちが誰一人逃げもせず野武士だけを見ているさま、
悲鳴を上げながら鎌を持って野武士に突進する女たち、
勘兵衛のまなざし、
久蔵の走ってる姿、
菊千代の固く刀を握った拳…
もう全部がたまらないんです。
一秒でも見落としたくないんだけど、勢いが凄すぎて観ているほうも必死で喰らいついていく。
本当に!
あれでよく人が死なないなと!!
こんなに命かけるのかと!!!
一瞬でも役じゃなく素の自分に戻ったら、少しでも演技に迷いが出たら、その瞬間本当に死ぬんだろうなという、まさに戦場。
ちなみに初見だった一緒に行った友人は観終わった後、
「なんかガチで馬にタックル喰らってる人いなかった?」
とぶったまげてましたが、そんな人だらけでどの人のことを言っているのか分かりませんでした(笑)
それくらいみんなズタボロ。
これの2分過ぎくらいから、合戦シーンクライマックスがちょこっと観られます。
土屋嘉男(利吉役)は「今思えば、あの時のオープンセットは、泥と共に、一同のアドレナリンが飛び交っていたように思える。一日の撮影が終わるごとに、皆一様に、『戦い終わり日が暮れて・・・』を実感した」と振り返っている。皆撮影が終わると、撮影所で風呂に入り、家でまた風呂に入ったが、泥がなかなか落ちなかった。
三船敏郎は「尻についた泥がどうしても落ちない」と毎朝顔を合わせる度に吠えていたという。
(wikipediaより)
尻についた泥が落ちなくて吠える三船敏郎みてえええ!面白すぎる(笑)
次の動画は七人の侍ではないのですが、「乱」の落馬シーンの撮影風景。
映画の製作行程を全く知らないので、初めてみたときは
「ほおおおおおお!!!!」
と大感動でした。
なるほどなぁー…
『七人の侍』落馬シーントリック撮影を『乱』でも使った③三十騎の会
4Kさまさま
今回映画館で見て、
映像も音もすごく綺麗で観ている最中ずっと幸せを噛みしめていたのですが、
やっぱり合戦シーンをフルスクリーンを観られたのは良かったですねぇぇぇ…
きっと私が気づかない間に過去何回もやっていたんでしょうが、
今回ちゃんと逃さず観られて本当に良かったです(:_;)
このブログを読んでくれているかもしれない知人たちが未見の人が多いため、ネタバレにならないように書いてみましたが、
そのうち結末などの感じ方も含め、もう少し具体的に書きたいと思います。
最後まで読んで下さった方、ありがとうございました。
最後の最後に。
志村喬かっこいい
志村喬かっこいい
志村喬カッコイイ
ああああああああああああああああああああああああああああ
朝10時に『七人の侍』を観てきた話①
自分が好きなものをツイッターでは語りつくせなくなってきたので、不定期に主に映画、演劇、漫画、本、お笑いの感想などなどを書いていこうと思います。
頭悪いからすぐ忘れちゃうし日記は続かないし。
日曜日に観に行ってきた『七人の侍』の映画館上映について
「七人の侍」上映作品詳細 - 午前十時の映画祭7 デジタルで甦る永遠の名作
10月の頭からやっていたらしいけど(しかもその頃は新宿上映もあった)、全く知らずにのうのうと暮らしてました( ;∀;)
私が黒澤オタクであることを思い出した先輩が教えてくれまして、わざわざ朝も早よから立川まで行ってきました~。
JKからお年寄りまで幅広い観客層で、入りもすごくよかったですね。
この企画の良いところは朝10時からの上映ってことで、七人の侍を溺愛するド変態しかいない!(笑)
私の隣に座っていた老夫婦は「黒澤映画のこのときの録音技師は~」みたいな話をしていて、そりゃもうぶったまげた。録音技師て!
にしてもおじいちゃんが子供みたいにワクワクしながら映画が始まるのを待つっていうのはいいものだなぁとしみじみ。
ざっくりしたあらすじ
七人の侍は、
百姓たちが、『村に野武士が来て暴れまわる、生きていくためにはどうしたらいいんだー!』と嘆いているシーンから始まり、
『そうだ、侍を雇おう』
と話がまとまり、町に出て腕の立つ武士を探し始める。
でももちろん百姓に侍を雇う金なんてないし、百姓に雇われるなんて武士にとっては不名誉極まりないこと。
なかなか見つからず諦めかけていたところに
偶然1人の浪人・勘兵衛(志村喬)に出会い、「七人侍が居れば野武士に太刀打ちできる」と仲間を集めていく…
とまあ前半は、侍集めや、百姓と武士の関係など身分の差を印象付けるやり取りが多いですね。
その「差」が、百姓が侍を雇うことで複雑化し、最終的に共に戦に向かうという目的と、精神的なつながりのみが浮き彫りになっていく、というわけですねー。
ここから先は長くなりそうな予感がするので、やむを得ず3人のオジサマに絞ることにしました…
勘兵衛(志村喬)
侍たちのリーダー。
盗人が子供を人質に立てこもっている現場にたまたま出くわし、その場で髪を剃って僧のふりをして盗人に近づき子供を助ける。
その現場を見た侍の勝四郎(木村功)と菊千代(三船敏郎)、そして百姓たちは
「ぜひ弟子に」「村を助けてくれ」とそれぞれ勘兵衛の後を着いて行くようになる…
勘兵衛はとにかく、欠点がない!!
いや、浪人であること、
一国一城の主という侍としての夢を諦めた半ば落伍者であること、
敗戦を繰り返しおそらく大きな傷を受けているであろうことなど、
見方によれば欠点になり得る外的要素は多いけど、性格的な難が全くないです。
そして、特にこの作品間で成長しているとかでもない(笑)
勘兵衛は出来上がってるんですよね。
温和で、強くて、最初から最後まで武士の生き方を貫いている人。
見てくれなんか関係なくて、魂が武士なら見た目は坊さんでもいいんだよ!
それが武士なんだよ!!!
きっとね!!!!
ダブル主演ということで菊千代との対比というところが一番だけど、観ている側が勘兵衛の視点になることによって、百姓たちの自由さや勝手さに振り回されることができるというのは大きいですよね。
勘兵衛の戦い方は無駄がなく、理にかなってる。
この弓をひく背中が!!!
涙が出るほどカッコイイと思うのは!!!
雨と泥にまみれて馬に踏まれそうになりながらも、命がけで地面這いつくばってなんとか切っ先を相手に向けてやりたいと刀をガムシャラに振り回す男たち、
この混沌の中で一人動じず、
なんの迷いもなく、
そして一寸の無駄な動きもなく、
確実に敵に矢尻を向けることができる勘兵衛の「これまでの生き方」にグッと胸を抉られるから。
志村喬
私が最初に黒澤映画を観たのが「七人の侍」だったのだけど、
その後私が黒澤映画を漁るようになったのは、志村喬を追っかけていたというのが主な理由。
「寅さん」も志村喬を観るためだけに観始めた作品。(怒られる)
「生きる」もとても好きでブランコのシーンはそこだけ見ても涙が出るけど、きっとこの映画はもっと年を取ったらもっと面白く観られるんだろうな…
志村喬出演の私的おすすめは「日本のいちばん長い日」の下村情報局総裁。
この映画は最近リメイクされましたね~。
初めて見た時、会見シーンでの志村喬の長尺のズームは、無言で、しかも画にほとんど動きがないのに、こんなにも目が離せなくなるのかと、鳥肌が止まりませんでした。
ガタガタガタガタ
くうううううう
オリジナルとリメイク版の大きな違いはやっぱり昭和天皇が出るか出ないかでしょうね。
岡本喜八版は、かつて現人神であった昭和天皇を人間として描くことはまだ難しく、胴体だけしか映されていませんでした。
映画で昭和天皇を描くことは、まあ長いことタブーとされていて、初めてきちんと描かれたのが2005年の「太陽」という映画。
ホントに最近のことなのよね。
菊千代(三船敏郎)
この流れで菊千代。
突然現れフラフラついてきて、楽しい時は奇声を上げ、怒ってる時は地団駄を踏み、感情の赴くままに生きる謎の多い侍。
まさに野生児。
ドラマ「JIN-仁ー」の内野聖陽演じる「坂本龍馬」とちょっと似てる。
ビジュアルとか、大らかすぎる性格とか。
菊千代の方がしっちゃかめっちゃかだけどね(笑)
菊千代はセリフなんだかアドリブなんだか分からない、フラフラとした言動が終始続いていて、とてもお芝居をしているように見えない。
三船敏郎は黒澤監督に芝居の中で立ちションすることを提案したりしていたそうだから、アドリブもかなり多いのかな。
良い意味でも悪い意味でもまっすぐなところは、私達全員幼少期に通ってきた姿を見ているようで、
変人のように一見みえるけど共感できるところがものすごく多いです。
勘兵衛も文句なしのヒーローだけど、やっぱり人の未熟だったり普段しまってる汚いものだったりに共感しやすいので、
そういう意味ではまさにW主役、どちらの立場にも身を置けると思うのですね〜
ちなみに菊千代の自由な振る舞いがアダとなり、DVDで見るとギャンギャン騒いでいるところが何を言ってるかわからなかったり、
逆にオフで百姓に絡んでる台詞はボソボソし過ぎて分からなかったりと、
冒頭の百姓たちの会話に次いで、台詞が不明瞭なところが多かったんじゃないかなと思います。
それが4Kで!
かなり改善されていまして!
ああこここんなこと言ってたんだと!
ほんとにどこのどなたか存じませんが頑張ってくれた方本当にありがとうございました!!!
そんなこんなで、客観視できる部分とヨダレを垂らす勢いで食い入って観る部分と、
今までDVDでしか七人の侍を見たことのなかったゆとりとしてはもう最高に贅沢で発見の連続でしたん。
次は久蔵と、戦のシーンについて書くよてい。