HKT48 / 3-2 / 楽曲レビュー
新生HKT48
秋元康(作詞) 杉山勝彦(作曲)KASICO(MV監督)
★★★★★★★★★☆ (rating 9/10)
HKT48の強さ
前作シングルは意志というタイトルだったが、こちらは更に意志を感じる楽曲。
運営会社をリニューアルしてメインメンバーの交代や2020年という難しい時代への突入という場面でリリースされた。
「3-2」というグーグルが好きなワードでなく検索しずらいことすらに意味がある気すらする(たぶんない)
アイドルの音楽としては難しい音数の多さとシンプルな構成がむしろ今のHKT48には合っているのかもしれない。ある程度成熟した上にリメイクする様な印象だ。
レンズをF1代にセットして被写体すらボケているようなシネマ調でダーティーなカラーマネジメントをしている映像とも相まって寒空の呼吸のようで美しい。
NMB48 / 初恋至上主義 / 楽曲レビュー
太田夢莉は雰囲気があって美しい
秋元康(作詞) SoichiroK Nozomu.S(作曲)直(MV監督)
★★★★★★★★★★ (rating 10/10)
深夜高速道路の感じ
サビのコード進行はオシャレ定番のIVMj7/V(onIV)/IIIm/VI7となっていて、例えばデビューシングルでは絶対にしない様な形になっていてNMB48が成熟してきたときにリリースする曲としてはぴったりだ。
この後にルートコードEに小細工無くきっちり落として気持ちよくBメロに進めていく。
テンポ感もよくメロディの上げ下げも平行チャネルの中で移動しているので気づいたらループしているのではないだろうか。
不安定と安定の間のミステリアスな雰囲気を醸し出すコード進行は深夜の高速道路を走る社会を分かっている男女の様な感じだ。
学生時代の恋がテーマではあるが、太田夢莉がセンターというのも合っていて違和感なくMVも入ってくる。