売られてきたIT人材やばいやつで番付
SIer勤めも8年目になったので、
今までにSESで送り込まれてきた中で印象に残っている人を思い出してみる。
東横綱 最後の仕事
70〜80代ぐらいの今にも亡くなりそうなお爺ちゃん。
手と声の震えが止まらない。常に息苦しそうにしている
西横綱 お母さん
飛んでしまった人の代打で急遽来た、50代ぐらいの主婦。
明らかにパソコンに慣れていない。Windowsのログオンパスワード打ち込むのにすげえ時間かかる人。ここ一応IT企業なんですけど…
東大関 三歳児
少し難しい話をすると「う〜んわからないよー!」と言って走って何処かへ消える。
最終的に単純作業を延々割り振られていた。
西大関 雪雲
フケがやばすぎる。
貸与したPCがスキー場の駐車場みたいになって返ってきた
東関脇 服だけビッグサイズ
ワイシャツ、パンツ、靴など身に纏うもの全て異常にでかくて長い。
自分の体型がわかっても着られるように保険をかけている賢い人なのかもしれない。
西関脇 エッグマン
腹だけが肥大化しすぎて常にのけぞっている。
愛想も悪いため踏ん反り返っているように見えて非常に不快。重役か?
東小結 不潔
とにかく臭い。多分元は合皮の靴だったのだが、溶けたゴミ袋を履いてるように見える
ズボンのポケットが付け根から限界まで裂けてる。
西小結 チンピラ
勤務態度に対する1回目の注意で、舌打ちをして机を蹴ったらしい。
初月で契約終了した
番付と言いつつめんどくさくなってしまったのでここまで。
書いてみて思ったのは、どの会社も最初はまともな人がきていたのに、
炎上→急遽増員となると、人の質が明らかに落ちるということ。
そしてひと段落ついたら全員いらねってなって新しい会社を探し、また炎上して…を繰り返しているのだった
SIerから転職するのが怖い
新卒入社したSIerをずるずると努め続けて7年目にもなっている。
何年も前から辞めたいと思いながら転職できなかった後悔と反省を兼ねて
どうしてできなかったのかを考えてみる。
## 保守的→革新的な会社へ
SIerで調整業務だったり文書作成を主にやってきたが、たまに設計作業と称して簡単なUMLを書くことがある。Webで調べ物をすると、今やっていることは車輪の再発明でしかなく、そんなことを拙い文章力で翻訳する作業でしかないのではと考えることがある。
そして、Web会社の技術ブログなどを見ていると、新卒数年みたいな若い人が理路整然とした技術解説をしていて、自分は到底通用するスキルを持っていない、時代遅れの人間になったと思う。
求められるレベルが高いのでは?という恐怖が一つの理由だ。
## 隣の芝生は青い
SIerは保守的な会社で、プログラムを作るのに多くの労力(=人月)をかける。技術者?を取替可能にし、均質で定量的に作業できるようにすることに多くのエネルギーを注いでいる(※個人の感覚です)。そうしてスケジュールというリスクに抗っている。
先人たちがそうやって積み重ねてきた結果が自分の会社だ。先輩たちが属人化したプロジェクトでデスマーチを繰り返し、自分で生み出したソースコードに苦しめられた中で生み出し、育て上げたシステムだ。
変革に迫られないのは、そうした既得権益に守られているからだと気づいているから、やっぱり転職することは怖い。
インターネット業界に転職したい、と漠然と思う理由は、革新的で創造的な仕事をして、結果を出せば出すほど自己肯定感を得ながら成長していくようなサイクルにあるように見えているからだ。(個人の感覚です。筆者はインターネット業界に精通しているなんてことはなく、インターネットで聞きかじったようなイメージを抱いています)
きっと転職したら、隣の芝生は青かったのだと気付かされる
「スピードを追求して競合に勝つ」「自分で書いたコードは自己責任」
卵を産まなくなった鶏はのように、スピードについていけない人間は絞め殺されてしまうのだろう(※勝手なイメージです)
## ジェネレーション/価値観の違い
時々思うのが、自分は昔の人が舗装した大きな道を歩いてきた、’普通の人’でしかないということ。
普通の理工系大学に進学して部活とバイトをそれなりにしつつ、早くからスーツを着て合同説明会に行き、リクナビで知った会社に入った。
例えばインターンしたり、学生起業や共同研究などで技術力・創造性・表現力を鍛えてきた人たちとの競争で勝てない。根本的に行動力で大敗しているのだ、という気持ちは転職をぼんやり考え続ける期間が長くなるにつれて大きくなっていく。
きっとリスクへの恐れが大きい方で、それも含めて自己分析の上入社した。
なのに今は結局将来のリスクに怯えている。自分自身の選択に責任を持てない負け犬なのだ。
なぜ転職したいのか
・代替可能で保守的な仕事が楽しくない
・それなりに技術が好きだが、一方で年数を重ねるに連れ、会社にはマネジメントとリスク管理能力を強く求められるにようになってきた(まぁこれは当たり前か)
・斜陽産業にいるので、会社としては縮小傾向にある。歳を重ねてから放り出されるのが怖い。そのためにもスキルをつけたい。
・ライフシフトや転職の考え方のような本を読んで、伸びている業界に身を置いてみたい
シャルマの未来予測 を読んでみて 9
第9章は【過剰債務】
経済成長の伸びに対して、債務の増加比率が高すぎる場合、バブルの予兆でありその後経済の停滞が予測される。
近年の大きなトピックといえばサブプライムローンである。
出版年の2015年現在、中国にて過剰債務状態となっており、今後の予測は以下の二通りになる。
・政府がうまくコントロールする。経済成長の伸びと債務拡大の低下を両立させ、バブルを軟着陸させる。台湾などが良い例
・コントロールに失敗し、債務拡大を続けることとなる。政権維持のため生産性の低い大企業を倒産させられず、資金注入し続けるしかないゾンビ企業が増大する。日本がその例。
著書の中では過去の債務拡大におけるメカニズムが述べられ、貸し手借り手のモラルについて言及されている。
この手の問題は政策・法律によるコントロール以外に手立てがなさそうに思えるので、過去の歴史という実績を上手に使ってほしい。
シャルマの未来予測 を読んでみて 7
第七章は【インフレ】
インフレが経済成長を阻害する理由は、民衆の不満により政権の安定に大きく関わること、経済の先行きが見通せず投資が鈍ること、である。
低成長高インフレだった国として、ブラジル・インド・トルコなどが挙げられる。
回復のキーワードとしてインフレにブレーキをかける中央銀行の独立性が重要である。
一方のデフレの代表格は日本。長期的なデフレ・スパイラルにより消費に消極的になった。
ちなみにデフレは需要主導(=購買意欲の落ち込み)によるものは悪、供給主導(=技術革新など生産性増加)によるものは善とされている。
インフレやデフレと景気の先行きには相関があるので、株式・住宅・玉ねぎの価格を注視することは大切だというのが結論だった。