平泉 De ノルディックウォーキング
すっかり更新が滞ってしまいました……。
11月1日は栗原市のわかやなぎスポーツクラブ主催の平泉ノルディックウォーキングにインストラクターとして参加しました。
若柳を出発前に想定外のトラブルがあって、ノルディックウォーキングのスタートが予定より約50分遅れてスタートしたものの、天気に恵まれて絶好のノルディックウォーキング日和になりました。
コースは中尊寺に裏から入る北参道を通り、中尊寺からウォーキングトレイルを経て、毛越寺へ至る約3.8km(Ambit測定)。紅葉の木立の中を歩く気持ちの良いトレイルでした。
参道の木々も色づいていた。
中尊寺本堂前。お参りする人で行列ができていた。
本尊の釈迦如来坐像。
菊まつりを開催中でした。
金色堂へ向かう参道沿いも紅葉で色鮮やか。
金色堂の拝観券発行所前の紅葉。
スケジュールの関係で金色堂は拝観せずにウォーキングトレイルへ向かう。
ウォーキングトレイルは一部が木道からなる散策道として整備されている。色づいた木々を眺めながら、軽快にノルディックウォーキングできた。
トレイル付近にはクマ、イノシシ、リスなどが出没するらしい。トレイルの途中の何箇所かにクマよけのための打ち板が設置されている。
トレイルの中間地点。
紅葉の中をノルディックウォーキング。
沿道の柿の木。空が青く、高い。
毛越寺の庭園内の紅葉が見える。
ゴールはもうすぐ。
丁度12時頃に、毛越寺前の舞鶴ヶ池に到着してクールダウンをした。13時30分まで自由行動で、各自で昼食を済ませて、毛越寺前に集合し帰路に着いた。最初にトラブルがあった割には、当初の予定よりも早く解散することができた。
「谷川岳トレッキングと長岡花火大会」のはずだったのに……。
8月2日から3日にかけて、わかやなぎスポーツクラブ主催の「谷川岳トレッキングと長岡花火大会」にサポートを兼ねて参加してきた。
一昨年は岩手県久慈市、昨年は青森県八戸市の種差海岸と、わかやなぎスポーツクラブの夏の恒例行事となりつつある、一泊バスツアーのノルディックウォーキングのイベントだが、今年は一日目に長岡の花火大会を見て、二日目に谷川岳に登るという、弾丸トレッキングツアーになった。
8月2日に若柳総合支所を出発し、一路バスで新潟県弥彦村を目指す。花火大会の前に、御遷座100年を迎えたばかりの弥彦神社へお参りするためだ。
弥彦神社の一の鳥居。実はこの鳥居、宙に浮いているんです。
親柱を両脇の稚児柱で支えていて、親柱は基礎から約6cm浮いた状態にあります。
その昔、佐渡の沖合を航行中に嵐にあった津軽のお殿様が、鳥居を奉納するから助けてほしいと、弥彦山に祈って助かったお礼に立てたそうで、船が沈まないように浮いているらしい。
拝殿へ向かう参道
手水舎
手水舎脇の木がいい具合に苔むしてる
拝殿前の門の前に立つ狛犬。胸には光輝くアクセサリーが。
拝殿
火の玉石。「重い軽いの石」とも呼ばれ、願い事をしながら持ち上げて、軽いと感じたら願いは成就し、重いと感じたら成就しない。
先の津軽のお殿様が、鳥居を建てるのをすっかり忘れていたら、津軽の城中で二つの火の玉石が飛びまわるという怪異が発生して、慌てて鳥居を建てて、その石も一緒に納めたと言われている。
ツアーの参加者もそれぞれの願い事をしながら石を持ちあげていた。
「世界が平和になりますように」
本社に参拝した後、弥彦さんの頂上までウォーキングするはずだったが、気温が高く熱中症の恐れがあったため、バスで頂上へ向かう事に。
弥彦山頂上駐車場脇に立つパノラマタワー。回転しながらゆっくり上昇して景色を楽しめるらしい。
弥彦山頂からの眺め
弥彦山を17時前に出発し、長岡花火大会の会場に向かった。約2時間かかってようやく長岡市陸上競技場に到着し、駐車場から歩いてすぐの団体用のイス席に向かった。
遠くに積乱雲が見えて、ちょっと不安になった。
19時20分ごろからいよいよ打ちあげ開始。大きな花火が上がるたび、みんな歓声を上げていた。
花火はまだまだ続きそうだったが、宿泊先の水上温泉まで移動しなくてはいけないので、名残を惜しみつつ21時前には会場を後にした。会場周辺の渋滞を抜け出すのに時間がかかり、およそ7㎞離れたスマートICまで着くのに1時間かかり、水上温泉の宿に到着したのは午前0時を過ぎていた。
本来、宿の温泉の入浴時間は午前0時までだったが、30分だけ延長してもらえることになり、チェックイン後すぐに入浴して、翌日に備えて早々に床に就いた。
8月3日は、今回のツアーのもう一つのクライマックスである谷川岳トレッキングのはずでした。
今回は、谷川岳ロープウェイで天神平まで行き、そこから山頂を目指すグループと、天神平付近付近を散策するグループに分かれて行動することになっていた。
しかし、実は谷川岳ロープウェイは7月20日の集中豪雨により、ロープウェイ設備の一部が被害を受けた。7月中に復旧する見込みだったが、8月2日に確認したところまだ復旧していないとのことだった。
8月3日中に若柳まで戻らなくては行けないので、別のルートで登るという選択肢はないことから、予定を大幅に変更して、那須岳に登ることになったというわけだ。
8時半頃、宿を出発し、宿の近くのドライブインで注文してあった弁当を受け取ったあと、那須岳を目指し、関越⇒北関⇒東北道とバスはひた走った。受け取った弁当をバスの中で食べ、那須岳ロープウェイの山麓駅に13時前に着いた。
ロープウェイで山頂駅まで登り、山頂の茶臼岳を目指して登り始めた。
午前中は天気が良かったが、登り始めたら段々曇ってきて、駅のスピーカーから天候が下り坂であることが、何度もアナウンスされていた。
隣の朝日岳に陽がさしていた。
山頂が見えてきた。
谷川岳に登るはずだったのに、なぜか茶臼岳に……。
15時ごろ下山して、駐車場でクールダウンをした。帰りに那須温泉「鹿の湯」に入り汗を流して、帰路に就いた。
若柳に着いたのは当初の予定より約1時間おくれの21時頃だった。
秋田駒ヶ岳で花を満喫
7月12日は妻と義妹と三人で秋田駒ヶ岳に登った。
前日、仙台市のプレミアム商品券を購入してから出発し、田沢湖高原温泉に泊まった。
マイカー規制中なので、ふもとのアルパこまくさからバスに乗って八合目の登山口に着いた。
妻と義妹は、過去に二度「秋田駒」に登っているが、いずれも悪天候で景色や花を楽しめなかったらしい。スケジュールの都合で過去の二回は一緒に登れなかったが、今回は一緒に登ることになった。
結婚前、妻は雨女だったらしい。どこかに出かけると雨に降られる確率が相当高かったらしい。ところが結婚して私と出かけるようになってからは晴天率80%以上の高確率で天気に恵まれるようになった。なぜなら私は晴れ男だからだ。
過去、二度の「秋田駒」登山では私が参加しなかったばかりに悪天候にたたられたため、今回は一緒に行ってほしいと懇願されたので、スケジュールの都合をつけて行くことにした。その結果、見事に晴れて花や景色を楽しめることができたというわけだ。
コースは八合目から男女(おなめ)岳山腹を巡って阿弥陀池を経て、そこから「秋田駒」最高峰の男女岳山頂に至る。次に男岳・横岳との分岐を経て、女岳方面へ急な斜面を下る。女岳・小岳の縁を通って鉱山植物帯の湿地を通り、大焼砂の尾根へ出る。そして横岳を経て、八合目小屋に戻る。およそ8.6㎞(Ambit測定)、6時間の行程だった。
八合目小屋から山頂方面を望む
山はまさに花の季節。色とりどりの花が咲いていた。
エゾツツジ
田沢湖も見え始めた。
田沢湖の全貌が見渡せる
見ごろはすぎた感があったが、ニッコウキスゲも咲いていた。
男岳
阿弥陀池に到着
阿弥陀池を見下ろしながら、山頂を目指す。
約1時間45分で山頂到着
山頂から岩手山を望む
阿弥陀池から山頂を見上げる
男岳と横岳への分岐点に登る
東が横岳
西が男岳
そして、南の女岳方面へ急な斜面を下った。
タテヤマリンドウって誰かが言ってた。
下る途中で小岳を望む
イワカガミ
斜面を下って、湿地帯に入ると チングルマが出迎えてくれた。。既に羽毛状の実がなっているものが多かったが、雪解けの遅かったところにはまだ群生していた。
思いがけないところでショウジョウバカマ。
そして今回のハイライト、コマクサの大群落。大焼砂の両側の斜面一面に群生していた。
横岳まで登り、そこから八合目小屋まで戻る途中で見つけた花。名前は?
天気が良くて暑かったが、ちょうどいろいろな花が楽しめる時期に秋田駒ヶ岳があるけて、楽しい山行となった。
「栗駒山のマザーツリー ― “千年クロベ”と秘湯“ランプの宿”ネイチャーウォーク」に参加しました
6月27日は、若柳スポーツクラブ主催の「栗駒山のマザーツリー ― “千年クロベ”と秘湯“ランプの宿”ネイチャーウォーク」に、一応、サポートインストラクターとして参加しました。実際にはノルディックウォーキングとは程遠いイベントの内容で、ほとんど出番はありませんでした。
例年よりも遅い梅雨入りで生憎の空模様になり、当初予定していた世界谷地を出発し、千年クロベを経て湯浜温泉へ至るコースを、湯浜温泉から千年クロベまでの往復に変更して行われました。
コースは湯浜温泉三浦旅館を出発し、栗駒山の登山道「湯浜コース」「大地森コース」を経由して、千年クロベに至る往復約11.5km(Ambit測定)。大小の様々な沢を徒渉して目的地を目指す、アドベンチャーテイスト満載のコースでした。
湯浜温泉の三浦旅館の駐車場に着いた時点で本格的な雨模様。
駐車場から旅館まで約10分、既にカッパを着た状態で移動。
三浦旅館に到着した参加者は30名。しかし、悪天候と、「沢が増水してて渡れないかも」という宿のご主人の言葉を聞き、10名が旅館で待機。とりあえず行けるところまで行ってみよう! と、実際にスタートしたのはガイドを含めて20名でした。
ブナ林を行く参加者
最初の徒渉ポイント白桧沢
だいぶ増水している様子
20名のうち、13名がここで引き返し、残り7名で先へ進むことになった。
ロープを頼りに徒渉する参加者
登山道の倒木にはえたキノコ。これは食べられるが、良く似たキノコで、裂くと中に紫色の筋が入っているものは毒キノコらしい。
雨で登山道のあちこちに水たまりができて、まるで沢の中を歩いているような状態だった。
二番目の徒渉ポイント相ノ沢。ロープは元々張ってあったが、心もとないので改めてロープを張った。
両手で掴まりながら慎重に徒渉する。
その後、規模の小さい徒渉箇所を二・三箇所難なく過ぎて、いよいよこのルート最大の徒渉箇所小桧沢に差し掛かった。
ロープを張り、カラビナとスリングでロープに体を繋いだ状態で、慎重に徒渉した。
幾多の困難を乗り越え、およそ3時間かかって、ようやく千年クロベに到着した。
クロベとはヒノキ科の常緑高木で、別名ネズリコとも呼ばれている。千年クロベ周辺の国有林は天然クロベが群生するクロベの森で、その中でひときわ大きく推定樹齢千年と考えられている巨木が千年クロベである。
東北森林管理局によれば、樹高は21.5m、幹回り10mとされている。
うろの中には黒く焦げた後。どうやら落雷によるものらしい。
周辺のブナの木
試しに幹回りを測ってみました。
計測の結果、およそ9.4mでした。計測条件によって多少違うかもしれませんので、およそ10mということで……。
千年クロベと無事に対面を果たして、同じルートを通り、当然同じ沢を徒渉して、ずぶぬれになって三浦旅館に戻りました。
浦戸諸島 De ノルディックウオーキング
5月5日は、有志によるプライベートイベントで、塩竈市の浦戸諸島をノルディックウォーキングした。
塩竈市のマリンゲート塩竈より塩竈市営汽船の定期連絡船に乗って桂島に渡り、島内を横断した後、石浜から無料の渡し船で野々島に渡る。島内を横断した後は再び無料渡し船で寒風沢島(さぶさわじま)に渡って、そこから定期連絡船でマリンゲート塩竈に戻ってきた。桂島上陸から寒風島発まで、渡し舟区間を含めて約5kmのノルディックウォーキングでした。
9時30分発の連絡船でマリンゲート塩竈を出発。
D&Dの分身の術
途中の馬放島(?)では鯉のぼりが泳いでいた。
松島湾・塩竈湾周辺では、ウミネコの糞害により松枯れ対策として、ウミネコに餌をあげないように呼びかけているが、それを知らないひとが餌をあげていたため、ウミネコが寄って来た。
浦戸へようこそ!
桂島に上陸。
島内を横断してノルディックウォーキング。
島の東岸の石浜で携帯電話で無料の渡し舟を呼ぶとすぐに来てくれる。今回は先客が呼んでいてくれたので、石浜に着いてすぐに渡し舟に乗れた。
野々島に着くと、熊野神社のそばを通って、東岸を目指してノルディックウォーキング再開。
椿のトンネルを抜ける。
東岸から再び無料の渡し舟に乗って寒風沢島に渡って、しばらく待つと定期連絡船が到着した。12時18分発の連絡船に乗り込み、寒風沢島を出発し、マリンゲート塩竈への帰路に就いた。
海上から泉ヶ岳、北泉ヶ岳、船形山などが見えた。
銅婚旅行2日目~磐梯山登山~
2日目の5月4日は、磐梯山に登った。今まで、安達太良山や一切経山など周辺の山には登っていたが、なぜか磐梯山には登る機会がなかった。今回、念願だったと言うほどの思い入れはないが、とうとう磐梯山に登ることができた。
宿泊していたペンションを8時前に出発し、途中のコンビニで昼食を買ってから八方台登山口へ向かった。
登山口へ向かう県道から磐梯山を望む
八方台登山口に8時半過ぎに着いたが、駐車場が既に一杯で駐車スペースを探してうおうろし、入り口わきになんとか駐車することができた。身支度を整え8時50分ごろ出発した。
まだ雪が残る八方台登山口
なかなか凶暴そうだ
残雪と新緑のコラボはなんだかずんだ餅のようである。
登山道わきの祠にお賽銭をあげ、登山の無事を祈った。
雪の残る登山道を歩いていると、時折、木々の間から桧原湖が見えた。
30分位歩くと中の湯温泉跡に着いた。施設は廃墟と化し営業はしていない。
登山道にはショウジョウバカマやスミレが咲いていた。
木々の間から、吾妻から飯豊へと続く山並が見える。
奥に見える山が西吾妻、左の湖が桧原湖、中央が小野川湖、右が秋元湖、手前が銅沼(あかぬま)。
銅沼
弘法清水の手前で、山頂を望む。ここまで雪の残る登山道を、時には雪渓をトラバースしながら、登って来た。
丁度12時頃に頂上に到着した。頂上からは360度の展望が開けているが、登っている時はあんなに晴れていたのに、頂上に着いたら微妙にガスがかかって、あまり見晴らしが良くなかった。
一通り周りを散策してからランチタイム。とは言ってもラーメンとおにぎり、それと食後のコーヒーだけどね。前日の雄国沼ではじゃがりこマッシュも食べました。
12時45分頃、下山開始。弘法清水で来た道とは反対方向へ迂回し、お花畑を通った。
花はまだ少なかったが、小さな黄色い花が咲いていた。
登りでは下ばかり見ていたからか、頭上の白い花には全く気が付かなかった。
途中の祠にも手を合わせて、14時40分頃、無事に登山口まで下山した。帰りに星のリゾート裏磐梯ホテルで日帰り入浴をし、登山の疲れを癒してから、帰路に着いた。