ALIVE

大切な人の突然の旅立ちからどうやって乗り越えてきたのかを綴っています。

止まらない自死

書ける時に 書こう はてなブログ(ペンペンっ!)

 

こんばんは。

 

この3年の間、身近な人の友人が自死をするということが2件ありました。

二人とも職場の同僚です。

(少しリアルな表現もあります。辛い方は飛ばしてください)

 

 

 

 

 

 

 

 

一人は元彼が。。。というお話でした。

ちょっと鬱っぽい彼氏がいるというのを聞いてはいたのですが

男として彼女に対する態度・行動がなってなかったので

私は別れを勧めたほどです。

 

1年半も付き合ってるのに

彼の家に行ったことがなくて・・・

と言ってました。

表現はあまりよくありませんが、

構って欲しさによく「今からしぬ」と言っていたそうです。

 

私はもう自分のような人を増やしたくないと思っています。

こんな辛い気持ち、経験はしなくていいと思っているから。

 

彼女には私の話はずいぶん前に話しました。

だからなのかよく相談を聞いていました。

 

私はかなり危なっかしい彼だと思ったので

「逃げることも生きること」と

伝えた記憶があります。

 

ほどなくして、お別れに至りました。

決定打になったトラブルがあったようでした。

最後に彼のお家にも行ったようですが

足の踏み場もないゴミ屋敷寸前だったようです。

 

でも別れて半年を過ぎた頃

彼は電車に飛び込んだようです。

その頃、彼女には新しいパートナーがいたのと

気持ちの整理がすでについていたので

ものすごく取り乱すということはありませんでしたが

もちろんいい気持ちにはなりませんよね。。。

私としても悶々とした時間がありました。

 

 

 

 

もう一人は親友がお空に行ってました男性の同僚でした。

とある話をきっかけに私の話をすると

実は半年前に親友が・・・と打ち明けてくれました。

彼はポロポロ泣きながら

「なんでそんな辛い経験したのに笑えてるの?」と

感想の第一声でした。

親友さんは遺書もなかったようで

なぜそうなったのかご親族の方も誰も分からないそうです。

 

これもまた辛い。

遺書があっても辛いのに。

 

そして彼は

「未だに彼がいないとは認めてない。まだ信じられない」と

言っていました。

そうだよ。。そりゃそうだよ。。。

10年近い私でも彼の死を認めてないんだから。

 

今の私は同じ経験をした人にただただ共感してあげること。

これが1つの役目だと思っています。

 

こればかりは同じ経験をした人でないと

分からないと思うからです。

 

ちなみに彼女の話の中で

「逃げることは生きること」

と出しましたが、

実はこれは自死した人にも言えることではと思っています。

 

自分の人生を生き切り、その選択をした。

自分でENDを引いた。

もちろん残った遺族からするとたまったもんじゃないです。

「何で??」しかないです。

 

実はこれ私の彼の義母さんから言われたんです。

「あの子は生きたのよ」って。

当時は言ってる意味が全くできませんでした。

「死んだのに生きたってどういうこと?」って。

 

でも自分の気持ちを整理していく上で

「ただただ辛かったんだな。。。」って。

 

私も彼がいなくなってから

何度もベランダから下を見ました。

(7階の部屋)

 

「もうこんな辛い人生終わらせたい」って。

もうこの一点だけ。

 

その中に「死んで彼に会いたい」という気持ちは

これっぽちも沸きませんでした。

 

死んだら会えるという保証なんて

どこにもないということだけは

冷静に思ってたんですよね。

 

でも死ねなかった。

「痛い」「怖い」が先でした。

 

それでもあの人はこの選択を生きているときに決行した。

 

すごく難しいし、これが絶対に正しいとは思わない。

でもそうだったんだなって

思うようにすることが

ポツポツ時間をかけてできるようになりました。

 

ただし、もし今ここに決行しようか悩んでいる人が見てるなら。。。

これはあくまでも、遺族が自分で努力してきた結果です。

何回も泣き叫びながら、答えの出ない疑問に心を奪われるのです。

 

私はどんな人でも「自死」は反対です。

結局遺族に地獄の苦しみしか残さないから。

しかも自分たちが死ぬまで。

 

この経験がない時の自分には戻れないこの苦しみ。

ただただ地獄です。

 

私は医者でもカウンセラーでもないので

どうしたらいいかは言えないけど。

 

ちょっと話が脱線しちゃったけど

きっとね、いつか何か辿り着く思いが

きっと出てくると思います。

 

それはきっと十人十色だと思います。

そしてその時によって思いも

色々変わっていくと思います。

でもその一つ一つを大事にして欲しいです。

 

自死 #自死遺族 

 

 

 

 

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 自死遺族へ
にほんブログ村 メンタルヘルスブログへ