この前、安い店に行ったら、ちょっとだけタイムスリップした(気がする)。
この「安い店」とは、しまむらよりも安い店である。
失礼なので名前は伏せる(じゃあ言うなだけれども)。
中国で売ってそうな感じだと思っていたけれど、中国に行ってみたら、やはり日本向けなんだなと思った…、ごめんね、安い店(中国にも失礼…比較したのは中国でも安い店で…すまぬ)。
知人にしまむら好きがいるけれど、安い店はちょっと…なようで、気軽に好きだと言えなくてごめんね、安い店…。
この安い店は何か独特な匂いがする。
この匂いをかいだら、安い店の匂いだってわかる(何の匂いかはわからない)。
同じ匂いではないけれど、ニトリも独特な匂いがする(この匂いをかいだら略)。
知人はニトリが好きなのに、同じく匂う仲間な安い店が好きじゃないなんて…、チープ過ぎるか、そっか。
でも好きだよっな私は、定期的にそこへ行っているのだけれど、この前行ったら、店内に流れる音楽が「セクシャルバイオレットNo.1」であった。
古過ぎやろと思いながら、心の中で「セクシャルバイオレット」と共に歌った(サビしか知らぬけれど)。
店内を回れば、次々とその時代と思われる曲が流れている…。
…今は令和ぞ? でも嫌いではない。
たぶん有線とかの何年代ヒット的なチャンネルを、店員さんの誰かが選んだのだろう。
確かに安い店の店員さんも、客層も、その曲を知っていそうな感じなので、まあいい。
店のちょっと古い感じも、蛍光灯が寒々しい感じも、アジア的な所も、合っている。
なんかこの曲が流行っていた時に戻ったような気がちょっとした。
こんな体験?は、以前もしたことがある。
田舎の直売所で。
できた当時はその時代では結構しゃれてたのかもと思わせる、年季の入った建物で、置いてある物も、店員さんも(失礼)今時さは一切ない、時代が止まった感じで、「壊れかけのRadio」とかがかかっていて、あれ、タイムスリップしてる…?と思ったわ。
あと、出先で立ち寄った田舎のイオン。
オシャレな新しいイオンでなく、まだジャスコ時代みたいな、ちょっと昔の雰囲気が残っている…、懐かしくて狂おしい。
このまま変わらないで欲しい。
地元の人は新しい方が嬉しいかもしれないけれども…。
古いショッピングモールはまさに「エモ」のかたまりだ。
ラーメンとカレーとうどんとそばとクレープがあるフードコートなんて涙がちょちょ切れらあ。
置いといて欲しい、置いといて欲しいよ。
こういうお店は消えつつあって、サービスエリアとかからも消えつつある…。
おいしくなったのかもだけれども。
若い時はダサいと思っていたけれど、今はこの感じ、嫌いじゃない。
どんどん新しくなっていくけれど、できるだけ残っていて欲しいわ…。