発送電分離

発送電分離と聞くと、否定的な感情がわいてくる。思い出すのはカリフォルニア電力危機。自然と寡占が進む市場を自由化して始めて、競走による弊害が見えた例だった。

賛成派は、さまざまな希望を持っているだろう

  • 環境に配慮した発電方法を普及させたい
  • 独占による弊害を取り除き、電力料金を安くする

しかし結果は悲惨だった

  • 資本が小さい企業が多く、些細な経営環境の悪化にも耐えれない(実際、企業防衛のため料金は高止まりした)
  • 自由退出にすれば、電力が十分供給される保証はない

少なくとも、首都機能及び本社が集中する場所で試みるべきではない。電力消費の変動が少ない地方で、実績を重ね普及させるのが、正道に思える。
携帯電話との比較する声もあるが、あれも固定電話の隙間に割り込む形で普及していった。PHSなどのように受益者は撤退にたえれるのだろうか?

東電憎しの声が吹き荒れる中、無謀な賭けに走る人が少ないことを祈る。