ウマシカの一人歩き

自分勝手記録。

星の街

とっくにですが新年明けました。

おめでとうございます。

 

ニュージーランドに行ったのが2017年の6月末で早いものでもうすぐ1年経ちます。

日々記憶が薄れていくのに焦ってきたのでそろそろ書き出します。

 

山道を走り続け雨と虹で最高のおもてなしを受けた場所からテカポまではすぐでした。

テカポへ入ると道の両側に制限速度と共にTekapoと書かれた緑色の看板が。

 

遂にテカポ入り!

 

テカポは本当に小さな町でした。

中心部に入って最初に目に付いたのがearth &skyの事務所。

 

テカポで星空観測ツアーを行なっている唯一のツアー会社です。

行く前は場所わかるかなぁなんて心配してたけどど初っ端に見つけて一安心。

 

ここがそうなのかぁーと思いつつとりあえず宿へ向かう。

5分もしないうちに到着。近。

テカポで取っていた宿はレイクフロントバックパッカーズというテカポ湖の目の前にある宿です。

 

f:id:amidas4:20171228024232j:image

 

 車を停めると鴨がてくてく。

 

 

f:id:amidas4:20171228024341j:image

 

 

近寄るとやっぱり逃げる。

 

レセプションへ寄りお姉さんに予約票を見せると紙に住所やら名前やらを書かかされ施設内の軽い説明。

周辺施設の地図を取り出し近くのご飯屋さんや有名な教会の場所にペンで丸つけながら説明してくれて最後に鍵が2種類ついたネックストラップを渡されチェックインは終了。

 

1つ目の鍵は玄関の鍵でもう1つが部屋の鍵。

 

鍵の返し方や室内のこともたぶん説明してくれてたと思うんだけどあまり理解できず。

へらへらと笑いふんわりとわかったふりをして鍵を受け取った。

 

まぁいいや。

またわかんなかったらその時聞きに来ればいい。

 

慣れないこと続きでメンタルが疲れたのか今は会話を頑張る気力が湧いてこない。

と言うか出てくる単語が全くない。

引き出し空っぽ。

 

とりあえず車へと向かい荷物を引っ張り出し部屋へと運ぶ。

ドミトリーになっている部屋がある棟には入り口が数カ所あり、

スロープのあるメインの入り口からトランクを運び入れると

すぐにキッチンとリビングとダイニングが。

数人のグループがキッチンで何かを作っていたりリビングでは暖炉の前で何人かが談笑したりしてる。

 

暖炉の前で談笑ってシュチュエーションがハリポタの世界みたいであぁ私外国にいるんだなって感じた。

 

ハリポタ世界を横目に部屋へ向かい部屋の鍵で開ける。

 

いや、

 

開かない。

 

 

なぜ。

 

 

もう一度。

グリグリグリグリ。

ガチャガチャガチャガチャ。

 

アラホモーラ。

 

 

開かない。

 

 

なになになになに。

なぜなぜなぜ。

 

鍵が何回も同じ方向でクルクル回る。

鍵って右回りが開くんだっけ左回りだっけどっちだったっけ。

 

 ドアの前で1人フリーズしていると隣の部屋のブラジル人だと言う男の人がやってきて、挨拶。

日本人とわかるとこれまた日本語が上手な人で日本語で軽く世間話したあとに鍵の開け方を教えてくれた。

 

よかったー助かったーー

ありがとう。

 

2段ベットが2つある4人部屋のドミトリーには先客が1人。

カーテンが半分閉まってて寝てるみたい。

静かに荷物を軽く整理してから宿の中を少し見てみると、

お風呂やトイレが想像よりも遥かに綺麗で驚く。

クライストチャーチの宿より綺麗だった。

 

テカポ湖に面するリビングはガラス張りになっていて目の前にテカポ湖が。

ガラス張りで冷える部屋をパチパチと音を立てている暖炉が暖めていて、

その周りには大きなソファが置いてある。

環境、ロケーション共に最高。

 

ただ唯一不便だったのが宿にいるとWi-Fiが繋がらないってこと。

 

外に出ると繋がる。

 

 

Wi-Fi繋ぎがてらさっそく外に出て散策てみよう。

 

テカポ湖に沿って歩いていくと街の中心部が右手あってそこを通り過ぎ、橋を渡る。

 

 

f:id:amidas4:20180221024409j:image

 

 

この橋を渡るとテカポと言えばここ!ってほど有名な良き羊飼いの教会がテカポ湖をバックに建ってる。

 

 f:id:amidas4:20180221024558j:image

 

テカポ湖のミルキーブルーも素敵だけど湖のほとりにこんな教会があるのも素敵。

 

さっきの雨は通り雨だったようで少し寒いけど気持ちのいい天気。

 

写真を撮ってると何人かに話しかけられる。

大体がシャッター押して?からのどこからの来たの?で私もなんとか答えられるQ &A。

 

湖の方へ行くと、カップルで写真を撮り合ったり

石を積み上げて遊んでる人や冷たい湖に足先だけをつけてキャッキャ声を上げる子供達を視界に入れつつまったり。

 

平和だなぁ。

 

しばらくボーッとしたり写真を撮ったりしてアース&スカイの事務所に寄ってみようと腰を上げ、来た道を戻る。

 

事務所を開けると受付には外国人の方が2人いて日本人とわかると中から日本人のガイドさんを連れて来てくれた。

 

今夜のツアーに参加するかと聞かれ今日はゆっくりしたいなぁって言うと

今日は天気も良いし明日になって崩れたりしたらもったいないから今日にしておいた方がいいんじゃないか、

と提案されて

確かにそれはそうだなと思い直してさっそく今日のツアーに参加することに。

 

20時頃にまた来ることにして事務所を出る。

 

宿に戻って部屋の鍵を開けようとするけどやっぱりうまく開けれない。

ガッチャガッチャやってると中から開けてもらえた。

同室の子が目を覚ましたらしい。

起きてたならよかったけど起こしてしまってたら悪いことしてしまったなぁ。

 

ありがとうを言ってからドキドキしながら挨拶してどこから来たのか聞くとイタリアからだそう。

何泊してるのか聞くとこの日で4日目で明日には出るらしい。

結構長くいる子だ。

私と同じパターンの子っぽい。

 

テカポにはやっぱり星を見に来たらしく星空を見たときはすごかった、綺麗だった、ってとにかく嬉しそうに話してくれた。

 

夜が更に楽しみになってきた!

 

なにか質問をされたんだけど私の英語力では理解できず。

山って単語ぐらいしか聞き取れなかった。

残念すぎる。もっと色々話したいのに。

 

言葉が通じずにここまで来るまでに不便だなと感じてはいたけど

ジェスチャーとか単語とかアプリとかとにかくなんとかなってたこの旅だけど

この時が一番英語がしゃべれたらよかったのにって思った。

言葉って大事なんだよなぁ。。

もっと話せたらもっと色んな話をしたり聞いたりできるのに。

 

ツアーに行く前に熱いシャワーを浴びて冷えた体をガッツリ温める。

 

温まったらお腹すいてきた。

朝からブラウニーしか食べてなかった。

支度して車に乗り込みお店屋さんが集まる中心部へ。

 

ラーメン食べたいラーメン、と思いながら何軒か並ぶご飯屋さんの中から中華屋へ入る。

けどメニューを見てもよくわからない。

グーグルのアプリで読み取るもわけのわからん訳しか出ず、だからと言って聞くのも億劫で聞きもせずこれ!と注文して出てきたのは焼きそば。

 

・・・麺類だしいいか。

 

と食べたら油たっぷりで若干胃もたれ

注文完全にミスった。

 

重い胃をさすりながら同じ並びにあるアース&スカイの事務所へ。

集合時間までは少し時間があって事務所内にあるお土産物を見て時間を潰していると少しづつ人が集まってくる。

お土産も星や宇宙関連の物ばかりで見てて楽しい。

 

だんだんと人が集まってきていつの間にか事務所内は人でいっぱいに。

想像以上に日本人の観光客いて驚き。

 

カップルが多めであとは団体のおば様おじ様達。

一人旅でツアーに参加してるのは私だけだった。

赤いLEDライトとカナダグースの防寒具が全員に回されてから

満席に近いマイクロバスに乗り込みマウントジョンまで登る。

 

バスは数十分クネクネとした道を登り続けマウントジョンに設置されたゲートをくぐり山頂へ到着。

 

降りた瞬間、わぁぁぁ、と自然と歓声が上がる。

 

そう、もう本当に自然と声が出てしまうほどの素晴らしい星空が頭上いっぱいに広がっていました。

 

こんなにハッキリとした星空を観るのは初めて。

 

厳密に言うと夜宿から出た瞬間の星空ですらすごくてかなり興奮したけど

やっぱり山に登ると更に、です。

 

来てよかった。

 

この旅で何度となく思った素直な気持ちですが本当に心からそう思う。

来てよかった。

テカポの星空は一生に一度は観てほしい星空です。

 

興奮状態のツアー客達をガイドの人達が引率して天文台まで連れて行きそこから星空の説明を楽しくしてくれました。

 

やっぱりガイドしてくれる人がいると楽しいもので色々なネタや知識を上手に話してくれます。

ずっと聞いてられるー。

 

南半球でしか観られない可愛らしい小さな十字架の形をした南十字星や星団を堪能し天文台や設置された望遠鏡で色々な星を観て

冷えた体に配られたホットチョコレートがすごく美味しかった。

もうホットチョコレートって単語が最高でしょ。

また飲みたくなってくる。

 

天気も良くて今日にしておいてよかった。

 

ツアーが終わりまたバスに乗り込むと帰り道には野生のイタチがちょこちょこと姿を現したりと楽しい時間を過ごせました。

 

せっかく天気も良いからこのまま車で良き羊飼いの教会へ向かう。

写真を撮ろう。

ツアー中は時間がなくて全然撮れなかったから。

 

到着すると既に人がいてみんなカメラで写真を撮ってる。

フォグランプにしてなるべく撮ってる人の邪魔しないように駐車。

 

さっそく私も撮る。

 

f:id:amidas4:20180523011419j:image

 

f:id:amidas4:20180523011514j:image

 

昼間に見ても可愛らしい教会だけど夜に星とタッグを組むと最強のおとぎ話みたいな光景。

絵本の世界みたいでした。

 

ここでさっきのツアーに参加していたカップルと会ってお喋り。

彼女はこっちの学校に通っていて彼はもう少ししたらさっきのアース&スカイで働くことになりそうとのこと。

面接はスカイプでしたらしく聞いてて新鮮でした。

 

旅に出ると普段なら出会うことのない人、話すことのない人と話せて大なり小なり色々な刺激を受けます。

 

夜もだんだんと深くなっていくとさすがに寒さも増してカップルは帰ると言うのでそこでさよなら。

 

もう少し撮ってから帰ろ。

 

ニュージーランドではオーロラも観れることもあって(緑のカーテンのようなオーロラではなくてピンクや黄色のグラデーションっぽい靄のようなオーロラでこれはこれでものすごく綺麗)

ちょっと期待してたんだけど今日は出なさそう。

ツアーの時に聞いたら少しづつオーロラ指数は上がってきてるって言ってたから明日に期待して今日は帰ろう。

 

だいぶ冷えた。

宿に戻ると同室の子はすでにぐっすり。

私も疲れたのか寝支度を終えて布団に入るといつのまにか眠りに落ちていました。

 

こんな感じでテカポ1日目は最高のスタートでした。

 

次回テカポ2日目。

たぶんまたかなり空くと思いますがよろしくです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レインボーロード

お久しぶりです。

またまただいぶ空きましたがちまちま書いてる私からすると全然久しぶりじゃありません。

 

タイトルもレインボーロードとかなりかっこつけましたが過度な期待は厳禁です。

相変わらずしょーもなさは健在でございます。

 

だけど私の中でテカポへ向かう道中は、ごく稀にしか見られない虹のように素晴らしい光景の連続で本当に貴重で素敵な時間でした。

目の前に広がる光景全てを独り占めできたこの道は私にとっては間違いなくレインボーロードでした。

 

さて、かっこつけから始まったテカポへの旅、ハードルを無駄に上げた気がしてどんな感じになるのか不安要素満載ですがサクッとスタートです。

 

薄々気付いてはいたんですがどうやら私は車での移動が自分が思っている以上に好きなようです。

 

なぜ?と言われるとそこはうまく説明できず「ただ好きだから」に限るんですが、

それでも理由を捻り出すと、普段生活する土地から地続きで少しづつ変わっていく景色を見ながら

自分のまだ知らないどこか遠くへ向かえる行為にワクワクしてくるんだと思います。

 

自分で車を運転し遠いどこかへたどり着いた!と実感できるのもいいのかも。

 

旅先ももちろん楽しいんですが移動中の車内もそれと同じくらい楽しくて大好きです。

 

 

なにより飛行機や電車と違い他人と空間を共有しなくていい車は本当に気がラク。

寒かったら暖房ガンガン(冷え性で寒がりなんです)に出来て

空気が良ければ窓を全開(暑さにはかなり強いのでクーラーは基本必要なし)にして走るのも気持ちがいい。

他人を気にすることなく飲み物を飲んだら思い切りゲップも出せて心置きなく屁だってこけます。

おっと失礼。

 

我慢は体によくないって話です。

 

お気に入りの音楽をバカみたいな音量にして大声で歌ったっていい。

 

あまり電車に乗る機会がなく大人になってしまったので今でも電車だけは苦手意識が強いです。

友人達に簡単だよ、と言われる路線図は脱出不可能な迷路に見える。

 

飛行機は非日常感がいい。

船は好きだけど三半規管が弱いからすぐに酔う。

そして結果乗り物はやっぱり車が一番好き、と言うか「合う」と言った方がしっくりくるかな。

 

車に乗り込みテカポで取ってある宿に目的地を設定している間、外でレセプションの彼が見送りでまだすぐそこにいるので妙に焦りました。

割と律儀だな。

早く出ないと寒い中待たせて悪い気がしてくる。

焦り気味な設定が終わり本当にバイバイしクライストチャーチの街を走り抜けます。

住宅街に紛れて立っていた宿を出ると数分で大きめの通りへ出ました。

テカポへの道のりはまず大通りを走るコースのよう。

 

片側二車線の広い道路の両側には、

スーパーマーケット、ガソリンスタンド、マック、コーヒーショップ、自動車販売の店、学校などの建物が広々と敷地を取り、真っ直ぐな道の左右に分かれて続いています。

 

車線もこの時はまだ片側二車線あり交通量も多くニュージーランドが車社会だと感じる。

それにしても日本車が多い。

頑張ってるね日本自動車産業!と妙な上から目線で

ちょっと誇らしくちょっと嬉しい気がしてくる。

 

早めに給油を済ませておかないと途中からガソリンスタンドはおろかお店が全くなくなる、と聞いていたので

値段を見ながら安いとこで入れようと思ってはいたけど、

安い!と思ったら反対車線だったり、

あった!と思ったら入口通り過ぎてたり。

見送り見送りを繰り返しなかなか入れない。

どんくさっ!

 

この先に何軒ガソスタがあるのかはわからないしそろそろ入れないとまずいかもと焦りが出てきたので値段にこだわるのをやめマックが横にあるガソスタへIN。

 

さて。

入ったはいいがここでもやはりシステムがわからない。

 

ニュージーランドも日本と同じく基本セルフらしい。

電卓のように並んだ数字に加えてfullとclearのボタンが。

 

日本で言うレギュラーはニュージーランドでは91とゆう数字になっていて緑色のノズル。

ハイオクは98で赤のノズル。

軽油は番号は忘れてしまった。

ここまでは知っててもその店それぞれで多少なりシステムが違うしなぁ。。

 

日本では緑が軽油のノズル。

赤のノズルはレギュラー。黄色のノズルはハイオク。

 

昔ガソスタでバイトしていた時にこのノズルの色分けは実際のガソリンの色だと聞いたことがありました。

確かに年季の入ったレギュラー車の給油口は赤く染まってた。

更にレギュラーとハイオクでは匂いが微妙に違っていてよく匂いを嗅いで油種確認していました。

 

それでも一度レギュラー車に軽油を流し込むミスをしてお客さんの車を壊した17歳の春。

こうゆうことだけはよく覚えてるものでお客さんの車はハイエースで、

ハイエースは軽油車が多くてレギュラー車があるって当時知らなかったんだよなぁ。

あの時の油種間違いでの洗浄作業自腹だったなぁ。

社員のブチギレ顔が恐ろしかった。。

その顔見て自腹なんだから許してくれよって思ったんだよなぁ。。。

 

そんな苦い思い出を思い出しつつニュージーランドはノズルが緑だからもしかしてガソリン緑色なのかな。。と給油口を見てみると色はついてない。

なんでだろう。。

後から調べてみるとガソリンや灯油はわざと着色して油種によって色分けしているようです。

 

 いやいやそんなことはどうでもよくてここからどうしたものか。

fullのボタンを押して給油を開始すればいいのかな。

ちょっと触ってみるが動かない。

 

周りを観察。

 

みんなボタン押す工程は終わってるようでノズルを持ちリッター数の表示されるパネルを見ながらボケーーっとしてる。

 

聞いた方が早いな。

斜め前のレーンにいたサンタクロース体系の優しそうなメガネのおじちゃんを捕獲。

 

身振り手振りで入れ方がわからないと伝えるとゆっくりな単語英語で説明してくれて

最後に◯◯円分?それとも満タン?と聞かれ、満タン!と答えるとガソリンが出てくるまでの工程をやってくれた。

選手交代し自分でノズルを持ち満タンまでにする。

 

そしておっちゃん自分のレーンへと戻り自分のも入れ終わるとこっちにおいでーと言いながら手招きをしてくる。

近寄って行くと隣接する店内に向かいながら自分の使っているレーンの番号をレジで伝えて支払いを済ませるんだよ、と歩きながら説明してくれた。

 

店内に入ると日本のコンビニそのままでトイレはもちろん飲み物がありお菓子がありホットスナックがあり日用品があり。

少し違ったのはパンやマフィンのパン類が置いてあるスーパーにあるような自分で取る形式のパン屋さんコーナーがあることくらい。

場所によってはセルフじゃなく店員さんに欲しいものを伝えて取ってもらうバージョンの所もありました。

 

2つあるレジは何人か並んでいてその並んでいる間もそのおじちゃんは

どこから来たのか?日本か!日本のどこから来た?私は東京と神戸と福岡に行ったことがあるよ!と、たぶんおじちゃんが知ってる日本についての知識を総動員して色々話してくれました。

こうやってコミュニケーションを一生懸命取ってくれようとする姿勢って外国から入ってきた人間にとっては何より嬉しい事だったりします。

 

私が日本の愛知県から来たよ、と言うと予想はしていたけどやはり知らないらしく

おじちゃんの頭の上には大きなはてなマークが浮かんでいました。

もっと詳しく説明できる英語力があればなぁ。。

 

そんなことを話しているうちに自分の番が来ておじちゃんに言われた通りに店員さんにレーン番号を伝え支払いを済ませるとおじちゃんにありがとうを伝えめいいっぱい手を振りバイバイしました。

 

愛知県ってなんて言えばわかりやすいのかなぁ。

かなりざっくりだけど東京と京都の中間らへんとか

車のトヨタドラゴンボールドラクエ鳥山明の出身地と言えば知らない人でも多少ピンとくるかな。

それとも城がやたらとあるから歴史上の人物?

説明って難しいな、伝え切れなくてほんと残念だな、なんて考えながらも出発。

 

その先もしばらくはまだお店があり焦って給油しなくてもよかったんだな、と思ったけど知らない土地だから仕方ない。

まだ行けるまだ行けると賭けみたいなことはできない性分。

安パイで行こう。

 

両側にたくさんあったお店も走っているうちにだんだんと数が減っていきそのうち全く何もなくなりました。

 

そしてその代わりと言わんばかりにここでニュージーランドの代名詞とも言える羊たちの登場。

最初はその羊の多さに声を出して驚きました。

 

 

f:id:amidas4:20171027010955j:image

 

この白い点々の正体こそまさに羊達です。

 

それにしても羊の多いこと多いこと。

 

 f:id:amidas4:20171027011104j:image

 

ものすごい広い敷地に放たれているたくさんの羊や牛。

このものすごい広さの牧場の中には、

端から端にかけてローラーがついた水を撒くような機械が置いてある。

言葉での表現が難しいんですが、やじろべえのような形と言えばいいのかな。例えが古すぎるか。。

T字になっていて縦の部分の下にはタイヤがついていて横の棒の部分から地面に向かって何かが撒かれるような形。

たぶん牧草を育てるためにこれで水を撒いているんじゃないかな、と予測。

これが相当な大きさ。

 

牧場と道路の間には風除けなのかかなり背の高い真っ直ぐな木が規則正しくびっしりと並んでいる所がたくさんありました。

 

だんだんと山道になってきても現れるのはやはり牧場。

 

その羊の多さ! 

大地の広大さ!

 

その見たこともない光景の連続にかなり心が踊りました。

気持ち悪いですが1人車内で興奮し、かなりしゃべっていました。

割と大きめの声で。

 

街を抜け郊外を抜け牧場と山しか見えなくなると信号は全く無くなり道も一車線へとなる。

すれ違う車もまばらになってきた。

 

ニュージーランドでは一般道からそのまま突然高速道路になります。

無料なんです。高速が。

北島には有料のところが一箇所だけある、なんてネットで見たかな。

 

そして街中を除き時速は最低でも100キロは出してないとちんたらと走る迷惑ドライバーとなります。

 

私も結構スピードを出して走ってはいたんですが時々後ろから猛スピードで車が現れ抜かされることもしばしば。

ほとんど一本道だったのにどっから来たんだあの車。

 

しばらく走っていると右折する箇所に差し掛かり目の前に看板が。

 

 

f:id:amidas4:20171114002719j:image

 

 

看板にテカポの文字が!

もうこれだけでも嬉しい。

少しづつテカポへ近付いてるんだ。。

そう思うと嬉しくて楽しくて仕方ありません。

 

少し休憩、と車を降り体のあちこちを伸ばしタバコを一本吸って灰と吸い殻を携帯灰皿に入れてから看板と記念写真を撮り友人や家族に送りつけ再び出発。

 

気持ちよく山道を走り続けているとついにやって来ました。

 

私の旅のお供。雨雲君の登場です。

走りながら怪しいなとは思っていましたが大本命のテカポへ向かう途中でようやく私の元へたどり着いたようです。

雨雲に愛された女の宿命です。

一方的な愛にうんざりしつつもどこかでやっと来たかと思ったりもしました。

嫌よ嫌よも好きのうちってやつです。

嘘です。実際はこのタイミングかと大ブーイングでした。

 

ニュージーランドに来て曇りはあっても雨に降られたのはここで初めて。

と言ってもまだ2日目ですが。

 

それでも行きだけで3回も飛行機に乗りその全ての飛行機が遅延もせず無事予定通り飛び立ち、そして無事降り立ったからまぁよくぞここまで我慢してくれたとそう考えよう。

 

理想が低過ぎてちょっとしたことでハッピー変換です。

 

時刻は13時過ぎ。

フロントガラスに当たる雨をワイパーで弾きながらテカポへ向かって進んで行きます。

車内はお気に入りの音楽が流れ、雨に降られながらも私の気分は最高にいい。

 

お腹が徐々に騒ぎ出しそういえば朝から何も食べてないのを思い出し、

思い出した途端猛烈に何かを食べたくなる。

後部座席に放り込んだ昨日スーパーで買ったブラウニーの入ったビニール袋を片手で引き寄せブラウニーを取り出す。

四ブロックが1枚になった大きなワンブロックを細かく割って一つつまむ。

 

昨日開封した時は外サックリの中しっとりだったけど

1日経って若干しっとり感が増した気がする。

それでもおいしい。

これは空腹じゃなくてもおいしい。

けど今は空腹だから最高においしい。

 

ニュージーランドの美味しいお水を飲みながらペロリとワンブロックを平らげました。

 

お腹も満たされしばらく走っていると旅のお供も少し遠慮したのか雨もあがり周りが山なのは変わらずだけど急に視界が開けた。

 

目の前には眩し過ぎるほどの夕陽。

 

うわぁ、と思わず1人呟き車を止めて降りました。

雨に降られ濡れた地面が夕陽を反射させてオレンジ色にキラキラしてる。

 

 

 カメラを取りに車へ戻ろうと振り返ると、そこには大きな虹。

 

道路を跨ぐように虹が二本架かってる。

 

 f:id:amidas4:20171118042042j:image

 

あぁ、心底歓迎されてるって気がする。

こんなにも素敵な旅になるなんて思ってもなかった。

来てよかった。本当に来てよかった。

 

 カメラを用意するのも忘れしばらくその光景に見入って感動していました。

我に返り慌てて写真を撮った時にはすでに一本は消え、もう一本もかなり薄くなってしまいました。

 

薄い虹をカメラに収めてからもしばらく1人そこに立ち尽くしていました。

 

夕陽はまだまだ登っていますがだんだんと山と山の間へと近づき沈んで行こうとしています。

そこでハッとしてテカポへ向かわなきゃと思い出し車に乗り再び出発。

テカポまではあと少し。

 

さて、レインボーロード編ですがほんとに虹が出ました。

なので単純明快にレインボーロード

 

後にも先にも車の移動でこんなにも感動した道中はここだけでした。

クライストチャーチは素敵な街です。

それでも街中よりも自然が好きな私はこの車移動の時に初めて自分の理想とする旅が始まった瞬間でもありました。

 

もちろんここまで来る過程も初めての体験ばかりで面白がる気持ち少々に不安と怖さてんこもりの自分なりの小さなチャレンジを重ねる旅でした。

 

これはこれでいいんです。

けど良くも悪くもガッチガチでした。

 

テカポへ向かうその4時間でリハビリのように少しづつ肩の力を抜いて

大きく息を吸い、体にこの国の空気を溶け込ませて

ここでようやく自由になれた気がします。

 

 

そして自由になれたのでとりあえずここで今日は終わり。

 

次回テカポ到着編です。 

 

方向音痴、街を歩く【後編】

もう10月も半ばで気付けば年越しまで2ヶ月ちょっとです。
なんだか驚いてしまって至る所でその話題を出している私です。こんばんわ。

と書き出した頃はまだ10月半ばだったんですがちまちまやっていたせいで既に11月間近です。

さて、クライストチャーチ散策も後編ですが、
なかなか最終目的地のテカポまで辿り着きません。
全部を書くことは無理なのもわかってはいるんですが書きたいことは山ほどあるのに悲しいことにその全てを繋げる文章力がありません。

一応これでも結構端折ってはいるんだけどあちこち迷子になりつつダラダラと長くなります。

道のりはまだまだ長いですが、
今日も私のあっちこっち彷徨う文章に最後までお付き合い下さいませ。

 

さて、お尻ぷりぷりの可愛いカモのいるハグレイパークを出て、
宿に向かおうと一度立ち止まりマップを起動させようとポンコツiPhoneを取り出すと。。

あれ?グーグル先生まだ迷子。
調子悪いなぁ。

ニュージーランドではネット環境があまり整ってはいない、とは聞いていたんですがそれにしてもクライストチャーチで?

テカポや山の方は怪しいけど街の方のクライストチャーチでは大丈夫とポケットWiFi借りた受付のおばちゃん言ってたんだけどなぁ。

代打。オフラインの地図、maps.me選手を立ち上げる。
頼むぞmaps.me!

現地で使えないと困ると思い出国前、事前にクライストチャーチの地図をダウンロード済み。
地元でも地元の地図をダウンロードし一度試しに使ってみた。結果特に問題なしだった。
いざ使う時が来た!

。。。

検索するとまさかの宿が出ない。綴り間違えたかな?
いや、合ってる。

うおーーーー。そうきたかぁーーー。
宿が出ないかぁ。。。

宿を検索しておくべきだった。
ここにきて詰めの甘さが痛い。

公園前で1人私は携帯の世界に入り込み数分戦いましたがだんだんめんどくさくなってきて
そう遠くはないから適当に歩いてるうちにどこか知ってる道に出るな、と楽観的に考えを改め地図は諦めポケットにiPhoneをしまいザックリの方向で歩を進めます。

マップが使えなかった原因は宿に戻ってからちゃんと確認してみるとポケットWiFiの更新ボタンを押してなかったとそれだけのことでした。
Wi-Fiが繋がってなければそりゃグーグル先生も迷子になります。
iPhoneポンコツなわけではなく私がポンコツでした。

そしてポンコツ頭は元気よくずんずん進んで行きます。
住宅街に入りそうだったので道を右に逸れてみることに。

そしてまた川が見えてきます。

f:id:amidas4:20171028013015j:image

どこもかしこもいちいち綺麗。
それになんとなく知ってる道に出そう。

カメラをぶら下げて歩くのは危ないかな、とずっとリュックにカメラを入れて歩いていたんですが
撮りたい風景に出会うたびに出してはしまうを繰り返していくうちにだんだん面倒になりここら辺から斜めがけに切り替える。

海外の中でも治安が良い方だとよく言われるニュージーランドですが確かに良い。

出国の数週間前、初の海外一人旅だったのもありだんだんと近づいて来る出国日に不安を募らせむしろ行きたくなくなっていた時、元職場の人からご飯に行こうと誘われました。

ニュージーランドに一人で行くんだけど不安なんです、と言うと彼女は「あそこは羊しかいないから大丈夫」と言われる始末でした。

 

が、それでもやはり海外なので油断は禁物。
と思いつつも昨夜も無事徒歩で宿まで辿り着けたのもあり2日目にして妙にガードが甘くなる。
夜の一人歩きは怖かったけど、
初日だけで既にニュージーランドに住む人達の優しさを体験し更にガードが緩くなります。

出発前、念のため治安のあまりよくない地域も調べると少なからずそうゆう地域もあるようで立ち寄る予定ではない場所が数カ所出てきました。
日中は良くても夜は危ない、など。

下調べ大事です。
〝知らない〟ってのはなかなかこわい(基本知らないことだらけなので全ての入りはこわい)
無知が故に取り返しのつかない失敗をしたり損をしたり後悔をしたり。
けど、物事によっては逆に無知が故に何にも臆せず飛び込める勢いがあり楽しさがあるのも間違いありません。

難しいけど結局はバランスとゆうかその場その場で判断するしかありません。

それでもやはりガチガチの先入観を持ったままなのも旅を強張らせつまらなくするだけなのでネットの情報なんかは特に自分の目で見て確かめるまでは頭のどこか隅っこに置いておく程度が良いのかもしれません。

最低限の身を守る情報はしっかりと持ちつつ、ですが。

宿でも到着したその日に、あそこは夜行かない方がいい、と教えられた所がありその近辺は避け今回の旅は特に大きなトラブルもなく無事に帰って来れました。

そんなゆるゆるのガードで歩いていると雰囲気のある建物が見えてきます。

f:id:amidas4:20171028014654j:image

クライストチャーチ大聖堂です。

2011年に起こったカンタベリー地震により未だ崩れたままになっている大聖堂。
ここクライストチャーチの被害は特に大きく崩れかけの建物や割れた道もそのままの場所もあり復興作業はまだ続いています。

鉄柵に覆われ近づけない状況ですがそれでもクライストチャーチの代表的な観光地となっているここへ立ち寄る旅行者は今でも多いようで鉄柵の隙間からカメラを向け撮影する人が何人かいて、私もその一人でした。

教会や建造物のことは何も詳しく知りませんが好きな建物でした。

もっと知識があればもっともっと感動もしたかもしれないし楽しかったかもしれない。
中に入ってみたかったなぁ。
きっと内装もすごかったんだろうなぁ。
ここまで崩れると修繕じゃなくて建て直し??それとも取り壊してしまうのか。
いや、取り壊すにはもったいなさすぎるよなぁ。
どのみち費用が掛かるのは間違いないからしばらくはこのまま、なのかな。

再建となるといくらくらいかかるんだろ。
崩れ落ちた外装を眺めながらそんなことを考えていましたがふと腕時計を見ると結構いい時間。

クライストチャーチからテカポ湖までは約250㎞。
距離にするとそこまで遠くはないんですが(私の感覚だと近場になります)
山道が多く、3時間以上はかかるよう。
しかも午後は天候が崩れる予報。
雨が降りそのまま陽が落ち気温が下がると道が凍る可能性も出てくるため路面状況を考えると陽が落ちる前にテカポへ到着しておきたい。

まだ周れてない所もあるけど、迷うかもしれないし逆算していくとそろそろ宿に向かって歩き出さなきゃ。
最後にもう一度ゆっくり眺めて大聖堂を後にします。

適当にこっちだろうあっちだろうと歩いていると何度か通った道に出て無事宿に到着。

歩いたーー
疲れたーー

レセプションへ行き預けていた荷物を引き取り車に乗せる。
宿に戻り喫煙所で出発前に一本。

タバコを吸いながら気になっていた車を運転する上でのニュージーランドのマナーを聞いてみました。

日本では道を譲ってもらったり間に入れてもらった相手へ車内から頭を下げたり手をあげたりハザードをたいたりと色々とありがとうを示す方法がありますが
外国はどうなっているんだろう?と。


ハザードたくのは特に意味が通じるのか気になっていて本来の意味で捉えられると

こちらとしてはありがとうと伝えたつもりが相手からすると緊急停止のような意味合いになり危ないかなぁと思っていました。

 

サンキューハザードの習慣って日本だけなのかな。

聞くとこっちでは窓から手を出してありがとうとなるらしい。

 

ふーん。

 

「ところでテカポには何泊するつもりなの?」

 

「5泊」

 

「長っ!確かにあそこの湖は綺麗な色だけど5泊もするような場所じゃないよ。今すぐ宿をキャンセルして数日はクイーンズタウンとかに他に泊まった方がいいって」

 

と土壇場でそんなアドバイスをしてくれる。

私をよく知る人達はすでにご存知かと思いますが私は超が付くほどの雨女でございます。

特にその力は旅先で発揮されることが多く雨に降られない旅は無いほどです。

むしろ最近は降らないと調子悪いな、くらいに思うほどです。

 

今回のニュージーランドも到着する前は晴れてたらしいんですが着いた途端に雲が多く発生。

完全に曇りでした。

 

旅先に限らず楽しみにしている予定なんかだと中止にならない程度の(ある意味往生際が悪くて腹立つやつ)雨が降るなんてことはしょっちゅうです。

 

国内の一人旅でも台風の時期でもないのに船の欠航、飛行機の大幅遅延なんかはしょっちゅうでした。

南十字星が見たくて最南端の島、石垣波照間島へ行った時も3泊したにも関わらず全て曇り。

翌年か翌々年にリベンジとまた行った時も曇り時々雨。

日中は晴れてるのに夜は曇る。

分厚い雲の合間から覗く星空はもはや地元でも見える程度のものです。

雲のフィルターが見事に遮ってくれました。

 

いろんな意味で持ってます。

当然誰にも羨ましがられませんがネタにはなります。

とゆうかネタにしないとやってらんないです。

 

そんなスーパー雨女の私がまさしく天候に左右される星空観測をしに遠路はるばるテカポへ向かうわけです。

 

たった1日や2日で星空が見れるとは端から思っていませんでした。

 

当初の予定ではオープンジョーチケットで成田から北島オークランドを乗り継ぎ南島クイーンズタウンへと降り立ちレンタカーで北上して行き旅の後半でテカポへ辿り着いたのちにクライストチャーチでレンタカーを乗り捨て飛行機に乗り帰路につく予定でした。

 

ちなみに位置関係は私が出発前にグーグルマップをこねくり回して書き出した地図でご確認下さい。

 

f:id:amidas4:20171028023713j:image

 

ニュージーランドは見所が車で行ける程度の距離で見事に散らばっています。

まさしくレンタカー旅にはもってこいの島なんです。

 

それにしてもこの私が2日や3日じゃ晴れ間をみれる気がしない。

色々と巡りたい気持ちもあるけど何を目的に私はニュージーランドへ行くのか?

そう、星!星なのよ!

ここまで来て見れなかったらさすがに泣く。

念には念を入れニュージーランドに滞在できる時間をほぼテカポへと突っ込みました。

 

さすがに5日あれば1日くらいは晴れるだろう。。。そんな感覚です。

 

これは後々書くつもりですが結果オーライの判断でした。

 

クイーンズタウン泊へ多少気持ちが揺れましたがもう一つやめた理由として大きかったのが

テカポでの宿はバッパーと言って日本で言うとゲストハウスのような安宿。

寝る部屋は8人部屋、6人部屋、4人部屋とありトイレやお風呂、キッチンは共同。シェアハウスみたいな感じ。

5泊で175NZドル。

日本円にして14000円ちょっとです。

ホテルのように24時間従業員がカウンターにいるような所ではありません。

飛行機の関係でチェックアウトの時間が夜中か早朝になる可能性が高くレセプションに人がいるってことはなさそう。

前日に人がいる時間帯にレセプション行って支払うとか面倒だなとこんなちょっとしたことを面倒くさがり既にカードで先払いしていました。

キャンセルとなるとその手続きがカードの場合可能なのか、直前だからキャンセル料のことも気になり結果アクション起こすのめんどくさいな、にたどり着きます。

 

結局テカポ5日泊はそのままにレセプションの彼とはバイバイ。

 

 

さぁ、いよいよテカポへ向かって出発です。

方向音痴、街を歩く【前編】

お久しぶりでございます。

 

普段仕事がある日に自分でセットした目覚ましって

いざ時間になって鳴り出すともんっっのすごい鬱陶しく

いつもならセットした自分自身へ苛立つ朝なんですが、

不思議と(不思議でもないか)旅の途中での目覚ましはスッと起きれて常に爽やかです。

なんなら目覚ましが鳴る前からちょくちょく起きます。

 

2時間程の仮眠のような睡眠を取り爽やかな目覚ましと冷気によって目を覚ました私は、

自分の体温で暖かくなっている布団の中で少しグズグズしてから包まっていた布団から抜け出します。

四つあるうちの1番ドアに近いベットから降りるとむき出しになった足首が冷んやりとする。

ヒーターまで歩み寄り手をかざすと暖かくない。

昨日の夜はついてた気がするんだけどなぁ。

どうやら調子が悪いらしい。

そりゃ寒いわ。

 

さて。

今日は午前中にクライストチャーチを周り午後にはテカポまで移動の予定。

着替えて支度をしよう。。

 

いつもならしない化粧をして歯を磨き、脱ぎ散らかした服を畳み歯ブラシやタオル、使い終わったものからトランクへしまいこんでいきます。

お腹は空いてないから朝ごはんはパス。

だんだん体も頭もオフからオンになってくる。

 

さて。今日はどこに行こう。

 

昨晩勧められたアートギャラリーは行ってみようかな。

あとはコンテナモール、ハグレイパーク、クライストチャーチ大聖堂、ニューブライトン図書館も行ってみたい。

観光名所は中心部にだいたい固まってるらしい。

 

昨日レセプションでもらった地図を広げ起きかけの思考回路を働かす。

まずはアートギャラリーに向かいそこからハグレイパークへ向かうコースがいいかな、と大まかなルートを決める。

宿から片道約3キロ程度。

 

うん。あとは気分で決めていこう。

体力は有り余ってるから遠回りしても平気。

1人だから相手の体力や空腹を気遣わなくていい。

行きたいところに行っていたいだけいれる。

なんて気楽なんだ...!最高!!

一人旅って究極の自己中行動発揮の場だと個人的には思ってます。

 

カメラと地図をリュックに放り込み、

歩きながらでも取り出せるサイドポケットに昨日スーパーで買ったペットボトルの水を突っ込む。

三脚の出番は星空撮影までなさそうだからトランク待機のままで。

スリや引ったくり対策にカードや現金、パスポートが入った小さな肩掛けのお財布カバンは上着の下で斜め掛けにし見えないようにする。

ブーツに現金少し隠そうかなと考えるがめんどうだなと思いやめる。

よし、あとは携帯があればいい。

 

宿は日本円にすると1泊2000円程度の安宿。

エレベーターなんぞあるわけもなく大人2人がすれ違うのにちょうどいいくらいの幅の階段を使い二階からよっこらえっこらと自分でトランクを降ろす。重。

 

クライストチャーチに辿り着くまでの道のりで買ったばかりのトランクは空港職員がこれでサッカーでもしてたんじゃないかと思うほどの汚れ方。

白だから余計に汚れが目立つ。

 

前回まで使っていたトランクはoutdoorの布製のトランクで、

布だからガンガン詰め込んでも伸びるのはいいんだけど

雨が降ると中身が濡れて少し困ったことがあったので今回新調しました。

今までは暑いところばかりに行ってたので荷物も半袖やタンクトップばかりでかさばらなかったけど

今回は寒い時期の旅でパーカーやらトレーナーやらで荷物もかさばったし大きめのを。

 

私のNEWトランクもなかなか味が出てきたねぇ。

 

レセプションへ行くと寝不足な顔が。

さっきぶり。

 

寝不足で口が回らないよと言いながらヘラヘラ笑う彼にトランクを預け散策前に一先ず一服。

 

初日となった昨日、初めて紙タバコをもらい作ってみたけど楽しい。最初は。

 

普段コンビニなどで売っているタバコは完全に完成形ですよね。

ライターで火をつけるだけ。

 

紙タバコは小さな折り紙のような紙、葉っぱ、フィルター、全てがバラバラな状態です。

 

紙を敷きフィルターを紙と少し被らせて乗せ、

その横一直線に葉っぱも少し盛るように乗せていきあとはくるくる巻いて紙の端を舐めくっつけて完成。

 

このくるくるが難しい。

ついでに最後舐める姿を見られるのもなんか嫌だ。

すぐに匙を投げ「やって」と選手交代。

 

普段からやってる人からするとなんてことはないようで数秒で返ってくる、と思いきや割とレセプションの彼も手こずり、私の入れた葉っぱの量が気持ち多いだの難癖をつけてくる。

葉っぱの量はこれくらい?って聞いたらいい感じって言ってたよさっき。

 

運転しながらでも肩で作っちゃうよ!と昨日得意げに言ってたぞ。

あれは話を盛ったのか。

 

まぁ結果めんどくさいってことです。

癖もなく普通に吸えるけど一度巻ければもういい。(巻けれてないけど)

一度吸い出すと燃え尽きるのも早いのでさっさと吸わないとすぐ火が消えます。

話しながら吸ってるとすぐ消えてしまい何度でも火をつけるから紙燃やして遊んでる気分だ。

どう考えてもズボラには向いてないタバコです。

くどいようですがなんせめんどくさい。

 

日本でもネットやタバコ専門店へ行けば紙タバコは売っておりコンビニなんかで売られてるタバコの半値くらいで売られています。

種類もわりと豊富。お得ですね。

細かい作業が苦じゃなく根気のある人なら余裕だと思います。

結局は慣れなんだと。

これだけアイコス所有者が増えた中、私の会社の上司に1人紙タバコ派がいます。ザ・少数派。

上司は革の入れ物に一式入れてて紙タバコ渋くてかっこいいなぁとか思ってたけど

私は慣れる前に匙を投げるタイプだこれは。

 

ニュージーランドでももちろん普通のタバコも売っているんですが消耗品にしては地味に高い。

現地の人達は少しでも出費を抑えるため紙タバコを吸ってる人が多かった。

ニュージーランド物価は気持ち高めです。

 

ものすごく高いのか、と言われるとそうでもないけど安いかと聞かれればNOです。

 

タバコの持ち込み制限は私が行く少し前に厳しくなり50本まで。

9日もいて50本で足りるかな、と心配していましたがレンタカーが禁煙なのもあり余裕で足りました。

 

 どこに行くの?とレセプションの彼が紙タバコを吸いながら聞いてきたのでとりあえずアートギャラリーへ、と答えると妙な間が。

 

え、なに。この間は。

 

あそこねぇ。。一応観光地の1つとして観光客に教えるけどアートに興味ない人は実際あんまりだよ、と言われる。

 

アートを理解できるできないかは別にして興味がないわけではないので

行く気になってるしその「あんまり」を体験してくるわ、と言い残し出発。

 

  少し迷いながらも見えてきました。

アートギャラリーのシンボル。

 

f:id:amidas4:20170930040225j:image

 信号機メインの写真のように見えますが違います。

奥の方、よーく見てみて下さい。

建物の上になんか肌色のがいるでしょう。

 

f:id:amidas4:20170930040339j:image

 

凛々しいハンドマン!

 

これだけでもう面白そうじゃないですか。

アートギャラリー。

 

建物も随分と立派です。

エントランスへと入り受付カウンターに数名の職員。

 

どこへ行くにも何をするにもまずシステムがわからない。

常にドキドキです。

 

グーグル翻訳で検索した英語を話そうにも緊張してくる。

こちらの意思が伝わったとしても返ってきた言葉を理解できる気がしない。

 

とりあえずトイレにこもりグーグル翻訳を再起動させ英語を小声で復唱する。

 

今回の旅に出る前、一応私の中で小さな決まりごとがありまして

外国の方達と意思疎通を図る時になるべく直接目を見て自分の口で話すこと、とゆうのがありました。

 

言葉は通じなくても結局は同じ人間なんで目を見て表情をみて動きを見て、相手にも私の目や表情を見てもらって話せばなんとか伝わるはず。

 

アプリや本を使えば指差しで自分のしたいことや聞きたいことがすぐに相手に伝わるんですが

それを自分の中で想像した時になんとも奇妙で。

人と人との事なのでやはりしゃべれなくてもしゃべりたいな、と。

それでも伝わらなければ絵を書くなり本を指差しなりすればいい。

と、決めてはいるけどやっぱり緊張はします。

ただでさえ人見知りなのに。

 

 アートギャラリーを見物したい旨を伝えるのにひたすらトイレでドキドキしていましたが

意を決してトイレから出て受付で立ち止まり上品なマダムと目が合い話しかけるとなにか言っている。

 

なんだろう。

わっかんね。

落ち着いて?私!

 

あ、荷物を預けて中を見るのね?

ほうほう。

 

リュックを預け引き換えのアームバンドをもらい腕につけ受付のマダムにありがとうを言い身軽になった体で見物スタート。

 

ちなみにアートギャラリーは無料です。

太っ腹でいいですね〜。

 

二階建てのアートギャラリーは中央に階段を挟み

左右にそれぞれ二部屋程のスペースが取られており絵や何かしらの立体物(もうあまり内容覚えてない)が飾られていました。

  

私にアートの美的感覚があまりないせいか全ての部屋を出来る限りゆっくりじっくりと周りましたが何を表現しているのかよくわからないままアートギャラリーを後にしました。

けどよくこうゆうの考えつくよなぁとアートが爆発してるって感じたのは覚えてます。

 

さ、公園行こ公園。

 

 次はアートギャラリーから10分程の距離にあるハグレイパークへ向かうつもりがグーグル先生が悩み出した。

ぐるぐるぐるぐると今自分がどこにいるのか

あっちこっちするからあてにするのをやめ、少し休ませようと思い一旦マップを閉じる。

こき使い過ぎてグーグル先生まで迷子だ。

しばらくしてもし迷ったらオフラインで使える地図に切り替えて検索すればいいや。

 

 f:id:amidas4:20171009023645j:image

適当に歩いていると路面電車がやってきたのでついて行ってみることに。

 

石畳みに埋め込まれた線路をたどって歩いているとネットで見たような光景が。

 

f:id:amidas4:20171005001404j:image

 

 

まぁ綺麗。

観光案内所です。

 

路面電車についてきたらアートセンターの方向に来ていたようです。

ちょっと歩いた気がするけど後々調べてみるとアートギャラリーからは目と鼻の先で数分のところでした。

そんな近かったのかぁ。

 

のんびり歩いていると小学生くらいの子や制服を着た高校生がちらほら。

 

こっちの高校生(か定かではないが)も制服あるんだなぁなんてぼんやり考えながら歩き適当な所できりをつけ今度こそハグレイパークへ。

 

 たぶんあっちの方向だな、と目星をつけ歩き出す。

朝は曇っていたけどだんだんと雲がなくなり暑くなってきていました。

 

南半球に位置するニュージーランドでは私が行った6月末は冬にあたります。

朝晩は冷え込むんだけど天気のいい日中は暖かい。

ロンTとジーパンでウロウロしてました。

 

 気候がいいと気分もいい。

 

ハグレイパークへ着くと公園横に小さな川が流れていてそこにはカモや大きめの鳥がいて餌を食べてるのか潜っては泳ぎ潜っては泳ぎを繰り返してました。

 

f:id:amidas4:20171008024108j:image

 

 

 f:id:amidas4:20171008024130j:image

 

このカモが潜った時のお尻がぷりぷりして可愛くて。

一人小川に佇みそのお尻観察をしていました。

 

 動物は何をするのも一生懸命で見てて飽きないです。

 

一人寂しくカモのお尻を堪能し、公園を少し歩く。

 

 

f:id:amidas4:20171009023952j:image

 

ひろーーーい公園を全て歩尽くすには時間が足りず

のんびりしたかったけどカモのお尻観賞よりも短い時間で公園内を出ました。

 

帰る方向に向かいながらあとは気分でブラブラしていこうとまた歩き始めます。

 

 

 さて突然ですが今回のブログ今までで(と言ってもまだ3記事だけど)1番長いです。

過去の倍でございます。

 

そろそろ読み飽きてきた頃だと思うので続きは次回後編にて。

 

 

海外のスーパーは楽しい。

こんにちわ。

外に出ると風に乗ってどこからか金木犀の香りがしてきます。

秋ですねぇ。

 

昔金木犀の香りが好き過ぎる友人が

金木犀の枝を折ってきて車に乗せ香りを楽しむという荒技を、この香りを嗅ぐたびに思い出します。

そんな彼女も今は二児の母になり子育て真っ只中なのできっと枝を折るなんてことはしてないと思います。

 毎年秋になると彼女を思い出してるってことですね。

なかなかお互い忙しくて会えないけど大好きな友人です。

 

話は変わって文章を書くってほんと難しい。

書きたいことは山程あるんですが全然まとまらない。

私は自分の身に起こったことなのでもちろんわかっているんだけど

時系列もめちゃくちゃで他人からすると吐き出された言葉達はどれくらい伝わってるんでしょう。

 

知らぬが仏、そこはそっとしておきます。

 

まとまらないまま書き進めるので読みづらい文章で申し訳ないですが

頭の体操だと思って今日もお付き合い下さいませ。

 

ではでは。

スーパーへ行くの巻、スタートです。

 

長時間フライトでバキバキになった体をほぐすために宿から30分ほどの距離を歩くことにした私はイヤホンを耳にはめ込み音楽を聴きながら

足取り軽く知らない土地を歩いて行きます。

 

 

人通りは多くなくバス停や学校を通り過ぎ

手押し信号の横断歩道を渡ると公園が見えてきました。

 

f:id:amidas4:20170925123721j:image

 

お〜〜。

特になにもないけど綺麗〜。

 

f:id:amidas4:20170925124044j:image

 

クライストチャーチに滞在中この公園を何度か通るんですが

中央の街頭で待ち合わせしてる風な人も何度か見かけましたがまぁ絵になること。

 

絵になる公園と人を横目に目的地へと更に進みます。

 

 歩いててふと思ったのが自転車の人少ないなぁ、と。

日本ではここ数年でガチの自転車(タイヤが異様に細いやつ)が流行り通勤で使う人が増えたと思うし

ママチャリで子供の送り迎えをする女の人や元気なばーちゃんなんかがサラッと乗ってる。

街中では特に移動手段として多く見かけますが

 自然溢れるニュージーランドでも、街中では起伏も激しくなく平坦な道が多いのでもう少しいてもよさそうなんだけど。

 

たまたま見かけないだけなのか、あまり自転車自体みんな使わないのか。

 

そもそもニュージーランド最大都市オークランドに次いで人口の多い都市にも関わらず人が少ない。

 

土地が広いから人が分散されるだけなのか活動時間の違いなのか。

 

そんな事を考えながら音楽に合わせズンズン歩いていると体が温まってきた。

これこれ。これだよ。

やっぱり体を動かすと調子が良くなる。

 

そしてスーパーへ到着。

中へ入るとどこから集まってきたのか人の多いこと多いこと。

日本と同じくカゴとカートが置いてありますがカートがやたらでかい。

海外あるあるなんだろうけどあのサイズ日本では布団買う時くらいしか使わなさそう。

私サイズなら3人くらい入れるんじゃないかなと思うほどの大きさです。

 

そんなに大量に買い込む予定ではないので小さな方の手提げカゴを取り店内をうろつく。

 

初日だし自炊をするつもりはサラサラないけど野菜やらお肉コーナーをジロジロ。

 

ニュージーランドで出会った仕事関係で訪れていた人達はほとんどが牧場関係者か食品関係の業界の人で牛肉目的だったんですが

それを証明するかのようにこのスーパーでもお肉コーナーは広く取られていて

分厚く大きなお肉をパックしたものが棚に並びそこだけ真っ赤っかでした。

 

シャンプーや洗剤、化粧品、日本でも売っているもの、ないもの。

日本と同じ物でも高いもの、安いもの。

そうやって見ているだけでも面白いです。

 

日本のスーパーではあまり見かけませんが海外のスーパーではグリーティングカードが必ず売ってます。

ニュージーランドのスーパーでもやはりありました。

カードを送る文化がやっぱりニュージーランドでもあるのかな。

 

日本ではあまり浸透していない習慣ですがこうやって凝ったデザインのカードをスーパーで売っているのを見ていると

何かしらの理由をつけて買って送り付けたくなります。

 

便利な世の中になって今は手紙を書いたり文字を書くことが減り

メールやSNSが発達し離れた相手ともすぐに連絡が取れるようになりました。

スケジュールや日記までもが機械により管理し表現できる時代です。

 

それはそれで本当に素晴らしい発展。

私も大いに乗っかって使ってます。

ありがとう賢い人達。

 

けどたまには手書きの手紙やハガキをもらうと嬉しかったりしますよね。

小学生の頃、自分宛の手紙が届いてたりすると少しワクワクしたのを思い出します。

 

そんな遥か昔のワクワクを胸に抱きつつついに来ましたお菓子コーナー!

ふぉーーー!

ズラーーーーーッと並べられたチョコやクッキーの品数を見た時の私の興奮度を数字で表すなら120%超えです。

鼻血ぶーです。

 

大好きなブラウニーだけでも数種類!

幸せ過ぎるっ。

 

ニュージーランド発祥のあいつもいました。

 

f:id:amidas4:20170928002226j:image

 

クッキータイムのクッキーマンチャー。

ニュージーランドで有名なクッキーです。

 

マスコットキャラはこんなどぎつい色して体に悪そうなビジュアルなのにクッキーは無添加無着色ってゆう体に優しいイマドキ女子がみんな大好きなオーガニック。

この意外性ね。

 

添加物がてんこもりだろうが着色ガッツリだろうが甘いもの大好きな私でもそりゃ体にいいならそれに越したことはない。

 

会社用と友達用と自分用と自分用と自分用と。。。

しっかりとカゴに収めました。

 

次は水。

私飲み物は基本水しか飲みません。

他の飲み物も全く飲めないわけじゃないんですが

ニュージーランド滞在中お水以外飲まなかったなぁ。

ニュージーランドのお水美味しいんです。

山がたくさんあるからかなぁ。

ペットボトルの飲み口もプラスチックを上に引っ張ると飲めるこぼれにくいやつで良い!

 

f:id:amidas4:20170928004558j:image

 

好奇心の赴くままウロウロしていたら結構な時間が経っていました。

まずいぞ。外が暗い。1人歩きなのに。

 

欲しいものだいたい揃ったしそろそろレジへ。

 

時間帯のせいなのかセルフレジしか空いてない。

 

むー。。システムが全くわからないぞ。

と思っていたら後ろの人が説明してくれたんですが

やっぱりポンコツ頭は何も理解できず説明してくれた人も自分の番が来て行ってしまった。

 

あぁ。。待って。。。

 

結局近くにいた店員さんが何か言いながら(やっぱりわからん)やってくれました。

 

自分の英語力の無さに少ししょんぼりしながら宿に向かう暗い道を歩き始めます。

 

大通りを歩いていても人通りもあまりなくだんだん怖くなってくる。

ポケットに入っているライターを握りしめ変な人に襲われたら相手を燃やすシミュレーションをしながら数十分歩いているとまたあの公園に差し掛かりました。

 

 f:id:amidas4:20170928005913j:image

 

あの公園の前にはカードボードカセドラルとゆう仮設大聖堂があるんですが、

夜になり電気がついていて綺麗でした。

 

なんとなく気が抜けて夜道をまったり歩き宿に到着。

 

買ってきたブラウニーを夕飯がわりにして一息つき

それから荷物をちゃんと整理しシャワーを浴びて歯も磨き寝る準備完了。

 

寝る前にタバコ吸いに行こ、と外へ出ると先客が。

日本人の若者で話を聞いていると学生時代ワーホリで一度訪れたニュージーランドを気に入りまたこっちに戻ってきてあちこち見ながら仕事を探してるとのこと。

 

よく喋る子でスノボの話や音楽の話もして楽しいけどなんせ外だから寒い。

 

とりあえず中に入ろうと中に入るとまた1人日本人の男の子が。

 

日本人多いなぁ。

 

2人とも長期滞在者のようで色々話してくれた。

けどまたもや記憶の引き出しは空っぽです。ごめんなさい。

 

2人の年齢を当てたらワインをもらったことと明日この辺を観光するならアートギャラリー面白かったから行ったらいいよって会話だけは覚えてます。

ワインはせっかくもらったから飲んだ。

一杯で充分。暑くなってきた。

弱い自覚があるので無理はしない。

けどどんなに無理して飲んで吐いても記憶だけは飛ばしたことはないのが若干の自慢です。

 

注がれた酒は飲むぜ、と謎の男前を出しつつ1人の子がそろそろ宿の掃除をする(宿のちょっとした仕事をする代わりに宿代がタダらしい)と言い出したのでおやすみを言いそれぞれ部屋へ戻ることに。

 

部屋へ戻ろうとするとミーティングを終えたレセプションの彼が登場。

タバコ吸いに行かないかと誘いに来たらしい。

 

また外へ舞い戻る。

 

暑くなった顔に冬の冷たい風が気持ちいい、とはならずめっちゃ寒かった。

 

話が長くなりそうだから部屋で話すことに。

 

よく英語を全くしゃべれない状態で来たなぁ、俺なら無理。だいぶ神経図太いよ!と若干ディスられつつそこでニュージーランドの生活や豆知識、日本の話で盛り上がっていたら朝。

 

わーお。

 

全然寝れてない。飛行機でも緊張が勝って一睡もできなかったんだけどな。

 

トラベラーズハイなのか体も頭も元気。

 

彼の話の中で印象的だったのが2つ。

もし英語を勉強するなら動詞を大事にするべし。

もう1つは日本人は外人と話すとき自信がないのか声が小さくなる。

せっかく話しかけても声が聞き取れなきゃ会話は成立しないよ。相手に聞こえてそこからがスタート。

間違っててもいいから大きな声でハッキリと話しなね、と言われたこと。

 

この時私の頭に浮かんだのは出川哲朗

 

私はこの9日間出川になったつもりで過ごすぞと心に決め数時間の眠りに落ちます。

 

 

今日はここまで。

次回クライストチャーチ観光編です。

 

 

 

 

 

レンタカー

前回中途半端にレンタカーを借りる一歩手前の所まで書き強制終了しました。

 

 こんな感じでゆるゆるのぬる〜い温度で書いていきます。

お暇な方はお付き合いよろしくどーぞ。

 

ではさっそく続きを。。

 

レンタカーの事務所までの送迎バスを待っている間、荷物の整理をしていたわけですが整理と言っても靴を変えるくらい。

なぜかと言うと普段ズボラな私でもさすがに1人になると異常な心配性へと変貌するわけです。

 

パッキングをしているともしロストバゲッジしたら。。。

と航空会社の荷物紛失を心配し始め

冬の星空を目的にニュージーランドへ行った私はトランクに防寒具すら入れれない。

 

もうリュックの中は防寒具やらカメラやら本やら必需品で尚且つかさばる物が詰め込まれるわけです。

 

そのくせダウンブーツはトランクに突っ込んでる辺り今思うと自分でも詰めの甘い謎な心配性ですが。

 

厚すぎ重すぎで肩がちぎれるかと思いました。

 

そんな大荷物を抱え迎えを待つこと10分。くらい。

 

迎えのバンが見えて来ます。

 

サイドを刈り上げサングラスをかけた陽気なにーちゃんがラップでも歌い出しそうなテンションで現れました。

 

陽気な彼の名前はクレイ。

台湾の方らしく知っている日本語の単語を楽しく車内で披露してくれました。

 

披露してくれた単語を思い出そうと記憶の引き出しをあちこち開けましたが

どこにも入ってなくて一個も思い出せません。

クレイ、ごめんよ。。

 

以前日本人スタッフがいてその時にその単語は教えてもらい、

けどそのスタッフ今はもういないんだ、と話してくれました。

 

6月末とゆうことで冬に突入するニュージーランドで心配していた道の凍結や雪のことも聞いてみる。

雪が降るならチェーンを借りないといけない。

ニュージーランドではスタッドレスタイヤはあまり使われないらしくチェーンが一般的。

チェーンなんぞ巻いたことのない私はそれもなかなかの不安要素の1つでした。

 

二度程YouTubeで巻き方を予習したけどつまんなくてしっかり見ず

最終的に雪降ったらその時見りゃいいか、とまともに頭に入れませんでした。

 

私の不安をよそにクレイは

雪の心配はいらないよとNo problemを連呼。

 

うむ。信じよう。

 

むしろチェーン借りても巻ける自信もないので彼の言っていることを信じたい。

 

そんな会話しているうちにバンは事務所へと着き

貸し出し手続きをしておいでとクレイに促され事務所へ入る。

 

受付では可愛らしい女性が1人いて出迎えてくれました。

 

サイトや個人のブログを読み漁って得た情報によるとレンタカー会社で車を借りる際、

向こうも商売なので既にかけている保険にプラスで保険をあれこれ勧められるのでわかりもせずにYESと言いサインしないこと!と注意が。

めちゃくちゃやっちゃいそう、これ。

 

可愛らしい女性を前に気持ちがふにゃっとしましたがここは気を抜いてはいかんいかんと思いつつ

聞かれたのは名前と住所とパスポート、国際免許、予約表の提示のみ。

 

笑顔で送り出されました。

 

なんも心配することなかった。

疑ってごめんよと心の中で可愛らしい受付嬢へ謝りつつさよならを言い用意された車へと向かいます。

 

配車されたのはTOYOTAyaris

ヴィッツと言えばみんなピンとくるかな。

 

いざ海外版ヴィッツに乗り込みGoogleマップで目的地を宿に設定。

持って来たFM飛ばしをシガーソケットに突っ込みポンコツiPhoneに入った曲を流し準備はOK。

 

ドキドキしながら出発!

 

f:id:amidas4:20170922124501j:image

道路は日本と同じく左走行の右ハンドル。

 

日本の中古車も多く出回っているようで

国際免許さえ取っておけば普段運転する人なら不安なく運転できるかと思います。

 

ただ1つ。

ニュージーランドに来たことのある友人に運転するならラウンドアバウトには気をつけなねと言われていました。

YouTubeで動画を何度も確認。

これは集中して何度も見ました。

 

ラウンドアバウトってゆうのは信号のないロータリーのことを指します。

有名どころだとフランスの凱旋門の道路かな。

ニュージーランドであそこまで大きなラウンドアバウトに出くわすことはありませんでした。

 

ほんと今の時代に生まれてよかったー。

携帯1つでなんでも調べられちゃう。

文明の利器ですわ。

 

空港から宿は20分ほどの距離。

グーグル先生ありがとう。無事たどり着いたよ。

 

レセプションにいたのは若い日本人の男の子で少しホッとしながら予約表を渡し室内を案内してもらう。

オフシーズンてこともあり相部屋の予約は私のみで4人部屋を1人で使えました。

 

軽く荷解きをし(1人なのをいいことに2つのベットを占領し服を放り出しただけ)

さっそく外に出てみようと思いオススメの場所を聞きにレセプションへ戻る。

 

地図を広げ数ヶ所オススメを聞き一先ずガチャガチャした所は避けてゆっくりできる場所がいいなぁと言うとレセプションにいた彼は、

 

「(地図を指しながら)ここは静かで雰囲気がいいよ。ただ俺はここに行くなら1人じゃなくて女の子と行くけどね」

 

と一言余計な情報も添えて教えてもらったsouthshoreのSpit reserveへ向かうことに。

 

f:id:amidas4:20170924013837j:image

 

こうゆう地図上の先端部分を見るとワクワクしてきます。

 

それ以上進める場所がなく果てに来た感覚が好きです。

 

目的地へ着き車を降りると、入り口付近にトイレやベンチがありそこを通り過ぎ草木に囲まれた道を更に進んでいくと急にひらけた場所へと出ます。

 

f:id:amidas4:20170925020609j:image

 

f:id:amidas4:20170925011514j:image

 

海鳥がわんさかといたんですが野生なのでやはり人が近付くと皆逃げていく。

サービス精神を発揮してくれたのは一羽のみでした。

 

海岸沿いをおしゃべりしながら歩く女の子達や犬の散歩をしてる人、小さな子供を遊ばせている人がちらほらいるくらいでのんびりした場所です。

 

確かにまったりするには丁度いい。

 

気が済むまで写真を撮ったら砂浜に腰を下ろし一息つく。

 

あー。。私今1人でニュージーランドにいるんだなぁ。

なんやかんやあったけど来れちゃったんだなぁ。

人生最大の冒険更新したなぁ。

 

なぁ。なぁ。なぁ。。。

 

なんてことを思いながら1人海を眺めていました。

 

日が傾く前に一度宿へ戻り今度はもう少しゆっくりと街を見てみたかったので徒歩に切り替え散策ついでにスーパーへ向かうことに。

 

宿の近くにあるスーパーは二軒。

一軒は近いけど小さなスーパー。

もう一軒は遠いけど大きなスーパー。

 

バキバキな体をほぐすためにも後者へ向かいます。

 

 

 

と、今日はここまで。

 

 

次回スーパーへ向かうの巻。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スタート。

さてさて。登録してからずいぶん放置しましたがそろそろスタートさせたいと思います。

 

このブログでは私が旅先で個人的に思ったしょーもないことや起こったことなんかをほんとにダラダラと書いていきたいと思います。

 

人生初となった海外一人旅の行き先はニュージーランド

 

星が好きでたまに星の専門雑誌、星ナビを図書館で読んでたんですが、

ある時その雑誌に白黒の記事で2〜3ページにわたりテカポの星空を世界遺産にしようとゆう活動が行われているとゆう記事を目にしました。

 

f:id:amidas4:20170921010511j:image

 

その時からずっとテカポへ行ってみたくて行ってみたくて。

 

 

国内の一人旅は慣れっこでも海外となると話は全く別で。

中学レベルの英語ですらほとんど話せない私のこのポンコツ頭で言葉も通じない海外なんて1人で行けるわけないと。

もうほんとにこわいこわいこわいの一色。

そもそも1人で海外なんてあり得ないとすら思ってました。

 

そして数年後。

スタート地点では1人で行くつもりなんてサラサラなかった2017年の2月。

一緒に行く予定だった友人が突如行けなくなりどうしても予定通り6月に行きたかった私は1人で行こうと決心します。

 

結果から先に言うと1人で行って本当によかったです。

 

全てを自分で手配し計画したこの旅はビクビクの初体験ばかり。

セントレア空港から成田へ。

成田からオークランドへ。

オークランドからクライストチャーチへ。

これで最終目的地のテカポまであと一歩のところです。

 

成田からの約11時間のフライトを経てオークランド空港にたどり着いた時はたどり着いた安心と

まだ旅は始まったばかりでこれからの9日間に対する不安のごちゃまぜメンタルで心底疲れました。

 

そしてニュージーランドは入国審査が厳しいことでも有名な国。

それは事前に調べて知っていたんですがなんせ英語がわからない。

靴(家の風呂場で死ぬほど洗った)やらタバコやら申請しておかなきゃいけない物も入っていたため申告書に書いたはいいけどハンコばんばん押されるとこで英語で質問されても何言ってるかワカラナ〜イとにかく全然ワカラナ〜イ。

 

わー。なんかあとで向こうでチェックしろ的なこと言われたっぽい。

国内線への乗り継ぎもあるのにここで捕まって何時間も拘束されたら

目的地へたどり着けないとゆう不安がジワジワと押し寄せてきます。

荷物をX線に通し事務所に行け的な指示をされ心底困った顔をしてウロウロしてたのか

同じ飛行機で降り立ったと思われる日本語ぺらぺらのニュージーランドのおにーちゃんがどうしたの?って声をかけてくれた。

 

事情を説明すると近くにいた職員にそのにーちゃんが説明してくれて職員にGO!と言われる。

 

よくわからんけどとりあえずもう国内線へと移動して良さそう。

国内線へと向かうバスの乗り方もYouTubeで予習していたけど

助けてくれたおにーさんに金魚のフンのようについていき話しながら歩いて行きました。

 

このおにーさん数年間大阪に住んでいたとかで日本語がうまいうまい。

彼の行き先はクイーンズタウンだそうでクイーンズタウン行きを強く勧められる。

いい街だよ、と。

行けたら行ってみると答え国内線へたどり着き何度もありがとうを言いバイバイしました。

 

そして国内線のチケットを見てみるとゲートが空白になってる。

 

普通ならゲート35とか番号が書かれていて看板見ながらそこに行けばいいのに書いてないのでどこへ行けばいいのかわからない。

なぜ!とまたここでプチパニック。

すぐさま近くにいた職員の人を捕まえジェスチャーと単語で聞きゲートを記入してもらう。

けど今度はそのゲートがどこにあるかわからない。

なんせパニックなんで看板見て行けばいいとゆう初期設定はごっそりフリーズ状態でした。

けどまたこの職員の人が笑顔でゆっくりと説明してくれて。しかも美人で。

不安な時って人の笑顔に安心するもんなんだと知りました。

ついでに美人の笑顔は癒し効果があることも知りました。

 

またまた心からありがとうを伝えてゲートへ向かいました。

 

 

f:id:amidas4:20170921014354j:image

そして約1時間半のフライトを経てクライストチャーチへ到着。

ちなみにエアニュージーランドの機内設備の説明映像なかなかユニークです。

見てて面白かった。

 

 飛行機から降りると。。

 

f:id:amidas4:20170921014604j:image

 

 通路が星空仕様になってます。

 

f:id:amidas4:20170921014704j:image

 

 ここでテンションが綺麗に右肩上がりに。

 ニュージーランド、旅行者の目的をよくわかってらっしゃる。

 

ウキウキしながら荷物が出てくるのを待ち荷物をゲット。

 

さて。ここからが最大の難関、レンタカーの受け取り。

日本で事前にネット予約したレンタカーは空港から少し離れた所に事務所をかまえる安いレンタカー会社。

 

空港出入り口にあるレンタカー会社一覧のパネル番号を見つけ出しパネルの前に置いてある電話で番号をプッシュし電話で迎えを頼むシステム。

 

グーグル翻訳で英語を検索してはいたけど緊張してなかなか電話ができない。

 

とりあえず近くにいたおじちゃんを捕まえ、エクスキューズミー、レンタカー、テレフォン、レクチャープリーズ、の単語で意思を伝える。

 

するとそのおじちゃん予約はしてるか?

してるなら紙を見せてごらん、とたぶん言ってくれた。

 

すぐさまファイリングしてある資料の中から紙を取り出し全てを預ける。

 

なんとおじちゃん代わりに電話で迎えを呼んでくれて迎えの来る場所まで連れてってあげるからついて来いと。

 

もう泣きそうでした。

なんて親切で優しいんだ。。。

 

そして乗り場に着きその日何度目になるかわからない心からのありがとうを精一杯伝えさよならしました。

 

 迎えが来る間に荷物を少し整理して真冬突入前の肌寒いニュージーランド仕様に。

飛行機で脱いだり履いたりしやすいナイキのシャワサンから

数日前に靴裏の小石まで爪楊枝で念入りに取り除いたもはや新品同様のノースフェイスのダウンブーツへ。

 

そんなこんなをやっていたら迎えが現れます。

 

 

とりあえず今日はここまで。

次回はレンタカーからスタートです。