10年以上アムウェイのABOとして活動してきたおじさんです。このブログを通じて、ABOの皆さんに向けて、たまに情報発信している。
さて、最近「不正流通」という単語が目立つようになってきたように思う。特に、例の事件があって以降、転売身バレによって不正流通と見なされないか心配する人が多いようだ。
「買い込みは必要だが、ビジネスを回していくには買い込んだ商品を買取業者へ転売せざるを得ない。でも転売した商品を通じてアムウェイ側(もしくはアップライン)にバレるのが怖くて動けない。」そんなところだと思う。
それに対する私の答えはシンプルだ。「ちゃんと買取業者を選べばバレない。まずは査定に出してみろ。」
ただし、買取業者選びが超重要という点だけはしっかり押さえておいてほしい。バレない業者の選び方については、この記事で詳しく解説する。
なぜバレる?アムウェイが保持するトレーサビリティ(追跡)システム
トレーサビリティという言葉を聞いたことがあるだろうか。これは、トレース(追跡)+アビリティ(能力)を掛け合わせた言葉で、製品の製造から流通・消費・廃棄まで追跡可能な状態にするということだ。
トレーサビリティシステムがあれば、商品現物についているバーコード・二次元コード・RFIDや、シリアル番号を通じて「いつ・どのように製造・出荷されたか」が簡単に明らかになる。そしてアムウェイ商品の場合、ABOもトレーサビリティシステムに紐づくようになっているのだ。
ちなみに、他のMLM商品でも製品からディストリビューターが割り出せる仕組みが取り入れられているようだ。
バレないための業者の選び方
冒頭で「ちゃんと業者を選べば」と書いたが、この点がとにかく重要だ。面倒くさがらずに、相手の業者をしっかりとチェックして選定し、信頼できる買取業者のみを利用するようにしなければならない。
では、業者チェックのやり方・選び方を順を追って説明する。
①買取査定の依頼先をいくつかピックアップする。
「アムウェイ 買取」というキーワードでググれば、たくさんの買取業者のサイトがヒットする。これらのサイトの雰囲気を見ながら、良さそうな業者を候補としていくつかピックアップしてみることから始まる。
ここでのチェックポイントとしては、専門性と誠実さである。
・MLM業界のことをよく知っている専門買取業者を選ぶべし
そもそも、MLM商品以外の買取もしている業者より、MLMを専門に買取している専門業者のほうが間違いなくお勧めである。
誠実な専門買取業者であれば、二束三文で買いたたくということはしないし、正しく査定してくれる。これまで買取業者を利用したことがない人にとってはハードルが高いかもしれないが、大丈夫。専門業者であれば、身を明かさなくても匿名で査定を受けてくれるところは多いぞ。
何より、身バレ対策をしっかり施してくれるのはMLMの買取を長く専門にしてきた業者でないとできない。たとえば、あなたがスマートフォンを中古で売る場合を想像してみてほしい。あまりスマートフォンに明るくない業者に売った場合、何かしらの形で個人情報が流出しないか心配にならないか?スマホ買取を専門にしている熟練の業者のほうが安心というのは想像できるだろう。
MLMの専門買取業者以外なら、リサイクルショップやブランド品高価買取といったような店舗の利用が思いつくだろう。しかし、これらの業者はすぐに現金化できるという点では魅力だが、ビジネス身バレリスクの考慮においては厳しいといえる。
もう一点、専門業者を使うメリットとして、ABOの状況をふまえた提案をしてくれるかもしれないということ。そもそも、なぜあなたは買取業者を使うのか?(ビジネスを辞める人はさておき)ただ商品を現金化したいのではなく、ランク獲得や維持が目的のはずだ。私が使っている業者は、こういったABOの状況を鑑みて、買取を通じたアドバイスや提案を行ってくれる。
・誠実な業者を選ぶべし
信用できる買取業者は、リサイクルショップやブランド買取店というよりも、MLMビジネスをバックアップしてくれるパートナーのようなものだ。ただし、自称専門買取業者もいて、実際はブランド買取店舗のような業者も存在する。そういった業者の見極め方は、後で説明しよう。
あえてどの店舗が良いというのは伏せておくが、これまで多くの店舗とやり取りした経験からヒントを出しておこう。
「No.1」「トラブル0」「どこよりも高い」といったような必死な感じの買取店よりも、地味で堅実なイメージの店舗のほうがおすすめである。
なぜなら「No.1」「トラブル0」「どこよりも高い」というのは明らかな誇大表現で、それを平気でやるということは、買取のためなら嘘をつくのも厭わないような業者ということだ。
このような表現をしている買取業者は、いろんな噂がある車の〇ッグ〇ーターと似たような印象を受ける(そもそも、根拠に乏しい「No.1」広告は景表法違反だし)。
②「楽天」「アマゾン」「ヤフーショッピング」「メルカリ」「オークションサイト」の5サイトに出品している業者は使うな。
シンプルに、楽天やアマゾンをはじめ、これらの5サイトに出品されている商品はアムウェイ側が目を光らせているということだ。これらのサイトは、アムウェイ側からも名指しでピックアップされている。
まず楽天で見てみよう。上のキャプチャではボカシを入れているが、様々な店舗が販売を行っている。これらの販売店舗は買取業者とつながっているので、買取業者に流した商品がこういった場所で売られているわけだ。
このような商品をアムウェイ側が購入し、トレーサビリティシステムを使って現品をチェックすれば、ABOが割り出される仕組みをアムウェイ側は保持している。
ちなみに、アマゾンだと「販売元」という赤枠の個所で店舗が確認できる。アマゾンの場合、MLM以外も売っているような転売屋が多い印象だ。
Yahooショッピングだと、以下のように表示される。ここでは買取業者が名前(屋号)を変えて売っているのも多く見受けられる。
もし、前述の①の買取店候補の中に、これらの店舗名が含まれていたら、バレるリスクが非常に高いと判断しよう。
③住所や社名、古物商許可番号を調べてみる
上記の②で引っかかる業者は論外だが、もう少し突っ込んでチェックしないとわからない場合も多い。手っ取り早いのは、会社概要ページから住所や古物商番号を調べて、それをGoogle検索してみることだ。
なお古物商の許可番号とは、古物商許可を受けた業者に与えられる12桁の許可番号のことである(中古品を販売する業者は、この番号をホームページ上に掲載する義務がある)。
↑の画面のように、ページを探せばどこかに「会社概要」「運営会社」や「特定商取引法に基づく表記」といった項目が見つかるはずだ。あとはそこに掲載されている住所などをググるだけ。
このようにチェックすれば、運営している会社名、実店舗の有無、楽天・アマゾン・Yahooショッピングなどに出店していないか、簡単に確認することができる。
前述の「自称・MLM買取専門店」も、この方法で明らかになる。住所を調べて、MLM以外の買取もしているようであれば、専門業者を騙るただのブランド品買取店舗ということだ。
私のチェック項目も紹介しておこう。ここまでチェックすれば、業者候補もかなり絞りこめるはずだ。
以下の項目が全て「YES」であるかどうかだ。面倒かもしれないが、今後のビジネスを左右するパートナー選びだと思って、しっかりチェックしてほしい。
□ 楽天やAmazonで商品を販売していないこと:もちろん、メルカリやオークションサイトで販売している業者は論外。自社運営のサイトで販売している業者のみが安心。
□ MLM買取専門店かどうか?:トレーサビリティ(追跡)の対策ができる店舗
□ 長くMLMビジネスに関わった実績があるか?:身バレ対策のノウハウを蓄積している業者であること。自称老舗の場合もあるので注意。
□ 古物商許可番号があるかどうか?:そもそも法令を守っている店舗。
□ 実際に問い合わせてみて、対応がしっかりしているか ?:ABOに向き合う姿勢がある店舗を選ぶ。
絞り込んだらまず査定依頼。そこで最終的に見極めよう。
ここまで絞り込んだら、匿名でもよいので査定依頼を出してみよう。実際にやり取りをしてみて、一番誠実な対応をしてくれる業者を選び、そこを利用すればよろしい。
ちなみに私が使っている店舗はかなり厳選したベスト1店舗のみだ。こことは長年の付き合いになる。
今でこそ収支をプラスにもっていけるようになり、だいぶ余裕をかませるようになったが、過去にこの店舗に何度も窮地を助けてもらった。でも、最初に思い切って査定依頼をしなかったら、今のようにはなっていなかったはずだ。
なので、本気で収支をプラスにもっていきたいABOには、繰り返し伝えたい。「ちゃんと買取業者を選べばバレない。まずは査定に出してみろ。」
現場からは以上です。