勘違いは力を生む?

 今回はスポーツにまつわるエピソードをお伝えしたいと思います。みなさんは元マラソンランナーの有森裕子さんを知っていますか。岡山県出身で、バロセロナオリンピックで銀メダル、アトランタオリンピックで銅メダルを獲得し、多くの人に感動を与えた方です。

 今回のエピソードは有森さんが銀メダルを獲得したバロセロナオリンピックでの出来事です。

 女子マラソンがスタートして、まだ集団の中で走っていた有森選手は、あることに気づきます。それは、沿道で自転車に乗って伴走しながら応援してくれている人が、「アリモ、アリモ!」と言って自分のことを何度も応援してくれているのです。日本から1万キロも離れたバロセロナに自分の名前を知って、応援してくれる人がいるなんて。有森さんは嬉しくなってその人に向かって手を振って応えました。その後も何度かその人は「アリモ!アリモ!」と言って応援してくれます。有森さんはこの応援に元気づけられ、見事銀メダルを獲得します。

 後からわかったことですが、実は沿道にいた人は「アリモ」ではなく「アニモ」と繰り返し言っていたのであり、「アニモ」とはスペイン語で「頑張れ」という意味だったのです。でも素敵なお話ですよね。

 そう常に前向きでいれば、勘違いさえ自分の力にすることができるのです!(笑)

今回も読んでくださってありがとうございます。

イスタンブールの奇跡

 みなさんはサッカーは好きですか?今回は僕がこれまで観たサッカーの試合の中で一番ワクワクして楽しかった試合を紹介します。

 その試合とは2004年-2005年シーズンのチャンピオンズリーグ勝戦、イタリアのミランイングランドリバプールの試合です。ちなみにチャンピオンズリーグとは大まかに言うとヨーロッパの各国リーグ戦で上位に入ったチームが参加する大会です。

 当時のミランは名将アンチェロッティ監督のもと、ピルロガットゥーゾ、カカ、シェフチェンコなど錚々たるメンバーが揃っていました。一方のリバプールも知将ラファエル・ベニテス監督のもと、ジェラード、シャビ・アロンソルイス・ガルシアなど優秀な選手が数多く在籍していました。対戦前の予想はミラン有利。前半はその予想どおり、試合開始1分にマルディーニ、39分と44分にクレスポがゴールを決めて3点を先取します。チャンピオンズリーグの決勝戦で前半だけで3対0。だれもがもう試合は決まったと思ってもおかしくはない状況ですよね?だけど後半にドラマが待っているのです。そしてリバプールのサポーターは諦めず、ハーフタイムに選手を勇気づけようと、

"You'll never walk alone" を大合唱します。この歌が選手に力を与えたと言われています。知将ベニテス監督は前半4-4-2であったシステムを3-5-2に変更して、中盤で数的優位をつくり、勝負に出ます。

 この戦術が見事に当たります。なんとリバプールは後半の54分から60分のたった6分の間に同点に追いつくのです。そしてこの6分間のリバプールの攻撃が素晴らしいのです。僕はテレビで見ただけですが、選手全員から「必ず追いつくぞ」というような強い意志を感じました。この6分間はミラン側からは「魔の6分間」と言われています。そう、リバープールはミランが守備を立て直す前に3点を追いつくのです。この点が大きかったのではないかと僕は思います。そして最後はPK戦になり、リバプールが勝ちますが、このPK戦も面白いです。そしてこの試合は「イスタンブールの奇跡」と呼ばれ語り継がれているのです。

 試合の細かい内容は是非試合を実際に見て欲しいので詳しくは書きませんが、普段サッカーを見ない人でもこの試合は楽しめるのではないかと思います。

 今回も読んでくださってありがとうございました。

子どもの頃の感覚を大切にしたい

 

今回は僕が一番好きな詩を紹介したいと思います。みなさんはワーズワースという詩人を知っていますか?19世紀のイギリス詩人です。彼の有名な詩に The Rainbow~虹~

という詩があります。

My heart leaps up when I behold a rainbow in the sky.

So was it when my life began;

So is it now I am a man;

So be it when I shall grow old;

Or let me die!

The child is father of the Man;

And I could wish my days to be

Bound each to each by natural piety.

私の心は踊る 空にある虹を見るとき

私が子どもの頃そうだった。

大人になった今もそうである。

年老いた時もそうだろう。

そうでなければ死んでしまいたい。

子どもは大人の父親である。

私は願う、一日一日が生まれつきの自然への敬愛によってつながっていることを。

 

という詩です。ワーズワースは幼い頃に感じた自然への感動を大人になってからも持ち続けることを願って詩に読んだのですね。

 僕もいつまでも虹や初雪を見たときの感動を忘れずにいたいなぁと思います。

 読んでくださってありがとうございます。

明けましておめでとうございます

 明けましておめでとうございます。ブログを始めました。ワーダといいます。よろしくお願いします。テーマは「楽しいを届けたい。」です。これまで読んだお気に入りの本や歌、映画などを皆さんに紹介できればいいなと思っています。今年の目標はこのブログを通して30個の楽しいを皆さんにお届けすることです。

 早速一つ目です。みなさんは シンプル・プランというバンドを知っていますか?カナダ出身の5人組ホップ・パンク・バンドです。彼らの歌で SUMMER PRADISE という歌が特にオススメです。聞いているとタイトルのとおり楽園にいるような気分になってきます。ライブバージョンはさらにオススメです。ドライブしながら聞くのもいいと思います。嫌なことも吹っ飛ぶかもしれません(笑)

 読んでくださってありがとうございます。