あんかけが書く

かきたいことをかきます。

「あんかけ」とは

誰?

 あんかけと申します。オタクです。特にデジタルゲームを楽しみながらプレイしています。

何してんの?

 ゲームしかしてません。

  アーケード、家庭用、問わずやってます。ハードはswitchとPS4とPCしかないです。Xboxシリーズは…。格ゲーちょっとずつとMTGちょっとと音ゲーちょっとといろんなゲームをちょっとずつ。いろいろ齧ってます。

他になんか無い?

 Twitterに籠ったりゲームしたり本読んだりなんか勉強したりします。

 

Twitter(最近復活させました)

https://twitter.com/aaaannnnkkkkake

 

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あんかけ (@ankake_assa) | Misskey.io

 

読書メーター

bookmeter.com

このブログは何?

 適当なことを書いてます。

 

すきなもの すきなものについてだらだらと。

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ゲームについて思うこと ゲームしながら思ったことをいろいろ

ankakeassa.hatenablog.com

 

 

 面白そうなネタがあったりしたら教えてください。

 

よくわからん…

 ぼくもわからない。聞きたいことあればコメントとかTwitterで教えてください。

 

これからもよろしくお願いします。

エスペラント勉強したよ

Saluton! Ĉu vi konas Esperanton?

 はいこんにちは。エスペラントって知ってます?

 謎の言語、エスペラントを勉強して一区切りついたのでいろいろ書いておく。

 

結論から

 3級取ったよ〜うれし〜

 

エスペラントとは

 Wikipediaでいいすか?

 エスペラント - Wikipedia

 

 めちゃくちゃ要約すると

  • ポーランドの医者が作った
  • 世界に話者は60万-200万人?くらい*1
  • ヨーロッパ辺りのいろんな言語をベースに作った
  • 文字は大体アルファベット、発音は日本人もできそうなローマ字読み
  • エスペラント"語"とも呼ばれるが、日本協会はエスペラントと呼ぶ(この記事もエスペラントで合わせてます)

 

 作成者とかエスペラントそのものの歴史も面白い。本だの動画だのいろいろあるのでそちらを見た方が早い。

 

 エスペラントそのものについての話で読んだ本

 

なぜ勉強したの

 元から名前だけ知っていて*2、1年ほど前に友人がこれを始めたから。

The Expression Amrilato on Steam

 見た目はゆるふわ百合ADVだけど、勉強しないと登場人物の女の子*3の言動が細かくわからないという言語学習ソフトに足を踏み入れたような内容。攻略本がゲーム内辞書や文法書であったりする。2023年やってよかったゲーム。

 2023年の1月に友人がDiscordで配信しながらやっているところを眺めつつ、文の構成とか表現が面白かったので買って追いかけた。調べ物をしているところ、2ヶ月後にエスペラント検定があることを知り、一番下の4級へ挑戦することに。

 それが合格して1年くらい単語覚えるアプリ続けた後、2024年の2月くらいに次の試験が開かれたので3級も受験。結果についてメールで来たので今回これ書いてます。

 

自分の外国語能力は?

 英検3級、TOEICは四捨五入して600点のうんち。

 中学まではなんとでもなっていたものの、出てからの英語は赤点ギリギリ。

 あとはすこ〜〜〜しドイツ語。

 

何勉強するの

 2023年から試験内容が新しくなり、単語リストと習得すべき文法が出ていた。やった感覚は英検のn級≒エス検のn級。

JEI学力検定試験の新基準について[3月13日更新] | 一般財団法人日本エスペラント協会

 こう見るとほとんど学生の時の英語の授業の「教科書〇〇ページから☓☓までやれよ〜」に近い。それに習って、

  1. 単語
  2. 文法
  3. 細かい技法
  4. 過去問

 を意識しながら参考書と過去問をベースに勉強。余裕があったらエスペラントで書かれた本を読んで、合間のゲームは『ことのはアムリラート』と続編の『ふたりのメモラージョ』を挟みつつ。

 総勉強時間は4級なら毎日1時間くらい(サボったりした)を2ヶ月、3級なら4級を踏まえての内容+3級の細かい話を総ざらいして毎日2時間くらい(休むなどした)を1.5ヶ月。直前に別の試験があったので少し短く、詰め込みで勉強。

 勉強した内容とそれによってエスペラントに思ったことを以下。

 

単語

 単語リストを見ると(ほぼ)単語の羅列だけがあるが、このままではなんともならない。スプレッドシートに転記、そのまま一括翻訳して自前の辞書を作って印刷した。

 ここで初めてGoogle翻訳エスペラント→英語→日本語の変換を挟むことを知った。例えば、

 エス printempo (春)

 →英語 spring

  →日本語 ばね

 というような。おそらく一番良くないパターンがこれ。

 勉強するにつれ、英語のlistenとhearくらいのニュアンスの違いも気になるように。結局ちゃんとしたネット辞書や古本市で見つけた日エス辞書で調べ直して訂正した。辞書を引くことが勉強にもなったと思う。

 

 エスペラントの単語は1つ覚えるとそれが動詞、形容詞、副詞にもなるので、頭に入れておくべく数としては少なくて済む。それらを作るための変形とか接頭辞、接尾辞のパターンも決まっていて"例外がない"*4ため、やっていると「そうなるの!?!?」みたいな面白さがある。適当に接尾辞くっつけるとこんな感じ。

 

manĝi → 食べる(動、不定)

manĝas → 食べている(動、現在形)

manĝis → 食べた(動、過去形)

manĝata → 食べられている(形、受身の状態)

manĝebla → 食べられる(形、可能である)

manĝaĵo → 食べもの(名)

manĝejo → 食堂、食べるところ(名)

 

 英語ならeatがeatedじゃなくateになるところとかが面倒くさいと思っていたが、全部このパターンなので別の時制とかに変化したときの単語とかを覚えると必要が無くなるので助かる。

 それに伴って、末尾の文字が何かによって動詞なのか、形容詞なのかが区別できるので次の文法にも役立つ。

 

文法

 これはもう参考書をいくつか買いつつ、正しそうなところをかいつまみ、自分で再解釈した。

買ったやつ

 『はじめてのエスペラント』がとても良い。3級まではこれ1冊で良さそう。

 『エスペラント四週間』は四週間でエスペラントを学ぼうという触れ込みで、確かに内容は充実しているものの、フォントが見辛く、思想が少し左*5なところが気になる。本気で四週間でやろうとするなら天狗の特訓の如く「伸びる竹を毎日跳んでいれば、、山をも超える跳躍力が手に入る」のような進捗を求められる。あとは人生で初めて当たった落丁本。

 『ニューエクスプレス』は超初心者向き。おじさん先生が面白い授業を作ろうと頑張ったような内容。調べ物、よりもちょっとした例文が欲しい時に。

 

 エスペラントそのものの文法はまあまあ簡単で、中学校の英語がちゃんと理解できているなら詰まることはそんなにない。段々と「英語めんどくさくない?」になる。最初は英語ベースで考えつつ、慣れたらエスペラント思考する方針でやると体に馴染む感覚があって良い。

 さっき単語で上げたように、「ここで形容詞として来てこの名詞を修飾していて、主語がこれでそれがいつの話かというとこの原形副詞で、目的語がこっちの動詞不定形」と文章を構成する単語がわからなくても文の形が推測できるのが助かる。単語そのものは仕方ないので辞書を引くとしても、それの役割が掴めると長文も困らなさそう。

 

細かい表現

 ほとんど文法に含まれると思うが、疑問詞周りががややこしい。リンク先のこの表だけ見てほしい。

エスペラント/文法/相関詞 - Wikibooks

 わかんね〜〜〜。単語おもしれー!とズカズカ進んでいくとここで心が折れる

 

 表の意味合いとしては「特定せず何かを指して5W1Hの質問に使う単語は頭と尻を組み合わせて作りますよ」なんだけれど、文で見た時に何の話をしているのか、この表を完全に理解していないとわかりにくい。

 結局、行と列のタイトルの部分だけ覚えればいいものの、KielとKialとKiesが並ぶと同じ引き出しから言葉の作りを引き出さねばならないので混乱する。

 これと同じようなことが前置詞でも起きていて、これもpriとproとporがいる。これを同列に並べるな。英語で見たことあるような前置詞が多いのである程度は置換できるものの、何とかするのに数日かかった。

 そして最後に、前置詞と疑問詞を組み合わせて「por kio 〜」のように、何かについて細かく聞く質問を作ることができる。たすけて〜〜〜。このパターンは少ないが、どちらもちゃんとわかっていないと質問の意味もそれへの適切な答えも少し変わるので必須となる。過去問をやろう。

 

過去問

 こちら、エス検を開催している協会より出版?されていて通販でも購入できます。

 が、2023年3月より試験の内容が変わったので難易度は近しいものの問題の形式がちょっと違う。過信しすぎると文法問題で少し困る。

 とはいえ3級の時に3-4周したので信頼度はある。不安な構文は参考書の確認問題や、ふと日常で思いついた日本語文を手持ちのエスペラント文法で表現するにはどうするか考える、とかしていた。

 3級は構文の復習に黙々とduolingoをやるなど。英エスしか対応していないので、英語の冠詞に半ギレしながら勉強することになる。

 

試験そのもの

 勉強はがんばった。試験もがんばる。

 受験した3,4級は共に筆記と対話式があるので、リスニングとスピーキングも。東京会場だと協会の事務所でやるので緊張する。協会の方々、本当にいい人ばかりです。いろいろありがとうございます。

 エスペラントで書かれたの本や言語についての本、参考書が山ほどあるので度々訪ねてなにか買ったりした。

 

終えての所感

 とりあえず点数は4級が筆記対話共に8割くらい、3級が筆記ギリギリの対話8割くらい。耳は良かったらしい。

 やりながら思ったのはエスペラント勉強するとヨーロッパの言葉がなんとなく読めそうな気がしてきてちょっと良い。Twitter(現x)を見るといろんな言葉があって、海外のなんか見たことある気がする単語を調べたりするようになった。言葉のハブとしては良いかもしれない。

 当初のきっかけの『ことのはアムリラート』はエスペラント話者の方々が何言ってるか辞書なしでもわかるようになった*6し、『ふたりのメモラージョ』はエスペラント話者が増えてめちゃくちゃややこしい言い方とか出てくるが、辞書なりで調べ直すことは減ったので理解力は上がった気がする。

 ちなみにリアルで使う時はエスペラント大会*7かVRCくらいしかない。要はコミュニティに突撃して話しに行くことになる。「話すために話しに行く」ような状態でちょっと己に向いていない。エスペラントメインで情報交換する何かのDiscordゲームサーバーとか欲しい。無いか。

 まだ買った本をちまちま読んでいるのでエスペラント筋は衰えないだろう。次は2級になるが、ありえん難しいのとエスペラントの組織に纏わる話も問われるのでちょっと近寄りがたい。ひとまず、いつぞやには大会とか行きたい。

 

 

 1ヶ月を謎の言語に費やすのはかなり面白い。かのトルストイエスペラントに触れて「2時間あれば読み書きいけるで」と言ったエピソードがあるが、そこまで賢くない人間でも時間があればそれなりになる。仕組みだけ理解できれば辞書片手に簡単な文は読める。この感覚がコンスタントに得られる嬉しさがあって良かった。

 ただ、やりすぎて英語より先にエスペラントが出てくるようになってしまうのと、全然関係ない場所で人の名前をエスペラント読み("あんかけ"さんを「アンカ↑ーケ↓」)してしまったのでそこだけ気を付けて。

 

では。

Ĝis la revido!

*1:ネット上見てもよくわからなかった

*2:後述のゲームのネット記事や某掲示板のアレコレによる

*3:女の子しかいない

*4:ほとんど

*5:エスペラントの歴史的にしかたないのはある

*6:周回したのもある

*7:協会で開いている交流会のようなもの

最近の小ネタ 13

 お久しぶりです、あんかけです。今年入ってから何かに追われる日々が多かったので、メモは次から次へと溜まるのにこっちは何も書いていませんでした。メモする程度に思うことはままあるので脳みそが止まったわけではない、と思いたい。

 

 文章検定を受けた

 去年の11月とかだったか、「そんなに本気で勉強しなくてもいいけど絶妙に役に立たない資格試験」を受けようという話になり、友人と文章検定を受けることにした。級位は準二級。

文章読解・作成能力検定【文章検】

 漢検のあそこが実施しているので知名度による権威がある。そして難易度は準二級なら日本語と現代文ができればまあまあ戦える程度。気になる人はサイトに出題例があるのでそれを見ましょう。

 問題は"てにおは"とか敬語とか段落の意味とか。半分以上はほぼ選択式だが、一番最後の大問は「電車やバスなどでは必ず席を譲るべきか」くらいの問題について、肯定・否定の立場で原稿用紙1枚分くらいの論述をする。これが面倒。段落ごとに、フォーマットに則った書き方をしなければならない。作文テーマが「好きにしろや」と返したくなるほど本当にどうでもいいために、作文力よりも己の道徳心や思想がどれほど生活に影響を与えているかがキモになっている。

 

 まあ受けるからには勉強することにして、教材として公式テキストと過去問と解説問題集みたいなのを買った。結局これは過去問だけでよかった。日本で、日本語で義務教育を終えたなら過去問を見つつインターネットで敬語だの調べ物したほうが安い。効率は知らん。

 とはいえ、自分がどうでもいい文章を書いているのは皆さんご存知の通りである。そのどうでもよさをいかに正しい日本語で綴れるかを訓練すれば対策になった。

 一緒に受けた友人と文章を見せ合って「お前にはレトリックが足りない」だの「それは代案を出しただけで反論じゃない」だのとダメ出しをして読める文に仕上げることをした。これがまあまあ良かった。答えが一つでないうえに、自分では高得点と評価しにくいのは改善の道のりが見えないせいで難しい。(後にそれを実感する)

 

 結局、合格したらしい。終わってみるとなんとなく試験っぽくない。学生の頃の国語のテストで赤点回避できた、程度の感想である。元々それくらいの力があって、それを証明しただけの試験になってしまったからだろう。

 文章検定のテキストには「なんのために受験するか」について「人の気持ちがわかるようになりたい人向け」などと書いてあったが、これを勉強して気持ちがわかるかというと多分そんなことはない。むしろ、敬語と構成を学んだことにより、文章の些細なトゲをつまんで勝手に傷つくお気持ちモンスターを回避する手法がわかるかもしれない。

 

 国語の読解を楽しめて、ちょっとした自己肯定感とそれなりの文を書ける証明を得た安心感が欲しい方におすすめ。使ったテキストはめちゃくちゃキレイなので欲しい人はご連絡ください。300円で売ります。

 

雪の中、薬のために猛ダッシュ(天然俳句)

 2月の中頃?まあまあ雪が降っている中、病院に行かなければならなかった。前回予約から時間が経ったせいで予備の薬(積もった飲み忘れ)も底が見えていた。

 なんとか間に合うべく努力したものの、出発時刻が遅れる。そのまま大混雑の電車に乗るも電車は止まり。とりあえず動くかわからない電車に乗っているよりは動きつつ目的地まで走ってくれそうな電車に乗り換え。これが間違いだった。

 全く乗ったことのない路線が知っている駅名に停まるからと飛びこんではいけない。それは赤の他人である。どうしようもないままGoogleMAPの現在地が意味のわからん方向へ進むのを眺めるしかできない。仕方がないので、また別の駅までの最短距離を調べて雪の中ダッシュすることにした。

 もっと体力がある頃は余裕だった気がする距離もおっさんになりなかなか苦しい。なんとか駅について掲示板を見るとなんとか間に合いそうな電車が向こうからやってくるところ。もう少し頑張って改札を抜けるとそこにはホームドアの閉まる瞬間が。なぜこの極寒の中でクソほど汗をかいてここまで来たのか……。

 元はと言えば出発で遅れた理由もやり忘れたことがあったからで、電車で乗り換えたのは目処を立てず"とりあえず"で降りたからで、電車の時間を見て無理な段階でペースを変えれば良くて、しかも走る理由が「それなりに日常を過ごせるようになる薬を貰いに行くため」という自分詰め合わせのものだった。ちょっと泣いた。

 

 今更ながら

 最近H・G・ウェルズの「タイムマシン」を読んだ。時間移動の概念の先駆者らしいが、タイムマシンそのものの話よりも飛んだ先の話がメインで驚いた。書き物の題材としては仕組みがどうのこうのというよりも旅行記の方が面白くしあげられそうなのは予想できるため、当然といえば当然。

 確か「タイムマシン」の中に説明があったが、時間旅行はX,Y,Zの座標に加えて時間の値が必要となる。東京都千代田区千代田1-1-1も1900年と2024年のものがあるじゃん、というやつ。自分の初めてのこの四座標タイムマシン概念は多分ドラえもんで、そこのなんらかの説明のおかげでなんとなくは理解していたつもりである。長編版のび太の恐竜はハンターにタイムマシンの空間移動能力を壊されたせいでまだ隆起していない日本列島の野比家(ののび太の机の引き出し)を目指すことになった筋書きもある。

 それを知ったあんかけ少年は「時間軸ってのが三次元座標系にぶっ刺さって四次元になるなら四次元はどう表現するんだ」と思っていた。たまに宇宙ヤバイみたいな本を読んでみたりするものの、ワームホールがどうとか超ひも理論がどうとかよくわからない話が飛んできて挫折した。結局、本か先生か「一次元のインクの染み(点)を二次元の紙に描いて、その紙を重ねて三次元の立方体を作ったとて、染みは染みでしかないように、上の次元は完全に表現できない」みたいな説明を得て一旦納得した。

 「タイムマシン」以外の時間旅行解説書*1を読みつつその辺りの話を思い出しながら、ふと浮かんだのが、「時間を第四の軸として図表に描くならシークバーでは?」ということ。既存のXYZ座標系の下にYouTubeとかニコニコで再生時間とともに右に進んでいくアレ。

 小さい頃はあまりメジャーでなかった故に広まっていない概念。パワポとかにはあったのか?とにかく、映像の中の住人(自分たち)からは正しく認識できない*2けれども、外から見たら存在していて、"そこ"を表すのに必要なパラメータ。これ小さい頃に図で欲しかったな〜〜!と思う。

 物理方面でなくデザインの進歩と普及によって理解できた人が増えた。今の子供向けの宇宙ヤバイ本はどう描いているのか。歴史の教科書が変わるように、冥王星が教科書に載ってないとか想像するとちょっとワクワクする。今度図書館に行ったら児童用書籍を漁りたい。

 

 思うやつ

 生活に変化がない。3ヶ月おきぐらいに飽きが来る。とてつもなくデカい飽きが。

 (起床→カス労働→餌→生活→ゲーム→睡眠)×5→(起床→生→睡眠)→最初 のサイクルがもう飽きた。ゲームは飽きない。カス労働をサイクルから抜きたい。

 少し前は労働が苦でない人に囲まれてしまっていたため、勘違いをしていたがどうやら世の中そうでもないらしい。今は「やる気ないですが、金のためにやることはやってます」の人が多いところにいる。環境というか立ち位置の違いだろうか。

 生活費とゲームするための金だけよこしてほっといてくれ〜。税金とか経済を回すために生かすなら働かせるのをやめて欲しい。ほとんど生きたいと思ってない人間を労働のために生かすのは牧場より酷いのでは?

 死にたい理由はいくつかあるが生きる理由は思いつかなくて、死なない理由は親族が困るのと痛そうくらいの明確なもので、生きたくない理由は多い。よって生はやめた方が良い、と結論が出そう。

 冒頭の生きる事の変化を起こして飽きを解決しようにも、解決できるだけの人生を積み重ねていないので、一気に持ち越せる死は変化とともに以降の悩みを解決できる手段の一つとして持ち続ける。

 

 人類はもっと憂鬱であれ。

*1:地球の歩き方、的なガイド本のていでSF解説をする内容だった。面白かった。

*2:秒ではなく全宇宙的時間体系みたいな規格の時間を思い浮かべている。ブラックホールの近くも同じ規格で時間を表せられるような。

はっぴーにゅーいやー

 正月なので都市部にこびりつく若者らしく帰省するが、その目的は「帰ること」なので、実家に来たらやることがない。適当に掃除を手伝い、実家に置きっぱなしのモノをキャリーバッグに詰め、年末の大きいことは終わり。親戚の家を回ってちょっと挨拶と飯食って三が日を過ごす。

 もうしばらく休みが続いてしまうので、今日から暇である。やることがない、という言葉が比喩ではないほどやることがない。

 いや、言葉が足りない。車社会のこの街で、乗れる車を持っていない自分にはやることがない。そもそも数ヶ月で何回か壁かなんかにぶつけたペーパーゴールド免許に運転は無理だった。自転車ならあるが、自転車で行ける範囲もそう変わらない。スーパーか商店街を破壊し終えたショッピングモールが増えるくらいである。

 

 ここ2-3年、コロナで帰って来るなとか言われた時期もあり、帰省の頻度が下がった。都市部生活を満喫しすぎた結果、地元の"平穏さ"に新鮮味を感じるまでになった。枯れ草ばかりの用水路の傍にがっかりしながらも、寒さに耐えるいくらかの草に喜んでいる。

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 人生の8割をここで過ごしたわけだが、なんかこう、地元は現実がつまり過ぎている。

 

 親から「爺さんが半分ボケてるしヨボヨボだから車を使わせないよう四苦八苦している」と聞いて、「もう免許返納させろ」と返していたが、車が無いと買い物すら行けないのをちゃんと見た。多分あれは放っておくと事故を起こすだろう。

 でも、車の代わりが無い。免許返納後はバスに乗れ、という自治体の意向は感じるが、長く見て*1支援される金銭は全く足りず、車の便利さを補えるほど地元のバスの交通網は良くない。藤子・F・不二雄の短編の定年退食よろしく、老人のサポートはそんなものでいいのかもしれない。

 そう話す親もまあ老いた。もう顔が老いた。年月はすごい。多分あの人達も何年かすれば同じことを悩み、あの人達の親より頼れる要素が少ないことに絶望するんじゃなかろうか。自分はここで生きられないのがわかったので行政とサービスに任せる。

 老いから目を背け、若い人はどうかと考えても、ここで育ったのが自分である。寿司とセックスとパチンコしかないここで育つことに全く良い感情を抱いていないので、これからここに住むガキに若干哀れみの目を向け、産まれてしまった命を幸せに全うさせてみせろと親である存在に生暖かい目線を送る。

 そういえば、自分が普通の人より劣ったものである話を家族の誰にもしていなかった。眼の前で飲んでいる薬も「神経系の薬」とか「ちゃんとする薬」ごまかしている。言ったとて何が起きるわけでもなく、状況が悪くなるわけでないのをわかっているので、言う予定はない。正直なことをいうと産んだことを悔いて欲しい。あなた達ほど人生は楽しくない。いや楽しいこともなくはないけど、それを優に超えるほど生きるのは面倒で辛い。また朝が来たらしい。

 

 なんの話だっけか。そう、やることがない。一応、本をと試験の教材を山ほど持ってきた。学生の頃らしく部屋にこもってなにかをする生活をする。これは別に帰省してまでやることではない。いつも通りといえばいつも通り。他人が干渉しない分、向こうの方がマシかもしれない。

 本を詰めたせいでゲームを持ち込めていない。せっかくなのでACスト6をやりたいが、それがあるゲーセンまでさっき話に出た地元バスを使うとタイミングが良くて100分とラーメン一杯くらいの運賃だった。アホらしくなってきた。

 しかし、このクソ寒い中、本を開くも勉ノートに書くも億劫なのでこうやってスマホに愚痴をこぼす。なんか去年も正月に負の感情を垂れ流していた気がする。やはり空気が合わない。

*1:生先短いだろうが

2023年まとめ

 今年はなんかいろいろやった気がする。適当にまとめ。

 

読んだ本

 今年は読書メーターをはじめたのもあり、いろいろ読んだ。単純に冊数だけならこれくらい。読んだら日付入りの感想を書くので、今年読んだものとして扱われているはず。

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 97冊はまあまあ読んだ。読書全盛期が図書室に通いまくった中学生の時期だと思っているが、それに匹敵するくらいは読んだ。

 何を読んだと聞かれるといろいろすぎる。タイトルだけ知ってたSFの古典?から気になった知識の話?とか。小説以外の本をちゃんと読んだのは今年になって初めてか。

あんかけさんの読んだ本 - 読書メーター

 考え方とか思想とか、あんまり外から摂取するのは好ましくないと思っていたけど、取り入れずに知るだけなら面白い。もちろん、多少は影響されるだろうけど、それも踏まえて考えられるようにしたい。

 SFも読んだけど、それはまた後で。

 

見た映画

 結局映画館は2回くらいしかいってない。マリオとD&Dのために行った。この2つでかなり満足したところはある。どちらも映画としての落とし込み方はとてもよかった。脳みそカラにして大量のソレを摂取できる。

 マリオは小ネタめちゃくちゃ多くて、昨日アマプラに来てからもう一回見た。マリオというコンテンツがあまりにデカすぎて、土管で移動するとかカートである必要性とか、全く語られないのすごい。

 対して、D&Dは世界の作り込みのために説明がちまちま入りつつ、TRPGの選択の話が良い。「それができるなら俺はそうする」し、「俺はそうしたいけどサイコロが許してくれない」「サイコロが許してくれないなら手持ちでなんとかする」様子がさらっとある。共感はストーリーではない描写でもできるんだと感心だった。

 あとはアマプラでさっきのSFに連なって2001年宇宙の旅とか、時計仕掛けのオレンジとか同じ監督のを観たり、ブレードランナーとか読んだ本の映画を観たり。あとはジェイミーのおかげでジャッキーチェンとブルースリーも観た。まとめられる感じではないな。

 2001年びっくりするくらい意味わからんかった。最初に観たせいでなんにもわからん。なんの部屋でなんの赤ん坊やねんと。その後の時計仕掛けのオレンジは良かった。ちゃんと主人公がカスとして終わってくれそうだった。あと風呂場で歌っちゃいかんな。フルメタルジャケットも好み。誰しもあのデブになる可能性はある。集団でやったら落ちこぼれる自信のある自分にはデブの気持ちが痛いほどわかってしまった。後半より前半の方が面白くないか?

 あの辺を見たおかげで、よく言われる「今の創作に影響を与えた」というやつを理解できた気がする。特にブレードランナーの未来都市的なやつ、レインコードのカナイ区すぎる。いや順序は逆なんだけど。

 来年もアマプラかな……。お金のない出不精な若者代表として生きていく。そういえばスラムダンクとワンピREDみた

 

やったゲーム

 ランキングつけちゃお(大荒れの元)

  1. 十三機兵防衛圏
  2. アーマードコア6
  3. GRVSR
  4. スト6
  5. レインコード

 トップが今年のゲームじゃないというね。下から書くか。

 レインコードはダンガンロンパの精神的続編として期待した。ニンダイのPVが期待させてくれるものだった。もうないだろうと思っていたあのダンガンロンパが帰ってくるんだ。そう思いすぎた。実際は探偵アドベンチャーとしての毛色が出たモノだった。勝手に自分が求めたベクトルとズレていたせいでイマイチ評価しきれていない。登場人物が固まってないから掛け合いが死神ちゃん固定になりがちだったとか話が親切すぎて真実までの混沌とした分析が意味をなさないとかちょっと満足しきれていない。1章はめちゃくちゃ良かったんだけどな。助けて、ハララ・ナイトメアーーー!!!

 格ゲー2種は出た順の関係もありこうなる。スト6はなんだかんだザンギマスターまでやったけど、めちゃくちゃしていいキャラとそうじゃないキャラで面白さが違いすぎたなと。あのゲームでめちゃくちゃしていいかどうかの基準は選択肢の多さだと思っていて、ザンギはクソ真面目に近寄って投げる以上の面白さを与えてくれなかったように見えたからこうなっている。マスターに上がるまでにエイヤドリャフンと技振ってるケンに何回も遭遇してげんなりしてしまう。

 そこで萎んできたところにGBVSR。全員が輝ける瞬間がある。ファスティバの画面端を求めて格ゲーやってんすよ。ガーキャンもあるし守りは困らん。上に行くにはスト6よりも厳しいだろうが、スト6次の調整が来るまではこっちやってるかもしれない。格ゲー初心者はこっちやった方がいいです。本当におすすめ。

 AC6はシャカシャカ動くロボゲーとしてとても良かった。ストーリーもフロムゲーにしてはすごくわかりやすかったのもあるんじゃないですかね。一番好きなエンディングはエアルートでした。自分で決めた道を突き進むような。終盤になってミッション開始の時の自機、いや621の背中がすごくかっこよく見える。AMのコーラルぶちまきEDは幼年期の終わりとかカエアンの聖衣を彷彿としました。友人にも聞いたけどフロムくんSFすきなのね?

 最後に十三機兵防衛圏。これ今年やって一番おもろかったゲームっす。ゲームとしてのシミュレーションタワーディフェンスRPG(?)もアドベンチャーパートのシナリオも良かった。今年、SFを読み漁ったのはなっちゃんのためだった。なんかこう、いろんなところのオマージュと、だからこいつらはやらねばならんという心意気がプレイヤーも熱くしてくれた。なっちゃんパートとひじおきは尊い。あんまり言うとネタバレで各所からお怒りのメッセージが飛んできてしまう。とにかくプレイしてほしいし、例の曲も良すぎた。今度コンサートで聴けそうなので行きます。タワーディフェンスなっちゃんが無双してた。

 ゲームはこんなところかな。

 

やったこと

 これも先に羅列しておく。

 こんなところ?

 なにより残っているのは山手線一周。一回はやってみたかったし、過酷すぎて諦めないようにメモがわりに書き留めつつなんとかやりきれた。ポストに感動するのはもうあの日以降はそうないだろう。あれから2-3日は歩くのでやっとだった。それくらいの頑張りを評価してか、なんとはてなブログ公式が紹介してくれた。うれしい。

https://x.com/hatenablog/status/1735593036338331788?s=61&t=5e1UnLgjhwDCHfdOyYO9Dw

 あとはエス語の勉強もなんだかんだほぼ一年続いている。おかげで4級に合格。成人してからこんなに勉強したのは久しぶりだと思う。勉強のちょっと前に“お薬”を出されるようになったのもあるか。習慣を習慣にできるのが早くなった気がする。2024年も謎検定とエス語を勉強する(している)ので続報をお待ちください。

 本にまつわるあれこれも今年か。神保町古本まつりはなんとなく行っただけだけど、自分を改めて本の世界に引き摺り込むには十分すぎるイベントだった。あそこにある本、一生かかっても読みきれない。探せば自分に合う本が絶対ある空間として何回でも行きたい場所。実際、まつり以降で4回くらい行った。歩いても歩いても本棚がある素晴らしさ。新年にも行きたいな。

 それを持って読書合宿。実は発案から一週間で実現した。言い出しっぺ俺、宿予約友人A、運転友人Bという、言うだけ言って実現したすごいイベント。飯は美味いし風呂はちょうどいい温度で硫黄の匂いが雰囲気作りにとても良い土地だった。また行きたいね。今度は夏とかどうだろう。

最近の小ネタ 10 - あんかけが書く

 

 

こんなところかしら。2023年、なかなか良かった。2024年は2月頭に地球が爆発したら最高ね。

 

最近の小ネタ 12

店内BGM

 適当な店で飯を食うor酒を飲むをすると、眼の前のものを味と見た目以上の情報がない。美味すぎると夢中になるが、なんとなく入った場所程度だとそんなことはめったにない。食べると減るという自明の理以上に卓に変化がない。仕方がないのでいつも通り適当な文字に目を通したら耳に入り込むBGMに意識を向ける。

 多分店員さんの趣味であろうK-POPとかが多い。仕事中にイヤホンを持ち込めるならすきな曲を流していたいので、いつもの曲を流しておくのははわかる。でも、入口に赤提灯置いてておっさんばっかり来てるこの空間で縦ノリの曲もどうなんだ!?!?あんまり考えてない?BGMこだわりおじさんではないが、飲食店で働いた経験がないせいで店内BGM選定工程を知らない。

 そもそも店員さんが韓国・中国っぽい人なのでそっちの趣味なのだろう。歌詞が聞き取れないのとテンポ早めで好みではあるが、他の人は店のBGM問題にどう向かっているか気になる。安いところしか行かないし、複数人で来ているならBGMもそんなに関係ないからどうでもいいか。自分が独りなのが悪い。

 

睡魔を言葉に

 毎日眠すぎるときがある。朝からそれなりの時間を適当に人として生きようとするには差し支える程度には眠い。この辺も医者に相談したくて、この感覚を掘り下げた。その時のメモ。

 

 朝起きた瞬間に眠さの爆弾を抱えている。動かねばならないという使命に駆られて人間になりすまし、外に出る。外気に当てられて体の当たり判定を掴んできた頃、眉間に指を突っ込んだくらいの深さに明確に眠さがあることがわかる。この時点で今日の1時間は意識を無くすことが決まる。抗うとかそういうレベルではないのを知っている。

 適当な時間になると眠さがにじみ出てくる。卵の黄身を潰したように、眠さのあるべき場所から頭に広がって、手足をずしんと重くする。こうなったらあとは意識を失うだけ。気が付くとまあまあな時間寝ている。眠いなら顔を洗えとか、立ってみろとか言われるが、そんな程度で何とかなるわけではない。実際、立っていても体重をかけて安定できればそこにもたれかかってそのまま崩れる。

 こうなる瞬間は何かに意識を向けさせられている時。特に話を聞かされている時。目の前に人がいて、そいつが喋っていると限界が来る。しかも、それが重要であればあるほど。前の日にどれだけ寝ようが関係ない。悲しいことに、大抵は夜になるとなくなる。

 

 多分気が付いたときからずっとあった。中学生とかで授業中の暇な時に寝ていた頃からこんな感じだった気がする。それが薬で抑制されたことで初めて通常を知ったというか。

 新卒だった時の社員研修ですら隣の席のやつに起こしてもらっていたし、それで周りの人間はどうしてこのクソつまらん話を聞いて気を失わずにいられているか不思議でならなかった。

 薬飲んだ今ならわかる。ちゃんと聞いてるから起きているのではなく、聞いていないけど起きているだけだった。

 

 

情報を身に纏う

 成人してからたまに話のタネにファッションが挙がる。みんな服買ってんだな。物理的にダメになるか色が変わるとかするまで服を買わない。実はなんなら今年服屋に分類される空間に足を踏み入れていない。服腐って鼻も壊れている説はなくはない。マジで臭かったら誰か怒ってほしい。

 学生の頃、体形が相似の教員がいて、その人がめちゃくちゃ楽で特徴のない服を着ていたので今はその人と同じ格好をしている。一度その教員とほぼ同じ格好で鉢合わせたことがあって気まずかった。

 で、流石に成人したし勉強だけしとくかと思い、他の人が何着てるかをなんとなく眺めるるも全く頭に入ってこない。少なくとも全裸でなくて、スーツじゃなくて、寒そうでも暑そうでもなさそうな恰好。文字の入ったTシャツならその文字情報が入ってくるが、それ以外の情報がまったくわからない。着ているものを表すための語彙が無いのはそう。

 逆に服を選ぶときに、きつくないこと、肌に触れてストレスが無いこととその服に情報が少ないこと以上に考えていない。服屋はもうどんなところでも入った瞬間に服が多すぎてキレそうになる。服、全部同じすぎる。地元の河原のチャートとか泥岩の縞の方が違いがある。

 というわけで面白みがわかるまで服について考えるのはやめた。いつも酒飲みに行く友人が待ち合わせ場所にジャージで来ているのを見て仲間だと安心している。

 

 

そんなに腹は空いてない(牛丼並は余裕で入るものとする

 前の山手線一周で、過度な運動なら一日で痩せるものと思い前後で体重を量っていたが、全く変わらない。道中で定食とオムライスを食ったが、それらで摂取したエネルギーを消費しきっていないとは思えない。まあ、現実はそんなもん。BMIは21弱という真ん中の数値。おっさんになりつつあるが、それなりに食べる量を気にしながら過ごしているとそれなりの体重に落ち着くものである。

 とはいえ、自分でも引くくらい食う時は食う。飲み会のコースの帰りにラーメン屋行ってさらに帰り道にケバブ食ってさらにさらにおにぎり食うくらい食う。酒飲んだ時特有の胃袋の上限が無くなる現象と噛み合うとこうなる。自炊していても4人前は2日分でなくなる。なんなら食後のデザートにカップ麺と菓子パンぐらい食う。

 食事をほぼ1日1食にしているせいで夜にやたら食う人になっているのはある。それのおかげで勝手に16時間だか18時間ダイエットなるものになっている。響きはいいが、やってることは夜ドカ食いおじさん。自分が標準体重であることが珍しい生活をしている。

 20越えてから5年ごとに山場があるらしいが、その山で脱落するのかどうか。すでに尿酸値がやられている自分はどうなってしまうのか。こうご期待。