いじめから身を守る方法の裁判篇(上篇:開廷までは何をすべきか)

いろいろと忙しくて、なかなかブログを書く余裕がなさそうですが、やはり自分の経験を記録しておきたいです。
裁判篇のほかに、大学篇と生活篇も書きたいですが、各大学や個人生活の差が大きくて、やはり最初は裁判篇にしたほうがいいと思いました。
ここでは専ら民事訴訟の一審(地方裁判所)および二審(控訴審高等裁判所)に関して話します。筆者の場合、控訴審で判決が確定したので(二審の判決はほぼ全部一審のと同じです)、最高裁判所の経験がありません。
では、いじめ行為をした相手を提訴する場合、どうすればいいのかを自分の経験に基づいて話します。提訴しようとする段階で、やるべきことは主に3つあり、①法律相談弁護士に依頼するか本人訴訟にするかを決めること提訴書類の準備

一、 法律相談(弁護士に相談する)
1、法テラス、弁護士会の法律相談センター、法律事務所
①法テラスは「収入基準」と「資産基準」を満たしている人が利用できるとなっていますが、収入無しや収入が少ない学生には、とりあえず法テラスに相談に行くのをお薦めします。    
②信頼できる知り合いの弁護士がいれば、その弁護士(法律事務所)に依頼してもいいですが、そうでない場合、弁護士会の法律相談センターに行くのをお薦めします。たとえば
https://www.horitsu-sodan.jp/ 

多くの法律相談センターは土日も開いていますから、平日に時間を取れない方は土日に行けばいいと思います。
➂法テラスも法律相談センターも、これらの機構に行くと決めるならば、できるだけ数回をかけて数人の弁護士と相談したほうがいいと思います。もしみんな言ってるアドバイスが同じであれば、そのアドバイスを真剣に考えたほうがいいかも知れませんし、もしみんな違う角度からアドバイスを出してくれれば、いろんな可能性を知った上で自ら判断してもいいではないかと思います。それに、弁護士の専門能力だけではなく、その弁護士にちゃんと相談に乗っていただけるかどうか、面談しないと分からないですものね。事件によって、時効が3年か10年かいろいろと違いますので、時効さえ分からない場合、とりあえず一回でもいい法律相談センターに行って弁護士に聞いたほうがいいと思います。一部の法律相談センターは一回目の法律相談の最初30分が無料だとなっています。

二、 弁護士に依頼するか本人訴訟にするかを決める
民事訴訟の場合、弁護士に依頼せず、本人訴訟という形でも訴訟を起こすことができます。
②本人訴訟の場合、当事者は当事者および当事者の代弁者という二つの役割を果たすことになる(訴状をはじめ、いろんな書類の作成・提出、毎回の期日(口頭弁論の出廷日)への出頭、最終口頭弁論で自分自身の代弁者として相手方(被告)に尋問すること等々、詳しくは今後訴訟の流れを話す際に)。
➂弁護士に依頼する場合、まず、弁護士と契約を結ぶことが必要です。弁護士と契約を結んだら、基本的に以上の全てを弁護士に任せることができますが、裁判官に最終口頭弁論への出頭を命じられた場合、原告か被告かにもかかわらず、出廷しなければなりません。
ちなみに、筆者は弁護士先生に相談に乗っていただきながら、本人訴訟というやり方で訴訟を遂行しました。相手方が弁護士に依頼したという方法をとりました。

筆者は5人目の弁護士先生に法律相談に乗っていただいた時点で、ようやく相談相手が見つかり(を決めて)、法律相談を受けて本人訴訟を体験しながら、法廷で被告側の代理弁護士というやり方をある程度に観察してきました。
三、 提訴する際に提出する書類など
本人訴訟か弁護士に依頼するかにもかかわらず、訴訟を起こす場合、原告側は以下の書類を提出する必要があります。
1、 訴状
①様式は裁判所の受付窓口(ロビーの受付ではありません)のところで入手できます。区役所に各申請書を取るのと同じです。
②訴状に原告の印鑑・相手方の住所・収入印紙(訴状手数料のことで、損害賠償を請求する場合、請求金額によって手数料の額が違います。詳しくは右記をご参照くださいhttps://www.courts.go.jp/vc-files/courts/file3/315004.pdf)。

➂提訴した後、担当書記官が連絡してくれるはずです。請求内容によって、手数料は訴状を提出した時と多少違うここもありますので、そこは担当書記官の指示に従えばいいです。
2、 当事者目録
「当事者目録」に原告および被告の姓名・住所・電話を書きます。
3、 請求の趣旨
裁判所にどのような判決を請求したいかを記する書類です(例えば、被告XXXXは、原告YYYYに対して、AAAAの慰謝料を支払うこと)。
4、 請求の原因
「請求の趣旨」の原因を述べる文章です。事件の経緯や法律根拠など書きます。
5、 証拠申出書・証拠説明書
普通、「証拠説明書」に「号証(例えば原告の場合、甲第1号証など」「原本・写しの別」「作成年月日」「作成者」「立証趣旨(この証拠は原告のどの主張をどのように立証したかということ)」「備考」という項目があります。
裁判官は「証拠説明書」に照らし合わせながら、「請求の原因」を読むので、「請求の原因」に甲第XX号証を反映すべきです。
6、 切手
裁判所が原告から訴状などの書類の副本を受け取ってから被告に郵送するので、郵送するための切手は原告が事前に用意するのです。金額について、裁判所の受付窓口の方に相談してください(後日に担当書記官が決まったら、追加や余分の返済などについては担当書記官に相談してください)。

ケースバイケース、ほかの書類も必要とされるかもしれませんが、とりあえず以上の書類および印鑑を持ち、裁判所の受付に行けば、提訴の第一歩を歩き出しました。


訴状などを提出した後、まず、その場で事件番号を書いてある「受付票」をもらえます。
大体一週間後に担当書記官が連絡してくれて、書類に不備なところや訂正すべきところあれば、各状況に応じて、「訂正申立書」「上申書」などを提出しなければならないこともあります。

ここまで、切手を除き、全ての書類は原告に一部(原本)、裁判所に一部(副本)、被告の人数によって被告側に副本の部数を用意する必要があります。
また、その時点で担当書記官が「一回目期日(出廷日時)」について相談してくれるはずです。

一回目の期日が決まったら、「期日申請」(「XX年XX月XX日が期日だと告知されたので、出頭します」)というような書類を提出します。

一回目の期日は大体担当書記官が連絡してきてから一か月後にするのです。

以上はいじめから身を守る方法の裁判篇(上篇:開廷までは何をすべきか)でした。

後日に追って続きを書きます。

 

久々に面白いメールが届きました。

「変身遅くなりまして…」というメールが届きました。

変身に時間がかかったので、返信が遅くなったのか...

以前、同じレベル面白いメールが届いたことを思い出しました。ただ、その時に何かがあっても笑えなかったのでした。

 

年末までいろいろと忙しくて、総括はまだ書いている途中です。

で、最近アカハラパワハラに泣き寝入りせずに、戦うことにした学生さんが増えているようです。

人生を諦めるよりいいと思います。

アカハラパワハラを申し立てるのは生き残るためです。

いじめられてどうしても耐えられない時に戦うしかありません。

生き残るために何が必要なのかをはっきりしたほうがいいのです。

 

裁判を選んだ人たちへ、裁判が本当に大変なのです。

ただし、裁判を通していろいろ見えてくるのです。そこで勉強になったことはこれからの人生にいろいろと役に立つのです。私は一度も後悔したことがありません。諦めようとしたこともありません。以下は元々総括に書こうと思っていますが、

①裁判を選んだら、しばらくの間は裁判が生活の一部となります。裁判は貴重な一部ですが、生活の全てではありません。バランスがとても重要です。

②加害者が責任から逃げるために、いろんな手段を使うのです。それは法廷で見られるものもあり、法廷や大学以外のところにもあります。嘆きより証拠を集めることが大事です。いつか使うかもしれません。

➂法廷という公の場で戦う以上、相手方や相手方の仲間や相手方と同じな立場の人たち(利益集団)に悪口が言われる可能性が十分にあります。そういう覚悟が必要です。これらも念のため証拠を集めておいたほうがいいと思います。これもいつか使うかもしれません。

利益集団以外に、被害者をいじめることで加害者に媚び諂う人もいるのですね。これは加害者以外に最も許せないのです。

人の髪を切る人の髪はまた他の誰かに切ってもらわなければならないです。

今日被害者の窮状や弱みにつけ込んで痛めつけた人々は一生弱い立場にならないことは誰も保証できないのです。

④同情してくれた人たちにありがたいです。同情してくれなくてもいいのです。知らない人たちが同情してくれる義務がありません。

無条件で同情してくれた人々の優しさに心よりありがたいですが、私は同情よりも一人の人間としてリスペクトされたいです。
生き残るために、ディグニティが必須です。ですので、戦うことにしました。

 

追伸

私は弁護士でもカウンセラーでもありません。ただの被害者です。

ブログも総括もこれまでの数年間の人生の記録とまとめとして書くと思っています。

そこに何か他の人たちに少しでも役に立てることがあれば幸いです。 

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近いうちに「東京大学で教授にいじめられたことを申し立てたら、どうすればいいのか。」というテーマで総括を書きます。

近いうちに、総括を書きます。

本来、問題は加害教授だけにあるのに、なぜ証拠に基づいて東京大学に加害教授の行為を申し立てたら、大学の一部の担当者が問題を拡大したのですか。

東京大学で教授にいじめられたことを申し立てたら、どんなことになりますか。
東京大学でどのような部署に申し立てることができるのですか。

所謂ハラスメント相談所で本当に相談に乗っていただけるのですか。

本当はハラスメント相談所が誰の味方ですか。
学内で所謂ハラスメント相談所以外にどの部署のどのような人物が出てくるのですか。

東京大学の担当者たちとの面談の時に注意すべき点は何ですか。

どの部署の担当役員が東京大学ハラスメント防止委員会委員長になりそうですか。
彼らにどのようなことをされるのですか。

小森文夫教授(東京大学全学調査班班長):我々報告することできないですかね。できないですね。 - annoiellのブログ

 

なぜ彼らが言っていることが矛盾ですか。

被告小森文夫:最終審議をした。東京大学:その資料が存在しない。 - annoiellのブログ

以前既に開示してくれた東京大学ハラスメント防止委員会の開催日を不開示とすると昨日伝えられた... - annoiellのブログ

 

東京大学で元指導教員の行為を申し立てたら、どのような報復を受ける可能性があるのですか。
学外に助けを求める時に、どうすればいいのですか。
などなど。


同じ大学の役員だとしても、対応の態度も若干違いますし、担当者の中でも、長嶋あけみ相談員みたいに所謂強者に媚びへつらい、学生を苦しめて、落穽下石の振る舞いをした人もいます。
これまでいじめられた上で振り回されたのですが、今後このようなことを避けるために、整理する必要があります。

本事件でこれまで何人の役員、担当者とやり取りしてきましたし、手元の記録や音声データに基づいて、段階的なまとめとしても整理しておきます。

東京地方裁判所判決&いじめられて苦しんでいる人々へ、辛いことを辛抱している力を問題解決に使ってください。

 

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今年の春(口頭弁論終結日)に、法廷で「今あなたは原告に対してどのように思っていますか。」という質問に対して、丸川知雄さんが「何もないです。」と返答しました。

同じ事件に対して、

東京大学社会科学研究所調査班は報告書で「B教授(丸川知雄さん)が,A氏(申立人)の対応につき第三者と比較してA氏(申立人)の人格を貶めような言動があった点」と認定しました。

東京地方裁判所の判決は以下の通りです:

単に、施副教授が「私たちのお客さん」であること自体を根拠として,原告と施副教授の信用性を比較したものというほかなく,その内容は,原告に対する指導や苦言とは程遠いものというほうかない。

さらに,前述イで述べた原告の信用性に関する批判は、前記ウ(ア)及び(イ)の各指摘と併せて読むと,原告において,被告丸川に対して当初の2泊分の宿泊費を償還せず、これをそのまま保持している可能性を示唆するものというほうかない。

以上述べたところを総合すると,前記アのメールは、全体として,原告の使用性につき,原告の人格そのものを批判したものである上,その内容は客観的な根拠を欠き,被告丸川においても、この点を認識することが容易であったものであり,社会通念上許容される範囲を超えて、不法行為としての違法性を帯びるものというほかない。

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口頭弁論終結日に、丸川知雄さんが法廷で「被告は自分が何がいけないかを知っていますか。」と聞かれました。本当に丸川知雄さんの心の中はそれを知らないでしょうか。

 

ここ数年間、自分自身に一番感謝したことは、思い切って丸川知雄さんの研究室を離れたことでした。

でなきゃ、今のところ、私が既にこの世に存在しないかもしれません。 

人格に関わる問題ですから、私はこれまで必死に頑張ってきました。

頑張るしかないのでした。世の中にいい人がたくさんいますが、「村八分」というのも相変わらず存在しています。
問題を解決しないと生きられないという辛い時もありますから、辛いことを苦しんで辛抱している力を問題解決に使ってください。

そして、これからも、一人の人間としての人格・尊厳を守り続けながら、人生を諦めずに頑張っていきます。

 

この事件がきっかけに、たくさんの人たちに出会って、たくさんのことを体験しました。(ここではないかもしれませんが)いずれか次々と公開する思います。私の人生のこの章のまとめとしても、いじめられて苦しんでいる人々への励みと参考としても。

 

 

 

 

 

問題は校内で起きた。解決策は校外にあるか。

校外の東京地方裁判所が判決書を出しました。

東京地方裁判所の判決に対して、一握りの人たちがどうやって懲罰から逃げるかということしか考えていないようです。

ところで、昨日のニュース:

news.yahoo.co.jp

真相を隠そうとすればするほど露呈するのです。

 

 

白い巨塔

夜連続ドラマスペシャル「白い巨塔」の第一夜を観ました。

個人的には2003年版の「白い巨塔」のほうが好きです。

最近は前半の教授選より後半の裁判のほうが興味深いと思うようになりました。

ただ、2003年版で少なくとも最後に財前五郎教授が恥入り、危篤に陥った際に佐々木庸平さんのことを語り、しかも大学病院に献体しました。

明日は第二夜ですね。つづく。

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もし

口頭弁論でよく分かったことは、法廷で証拠と事実の前で被告丸川知雄が指摘されても、被告丸川知雄本人は過ちを認めて謝罪する気がありません。

時に思っていたのですが、もし私が録音などの証拠を出したのは東京大学ハラスメント全学事実調査班との2回目の“事実聴取”の時ではなく、1回目の事実聴取の時だったら、どうなるかな。

そうしたら、被告小森文夫が「我々報告することできないですかね。できないですね。」を言うかな。

“被告小森文夫:最終審議をした。東京大学:その資料が存在しない。”という事態になるかな。

人生に必要なのは振り返るのを通して信念を貫くことです。それだけです。

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