2020/10/25「ゲーム」
ゲームを作る話。
面白いゲームってなんだろう。今、Wolfというエディターを使ってRPGを作ろうとしているけど、どんなゲームが良いのか、とても難しいところ。
ボードゲームだと、クニーツィア博士なんかは博士だから「こうしたら人は面白がる」みたいなノウハウを持ってるよね。
そう思うと例えば演劇、戯曲を書くときも「こうすれば面白い」みたいなノウハウを持つことは強みだろうと思う。東京にいたとき、ある作家さんのいくつかの作品はあらすじがほぼ同じだった。でも上演する劇団や場所に応じて設定が違っていた。それぞれの公演のお客さんがあまり共通しないならとても有用だ。
そう思うと、僕の演劇のプロットをゲームに使うのはアリか?どうだろう。
【TRIDENT of the SEA】ルドロウキャッスル
2017年2月11日、アクトスペース。長野市民演劇祭、3本目。
先日、夢幻の青木さんが「入団希望者から問い合わせがあって、うちかルドロウさんで考えてるって。うちに合わないと思って断った。」
その方、ラッキー!ルドロウさんが正解!
いやぁ素晴らしいエンターテインメントでだった。長野のエンタメ劇団の筆頭は夢幻さんではなくルドロウさんだ。
歌と踊り、音と光、際立つキャラクターのストーリー。メインキャストの後のテーブルで台詞のないキャラも気を抜かず演じていた。
この劇団が市民演劇祭で、アクトスペースで打ってくれたことが嬉しい。僕は何度も泣きそうになった。
しかし素晴らしい舞台であったために、とっても残念なことがある。客だ。
ノリが悪い、では説明が付かない程、冷めた客席。あれでは演じる側のテンションに響く。
しかし客をノセるのも実力。前説後の沈黙から感じた不安が実体化してしまった。
そう思うと一つ思い出される公演がある。よしもとふるさと劇団の公演だ。
クオリティは明らかに素人のそれでルドロウさんと比べるべくもない。しかしお客のノリは抜群だった。
「前説」の差だ。お客様にどういう気分で開演を迎えさせるのか、その大切さ。それを熟知している新喜劇と、今まで地下で活動していた劇団の差。
これは僕の心にクサビを打っておく。前説、導入はめっちゃ大切。
しかしルドロウさんの素晴らしさは揺るがない。これからがとても楽しみだ。是非また地上であの世界に出逢いたい。
【WS川中島中学校】
志なの荘のふみえさん(うさぎさん)が顧問を務める川中島中学校の演劇部を訪問。
まず、皆でジャンプ、カウントアップ、わたしあなた、を。
カウントアップに苦労している。気がはやるのかとにかくかぶる。8人で24が成功せず、16でなんとかクリア。
後で気付くんだけど、多分悪い意味で「成功より楽しさ」を重視してる。というか、成功の楽しさを知らない。
台本の稽古に入る。演出が不在でそれぞれが楽しくやっている。ただ観てる側はちっとも面白くない。試しに部長さんに僕の隣に座ってもらって冒頭のバランスを観てもらう。すぐに「下手が多い。」とバランスの悪さに気付いた。
観る側の視点があれば簡単に気付くことに気付けないままつまらないお芝居をお客様にみせてしまう。これ、社会人劇団でもあるなー。
「面白い劇を作り、お客様に楽しんでもらう。」それこそが何より楽しいと知って欲しい。また是非、行きたい。