今日もポレポレ 女山旅日記

ポレポレとはスワヒリ語で「ゆっくりゆっくり」。山が好きな女子が登山、旅行、美味しい食べものを綴る旅日記ブログ

【宮城】紅葉の栗駒山日帰り登山(東栗駒コース入山/中央コース下山)

昨年の10月___GOTOトラベルキャンペーンで国内旅行がお得!ということで、兼ねてより行きたかった東北随一の紅葉名所、栗駒山へ日帰り登山に行ってきました。

 

紅葉のピークを見極めるのは難しいですが、山頂からは素晴らしい景色に出会えた山行。山の歩行時間自体はそう長くはないので、登山をはじめたばかりの人にもおすすめです。下山後は東北の温泉も満喫できました。

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栗駒山とは~紅葉の時期・見頃は?

栗駒山(くりこまやま)宮城県岩手県秋田県の三県にまたがる標高1,626mの山。日本二百名山、花の百名山に数えられています。

深田久弥は「東北では秋田駒ケ岳栗駒山百名山に入れるべきであったかもしれない」と書いているそう。

 

特に山肌を真っ赤に染める紅葉が有名で「神々の絨毯」と言われています。栗駒山の例年の紅葉の見頃は9月下旬~10月中旬。2020年は9月に入ってからも残暑が厳しく、例年より10日ほど見頃が遅くなったようです。

 

 ▼ここにあります(盛岡と仙台の間くらい)

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<出典:Google map>

 

日程・栗駒山登山ルート

日程:2020年10月3日(土)

10月の最初の週末。紅葉が遅れているとは聞いていましたが、登山口辺りではなく丁度山頂付近が綺麗に色づいていて大正解!

 

ルート:往路・東栗駒コース、復路・中央コース

単調なピストンにならないように少し周回っぽいコース取りです。

 

私の栗駒山コースタイム

▼今回の私のコースタイム

(7:37)いわかがみ平駐車場横登山口発【東栗駒コース】~(8:20~25)沢通過~(8:50)東栗駒岳~(9:40)中央コースとの分岐~(9:50~11:00)栗駒山山頂~【中央コースより下山】~(多分11:55位)いわかがみ平駐車場下山完了

 

 

栗駒山の山レポ

■臨時駐車場よりシャトルバス利用

 今回の登山に際し、首都圏住みの私達夫婦は夜行バスで仙台へ。とにかく栗駒山の駐車場が混む!!と聞いていたので、一番早く仙台に着ける夜行バス(5:00着)にして、仙台の先輩に車で迎えに来ていただきました。

 

7:15 いこいの村栗駒跡地臨時駐車場」到着。先輩運転ありがとうございます。

栗駒山に中央コースか東栗駒コースから登る場合、どちらも「いわかがみ平駐車場」が登山口となります。

ただ、紅葉シーズンは大混雑するため、それよりも下にある場所に臨時駐車場が作られ、臨時駐車場と「いわかがみ平駐車場」をシャトルバスが走っています。

これ全部を栗駒市(覚えやすい)がやってくれている、と。バス乗客の整列などもおそらく市の職員と思われる方がやってくださっていました。早朝から感謝!!

 

令和2年は9月26日~10月18日がシャトルバスの運行期間でしたが、今年はどうなのかな?行く前に要チェックです。

 

栗原市サイト

栗原の魅力|栗原市観光ポータルサイト ぎゅぎゅっとくりはらのホームページ(公式ホームページ)

 

臨時駐車場にも簡易トイレが設置されていました。後から思えばここの簡易トイレの方が綺麗だった。既に沢山の人がシャトルバスに並んでいます。

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シャトルバスはピストンで臨時駐車場~いわかがみ平駐車場を走っています。15分ほど待っただけで乗れました。しかも臨時駐車場の料金500円と栗駒市のホームページには書いてあったのになぜか徴収されなかった。シャトルバスも無料だし申し訳ない気持ちになります。

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シャトルバスに10分程乗ったらいわかがみ平駐車場に到着。

空いていればここが正規の駐車場です。駐車無料。標高1,113mだそうです。

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下山時に立ち寄ったけど、いわかがみ平駐車場のトイレ詰まっていました・・・紅葉シーズンすごいなあ。

 

さて、今日は日帰り登山なので荷物は軽い!靴も軽めのもので歩きだします。

7:37 東栗駒コースより登山スタート!

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昨日雨が降ったからか足元が濡れていて滑らないように慎重に。結構岩がゴツゴツ露出していて下を見ながらでないと転びそう。

木々の間を進む感じの登山道ですが紅葉はまだしていません。

 

所々道が荒れているところも。

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なんてことのない道ではありますが、紅葉を求めていつもは登山しないシニア含む家族連れも結構いたので、自分の親だったらちょっと心配かな・・・

 

こんな段差の大きな場所はやや混雑。広くなったところで抜かせてもらいました。石に手を置いて登るところもしばしばなので、手袋が役立ちます。

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最初はこんな道が続きますが、時々視界が開けて紅葉が見える~!今日は生憎の曇り空ですが雨でないだけで山日和!

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登山道の脇にどんぐりの木がありました。どんぐりが落ちてないの初めて見た!!

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こちらの東栗駒コースは地図上に「100mほど沢あり」とあり、その場所に来ると一気に視界が開けます。振り向くと雲海が!!この時、前週、その前とこの日、三週連続の雲海を見れて嬉しかったです。

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そして沢自体は少し飛び石があるくらいだったので問題なし。今日は防水の靴ではないのでちょっと心配してましたが大丈夫でした。

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沢を越えると一気に紅葉エリアに近づきます。一面真っ赤というより、まだ緑の木々とオレンジ、黄色、赤の紅葉とのパッチワークみたいです🍁

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あぁ、紅葉してる!キレイ!!

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登山道にはところどころこんな標識があります。まあ分岐にあるわけじゃないので、道案内というより確認くらいですが。

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目的地の栗駒山はあの奥のお山でしょうか。

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ここまで来るともう樹林帯は完全に抜け、広い空と開放感のある景色が続きます。

 

沢のところでも見えた雲海ですが、やっぱり上がってくると一面雲海が広がっていて見応えあり!

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特に辛い登りではありませんが、雲海に背中を押されて頑張ります。

なだらかな登りではありますが、東栗駒山の山頂に近づいていました。

 

8:50栗駒山の山頂〜

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山頂感はないですが、ケルンのように石が積まれていたのでそこで記念撮影。

 

登山道の横に「東栗駒山」のプレートがあるだけなので、写真撮影してる横をどんどん人が通っていきます。邪魔になっちゃうので写真だけ撮ったらまた歩き出します。 

 

少し青空が見えました。本当に綺麗な紅葉です。

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振り返って雲海と紅葉。ただし振り返ると逆光。

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紅葉の栗駒山は確かに混んではいますが、登山道も狭すぎないのでストレスはありません。

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栗駒山まで登り詰め、最後はこんな階段になりました。頂上手前10分のところで中央コースとも合流するので人も増えます。もう少し!

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9:50 栗駒山山頂に到着!!

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ここだけ人の密集度がすごかったです笑

この山頂碑の写真を撮るのに並びました(!)。こんな並ぶの?ってびっくり。

 

記念なのでちゃんと並んで撮ったら早めのランチタイム。

山頂広いのですが、人が多すぎて座るところ探すのに一苦労でした。腰掛けやすい岩などあまりないので、地べたに座ります。ピクニックシート持ってくれば良かったかも(まぁ気にしないわけですが)

因みに売店やトイレはありません。

 

おにぎりだけ食べたら、少し奥の方まで歩いてみました。

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ガスが上がってきてますが、山頂奥の紅葉が一番綺麗でした!!

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栗駒コースや中央コースから登ってきて、その奥に歩くと須川コースがあります。

栗駒山自体はコースタイムゆるいので、山頂まで登ったあと須川コースを途中まで歩くのも楽しいそうです。(景色が違うのと紅葉の密集度がすごいらしい。先輩談)

 

ただ、この日は有毒ガスが出てしまい須川コースが立入禁止になっていました。その為、山頂エリア(須川コース寄り)の所だけうろうろする。

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おにぎりタイムも含めて1時間以上山頂エリアでのんびり写真撮ったりしていたのでさすがに冷えてきました。

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「神々の絨毯」と言われる素晴らしい紅葉に別れを告げ、下山開始。下りは中央コースで降りることにします。

 

中央コースは栗駒山までの最短ルートということで、単調かな?と思っていたのですが樹林帯に入るまでは東栗駒山からの登りよりも紅葉が綺麗でした!私達は下山なので何度も振り返ってしまいます。

こっちから登ると、階段が続くところは単調だけど、紅葉の山を見ながら最後頑張れますね。

 

で、紅葉エリアを過ぎると確かに下りは単調ですね。こんな感じで。。

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でも東栗駒山コースは樹林帯で道が荒れて滑りやすそうだったので、中央コースからの下りで良かったと思います。

11:50 いわかがみ平駐車場に下山完了!

お疲れ様でした~
 

下山後温泉情報(中山平温泉・しんとろの湯)

栗駒山下山後、近くの温泉もありますが、折角車で来ているので温泉好きの先輩オススメの日帰り温泉に行くことにしました。

 

中山平温泉 しんとろの湯。

spa.shintoro.com

源泉は93℃もある熱いお湯ですが、200mの木の樋を通ることによって加水せずに適温になっています。強アルカリ性で肌触りトロトロの美肌の湯だそう。かけ流しの温泉が、なんと440円(2020年現在)というお安い料金で楽しめるい~い温泉でした!

露天風呂はありませんが、泉質に大満足して仙台に帰りました。

 

紅葉の栗駒山の感想

絶対に行くべき。首都圏在住だと新幹線でもくりこま高原駅を使えばマイカーなしでも行けますし、コースタイムゆるいのでのんびり登山に最適です。

ただし人が多いので、すれ違う時は(登ってる時マスクを顎におろしてても)口に戻し、配慮が必要かと。

 

昨年行けてよかった山でした!

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