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第12節 仙台対ジェフ プレビュー GW初戦は森山佳郎が指揮する堅守の仙台戦

 まず業務連絡。
 今年のゴールデンウィークは、今週末の前半に帰省することになりました。
 そのため、明日からの更新は未定となりますので、よろしくお願い致します。

 さて、GWのJリーグは、恒例の連戦ということになります。
 ジェフは明日4月27日(土)に仙台、5月3日(金)にいわき、5月6日(月)に横浜FCと対戦。
 しかし、ジェフのホームフクアリでは今年もJAPAN JAMが開催されるということで、ホームゲームはフェス最終日翌日の横浜FC戦までありません。


 明日対戦する仙台は、今年から森山佳郎監督が就任。
 広島ユース黄金期の監督として有名で、U-17日本代表も指揮しました。
 昨年仙台に加入した元川崎強化部長の庄子春男GMが、招聘した監督ということになると思います。

 森山監督が就任した仙台は、4-4-2の非常にソリッドなチームとなっているイメージです。
 前線から組織的なプレスを敢行し、最終ラインも高いアグレッシブな守備を作り上げています。
 前後左右にコンパクトな守備ボックスで、運動量や球際の激しさを求めている印象です。


 ボールを持つと、タッチ数の少ない素早いパスワークが特徴となっています。
 後方からでもショート、ショート、ロングといった基礎的なボールの動かし方で、パススピードも重視して素早い展開で相手を交わしていく狙い。
 そこから前線やSHを走らせる攻撃が、メインのパターンとなっているように感じます。

 守備に関しては11試合で9失点しかしておらず、J2でも4番目に少ない数字に。
 しかし、攻撃面においてはここまで12得点しかあげられておらず、7番目に少ない数字となっています。
 組織的な戦い方での堅守を構築していますが、攻撃に関してはまだ細部が詰められていないのかなといった印象もあります。

www.jleague.jp

 しかし、前節清水戦では2点を奪うも、3失点を浴びて敗戦。
 仙台の高いDFラインの裏を取られる形での失点もしており、新チームも10戦を越えて相手に分析され、弱点を狙われ始めたのかもしれません。

 なお、仙台はジェフでもプレーした長澤が、ボランチとしてレギュラーで活躍。
 ただ、昨夏町田へレンタル加入してJ1昇格の立役者となった川崎MF松井が、今季開幕後に再レンタルで仙台へ加入となったので、今後は長澤のライバルとなるかもしれません。
 また、元ジェフFWオナイウ阿道の弟であり、新医大で小森と同期だったオナイウ情滋も活躍しており、前節清水戦でプロ入り後初ゴールを決めています。


 ジェフとしては、前節秋田戦に続いて堅守のチームと戦うことになります。
 前々節大分戦も含め、4-4-2の守備ブロックを敷くチームとの連戦ということにもなります。
 それぞれスタイルは異なる相手ですが、後方で左右にパスを展開しつつ4-4-2の外を狙って、サイドや裏を狙う攻撃が基本となっていくのかなと思います。

 ただ、大分戦も秋田戦も攻め込む場面の多い試合ではありましたが、どちらも得点は1ゴール止まり。
 相手の弱点を突くのはいいのですが、より相手にとって嫌な決定的なエリアも突かないと、なかなかゴールは生まれていかないのかもしれません。
 Yotubeでも話しましたが。

www.youtube.com

 意外にもエスナイデル監督時代のジェフを、思い起こさせるサッカーになりつつあります。
 あの時も4-1-2-3のサッカーで、後方からサイドへの大きな展開が非常に多かった。
 それによって攻撃回数は増えるし、うまくはまれば爆発するのですが、後方を固められたりサイド対策をされると途端に弱くなっていた印象です。

 また、現在のジェフはハイプレスからのハーフカウンターがうまくはまらないこともあって、リトリートの時間が増えています。
 それ自体は悪いことではないと思うのですが、その分得点力不足に陥っているのではないかというお話もしました。
 この辺りの細かな話に関しては、ぜひYoutubeの方もご視聴ください。

 チームの進歩という点で総合的に考えると、足踏み感も漂う雰囲気になっているようにも思います。
 改めて良いサッカーは出来ていたとしても、勝たなければ未来はない。
 そこが大きな壁ではないかとも思いますし、強いチームに進化できるように頑張ってほしいですね。

中国GP 今季初のスプリントレース 角田裕毅は大きく苦戦

 先週行われた中国GP。
 コロナの影響で長らく開催されておらず、その間に塗装をし直し、さらに今季初のスプリントレースが開催されるということで、非常に難しいレースとなってしまいました。
 そんな中、角田は今季初めてといえるほど、大きな苦戦をしてしまいます。

 金曜午前のフリー走行からチームメイトのリカルドに先を行かれると、金曜午後のスプリント予選ではまさかの19位に。
 今年は土曜日午前に開催されるスプリントレースでも、16位で終わります。
 それでもスプリントは8位までがポイント圏内ですから、捨てた可能性もあるかと思ったのですが、土曜午後の予選でも19位。


 決勝では1周目に3人を抜くと、その後は粘りのレースを見せていきます。
 ポイントを目指し頑張ってはいましたが、ハースのマグヌッセンに当てられて、リタイアとなってしまいました。
 なお、同僚のリカルドはスプリントで11位、決勝レースではアストンマーチンのストロールに後ろからぶつけられ、こちらもリタイアと、RBは散々な週末になっています。

 ここまでのレースでは、リカルドの方が角田に劣っていた上、リカルドのミスも目立ってきてしまいました。
 それによって結果的に角田が良いのではなく、リカルドが悪いという評価が増えていたので、もう少しリカルドにも頑張ってほしいと思っていました。
 しかし、ここでは角田の方が多く苦戦してしまっただけに、これでは良くないですね。


 原因はいろいろ言われており、中国GPは久々の開催だったため角田は走った経験がない上に、スプリントも開催ということでフリー走行が1度しかなかった。
 さらに周り込む低速コーナーも多いということで、これまでのサーキットとは少し異なる特性のサーキットだったのかもしれません。
 それでもリカルドには先を越されていますし、悔しい週末となってしまいました。

www.as-web.jp

 イニシャルのセットアップが外れたのではないかという話もありますが、詳しい原因まではわかっていないとのこと。
 来週のマイアミで挽回できるのか、注目ですね。


 レースの方はスプリントも決勝もフェルスタッペンの優勝と、さすがの強さを見せています。
 特にスプリントの方は雨もあって、予選で4番手に沈んだにもかかわらず、少ない周回でトップまで上がっての勝利でした。
 もはやだれも止められない領域にまで来ていますね。

 スプリントの2位はハミルトンだったのですが、その後の予選では18位と大きく沈み、決勝でも8位止まりでした。
 この辺りからしても、角田だけでなく難しいコンディションだった可能性があるのかもしれません。
 決勝の2位にはノリスが上がり、3位には共にペレスが付けています。

 フェルスタッペンは断トツの速さを見せていますが、それ以下はまだまだ混戦状態。
 次のマイアミが終わればヨーロッパに帰ってきますので、角田も良い区切りを見せて欲しいところですね。