入金体質

人生の「富」について学び、実践する過程を記録します。

アルバイト応募

コロナもあって運動不足である。

このブログで私は「入金体質」ということを考えているが、ふと思い立って、アルバイトをしてみようと思った。先日のエントリーでいうところのフロー収入を増やすということだ。

なぜそれに至ったかというと、暇だからである。

ストック収入でブログや何かをつくろうかとも思うが、どういう構成にすればよいかまったく思いつかない。考えて調べて、調べて考えて、そうやっているうちに要するに、疲れるのである。

なのでしばらく何も考えずにひたすら働いてみようと思う。富士そばには応募したいが、知り合いに会いたくもない。困ったものである。

 

 

 

 

 

3つの収入

収入には3つある。

  1.  フロー収入
  2.  ストック収入
  3.  金融収入

フロー収入とは、自分の時間を切り売りして得られる収入のこと。料理人だったから料理をつくる、プログラマだったらソフトウエアをつくる、といったものだ。

ストック収入というのは、自分が寝ていても得られる収入のこと。iPhoneでゲームをつくって勝手に課金されるでもいいし、ブログを書いてそこからアフィリエイトの収入でもいいし、そういういったものだ。

そして金融収入。これは「お金がお金を生む」ことで得られる収入のこと。株式投資などだ。

  • 自分の能力を上げてフロー収入を増やし、
  • その間に何かしらのストック収入をつくりだし、
  • 金融収入に回す

というサイクルができれば最高なのだろう。ストック収入が難しいのだけれども。

 

ストックオプションをもらったら

会社からストックオプションをもらう。

これはとっても素敵な経験です。会社から期待・評価されているということですし、自分の経済的なインセンティブにもなります。友人や家族に「ストックオプションもらったよ」と言うときは、なんだかすこし照れくさく、そして誇らしい気持ちになるでしょう。

実際に私のまわりにも何人かもらった人がいますし、与えた経営者もいます。私自身も仕事においてストックオプションの発行や付与について携わりましたが、もらった人がその意味をあまり理解していないのでシンプルに書いてみます。

注意としては、このあたりは法律等の変更が多く、あくまで2020年8月8日時点での一般的なハナシということでお願いします。よく聞かれるのが以下。

です。「会社から渡される契約書は難しくてネットで検索してもよくわからない」と何度も聞かれました。

 

 

(1)ストックオプションとはなにか?

 

ストックオプションというのはただの「権利」です。株式でも現金でもなく「株式を買う権利」です。その「権利」を行使してあるタイミングで株式にします。その場合、あらかじめ決めた価格で株式を購入できます。会社が上場していなくても会社の価格(価値)というのは決まっています。以下のケースを想定しましょう。

  • 現在、未上場の自社の価値は10億円である(専門家による算出が必要)
  • 上記算出によると、一株5万円とされた
  • あなたは一株5万円で「300株」分の自社株を買う権利を得た(ストックオプション

このケースに置いて、仮にその会社が上場して一株45万円となったとしましょう。この場合、あなたは、

  • 一株45万円の株を(あるタイミングで)一株5万円で買う「権利」がある

ということです。一般の株式市場では45万円じゃないと買えない株が、5万円で買えます。うれしいですね。ただここで大切な点は、ストックオプションは上場している・もしくは上場を目指している企業」じゃないと意味がないということです。権利を行使して、株式の売却をするためには上場していないとスムーズにいかないからです。

 

(2) ストックオプションの種類について

 

ストックオプションには大きく分けて、以下の2つがあります。

いろいろと違いはありますが、社員(ストックオプションをもらう側)の立場でもっとも大きく影響するであろうことは「個人にかかる税金」です。

  • 適格 → (株式を売却して得た利益に対して)個人にかかる税金が約20%
  • 非適格 → (株式を売却して得た利益に対して)個人にかかる税金が最大55%所得税45%+住民税10%)

となります。上記が主な理由というわけではないですが、ほとんどの場合、会社からもらうストックオプションは税制適格になっているはずです。ではいよいよ、

 

(3) いつ現金化できるのか?

 

という話に移ります。税制適格ストックオプションの場合、以下のような手順になります。

  • 権利付与から2年経過〜10年までの間に権利行使可能(株にできる)
  • 一年間に権利行使できる範囲は1,200万円まで
  • 会社にお金を振り込まないといけない

つまり、2020年8月8日にストックオプションをもらった場合には、

  • 株にできるのは2022年8月9日以降
  • 一株5万円で「300株」分をもらったとしても、2022年に行使できるのは「240株」分(=1,200万円)まで
  • 仮に2022年に「240株」分を行使する場合、あなた→会社に5万円×240株=1,200万円を振り込む必要がある

となります。その時点での株価が一株45万円になっていたら、

  • 一株あたり40万円の利益
  • 240株売却すると9,600万円の利益(=40万円×240株:税金考慮せず)

ですが、最初に権利行使分の現金(この場合1,200万円)は振り込まないといけないということですね。そして残りの60株(=300株-240株)の権利行使は2023年以降になります。

また、ストックオプションを発行する会社によっては「ストックオプションを権利行使して株にしても、その株をすぐに売却してはいけない」等の契約を交わすところもあります。

こう説明していくと「現金化への道のりは長いのね・・」と言われることも多いのですが、それでもストックオプションをもらえることは魅力だと考えています。

 

 

自身の仕事を全社的な観点でやろうという意識になる人も多いです。これはスキルアップにつながりますし、さらには会社から「ストックオプションを」という話が出たら良い機会なので、ぜひ株式投資企業価値算出なんかも勉強されてはいかがでしょうか。

今までと違った視点で会社や株式、経済を見ることができるようになる機会です。

浪費と資産

健康というのは、資産の最たるものだ。『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』という本がある。昨夜みつけた素敵なブログで、この本について触れられていた。

www.churio807.com

この著者の津川友介先生(Twitter@yusuke_tsugawa)のお話を聞いたことがある。話のなかで感銘を受けたのは:

  • 帰納と演繹
  • 因果と相関

という視点をとても真摯に追及されていることだった。「帰納&相関」と「演繹&因果」を行ったり来たりしている思考の遊び。同時にぼくがいま、津川先生のお話を思い出しながら考えていることは:

  • 人間は必ずしも合理的な判断をすることは限らない

ということ。行動ファイナンスなど、知的好奇心を喚起される考察は巷に溢れている。津川先生の本では、「赤身の肉は健康に悪い」ということなのだけど、やっぱり、食べたい。念のために記載すると、「赤身の肉は健康に悪い」というのは津川先生個人の主張ではなく、先生をはじめとした世界中の科学者がエビデンスから帰納した推論であり、「だから食べない」ということでは:

  • 決してない

資産形成については同様だ。投資、消費、浪費。誰がどうみても合理的には「浪費」である行為も、たまにやりたくなる。バーでひとり過ごすとか、アメックスのプラチナカードをもっちゃうとか、キャバクラで女のコをいじるとかだ。

私は自分の浪費とも、ときおり腹立たしく向き合いながら、10億円をつくろうと思っている。

『3,000円は120万円』という考え方

サブスクリプション型ビジネスが大流行している。簡単にいうと「定期購読」のようなビジネスAmazonプライムApple Musicなど、人気のサービスも多い。


もうすぐ実家に帰るということもあり、クレジットカードの変更をするべく、ひさしぶりにログイン。ついでに明細を確認してみて驚いた。いつの間にか、AudibleやNHKオンデマンドの契約をしていたのだ。Audibleについては一度、無料期間に試しに購読したことがある。NHKオンデマンドも『坂の上の雲』が観たくなって登録した。

amzn.to

 NHKオンデマンドは自分で月額課金を選択したが、Audibleについては無料期間が終わったあとに正式契約したという記憶(そういう案内)が来た覚えがない。ふたつともすぐに解約した。このことについて、いくつか考えてみた。

  • クレジットカードの明細は必ず確認すべき

これもよくいわれることだけど、改めて感じた。くわえて、これらサブスク型サービスを解約することで得られる金額について「どのように考えればよいのか」と。Audibleは月額1,500円(税込1,650円)、NHKオンデマンドは月額990円(1,089円)である。つまりふたつの解約で、2,739円が削減できたわけだ。計算をシンプルにするためにざっくり3,000円とすると:

  • 毎月3,000円を節約することは、120万円の資産を持つことと同じ

ということだ。120万円の資産を仮に3%で回したとすると月に3,000円を生み出す。計算すると当たり前だが、「逆から」考えてこのイメージを持つことは難しい。携帯料金や電気代なども、同様の考え方になるだろう。

カードの明細をみることが、すこし楽しみになってきた。

 

入金体質宣言

 2020年1月14日現在、私の通帳に印字されている日本円は40,195円だ。
 
東京五輪を迎えるこの正月にふと「これを10億円にしよう」と思い立った。以前、上場企業の創業者に「10億円超えるとお金が減らない」と聞いたことを思い出したからだ。派手に遊んでいる社長だった。
 
私自身も会社を経営していて、いわゆる年収は1,000万円を超えている。経営者としての時間も長く、酒が好きなこともあって経営者仲間と飲むことも多い。そんなときに聞く話は刺激的だけど、出費は増える。自分の給料と支出を比べると、毎月、大幅にマイナスだ。
 
以前、会社が倒産しそうでクレジットカードの返済が遅れ、ひどい月は妻のクレジットカードを借りるときがあった。それでも会社はなんとなく回って経費処理も含めてやり過ごしたが「これは人間としてクズだ」と気づいた。
 
自宅の書棚には、若い頃に読んだ投資についての名著が並んでいる。Arkad Babylon というドメイン『バビロンの大富豪』という世界的な名著からとった。この本は、古代都市Babylon(バビロン)のArkad(アルカド)という富豪を通して、人生やお金の本質を伝える寓話だ。他にも、バフェットもあれば本多静六もある。橘玲もある。株式投資については一通り理解しているつもりだし、企業価値算定なんかについても大枠は把握できている。
 
それなのに、個人の通帳に印字されている現在の数字は笑ってしまう。
 
笑ってしまうので、まったくゼロから、それこそ高校生がやるようなバイトからも含めて10億円まで増やそうと思い立った。どういう手順でやるのか、まったくわからない。ただ、やることは明確。
 
入金>出金
 
この動態をつくること。これは2020年から始まる遊びとしては実に面白いような気がしていて、キャッチコピーを「入金体質」ということにして、一円単位からの話を記述していく。お金を通したこの寓話なのか実話なのか、なんと呼ぶのだろうか、仮にワンダーランドとでも呼んだほうが楽しそうか、いずれにせよいったいどうなるのだろう。自分でもワクワクする。ちなみにバフェットが最初に投資した金額は、114ドルだったという。