チョーヒカルさんの『超閃光ガールズ』が届いたのであと一年は穏やかに生きていける

到着予定日は来ていないのに、空のポストを確認するたび、Amazonに対して八つ当たりしそうな日々でした。が、

やっとチョーヒカルさんの『超閃光ガールズ』という本が届きました。

 

表紙を眺めているだけで、様々な思いが込み上げてきて、一枚めくったIntroductionの文章で泣きました。

早い。

 

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以前、初めて知人に教えてもらって作品を見たとき、瞬きと言語を完全に失うほどの衝撃を受けました。 

 

一年前、3日で体重が3㎏減り、味もしないチョコレートを噛んで1日1日を何とかやり過ごそうと試みていた、凍るような日々を送っていたのですが、そんな中、ベッドの中で遡るチョーさんのツイートが、私にとっての毛布でした。 

 

本には、作品を生みだすチョーさんのショットもありました。

写っていた右手を見つめながら私は、「この方は、魂を、心臓からポンプのように送りだし、血管を通り抜けて右手の指先に送っているんやろか。そこから筆を通して作品に込めているんやろか。」なんてことを考えていました。勝手に。

 

手元に届いてから初めて触った瞬間を思い返すと、やっぱり紙が好きだなと実感。

大事にします。

 

 

だから、「もう少し綺麗な格好をして。」と言ったのね

シルバーウィーク初日。
ハイジさんが、「誕生日だから♡」と、インターコンチネンタルのランチビュッフェに連れて行ってくれました。わお。

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何も聞かされずにゆりかもめに乗せられたときは、(私が初めて乗ったという理由だけで)何処かに拉致されてしまうのかと思いましたが、いやはや、失礼しました。ごめんなさい。すこぶる美味しかったです。
どのメニューも、2回ずつは皿に盛ったほどの美味しさでしたが、特にショートケーキが絶品でした。

どのくらい絶品だったかと言うと、店員さんが「ショートケーキが焼き上がりました」と鐘を鳴らして呼びかけると(ビストロスマップの中居さんがやってる、アレ)、店中の女性たちが一斉に立ち上がって席から消えたほどです。有名なのかな?これまで食べたショートケーキでベスト3に入る美味しさでした。ちなみに秒で平らげたため写真も無ければ、これまで5種類ぐらいしかショートケーキを食べたことがありません。いやしかし、本当に美味しかった。

席とビュッフェカウンターを軽く7往復しましたが、最後まで全く飽きることなく堪能できました。

あまりに嬉しかったので、サービスで頂いたスパークリングワインのピンク色が綺麗すぎる、ということだけでずっと笑っていました。
ハイジさんもそんな私を見て、「喜んでもらえて良かった♡」とニコニコしていましたが、「ふふふ♡」と私に微笑みながらカード決済時に暗証番号を二度間違えていました。手元を見て!!!

ランチビュッフェに行ったら、きっと、大抵の人は幸せになるんじゃないかなー。
ありがとうハイジさん。

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「素敵な国だね」

先週からドイツさんが休暇を取って日本に来ているので、本日都内で待ち合わせて2年ぶりに会いました。

まずは串焼き屋でホルモンとビールを味わい、次にHUBでビールを煽り、最後にゲイバーで友人のゲイとウインクを300回ずつ交わしながらビールを流し込みました。

ドイツさんは2年前とは比べ物にならないほど、大人の雰囲気を醸し出していて、やっぱり素敵な人でした。好きです。

「会えて良かった。」と、静かに厚いハグをして、再会を約束しました。

ビールを飲み過ぎてサクッと書きすぎてしまった。改めて熱く書こう。
素敵なシルバーウィークをお過ごしください。

バナナパイ。バナナパイ。

昨日ふと思い立って、品川のアンナミラーズに寄りました。

母がこよなく愛するバナナパイを3ピース注文し、待合席でパンフレットを広げた瞬間に目に入ったのは【店内ベーカリーで毎日、焼き上げております】との謳い文句。ミスタードーナツも全店舗手作りのようですし、こだわりがあるのは信頼できる。でもついでにスカートも焼き上げたのかな?というほどのコスチュームの短さには未だに慣れません。破廉恥。胸も強調されているし、同性なのに目のやり場がなくていつも左袖を見て受け答えを済ませます。
箱が入った紙袋を大事に抱えて、ごった返し炸裂の山手線を何とかやり過ごしてから、母に届けました。彼女はいつ渡しに行っても、「4年ぶりだわ〜♡」と言います。いつものことなので母の言葉もやり過ごし、珈琲を淹れて私も一緒に食べました。

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4年以内に、また届けに行きますね。
(たしか前回は3ヶ月前とか)

エンジンでいうと日産のV6

「誕生日おめでとう。あーる」

 

先日迎えた私の誕生日に、メッセージを送ってきてくれたドイツさんとは、2年前の夏に知り合いました。当時私は、新宿で飲んでいたときにモンゴル人の女の子と知り合って意気投合し、英語しか話せなかった彼女と何とか(私が全く話せない)気合いでメッセージを飛ばし合って、勢いそのままに、知り合った数日後にお茶をする約束を交わしていました。

 

モ「あーる、あなたと沢山お喋りするために、通訳としてあたしの彼を連れて行くわ(英語。たぶんこんな感じだった)」

私「彼氏が通訳してくれるの?ありがたいなあ、3人で会えるのを楽しみにしているね(こんな感じで送ったつもり。私としては)」

 

友達になれた喜びはもちろんあったものの、上手く意思疎通ができないもどかしさも同時に強く感じていたので、通訳彼氏さんの話に私は舞い上がりました。助かった。

 

さて当日、お仕事終わりに待ち合わせ場所へ向かうと、ニコニコしているモンゴルちゃんの横に立っていたのは推定184㎝はありそうなヨーロッパ系の男性。

 

あれ?通訳......?

先入観とは恐ろしいもので、私は通訳と聞けば日本人が来るものだと信じて疑いませんでした。モンゴルちゃんが通訳として連れてきたのは、ドイツ人の彼氏でした。

 

モ「Hi,あーる♡(英)」

私「ハイ、モンゴルチャン(カタカナ日本語)+(惑)」

ド「初めまして、よろしくね(めっちゃ綺麗な日本語)」

私「?!」

 

目を丸くする私を気にする様子もなく、ドイツさんは「とても美味しいお店があるんだ、夕食を僕たちとどうかな?(本当に完璧な日本語)」と尋ねてきました。

 

日本語めっちゃ綺麗やし、どこの誰とも知らない私に食事まで誘っていただけるなんて。なんて、なんて素敵な人......!!モンゴルちゃんはずっと太陽のようにニコニコしているし、素敵な出会いに恵まれたなと安心しきったまま付いて行った先は、餃子の王将でした。

 

ド「僕たちのお気に入りだよ。君はこのお店が好きかい?」

私「めっちゃ好きですね。」

モ「決まりね♡入りましょう♡♡」

 

3人でテーブルについて注文を済ませ、好奇心旺盛なモンゴルちゃんの質問に(気合いで)答えるという形で、お喋りが始まりました。

とにかく英単語を並べる私と、私の発した英単語1に対し80程の単語数で返してくるモンゴルちゃん。一連の会話が終わると私はドイツさんに「果たして私たちの会話は成立していたのでしょうか」と日本語で尋ね、モンゴルちゃんは「あーるはどんなことを言っているのかしら?」とドイツ語で確かめるという、

 

モンゴルちゃん⇔私=英語

ドイツさん⇔私=日本語

モンゴルちゃん⇔ドイツさん=ドイツ語

 

という謎のテーブルが出来上がっていました。

謎すぎる。モンゴルちゃんとドイツさんが話し始めた瞬間も、思わず「Excuse me!?」

と使ってみたほどの衝撃でした。

ド「僕たちはドイツ語で喋るんだよ。モンゴルちゃんの大学の第二外国語がドイツ語だからね。」

第二外国語だったから?だと?

私フランス語やったけどメルシーしか覚えてない。モンゴルちゃん凄い。

 

話を戻します。

大変エネルギーを使う私との会話に少し疲れてしまったのか、はたまた純粋な気持ちで言ってくれたのか分かりませんが、モンゴルちゃんが突然、「日本語を教えてほしいわ♡」と私に言いました。(これだけはドイツさん経由やなくても分かった)

 

モ「あなたたち日本人がよく使うような、知っていたら便利な日本語がいいわ♡」

私は10秒ほど考え、「全然」と「大丈夫」の二語に決めました。これならきっと簡単。

 

私「せーの、ゼンゼン、そうそう。次は、ダイジョウブ、ダイジョウブ。上手だね、もっかい言ってみて」

 

初めて日本語を覚えられたのが嬉しかったのか、すぐにマスターしたモンゴルちゃんはリズムを取るためにテーブルを強めにタップしながら「ゼンゼン!ダイジョウブ!ゼンゼン!!ダイジョウブ!!」と10回ずつ繰り返し、浅皿に入った餃子のタレをテーブルにぶちまけていました。

私は慌てて「もう本当に、全然大丈夫、バッチリだよ」と言いながらモンゴルちゃんのタップと、「ゼンゼンダイジョウブ」運動を止めると、彼女はこれまたとっても素敵な笑顔で、「あーるありがとう♡大好きよ♡」と手を握ってくれました。

 

レンゲをスマートに握ったまま私たちのやり取りを微笑ましく眺めていたドイツさんを見て、「王将通るたびに、今夜のこと思い出すだろな...」と感じていたのでした。

 

「僕は人差し指が良いと思います」

指輪を、買いました。
「IVXLCDM」というお店です。
カタログだけでお腹いっぱいになりそうなほどお洒落でした。


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あまりに暑すぎた先週末。
冷房目当てで通り抜けようとした表参道ヒルズの出口前に設置されたショーケース。

ふらっと入って15分後には指のサイズを測って注文の仕方を教えてもらっていました。(期間限定で出しているだけで常設店が無いとのこと、、そんな。)

若い頃相当遊んでいたんだろうな、、と思わせるような店員さんの余裕の微笑みが眩しすぎて、中指にはめる予定だったのにタイトルのような提案を受けて人差し指に秒で変更しました。

私「え?そ、そうです?」
店「ええ。(ニコニコニコニコ)」

そうです?じゃないよ私


素直に(?)聞き入れてオーダーし、昨日届きました。

曲線美にニマニマしながらずっと見つめています。

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一切伝わらない曲線美。


しかし買って良かった。
今年の誕生日プレゼントです。
自分で買った、自分の。おめでとう私。


眩しすぎる26歳を目指します。