いじめの定義

昨年、転校先で娘さんがイジメにあい、親御さんは相手の親子を校長先生のもとに呼び出して、謝罪を要求したそうです。

これは、知り合いのお姉さんの話。

校長先生は、開口いちばん、イジメというのは強いものが弱いものに対して行う、と。

だから、いけないことだと説明したそうです。

結果、そのお姉さんは、人間不信になり、保健室登校になりました。

自分は、弱くない。

と、話していました。なのに、わかってくれる大人が、先生がいない。

そんなお姉さんも今日が卒業式。

次のステップへ胸を張って進んで欲しい。

昨年9月には、イジメの定義が新しくなったそうです。

ここには、強い、弱いの立場はありません。

セクハラやパワハラと違って、こどもの今のイジメは、普通の子が偶発的に被るものです。

私の娘は、イジメで精神的に痛手を受け転校しました。

先生達は、真剣にイジメを止めようとしてくれていたのか、今でも疑問です。

そんな、元在籍校でも、いじめ防止基本方針に明記されていたのは

変更前のイジメの定義でした。

そんな文書を元に、いくら連絡報告会をしていると言われても、なかなかに信頼できるわけもなく。

誰も真剣に受け止めてくれてない感が否めません。

転校もできずに、苦しんでいる子達はどうすればいいのか。

実感がわかない、平和ボケの先生達に通じる言葉もなく、ただただ不安が残ります。


http://www.mext.go.jp/ijime/detail/1336269.htm

イジメの後

私の娘は、小学校で同級生からの嫌がらせが続き、転校しました。

それを世の中ではイジメと呼んでいるけれど、私の目には、子供たちはただただやりたいようにやっていただけ。

学校の先生達も、対応しているつもりだっただろうけど、悪化する一方の状況に
私はもう自分の子に、頑張れとは言えませんでした。

平穏な日々が戻ってはきましたが、娘の心の傷はまだ癒えず、
人間不信になっている様子です。

私も、まだ許せない気持ちが正直、勝っています。

母娘とも傷だらけ。

その場から立ち去ったところで、まだ出血は続いている。

こんな風に言葉にして流出させることで、かさぶたできるかな。

わからないけど、時々こぼしていきたいです。



娘のコトバ

まま、コトバって、目に見えないでしょ?

コトバって、気体なの?

液体じゃないよね。固体でもないよね。


うーん…何だろうね。強いて言うなら、音波?

でも、ただの音波じゃない。パワーがあるよね。

傷つく言葉は、固体となって、人の心をズキンとさせる。まるでボールがあたったみたいに痛い。

優しい言葉は、液体みたいに、人の心に染みていく。まるでやわらかい毛布みたいに心地よい。


言霊って知ってる?

祈りって届くと思う?

10代になった貴女と話したいことがたくさん。

大人になるのは、大人になってからでいいよ。

かけがいのない少女時代を大切に過ごそうね。