こんにちは。もう一度、こんにちは。
あった!!地方にも、ようやくあったんです!!!!!!!
ザ・ディーコン
製造元:ソブリン・ブランズ社
内容量:700ml
アルコール度数:40%
ブレンデッド・スコッチウイスキー
購入時価格:3,608円(税込み)
久々に界隈が沸く・・・
ザ・ディーコンの日本国内の販売開始日は4月15日だったらしいです。
製造元のソブリン・ブランズ社はウイスキーだけ飲んでいると聞きなれない社名ですがそれもそのはず、ウイスキー分野においての参入は初だそうです。
日本国内での販売はシーバスリーガルでおなじみのペルノ・リカールジャパンが担当。
ペルノ・リカール社はソブリン・ブランズ社の株も所有しており、関係性はわかりやすいです。
もうさんざん語りつくされた部分かとは思いますが目を引くボトルデザイン。
銅製ポットスチルをイメージしたメッキ加工、ペストマスクを着用したキャラクターが刺さる人には刺さります。(刺さりました。)
公式から読み取れる原酒スペックは
・スモーキーなスペイサイドモルト
・ピート香の強いアイラモルト
・オレンジのフレーバー(のする何かしらの原酒)
となっています。
アイラモルトと聞いた瞬間に「はいはい、カリラカリラ…」が出てきそうになる「はいカリ現象」が起きましたが果たしてどうなんでしょうかね・・・??
珍しいゴム?栓です。
それはさておきキャップまでデザ秀です。
ガラス瓶にメッキ加工なので注ぎ口周辺はガラス部分が露出しています。
・公式評(ペルノ・リカールジャパン公式サイトより)
スモーキーなスペイサイドのモルトウイスキーと、ピート香の強いアイラ島産モルトウイスキーのブレンドに、オレンジのフレーバーが加わることによって、スモーキーなのにフルーティーなウイスキー初心者にもウイスキーを飲みなれた方にもお愉しみいただける一本に仕上げました。ぜひ、その味わいをお試しください。
- 香り
- 焦がしたオレンジ、甘く麦を感じるビスケット、ウッドスモークの香りが、ジューシーなオレンジ感へと変化。
- 味わい
- 口に含むと、繊細なスパイスがピリッとしたピートと呼応。
- フィニッシュ
- 甘くスモーキーで、長く滑らか。
https://www.pernod-ricard-japan.com/brands/domestic/whisky/thedeacon/
・ストレートで飲んでみる
色 :鮮やかなアンバー
香り:出汁、潮系のピート香。燻製香るスモーキーさ。
しばらくしてから柑橘系のニュアンスが拾える。
香ばしい穀物感も。
味 :味は…出汁のジュワっとした旨味。
スモーキーかつドライさが続く。
ほどなくしてややフルーティさも顔を出す。
出汁っぽい旨味、潮のブリニーさが凄まじい。
・ロックで飲んでみる
香り:スモーキーさは後退。
一転してフルーティさが主体に。
少しの潮っぽさ、バニラ、穀物感。
味 :味も結構フルーティに振れる。
スモーキーさもあるものの、のびやかな穀物の甘さ。
ブレンデッドらしさが垣間見える。
・ハイボールで飲んでみる
味:スモークさが再び出てくる。
柑橘のフルーティさと出汁っぽいブリニーさがなんともぉ…
非常に秀逸。
・総評
それひとつでキャンプ飯をすべて内包してるようなウイスキー。
焚火の前で食べる肉系料理、それとお酒をひとりでやってる感じ。
ありそうでなかった強スモークの出汁系フルーティ。
これほんとにブレンデッドなの?という味わいの濃さ、一見初心者を寄せ付けにくいスモーキーさ。
まさにペストマスクの外観のようなウイスキー…これは流行りが来るね・・・
ストレートで強スモーク、ロックでフルーティ、ハイボールで要素の両取りと様々楽しめるので各種飲み比べてみるのがおすすめ。
・総評
なんかどっかで会ったような…?
と、ある種の引っ掛かりを覚えてもやもやしていましたが、この出汁感はハイプルーフのカリラで飲んだことがありますわね…??はいカリ現象の正しさが証明されました。
ただこちらは度数が40%、なのにも関わらずこの濃い味は不思議ですね???
逆張りおたくなので基本的に流行りものから遠ざかる心底面倒くさい生態があるのですけれど、やっぱりボトルデザインが良いと手に取らざるを得ませんわね。
見た目だけでなく、きちんと中身も独創的でそれでいて美味しい、ノンエイジのブレンデッドとしてはやや高価格帯ではありますが手に取る価値は大いにあると感じました。
巷ではジョニーウォーカーダブルブラックと似ているという事が言われていますが、飲んだことが無いので未確認です。
一応、参考小売価格が4,180円とされていますが実勢価格はいまのところ3,280円(税抜)の3,608円(税込)で販売されていますね。
で、手に入らなかった時期に案の定メルカリで転売されているのを見て辟易していました。
そのうち供給されるので待つのが吉かと思います。ほんとに。
・次回
まだ
・前回