ねこみみのおぼえがき

訊ねられた時に説明し易いよう、大雑把に記録しておきます。

イラストレーターで作る原稿用紙

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 A4の用紙に印刷できるサイズの升目(9mm正方)で、文字数20×20の原稿用紙を作ります。作成ソフトは、Illustrator CS5.1。

 

適当に長方形を作る

横位置のA4アートボードに、長方形を一つ、サイズを気にせず、とりあえず作ります。

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原稿用紙半分の升目を作る

先に作った長方形を選択し、オブジェクト→パス→段組設定にて、9mm正方の升目を3mm間隔に配分します。

最初の長方形を適当に作ったため、段組設定の際、行と列それぞれの「合計」を調節する必要があります。

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 行には間隔を入れずに、「段数」を入力したら、次に「高さ」×「段数」の値を「合計」に入力します。「高さ」=升目サイズはお好みで。

列には間隔が入りますので、「幅」×「段数」+「間隔」×(「段数」-1)=「合計」

 

段組で出来た升目を左右に並べる

段組設定で出来た升目をグループ化。その幅サイズに9mm足した値で、コピーを水平移動させると、9mm間隔をおいて左右に配置されます。

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 全選択してグループ化、アートボード中央に整列させます。

 

二重の外枠線を作る

 次に外枠線を作るのですが、ここで、塗りが入っていることに気付き、線だけにしました。

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そして、直線だった升目を、0.2mmくらいの細い破線に変えておきます。

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 全体と同じ高さ・幅のみ3mm足した長方形(線幅は升目より少し太めの0.35mm)を作り、升目の左上に揃えて、右側だけ3mm出した状態にします。

 さらに、その枠線をパスのオフセット1mmの後、0.6mmに太らして、外側にもう1本枠線を作ります。

 

カラーを揃え、仕上げる

説明画像の順番が前後しますが、全体のカラーを、C:30,M:70,Y:100に揃えてみました。

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 ナンバリング欄や、「20×20」など書き加えて、より原稿用紙らしく。

 

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おつかれさまでした。

おわり。