ロンドンのお酒の場でのトピック①

今まで文章をきちんと書くことをしてこなかったが、自分の閉じた世界だけで完結するのではなくて、人目に触れる場で「自分の感じたことを言語化する」ということをしたいと思い、Blogを始めることにした。

 

当面の間は、イギリスで短いながらも暮らしながら日々実感するものを、雑多に記録していきたい。

 

今回はロンドンでのお酒の場のトピックについて。とにかく、こちらでは昼も夜も関係なくお酒を飲む。ひたすら飲む。毎回、4、5パイントは飲む。2リットルくらい。(学生だからかもしれないけど。)

 

そして、飲み方が陽気で楽しい。

 

環境によるかもしれないけど、日本ではいわゆる「飲みにケーション」というものはいまだに存在していて、上司と飲みに行ったら多少なりとも気を遣うし、職場の同僚と飲みに行ったら上司や仕事の愚痴ばかり、というケースもあるのではないだろうか。

 

ロンドンでは(少なくとも私の周りでは)そういうことはない。

 

学校の友達と飲みに行ったときの話題は、「自分/相手のカルチャー」だったり、「政治についての考え方」だったり、「夏休みの旅行の計画」だったり、「好きな男の子/女の子」についてだったり、やや真面目な話題からかなり砕けた話まで多岐に渡る。

 

真面目な話が多いのは、修士を取りに来るような真面目な人たちだから、という側面も多分にあるだろうけど、それ以外の人たちと飲んでても、愚痴を延々と話す人はほとんど見たことがない。多分それは、仕事や人間関係(上下関係)などの物事に対する捉え方の違いに起因するのだと思う。(そのあたりについての考察も今後は考えていきたい。)

 

ただ、そんな難しいことは抜きにして、「自分の好きな人たちと陽気に自分たちの好きな話をしたら幸せな時間を過ごせる」という当たり前の事実に気が付かさせられた。

 

自分の人生の貴重な時間を使うのだから、前進しない仕事の愚痴を話して更に気分を落ち込ませるよりは、飲み終わった後に幸せな気持ちでベッドに向かえた方が良いな、と。(もちろん仕事についての前向きな話は、最終的にポジティブな気持ちになるので、大賛成です。)

 

そういった意味では、こちらの人たちって、人生の楽しみ方が上手いし、自分もそういう感覚を忘れたくないなと思う。