合格から4年以上経った私の現在

ブログを何年も放置していました。

その間にご連絡をくださった方やスターをくださった方、何も返せず大変申し訳ありませんでした。

 

アメリ臨床検査技師資格取得から4年半が経ちました。

この4年半は環境の変化に目まぐるしい日々でした。

今は大学病院で臨床検査技師の仕事をしています。

 

2016年にASCP合格。

 

2017年春、日本から夫の暮らすオハイオ州へ移り、結婚式を挙げてグリーンカード取得への手続きが始まりました。そこから1年ちょっと生活の基盤を作ったり、教習所に通ってアメリカの運転免許を取ったり、日本に一時帰国したりハネムーンに行ったりしていました。

癌再発疑いで数か月悶々と過ごした日々もありましたが、幸い再発ではありませんでした。

 

2018年秋から就職活動を始め、大学病院の治験ラボに就職。”臨床”のラボではなく、上司や同僚は臨床検査技師ではないものの、初めてアメリカのラボでフルタイムで働くという経験を約2年させていただきました。コロナのワクチンや治療薬の治験にも携わり、後半はとにかく忙しくしていました。

 

2020年秋、同じ州立病院内で念願の臨床検査のラボに就職することが決まり、今に至ります。分子病理学による癌治療の検査を専門にしているラボで毎日が勉強です。今年話題のPCR検査も行っています。まだまだ毎日精いっぱいでやっているのが滲み出ています。

病理医の先生方、技師長、臨床検査技師の仲間たちと働ける今の環境は、「あの時ASCP頑張って取得して良かった」と心から思わせてくれるものです。自分と同じように癌を抱える患者さん達をサポートする仕事に辿り着けました。

 

病院は今コロナで通常とは違う様子で、スケジュールも変更だらけで大変なことになっていますが、やはり医療従事者としてこの状況をただ見ているわけにはいきません。

医療現場では皆が神経を擦り減らしながら今日も働いています。

 

合格から今日までの4年半のダイジェストでした。

いつになるかわかりませんが、また詳しく書いていきたいと思います。

よろしくお願いします。

 

今日まで読んでくださっている皆さん、本当にありがとうございます。

試験結果

MLS(ASCPi)、ついに受験!!

2日前から試験のことで上の空状態で、

何度か仕事中、蒸留水あふれさせました。

 

 

会場に着くと、私以外の受験者は男性が数人、

どうやら他の試験らしい。

パスポート見せて、顔写真撮って、静脈認証もとって、、、

空港で入国手続きしてるみたい(´・ω・`)

パスポートと持参した電卓以外はロッカーの中へ。

「早めですが、もう始めますか?」

と言われたので、

もう座っててもソワッソワなので開始することに。

 

 

パソコンで100問解いていくんですが、

この試験は正解すると難易度が上がり(恐らく4段階くらい?)、

間違えるとまた易しい問題からになるというシステム。

視力検査のように個人のレベルに合わせて出題してくるんです。

 

 

全ての分野がランダムで出てくるから、もう難易度が上がってるんだか

下がったんだか分からなかったです。

過去問は覚えちゃったからスラスラと行けるんですが、

新しい問題になると解いてても自信がないですね~。

 

 

150分のところ、じっくり解いて見直ししても120分。

見直ししてると全部間違ってるような気分になってきた。。。

もう終了にしちゃおう~と、次のステップをクリックしたら。。。

 

PASS

 

わぁv(*´▽`*)v

まさかこんなすぐに結果が出るとは!!

とっても嬉しいと同時に安心して急激な睡魔に襲われました(´`;)

これで私もInternational Medical Laboratory Scientistです!

よかったよかった。

 

 

試験が終わったので、

今度はVISAの手続きや日米両方の結婚イベントの手配を始めます。

嬉しいけど、何から始めたらいいのか、すでにパンク!!

 

 

体力の器が小皿くらいなんですが

新しい職場に移って1週間。

おだやかな検査室なのですが、通勤時間がどーんと増えたので

帰宅するとすぐ寝ちゃいます。

でも、職場はとってもイイ感じです。

 

 

色々な要因で体力はもともとない方なのですが、

昨年、手術で甲状腺をはんぶん子にしてから

ますます体力の器が小さくなっているように感じますね。

チラージン飲んでるんですけどね~。

 

 

体力と反対に気持ちは「あれもやりたい、これも挑戦したい」と

積極的なのですが、

その気持ちと同量の体力がないことが本当に悔しいですね。

 

 

昔から、仕事や勉強を頑張りたいときは、

友達との遊びは控えるように体力の配分をしています。

仕事や勉強は頑張りたいというか、頑張らなきゃいけないときが多いので、

遊びの予定を断ってしまうことが多いんですけどね。

甲状腺疾患や体力が落ちる疾患を患っている方は、

「付き合いの悪い人」って思われることが多いかと想像します。

体力が有り余っている人に理解してもらうのは難しいです。

 

私の母は寝る時間が惜しいほど予定を詰めるような元気な人なので、

母の理解を得られたのも本当にここ1年くらいの話です。

甲状腺がんの診断名でようやく

「怠け者じゃなくて本当に病気だったんだ!」みたいな。

 

 

付き合いの悪い人、怠け者、という印象にはもう慣れてはいるんですが、

理解が得られない孤独感は変わらずです。

時々、同じような体質の方に出会うとめっちゃ感激します。

 

春が来た

4月になりましたね。

1日は多くの会社で新入社員の入社式が行われていましたね。

 

 

私も転職し、1日から新しい病院に入りました。

長く休んでいたので、体がなまってますね~。

休んでいたからこそ、働ける有り難さというのも

ようやく分かりました。

 

 

これからは働きながらASCPの勉強も、という感じです。

輸血の内容が深くて、最初やばいなと思ったのですが、

その後に生化学や血液をやってみると内容が急に簡単になってて驚きます。

漢字で慣れしたんだ病名などは、

英語で書かれていると「うわぁ(´Д`;)」と思うけれど、

大事な単語は何度も問題集に出てくるので覚えやすいです。

 

BOC Study Guide、結構気に入ってます!

 

外で履きたい

さっきの記事を書いてたら、

ASCPから受験資格ゲットだよーのメールが後から来てました。

なんだろう、蕎麦屋の出前感がするのですが…。


問題集は本しか買ってなかったので、

これからは電車でも勉強できるようにアプリも買おうかなと思ってます。

早速オーダーのメールを出してみました。





昨年のクリスマスは彼の実家で過ごし、

ご両親からプレゼントにUGGのモカシンをいただきました♡


大好きなピンク!

めっちゃ可愛い♡

中がモコモコで暖かい♡♥︎


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この前、これを履いて友達とお出掛けしたんです。


「見てー!UGG履いて行ったんだよー!」


と写真付けて彼に報告したら、


「え、外に?外に履いて行ったの?


それ、ルームシューズだよ!!!!((((;゚Д゚)))))))」



エエエエエエ( ;´Д`)


アメリカではこれはモコモコルームシューズとして履くそうで、

これで外出はしないそうです。


めっちゃビックリされました。


いやいや、日本の雑誌には

"UGGのモカシンであったか可愛いくお出掛け♡"

ゆうてモデルさんコートに合わせてたわ!!


これで部屋の中歩いたら日本のお母さんに殴られることでしょう。



なるほど、部屋でも靴で過ごす分、

ルームシューズにもこだわるんですね。


アメリカに引っ越すまでは、

可愛いのでお出掛け用に履きたいと思います。



ASCPの受験資格が!

おおお、ついにASCPから受験資格があると認定されましたー!

ありがとうございます。

メールなど連絡来てませんが、

ASCPのマイアカウント見てたら「受験資格おっけーだよ」に変わっていました。

 

ASCPに書類送って2週間で審査終わりました。

臨地実習の証明書、これから出そう~と思っていて、まだ出してないんですけど…

いいの?大丈夫なの?

 

スムーズに来ないと思っていたので、

試験は今年の秋くらいかなと思っていたのですが、

まさかの6月に受験となりました。

嬉しいけど、いろいろ恐い…

 

 

あ、WESからも評価していただいたレポートが届きました~!

ちゃんと履修したコースが認められていて嬉しいです。

初めてGPAというものを換算しました。

大学がGPA 3.83

修士がGPA 4.00

という結果で、GPAに馴染みがなかったためこれがどうなのかは知りません。

とにかく、アメリカ基準に直しても学位がそのままだったので良かったです!

ASCPからも、臨床検査の必須履修課目をちゃんと履修済みと認めてもらえたことは嬉しいです。

 

 

あとはひたすら勉強するだけ。。

がんばろう~

フラジャイル

水曜よる10時は

フラジャイル

www.fujitv.co.jp

 

見てますか?

優秀だけど変わり者の病理医 岸本先生(長瀬智也)と、

そこで修行する新米病理医 宮崎先生(武井咲)。

病理では、デキる臨床検査技師の森井くん(野村周平)が

岸本先生の診断を裏付ける標本を作製していて…

 

という感じで様々な症例に向き合っていくストーリーなのですが。

ドラマに臨床検査技師、しかも病理の…

ってすごい出世~!!

と思ったのもつかの間、

このドラマは臨床検査技師の心の隙間を突いてくる

なかなかいやらしいドラマ。

 

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臨床検査技師の森井君は、

本当は医者になりたくて医学部に入学したけど

家の事情で学費が払えなくなって中退。

そして、臨床検査技師の道を選んだのです。

臨床検査技師としては非常に優秀。

だけど、病院にいるとどうしても医師との格差を感じる日々。

新米病理医の宮崎先生が見慣れない標本にきゃっきゃして、

それでも周りからは無条件に期待され、

ちょっとカチーン。

仕事量としては1人で5人分の仕事をこなす…

が、技師は技師の給料。

検体取り違えが発生したとき、

一番に疑惑の目を向けられたのは自分。

時々感じる「自分は使い捨てですか?」感。

岸本先生は自分の腕を認めてくれているけど、けど、けど。。

こっそり医学部再受験の勉強を始めてみる。

 

 

ゴールデンタイムのドラマにこの描写いる!?

この心理をなぜ知っている??

 

「わーなんか新しいドラマやってるー」

となにげなく無防備で観始めたら

ボコボコにやられました。

 

 

その他も病理学的検査についてかなり細かく描写されていて、

調査が素晴らしいと思います。

医療従事者以外に理解されているかは分かりません…。

 

 

森井君が幸せな未来に辿り着きますように。

激しく願います。

 

 

あ、あと、

松井玲奈ちゃんが製薬会社MRの役をやってるのですが、

会社員時代のメンバーに似ててリアルすぎる。

派手すぎず、でも医療従事者とは何か違う都会のオーラ出してる~。

 

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