二度寝の可能性

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二度寝のしあわせは



深くて儚い



満足すればするほど



朝のリズムはいらなくて



うすぐらい中でうずくまっていたい



おなかが空いてきたぐらいでベッドから出て



パンではなく白米の朝食で



遅めの朝に穏やかな血糖値の上昇を感じる




それはうそ




今日も冬の晴れ




息子を保育園に送っていく途中



西の方角に山脈を望める




木は緑やのに山は青いな



信号は緑やのに青やな




素朴な疑問からはじまる今日が



刻々と過ぎていく




やる気スイッチおすよー!




 

いつかは香る文章を書けるように

冷たい風と潮風が混ざって


洗濯物を揺らす


赤が鮮やかなシクラメン


風邪をひいたパキラは


風のないリビングで


少しの水を待つ


友達が急に増えた金魚は


水も急に濁って


水槽の掃除を待つ



残りの冷やごはんもカップ麺もないキッチン


正午が音もなくすぎて


わたしの胃は何を待つ




みんなわたしを待っている


みんなわたしに期待する



わたしを動かす原動力が


こんなに近くにある生活





なんてすばらしい人生なの