こんばんは炬燵です。自宅分納の桐生あんずファンブックが届いたので、何をどうやっていたのかをざっとまとめようと思います。
届いたので長男に検品してもらいました。
重たかったです。たった20冊なのに。
頒布について
事前に宣伝と情報共有です。
あなたのサークルは 日曜日 東地区 “パ” ブロック 03b に配置されています。
目次とか内容とかはBOOTHのサンプルやこのポストのツリーを見て下さい。
通販はこちらからご利用いただけます。
sakahukamaki.booth.pm
同じショップで電子版も出ていることでしょう。
当日以降に解禁する電子版のURLを一応張っておきます。2024/1/1以降にブログにアクセスするとおそらく表示されています。それまでの4日間でアクセスする人間は諦めてください。
https://sakahukamaki.booth.pm/items/5359644sakahukamaki.booth.pm
桐生あんずファンブックとはなにか
これはざっくり本文中の「序文」*1にて触れているんですが、要するに「俺もauthors.rbに入りてえ~」という不純な動機と、うなすけファンブックという前例の存在と、桐生あんずという人間があんまりにもコンテンツ性が高すぎるという要素が絡まって、ついでに炬燵が同人サークルの人間だったから生まれた、実在する一般女性、Railsエンジニア桐生あんずについて好き勝手情報が詰め込まれた本になります。
桐生あんずとはだれか
このひと→ https://twitter.com/anzu_mmm
破滅の象徴、長野生まれ長野育ち、大学が京都で就職を機に上京した一般女性です。破滅の象徴の一般女性って何だろうね。彼女が主に大学時代に酒でやらかし過ぎたせいで「桐生あんず+酒=破滅」という方程式が一部の人間に刷り込まれています。
また、段取を組むのも得意でなく、コミケの情報島で何冊も本を出す中で、ポスタースタンド事件や締め切り破滅事件、大忘年会からの大移動など、アワアワビリティあふれる人間性もインターネットに情報が落ちています。
参加者はだれか
目次情報を見てください。私が知る桐生あんずは主にRubyist界隈の側面ですが、複数ジャンルにまたがったオタクフレンズ、大学時代に所属したサークルの仲間、大学時代にアルバイトしていた坂ノ途中*2の社員さんや保護者、ドルオタなど、様々な人間から一筆頂いています。
参加形式は、軽いものから順に「一言メッセージ」、「エッセイ」、「対談参加」があります。重量の一切わからぬ「デザイナー参加」と「表紙と本文内イラスト参加」というわけのわからない特殊技能勢も存在します。すごいですね。
桐生あんずという人間が、幅広い層の人間と仲が良く、愛されているのかがわかる本となっています。
進行
桐生あんずファンブックは以下のスケジュールで進行しました。
- RubyKaigiのKaigiEffectで「ファンブック作るか」と言い出す*3
- 複数人の反応があったので寄稿申請フォームをオープン*4
- 2023/5/20 いい感じに集まったので寄稿申請フォームをクローズ*5
- 2023/5/23 桐生あんずに参加者一覧を送り、対談してほしい組み合わせを聞く
- 対談の組み合わせを踏まえ、寄稿申請フォーム入力各位に怪文書を送る*6
- 2023/06/22 対談を実施*7
- 対談書き起こし作業
- 2023/7/5 対談を実施*8
- 対談書き起こし作業*9*10
- 2023/7/22 6/22開催対談の書き起こし終了、参加者へレビュー依頼*11
- 2023/8/14 サークル申込*12
- 2023/8/25 対談を実施*13
- 対談書き起こし作業*14
- 2023/10/15 エッセイ、一言メッセージ枠締め切り*15
- 2023/11/11 桐生あんずとポーカーをしてひどい目に合う*16
- 2023/11/12 エッセイ遅刻組原稿回収
- 2023/11/26 7/5開催対談の書き起こし終了、参加者へレビュー依頼
- デザインが届いてハッピーになる*17
- 2023/11/27 エッセイ参加者に原稿確認依頼*18
- 2023/12/6 8/25開催対談の書き起こし終了、参加者へレビュー依頼
- 2023/12/7 対談デザインでハッピーになる*19
- 2023/12/12 入稿表紙データ作成*20
- 2023/12/13 ページ数確定*21
- 2023/12/15 本文データ完成*22
- 2023/12/17 入稿*23、第一弾宣伝
- 2023/12/21 値段決定 *24、参加者へ献本の連絡と御礼
- 2023/12/27 自宅分納分の到着*25
作業環境
データ管理はすべてDropboxで行っています。すべての同人誌をこのディレクトリ構成で管理していたら、のぞき込んだ実父に「うわ、俺と同じフォルダ構成でこわ……」「えっキモ」「キモイね」と蛙の子は蛙現象が発生して怖かったです。あときもかった。
参加者の連絡先、掲載名、エッセイの進捗、対談の希望日程、データチェックステータスなど、様々な状況はGoogle Sheetsでまとめていました。参加申請フォームから錬成されるSheetsのファイルにシートを追加しています。
メールを20人くらいに一気に個別に送る業をするときは、esaに本文を書いて、ちまちまコピペして送っていました。
書き起こしについて
1本目の対談は、「テープ起こしプレイヤー」と自前のテキストエディタで本当にちまちまやっていました。
2本目ですが、ページ数でいうと33ページ、文字数はちょっと忘れたので忘れたんですが、あまりにも分量が多く、途中で別原稿を入れたり入れなかったりしたので、「移動時間に作業をしよう」という方針に切り替わりました。iPhoneで扱いやすいテキストエディタと、再生速度をいじりやすく、PinPになるプレイヤーを探した結果、途中から「Bear+無限プレイヤー」の組み合わせになりました。
また、Dropboxにトランスクリプト機能があり、こちらでたたき台を雑に作れたのが本当に良かったです。2時間の書き起こしは人類には早すぎる。
2本目の対談の分量があまりにも多く、書き起こしが終わって3本目の対談に取り掛かったら一瞬で終わって気分がよかったですね。7月上旬の対談を11月末まで作業していた時点でおかしい。(間に「今しか書けない本がある」と同人誌を1冊入れたので、8月9月の作業時間は存在しません)
編集作業
Adobe税万歳。
おしまい
ということで、こうやって半年かけて作業しつづけた(間2カ月別作業した)本が形になりました。
通販のリンクはこちらです。よろしくね。
sakahukamaki.booth.pm
https://sakahukamaki.booth.pm/items/5359644sakahukamaki.booth.pm