アマプラ視聴メモ・蜜蜂と遠雷

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映画館でトレーラー見た時にちょっと苦手な雰囲気の映画だなあという印象で、絶対お金払ってまでは見に行かんわと思った記憶があるんだけど、
本当に興味なければ例えサブスクだろうと永遠に見ることもないわけで、アマプラにあったから2時間かけて見たくらいには心のどこかにとどまっていたということですね。

かといって特に印象に残るとかこれはオススメ!
というほどだったかといえばそういうワケでもなく、全編にあふれる音楽と、俳優陣の演技がそれぞれ個性豊かで飽きさせずに最後まで見終わらせてくれたという感じですかね。

若手の注目株でエリート街道歩んできた王子様にぴったりの森崎ウィンのキラキラ感。それに対して普通の生活者にしか表現できない演奏にこだわる松阪桃李のキラキラ感のなさ。素だと圧倒的イケメンなだけに、そこに演技力の高さを見た気がする。
アーティストのテンプレのひとつ「天才と○○は紙一重」系ピアニスト役の鈴鹿央士は新人らしいフレッシュさと巧さのバランスがとても良かった。
そして松岡茉優は芸歴長いせいか安定感のある演技は20代のそれとは思えない。これぞベテランという感じすらある。

そして個人的に一番印象に残ってるのはクラシック界のアウトローを演じてた斉藤由貴のですね。
おるよね、お金持ちで上品なんだけど、蓮っ葉な感じの人。あれはいい。

 

 

アマプラ視聴メモ・ジャージーボーイズ

2014年公開。音楽系の映画は好みなんだけど、これ見てなかったのよね。

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前半「まだ何物でもない彼ら」の頃の時間帯がちょっとだるくて途中でやめようかなあと思うあたりからどんどん引き込まれていって、結局最後は「ブラボー」とスタンディングオベーションしたくなる佳作でした。
「君の瞳に恋してる」を聴きながらボロボロと涙が出たのはこれが初めてでしたよ、ええ。
こういう「No Future For You」な境遇からスターに上り詰めるって実話、ハリウッド映画では定期的に見るし、今でも海外にはよくありそうやけど、現代の日本ではどれくらい存在するんやろうね。

この作品がミュージカルの映画化というのも知らなかったし、
おそらく世界中の誰もが一度は耳にしたことのある普遍の名曲「君の瞳に恋してる」「シェリー」のオリジナルがこのフォー・シーズンズだったということすら知らなかった。

それにしてもクリント・イーストウッド、どんだけ名作を手掛ければ気が済むんだ。

分断

アメリカの映像を見るに、人間って科学技術をこれだけ進歩させて進化した便利な世の中を作り上げてきても、
根本的にはほぼ進化しない生物なのだなという思いを強くした私である。
前回そう強く思ったのは昨年のコロナ騒動初期にトイレットペーパーがなくなった時です。

 

分断って言葉をよく聞く。
ここ数年?少なくとも十年前にはそれほどフィーチャーされてはいなかったと思うが。
SDGsとかLGBTとか、全ての人が生き難さを感じない世界線へ。
そう声高に叫ばれるほどに分断という事実が目に入るようになったのか、
分断を阻止するために平等を声高に叫ばなければならないのか。
たまごとにわとりの話に通じるような気がしてきたが、実際の所はどうなのか。

そもそも人間には動物としての本能があり、それは人間も動物の一種である以上否定できない。
しかし人間は単なる動物ではなく人間であるがゆえ、人間としての尊厳を守るために様々な義務や制限を自らに課している。
その理性と本能のバランスを時にものすごいパワーを使って保ち、バランスを保てなくなった人たちの反動が表出したものが「分断」へと繋がるムーブなんだろうなあと。

結局同じ脚本をリメイクし続けて人間は進化でなくぐるぐると同じところをまわってるだけなのかもしれんね。
歴史を振り返ればそんな気がしてくる。

もちろん20世紀から21世紀になり、みんなの意識が変化し生きやすくなった部分もあるとは思うけど(十分ではないにせよ)

 

アイドルが特別だった時代

TSUTAYAから帰ってくる途中のことである。
小学校4、5年生とおぼしき男子二人が、

「スーちゃん!スーちゃん!」

と言いながら前方から歩いて来た。
うむ。
やはりテレビの報道の影響は大きいのであろう。
更に聞こえてきた二人の会話。

「スーちゃんハスキー!」
「ハスキーっち何かちゃ!」(ハスキーって何だよ?)
「スーちゃんがハスキーなんちゃ!」(スーちゃんがハスキーなんだよ!)

・・・・。
多分、それ、ピンクレディーのケイちゃんが混入しとると思うんよね。
家で親やらジジババ達が当時のアイドルの話をしよったっちゃろうね。
それがビミョーに混ざってインプットされたっちゃろうね。



スーちゃんといえば、現在も女優田中好子として十分認識されとる人やけど、
キャンディーズ時代に青春を謳歌した人達にとっては、
今回の訃報は殊更大きなダメージとなったんないかと思う。
やっぱ同世代のアイドルが亡くなったって、自分の青春が封印されてみたいな気分になって寂しくなるんと思う。
実際にはとっくの昔に青春とかおわっとったにしても。


私にとって、キャンディーズは今の小学生がAKB見るようなカンジだったんやろうなという気がするので、若干記憶も曖昧だったりするんやけど、
昔のVTR見て思うのは、やっぱ昔のアイドルって、どっか背負ってる感があるなーってコトである。
くったくなく笑ってるように見えるけど、どっかにうっすらと翳があるというか。
その背負ってる感が搾取されてる感なのか働かされてる感なんかわからんけど、
とりあえず、今のアイドルより制約されたり我慢させられたりすることがとてつもなく多かったんやろうなあ、というコトか。
今のアイドルとかホント、フツーの子との境目が殆どないもんね。
特別じゃないことがアイドルである条件みたいな感じやし。

告別式の様子をテレビで見よったけど、
三人ってこういうキャラクターやったんやなあ、というのが短い場面でよく伝わってきたと思う。
お姉さんで気が強くて凛としてランちゃん、かわいくて妹みたいな癒し系のスーちゃん。地味やけどバランサーなミキちゃん。
なんか、すごいいいチームやったんじゃなかろうか。
当時は子供過ぎて何もわからんし感じんかったけど。
何か知らんけどもらい泣きするに値する三人の絆みたいなんを見させてもらってありがとうって感じであった。


あとキャンディーズって改めて聞くと相当歌唱力あるよね。
特にミキちゃんがすごい。
思わずTSUTAYAでベスト借りてきてしまったわい。
しかも全部貸し出し中でラスト一枚やったっていう。
みんな考えるコトって一緒よね。

龍馬伝を見終えて

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101130-00000044-sanspo-ent

うむ。
やはり、世の中起こりそうなことから順に確実に起こるっていういい例ですね。
福山雅治ファンをなめちゃいかんよ。
福山ファンの福山に向けられる熱量をなめちゃいかんよ。
龍馬伝のDVD予約が大河史上最高とかいう話もさもありなんってカンジですよ。

いや、私も福山が駆け出しの頃から一貫して好きなんやけど、
本気度の高い福山ファンからしたら、私とかただの冷やかしみたいなもんやけん。
なんせ福山の歌とか全然興味ないし。
当然、ライブとか行ったこともないし。

そんな福山ファンと言うにはおこがましい、単なる福山が好きってだけの私的「龍馬伝」ベスト・シーンの発表です。

第一位:馬関の戦い(長州戦争小倉口合戦)における高杉晋作伊勢谷友介

いやー。
あれはすごかった。
戦場を着流しで三味線からって歩きながら、片手で敵を斬る高杉。つか伊勢谷。
一体どんな状況なんだっていう。
まわりで大砲とか炸裂しよるのに。
ただでさえ伊勢谷の登場回数って少なかった割にはものすごい存在感やったのに、あの演出はもはや「龍馬伝」ではなく、伊勢谷友介のPVであった。
あのシーンだけ動画で欲しい。
伊勢谷の登場シーンだけ動画で欲しい。

第二位:岩崎弥太郎香川照之)のノリツッコミ

最初の頃のあまりの汚さに、岩崎家からクレームが入ったとか入らなかったとか。
香川さん本人が相当楽しんでやりよったのがひしひしとわかる、ちょいちょいあった弥太郎のノリツッコミシーンには笑わしてもらいました。

第三位:溝渕広之丞ピエール瀧)のアドリブ

いかーん!いかーんいかーんいかーんいかーん!
見てた人にはわかるあのセリフ。
瀧のアドリブやったらしい。
それをその後更に他のシーンで福山も真似てアドリブやってたっていう。
それほど印象的かつ笑えるセリフやった。

けどまあ、ぶっちゃけドラマとしては駄作やったと思う。
映像とか撮影の仕方とか、なんかよく分からんけど大河の常識を打ち破った的な斬新な作品やったっていうのはわかるけど。
あまりにも魅力的に書かれてなさ過ぎな主要キャストが多すぎた気がするよ。
特に武市半平太とか。
まあ、龍馬を上げるための方策やったんかもしれんけど。
にもかかわらず、あんだけカッコよかった伊勢谷って一体。(結局そこに話が戻る)

さて、来週からはまた「坂の上の雲」第二部が始まるし。
また香川照之が出てくるけん、世間のご老人方が混乱せんか心配だ。

終わりの始まり

民主が政権取った時によく耳にした言葉やけど、
時間がたつにつれ、どんどんその言葉にリアリティが増して来ましたね。

ロシアの態度にしても、尖閣が発端になったんやろうって気がするし。
こうやって、近隣の頭のどうかした人達から、
どんどん自分ちの敷地を踏み荒らされ、
いつの間にか母屋もとられちゃった的な状況になっても不思議はない。

生活が一番とか言ったところで、
国が磐石の状態やけんこそ個人の生活が保障されるワケで。
国がのっとられたら、個人の生活云々とか言ってられんワケで。
事業仕分けとかみみっちいこと言ってる場合やないっていう。
子供手当てもらってよろこんどる隙に、
その通貨に価値がなくなる状態だってくるかもしれんよ。

あー嘆かわしい。
今がまさに団塊の世代亡国論が実証されよる状況やん。
仙石とか管とかの日本を亡くすために仕事しよるとしか思えん。
奴らは学生運動で敗北した恨みを今晴らしよるだけなんやないかと。
私怨で善良な市井の人々の人生を翻弄するのはやめてほしい。
ま、何も考えとらん市井の人々のせいで今の状況を許しとるってのもあるけんやりきれんけど。

ガチドラフト復活

私の妄想では、おそらく斎藤君は、

ダルビッシュがいる、中田翔がいる、

と、必死に己の気持ちを奮い立たせているということになっている。


私としては、
大濠出身の大石君が、西武でいい塩梅に育った所で、
ソフトバンクに移籍してくることを願っている。
まあ、いい塩梅に育てば、ホークスに来る前にアメリカ行きそうだが。
しかし何でホークスはハンカチ王子にいったかなー。
やっぱ王さんの意向なんか。
大石より競争率低いと見たけんやろうか。
確かに先発欲しい所かもしれんが。
和田もおらんくなるやろうし。

けど、とりあえず今回のドラフトは盛り上がったよね。
空前の逸材揃いと言われる斎藤佑樹の世代が大卒として顔を並べるってのもあったし。
けど、やっぱ逆指名であらかじめどこに行くか分かっとったらこうは盛り上がらんかったと思う。
本人達にとっては思うところもあるやろうけど、
逆指名制度ない方がニュースとしては盛り上がるよね。

今回も話題の選手がパ・リーグに集まったってコトで、
ホークス戦見に行く楽しみもまた増える。
特にまー君対斎藤君とかあったら絶対チケット争奪戦やろう。
星野監督ならわざとぶつけてきそうやし。
いいなー。
来年以降、数年間はホークスに盛り上がる要素が今のところないだけにうらやましいわ。
やっぱ今年日本シリーズに出れんかったのは致命的。