まかないや

社会人になる前に、学生のうちにバイトで経験を積んでおきたい。

生活費や趣味のために、ちょっとお金を稼ぎたい。バイトを始める理由は人それぞれ。

でも、人見知りだから接客業は苦手、特に資格もないし、単純作業は長く続けられる自信がないなどと考えて、なかなか一歩が踏み出せない方も多いですよね。

特に、バイト経験がなかったり、新しい分野に挑戦したりするときは不安も大きいはずです。

しかし、怖いからといって逃げてばかりいるわけにもいきません。

何より、働きたいと思うことは素晴らしいこと。

そして、悩むのは仕事に対して真剣に考えている証拠です。

まずはそんな自分を認めてあげながら、そんな不安への対処方法です。

私が考えすぎなだけ?慣れないバイトで抱えがちな不安とは?

考えても仕方がないと分かっていても、新しいことを始めるには何かと不安がつきまとうもの。仕事を始める前には「ちゃんと自分に務まるかな」「お客さんに怒られたらどうしよう」「店長やバイト仲間と仲良くなれる自信がない」と失敗する想像ばかりしてしまったり、何とか仕事を始めてみても、バイト仲間の会話に入っていけなくて寂しさを感じたり、怒られて「自分はなんてダメなのだろう」と落ち込んだりすることもあるでしょう。
でも、今はバリバリ働いている先輩たちも多くの人が同じ思いを経験しています。遅刻するのが怖いからと、早めに着いても中に入れずに入口から見えないところでウロウロ時間をつぶしたり、怒られたりするたびに「この仕事向いていないな、もう辞めたいってどう切り出そう」と思いながら、今ではやりがいを見つけているのです。
バイトの不安は整理すると意外とシンプルなものです。

人間関係や仕事のミスなど代表的なものに絞って、対処方法や不安を軽くする方法などをお伝えします。

仕事のミスが怖くてたまらない!できる対策と心構えは?

仕事に慣れるまでは、うまく出来なくても当たり前です。

それでもやっぱり、ミスをするのは怖いですね。

ミスしないようにと意識すればするほど、緊張して逆にミスにつながってしまうことがあります。

そして一度怒られると、さらに委縮してミスを連発することによって悪循環に陥ることもあります。

必要以上にミスを恐れる人には、

「すべて完璧にこなさなければならない」

という責任感の強い人が多いのです。

しかし、どんなベテランだってミスをすることはあります。

大切なのは、ミスをしないことより、ミスした後にきちんとフォローすることです。

フォローといっても、難しいことではなく当たり前のことです


人間関係で不安

新しくバイトを始めようとするとき、一番不安なのは人間関係です。

仕事において良い人間関係を築くには、仕事に対してまじめに取り組むことが基本ですが、それ以外にも好印象を抱かれるちょっとしたコツがあります。
なるべく早く人の名前と顔を覚えることです。

最初のうちはメモを取ることも多いと思いますが、人数が多い場合は「斎藤さん(キッチン)、メガネ高身長」など、特徴と名前を書いておくと覚えやすくなります。話しかける際は「すみません」ではなく、「斎藤さん」と名前で呼べば、ぐっと親しみも増すはずです。
休憩時間や更衣室などで一緒になったときは、まずは自分のことを話すより、相手の話を聞くようにしましょう。

話してみると、怖いと思っていた人が意外と優しいということもよくあります。

話題が見つからないときは、仕事に対する不安や質問などを投げかければ、アドバイスももらえて一石二鳥です。

ブラック企業かどうかが心配

すっかり定着した「ブラック企業」という言葉ですが、過酷なバイト労働が学生生活に悪影響を与えると、最近では「ブラックバイト」という言葉も聞かれるようになってきました。

高時給の代表格だった塾講師も、授業準備や指導報告書の提出など時間外労働が多かったり、有名や飲食店の中にも深夜や長時間労働を強要されたり、急なシフトの変更が頻繁にあったりと、入ってしまうとなかなか大変なブラックバイトやブラック企業です。

飲食店などの場合は一度客として利用することです。

お店やスタッフの雰囲気もわかりますし、名札に役職名が入っているところも多いので、どんな店長のもとで働くのかもわかります。

塾講師や警備員のバイトなど、事前に訪れるのが難しい場合は面接時にチェックしましょう。

特に小さな店舗の場合は店長や社員の影響力が強いものですし、上司が休めていないということはバイト環境も過酷かもしれません。

その他、常に求人が出ている企業や店舗も人が定着しないということなので、ブラックの可能性が高くなります。


バイトの応募が怖い

バイトの応募をするのも面接に行くのも怖いというときは「とりあえずのゴール」を決めてあげましょう。辛い時に「とにかく頑張る」とがむしゃらに努力するのは難しいものです。「慣れるまで1カ月は続ける」など目標を決めてあげると、何かあっても「あと何日だから頑張ろう」と意外と踏ん張れます。1カ月がたった頃には仕事の楽しみも見つかっているかもしれません。
また、応募は1社ではなく、2~3社一緒に出すのもおすすめです。面接ときにも「今回失敗しても次がある」と思えば、緊張も少しは和らぐはずです。よほどの人気企業で無い限りは、難しいことを聞かれることもありません。「御社のブランドの商品が好きだから」「接客業の経験が就活にも生きると思ったから」など、前向きな志望動機を簡単に説明できるようにしておきましょう。あとは、週に何日くらい働きたいか、どのくらいの期間働けるのかなど相手が必要な情報をきちんと整理しておけば大丈夫です。

不安のループにはまったら、客観的に考えて気持ちを切り替えよう

「怖いなんて言い訳だって!」「何とかなるって!」などと、友達や自分自身でもよく励ましに使われる言葉ですよね。それでも不安でたまらないのは、これらの言葉に根拠が無いからかもしれません。
思考がマイナスになっていると、同じことをぐるぐると考えてしまいがちですが、整理してみると不安の種は意外と少なかったり小さかったりするものです。不安のループに入ってしまったと感じるときは、誰かに相談したり、紙に書きだしたりすると、客観的に不安をとらえることができます。自分では大変なミスだと思っていても、意外とどうでもいいことだったり、自分よりもお店や先輩のやり方に問題があったりと、意外なところで答えが見つかるかもしれません。

怖くても大丈夫!バイトをやりがいのあるものにしよう

どんなに考えても不安は0にはなりませんが、バイト先の情報を集めたり、不安を書き出したりとできることを行った後は、少しだけ気持ちも軽くなっているはずです。そこからは、いったん考えるのを辞めて働いてみましょう!誰でも最初は不安に感じるもの。当たり前の感情なので、否定しなくても大丈夫です。ただ、不安をなくすためには経験を積んで自信をつけるしかありません。何かうまくいかないと感じたときには、いきなり完璧にこなそうとするのではなく「レジ打ちだけは間違えない」「1日に、1人1回以上は名前を呼んで話しかける」など、小さな目標を設定してクリアするよう努力してみてください。 仕事に慣れてくるにつれ、仲の良い仲間ができたり、お客様とのやりとりを楽しめるようになったりと、きっとやりがいも見つかるはずです!