調和への感性

緊急事態宣言が続く大阪府ですが、もはやそれがごく普通に感じられるほどに生活は淡々と過ぎて行く。

どのような状況の下でも、そこにフィットしていけるものなのかも知れません。

 

東京では若年層に対するワクチン接種の機会を求めて長蛇の列ができるなど大変なこともある様子…。そのフラストレーションが溜まる場面でも暴動が起きるわけでもなく秩序立って並んでいる姿は秩序やモラルの良さを体現している気がします。

 ただ、このような労力を尽くしてもワクチンが行き届かなかったり、飲食店に対する要請を無視して酒類提供する店がコロナ前と比べて売り上げがボロ儲けだったり、補助金の不正受給で懐を肥やす者が続出したりなど、真面目にやっている者が馬鹿を見ることがあまりに増えすぎると日本の秩序やモラルが喪失してしまわないか心配になります。

 

秩序立ったことに美を見出すそんな感性もありだと思います。

 

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Fuji Neopan 400 presto , Carl Zeiss Tessar 7.5cm

 

四季を忘れないために

お盆休みの時期はまだまだ夏の盛りで熱中症に気を付けて、出来るだけ涼を取ってと考えるのが普通のことだと思うのですが。

秋雨前線が停滞して線状降水帯が発達して凄まじい豪雨がやってくるとか、どこまで今年の日本は大変なのでしょう。

日本人は我慢強い国民だと評される場面も多いと思いますが、さすがに昨今の状況はもう根負けしそうな大変さですね。

アンチクライマックスの何気ない日常、その大切さを痛感します。

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Kodak Ektachrome 2253 , Nikkor-S・C Auto 50mm

 

サバイバル in JAPAN

最近は落下防止の扉があるホームも多いので、幅が狭く落下防止の装置がない駅では何となく緊張します。

凄まじい猛暑だと何となくフラフラする感じもしてより一層気になります。

しかもコロナ禍でマスクを着けることがマナーとして要請されているので、汗がマスクを密着させ勘弁してと言いたくなります。

東京では電車でおぞましい事件も起きて、車内でも安心できないのかと思うと疲れます。

 

安全、安心なはずの日本、いつの間にかサバイバルが必要になっていたのですね。

 

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Kodak EPP , Nikkor-S・C Auto 50mm

 

夏空を閉じ込めろ

今年は関西では梅雨が長かったことと関係があるのかどうかカラッと晴れた空を見ると気持ちが上がる。そして、自分がポジフィルム好きなことを思い出した。気分は夏空をフィルムの中に閉じ込めろ、そんな感じです。

冷凍庫でお休みしているEBXにお目覚め頂いてカメラに装填して撮影デス。

フィルム界隈への貢献ということを考えると、再販されているE100を購入しろということなのでしょうが、1本2,920円(ヨドバシ)は財布に優しくありません。一昔前の3本セットの値段ですね。冷凍在庫がなくなってしまう前にポジフィルムの安定供給体制を考えなければなりませんね。やはりまとめて輸入しかないのかな。

 

今日はオリンピックでメダルラッシュの1日で、真剣に頑張る姿をテレビで見てやはり良いもんだなと思いました。 

元気を貰った気分になったので、また頑張ります。

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Kodak EBX , Ai Nikkor 50mm

 

 

夏が来た

なにわともあれ梅雨が明けた近畿地方。

夏空が気持ちいいですね。

夏の日差しを避ける日傘の季節ですが、今ではコロナ対策のマスクも加わりなかなか大変ですね。

何年が経って、傘型ドローンが普及したりなんかしてハンズフリーになったりしたら、快適になりそうですね。技術革新に期待します。

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Kodak TMY-2 , Nikkor- S•C Auto 50mm

 

愉しい夏はまだか?

ようやく宣言期間満了だと思っていたのに、蔓延防止措置は継続となってしまった大阪府。

東京都のように緊急事態宣言が出されなかっただけ良しと考えるべきなのでしょうか?

でも、今回は兵庫県や京都府は日常に戻るというのに、大阪だけが愉しい夏から置いてけぼりという気分です。

感染者はじわりという感じの増加ですが、これからはどうなるのでしょう?

医療崩壊のせいで助かるはずの人が危機に直面するという前回のような事態は何としても避けてほしいです。

 

夏は愉しい季節のはず、辛いのは暑さだけさという牧歌的?な状態に戻りたいです。

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Kodak TMY-2 , Jupiter 8M 50mm

 

先は見えているのか?

オリンピック開始が近づいてきている。

もっともっと盛り上がっていくはずだったのかも知れませんが、躊躇いが感じられるのは東京の感染拡大のせいかも。

医療逼迫で犠牲が出てしまった大阪の記憶のせいか、今の東京の下げ止まりを見ていると心配になってしまいます。

結果として障害とならなければ何ということもないことも、無事に過ぎ去ってみるまでは不安は消えないし、仕方ないですね。

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Kodak TMY-2 , Carl Zeiss Sonnar 5cm

 

覆われたモノへの関心

コロナ禍で加速された習慣、それはマスク着用。

マスク、英語ではmaskは動詞としては覆うという行為を意味している。

あまりにも覆われたものが溢れたせいかどうか、ついつい周りにある色々な覆われたモノの奥に興味が湧いてしまいます。

きっと、覆いを取り去れば大した驚きもないさざ波のような失望を感じることばかりなのでしょう。仕掛けのない手品と言えば良いのでしょうか?

でも、そんなくだらないことを考えたくなるほど、疲れることも多い。紛らわせてくれるものを求めたくなる今日この頃…。

 

ZEISSの特色であるTコーティングのまだなされていない戦前のSonnar。それでも、自分には心地よいフィルムを作ってくれます。

歴史の流れの揺り籠に揺られて心地よく過ごす切符を持ったような気分になれるのがオールドレンズの良いところです。

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Kodak TMY-2 , Carl Zeiss Sonnar 5cm