レオくんにお花を


レオくんが亡くなって10日が過ぎました。
相変わらず思い出すと泣くけれど。
交通事故で死にかけていたレオを保護して治療してくださった里親さんに連絡を入れた。
翌日、お花を持って駆けつけてくださって、レオの写真の周りは綺麗なお花といい香りでいっぱいです。
子供たちが毎日のように写真を見ては「レオくん、天国で元気にね」と小さな手を合わせて、お花の花びらを写真前に供えています。

レオは天国へ行ってしまいましたが、横隔膜ヘルニアのままで長生きする猫ちゃんもいるそうです。その子が持った寿命を受け入れる覚悟はしつつ、希望も持って大切に育てることが大事かな、と今回の件で学びました。

ありがとう。また逢えるよね。―ペットロス心の相談室

ありがとう。また逢えるよね。―ペットロス心の相談室

ペットたちは死後も生きている

ペットたちは死後も生きている

ハッピー・ペットロス

ハッピー・ペットロス

気持ち

昨日の朝、仕事部屋の扉を開けるとき、中で固く
なったレオが邪魔をして、扉が開かなかった。
そのとき「あ、亡くなったんだな」と冷静で、扉
の下から指を差し込んで少しずつレオをどけ、
「そうか、ついに亡くなったんだ。そうかそうか」
と、かなり冷たくドライな感想だった。
やはり覚悟のうえだったこと、やれることはやった
という気持ちが、これだけ冷静に死を受け止められ
る要因になっていると思っていた。

母や夫に連絡を入れ、子供に死を伝えているうちに
少しずつ涙が出てきて、だんだん心が沈んでいった。
火葬の手続きのときは、電話口でうまく声が出るか
分からず、電話番号を前に躊躇していた。

この気持ちの移り変わりは何なんだろう。
実感がわいてきた、とひとは言うと思うが、科学
的にはどういうことになっているんだろう。
脳内に悲しみホルモンが放出されるから?

レオの死と自分だけが向き合うのなら、冷静でい
られるが、そこに外からの気持ちがエッセンスと
して加わると、途端に悲しく落ち込んでしまう。

気遣う言葉が悲しい。気遣われる自分の状況に
どっぷりきてしまう。
これって何なんでしょうか。

レオくん、亡くなりました

昨夜は子供と寝た。
朝起きたら、レオくんが亡くなっていた。
それまで毎晩、一緒に寝てたのに。

明け方、チョコを仕事部屋に放り込んだとき、
何故様子を見なかったんだろう。

でも、分かってた。昨晩がやまだって。
ソファの下にもぐりこんだレオを見て、この
ままそっとひとりで逝かしてあげようと思っ
た。

レオの闘病に関して、とても難しい問題をつ
きつけられたけれど、私の選択は自分にとっ
てはとても正しいことだったと思う。

レオを猫として猫らしく最期まで看たかった。
治る見込みの薄い大手術はしない。必要以上
にメスを入れたり針を刺したりしない。
嫌がる口に無理矢理エサや水を入れない。
ひとりになりたいときに、一緒にいない。
一緒にいて欲しいときは、床でだって寝る。

骨盤骨折の子猫時代にどなたかに保護されて、
皮膚病と猫風邪をかかえて我が家に来た。
治療が済んだ矢先に横隔膜ヘルニアが見つか
り、今日までの日々。
私たちがレオにしてきたこと、レオにとって
正しかっただろうか。

いまは苦しさから解放されて、天国でフカフ
カの毛並みで快適に穏やかに過ごしているレ
オを想う。

いままで本当にありがとう。お疲れ様でした。

レオについての覚悟

覚悟をしたらもう終わりだと自分でも思う。
でも、私の心の中はほぼ決まっている。

レオの食欲はほぼ無いに等しく、水も取らず週に1度の病院での点滴のみ。獣医は毎日でも来てくれと言うが、延命以外の何ものでも無いと思う。

レオの呼吸はやや苦しそうだが、比較的安定した様子で日々ぐったりと過ごしている。
黄疸が強くなっているので、全体的に顔色の悪い黄色い猫になっている。
「レオ」と呼ぶとこちらを向いて「(ニャア)」と鳴くが、声にはなっていない。
腿の筋肉もすっかり落ち、薄っぺらになってしまった。

レオの最期を見届けることが使命と思う。
可能な限り自然で、可能な限り快適な状態をレオにあげたい。

レオの食欲

その後、レオは相変わらず私の仕事部屋のソファの上で1日を過ごしている。
動物病院で点滴をしたが病状が良くなっているようにも思えない。
今日の朝からはドライフードを噛む力も無く、歩く姿もフラフラだ。
やはり今日の暑さ、湿度がレオの残り少ない体力を奪っていったのだろう。
ここ数日オフにしていたクーラーを入れ、快適な温度を保つよう心がけよう。

何が正しいのか……

結局、あの日レオの往診を待ちきれず病院へ行った。嫌がるレオをキャリーに押し込み、車に乗せた。
病院でビタミン剤と抗生物質を注射してもらい、そのおかげ(?)で最悪の事態を持ち直したように見える。
一口しか食べられなかった食事が、少量ずつだがだいぶ食べられるようになったし、オシッコやウンチも以前より多いように思える。
一昨日も同じようにビタミン剤と抗生物質の注射をしてもらいに行った。
ほとんどソファの上で寝たきりでいるレオ。
レオにとって一番いいことは何だろう?
病院への往復は、すでに延命に手をかけたことになるのだろうか……。