長男卒団式
まだ1ヶ月在籍はしていますが、無事、長男の卒団式が終了しました。
僕としては6年連続6回目の卒団式出席。
ついに我が子、これまで濃密な時間を過ごしてきた仲間たち。絶対に俺は泣く、と家でも宣言していましたが、こりゃ、駄目だ。全然泣けなんだ。
泣いているお母さんもいらっしゃったし、感動的なスピーチも無くは無かったですが、どちらかと言わなくても笑顔の多い卒団式となりました。
これまでと比べて、圧倒的に感動要素が少なく。
そんな雰囲気になれば、僕も性格上、ふざけるし(笑)
サッカーに真剣になり切れない学年というのは以前に書きましたが、それがモロに出た卒団式。
お前らは最後の最後まで、というのが心情ですが、これも含めて、この学年の特徴だったのかなぁ、と。
感激させてもらえるのは2年後の次男学年に期待しましょう。
せっかくのイベント事なのに、拍子抜け過ぎて書くこと全然ねえな。
怪我人発生!!
次男坊など団の活動以外で怪我してくるのはちょいちょいいましたが、ついに公式戦の最中に怪我人発生しました。
試合には勝ちましたが、気分的にはヘビィ。
フォワードで起用した子。
ゴール前の混戦からラインを割りそうだったボールを頑張って追いかける。相手も後ろから。
引っ掛けられたというか、踵を踏まれたのか、そのまま前のめりにダウン。PKか、というシーンだったけど、笛鳴らず。先にボールが出てたというジャッジか。
蹲ったまま起き上がれない彼。左腕を押さえている。そのまま交代でベンチから離れたところで椅子に座って療養。
一向に良くならず1試合目終わったタイミングで病院直行。
左腕骨折という診断。
まぁ、大柄な子だからね。全体重が乗ってしまったってことなんだろう。
問題は、なんか複雑にやらかしてしまったそうで、後日手術に。
親御さんとはまだ話せてないけど、復帰までは暫くかかってしまうんだろうな。
誰が悪いってわけではないんだろうけど。
普段は左サイドハーフに置くんだけど、その日に限ってはフォワード起用。裏目に出たっちゅうか、僕がその起用法しなければ、あのシーンだってなかったのか。
そのシーンが発生したのが前半残り5分。
ハーフタイムで戻ってきた子たちは、当たり前のように怪我した子を心配してて。
ともすれば、そのまま駆け寄って行きそうな子たちを押し止め、まだ試合は終わってねえ、こっち見ろ、試合に集中しろ、と僕。
正論。有無を言わさない正論。見も蓋もないこと言ってしまえば、心配して駆け寄ったって、その子の怪我が良くなるわけでもない。
僕も、そりゃ気になりはするが、介抱は他コーチに任せて、試合に集中。
それで試合に勝てたんだから万々歳だけど、うん、間違ったね。
仲間を心配する子供たちが正しい、圧倒的に。
サッカープレイヤーであるよりも、人間として正しい行いをしていたのは子供たち。
普段からサッカーよりも優先するべきことはいっぱいあると語ってたくせに、どの口がほざくかレベル。
今日、練習があります。
この後、子供たちに謝ってこよう。
次男坊たち4年生の後退
長男たち6年生は前回書いた状態ですが、今回はメインで見ている4年生について。
夏の地域リーグで経験の浅い子たちがしっかりと実力をつけ、新入団者も2人入り、その内、一人は経験者。
これまでは誰を使おうレベルだったのが、誰を外そう、外した子のメンタルどうしよう、と別の悩みを持てるほどに。
で、始まった後期リーグ。
格上に2つ破れ、負け先行。いや、いや、この2つに負けるのは折り込み済みで、今回の目標は3位。残り全部勝つぞと勢い込んだものの、あっけなく翌節に2連敗。どちらも2-1で、どっちに転んでも仕方のない展開だったとはいえ、そこで競り勝てないのは。しかも、その内、1つは前期に勝った相手。
確実に成長はしているのに、それよりも相手の成長度のほうが上だったということ? そして、競り合いで勝たせてあげることができなかった僕の采配力って。
2週間後、1年半前に30-1で勝った相手に、今度はトレマでボコられる。
あの頃とは半分メンバーが変わったというのは、単なる言い訳。大きいコートでのサッカーが全く出来ていない。
センターバックだろうがなんだろうが、ボール持ったらまず前にドリブルしたがるのが多すぎ。ルックアップも判断もなく、そこに留まってたらボールを取られる強迫観念があるのか、まず前にボールを運ぼうとする。しかも、全力で。
だから、ドリブルも大きいし、止めて別の判断もできないし、そもそも顔を上げれない。
自陣からせめて相手陣地まで運ぶ確率の差が、そのまま点差に結びついている感じ。
次男は、まだ斜めだったり横だったりにドリブルするから、まだマシ。
でも、そこからのパス選択肢はどんなに狭かろうと、確率が低かろうと前ばっか。メッシ好きなのは判るが、ラストパスばっか狙ってんじゃねえわ。しかも、ドリブル中に体当てられて体勢悪い中で。出したいなら、そこでターンして、相手振り切ってから出せや。
こっちの人数少なくて、最終盤は疲労困憊。こんな状態で無理しても怪我するだけなので、もういい、100%でプレイするな。なんでもかんでも100%全力スピードの中でやるから、ドリブルも大きくなるし、パスもずれるの。
もちろん100%でやらなきゃいけない場面もあるけれど、そうじゃない時もいっぱいあるよ。
今日は、もう取られてもいいから、70%ぐらいのスピードで落としてパス繋いでごらん。
で、結局、それ出来てるのは次男含めて2、3人。
疲れているのに、ついついボール貰うといつもの癖で全力ドリブルスタート。
だーかーらー。
終わった後、相手チームコーチと話をしたが、半年かけてパス繋ぐ練習してきたんだって。
そうだよなぁ。それぐらいやらなきゃ、だめだよなぁ。
そちらは個の技術が高くて羨ましい、なんて言われたけれど、その技術をどこで使いますか、なんだよなぁ。
あと、チームとして後退原因の1つに、僕のマネージメントもあるのは認めなきゃいけないのかな。
今、本気出すなら、この子はここのポジションかな、というのはあるけれど、それがその子の好みではないかもしれないし、色んなポジション経験してほしいし、って事で、取っ替え引っ替えしているけれど、成熟度という点においては、そりゃ、ポジション固定したほうがいい。
公式戦ですら、こねくり回す。2試合連続同じスタメン、同じポジションでスタートしたことはないはず。それはたぶんファーストチョイスで花形の中盤真ん中を次男に任せている負い目もある。なんか言われるのが嫌だから、他の子も試してますアピール。実際のとこ、特に守備面で次男置かないと機能しないから、試合途中で戻しちゃうけど。そのへん含めて、試合全体で勝負に拘った采配ができていない。
無駄に選手交代が早いのも、僕の特徴。
先手先手で手を打っていると言えば聞こえがいいが、変えることが最良かを本気で判断していない。だって、変えたほうが他の子のプレイ時間長くなるから。だから、悩んだらスパンと変えちゃう。
僕も子どもたちも変わらなきゃ、ね。
どうせだったら勝利を目指して頑張ろうよ、と声がけはしてるけど、自分のやりたいことを我慢してまで子供が勝ちたいと思っているのか、子どもたちが勝ちたいと願ったとして、それに応える采配をする度胸が僕にあるのか。
新5年生まであと1ヶ月半、それをまさに今、問われている。
あっさり終わった
長男たち6年生の公式戦が全て終了しました。
あっさりと。
最後に残った2つの大会。
1つは優勝も狙えたトーナメント大会。あっさり1回戦負け。
もう1つは優勝までは難しそうだけど、ベスト4までは行けそうで、そこで格上に勝てるか大一番、のつもりだったのに、これまたあっさりと予選リーグ敗退。
コロナのせいで県大会に参加できなかった僕ら親子としてはもう一度晴れ舞台を願ってましたが、遥かに届かず。
これ勝ち抜いていったら超過密日程じゃん、なんて言ってたら、スカスカのスケジュールになってしまった。
何度も書いているように、個の能力では抜群に高かった彼らが、チームとしては全く噛み合わない。
1+1を3にも4にもするのがチームの力なのに、2で留まるどころか、2にすらなってないんじゃないかと思うことが度々。
前期に引き分けた相手。押せ押せの展開で、こちらが優勢だった相手。
後期でボコスコに殴られ大敗。ハーフタイムで戻ってくる最中に、あいつが悪い、こいつが悪いと言い合い。何やってんの。人のせいにするより、まず自分だろ。
そのバカどもを諌める奴もいない。キャプテンの子は頑張ってたよ。あいつは本当に凄い奴だった。どんなに文句言われようとも言い返さず、チームが壊れないように気を使ってた。
でも、1人だけじゃ無理でしょ。キャプテンを補佐するのが出てこなかった。チーム全体のことを考えてて発言できるのがもう1人いたのだけど、怪我してた時期もあったし、残念ながらスタメンではなかった。
スタメンの中では、その役割、長男がするべきだった。サッカーの実力も認められていて、誰かとぶつかる性格でもなく、でも、そんな奴が勇気出して声かけたら、あいつらも耳を傾けたんじゃない。
最後の試合の日も、アウェーの現地集合だから各々が来る時間にズレが出るのは仕方ないにせよ、遅く来た子ほど、ぺちゃくちゃ喋りながら着換えが遅い。もう相手チーム、アップを始めてるというのに。
着替済んだ子も、そのチームメイトを急がせるわけでもなく、キャッキャッと味方のボールを遠くに蹴って遊んでるだけ。アップの意味判ってる? 怪我防止の柔軟運動判ってる?
こりゃ、負けるなと思ったら、案の定。
1試合目勝つとそれだけで大喜び。すぐ2試合目始まるからベンチで休んでろと指示しても、仲間にチョッカイかけて、息切らしたまま2試合目に。
お前ら、1年間試合やってきて、2試合とも勝ったこと、超格下相手との連戦1回のみ。それを判っていながら、何回同じことを繰り返すの。
まだまだサッカー好きになりきれてないんだよなぁ、と思っていた。
いや、俺ら、サッカー好きだよと言い返されるだろうけど、お前ら、違うんだよ。お前らはサッカーをするのが好きなだけ。自分のやりたいことだけやって、気持ちよくなるのが好きなだけ。
味方がいて、相手がいて、駆け引きがあって、戦術があって、うまく行かないことも多々あるけれど、それを乗り越えて楽しむのがサッカー。
そんなサッカーを好きと言えるレベルではない。
そう思っていたけれど、年明けからの体たらくみてると、サッカーをするのが好きレベルですらなかったのかも。
楽しいことしたいだけ。別にそれがサッカーである必要ない。お喋りでもいいし、ゲームでもいい。たまたまサッカーチームにいるから、サッカーやって楽しもうとするけれど、うまくいかなきゃすぐ投げ出す。サッカーで楽しむために準備するわけでもなく、その準備時間もキャッキャッ遊んで、肝心のサッカーで楽しめない。べつにそれでいい。キャッキャッ遊んだ時間は楽しかったから。
率直に言って残念でした。
低学年の頃、ベテランコーチから今はこんなんだけど、6年生になる頃には落ち着くから、と言われてましたが、結局、最後まで変わりませんでした。
2ヶ月ぶりの投稿
コロナになって、ピタッと投稿が止んだのでもしかしたら死んだと思われていたかもしれませんが、僕はピンピンしてます。
熱出て、最初の1日は急変あるかもと一応気にはしてましたが、2日目からは気にせず酒盛り。
そんなことしてたから治りは3日ほどかかったけれど、その後の隔離期間は暇してたのでブログ書くチャンスは幾らでもあったけれど、なんか筆が乗らず。
その間、エスパルス降格したり、ワールドカップあったりと話題盛りだくさんでしたが、これまたなんとなく書くチャンスを逸して今日まで来てしまいました。
まぁ、ワールドカップ観戦が忙しかったね。
優勝までは厳しかったかもしれないけれど、ベスト4まで残れる力はあると踏んでいたスペインが早期敗退でどよ~ん。
けれど、メッシが有終の美を飾れたので、次善の結果が得られてよかった。
後追いにありますが、このあたりのことはまた書いていきたいですね。
今後も、ゆるゆると投稿続けていきます。
神様は、乗り越えられる試練しか与えない
ようやくの晴れ舞台。
色々あったけれど、なんとか最終学年で花開き、県大会出場。
その県大会、2日前。
会社携帯に嫁から電話が入る。
うん? こっちに電話かけてくるって、相当な緊急事態。
親が交通事故にでもあって死んだか??
まさかの長男、コロナ感染の報。
おおお、マジか。
そういや、昨夜、コホコホはしてたけど、あの程度の咳、これまでだって何度だってあったし、お前、コロナじゃねえだろうな、と声掛けはしてたけど、実際にそんな風になるなんてこれっぽちも思っておらず。
自分たち家族もかかるかも、とか、そもそも長男の体調大丈夫か、とかよりも、まず最初に思ったのは県大会出場を楽しみにしていた長男のメンタル。
陽性を伝えられて、ぽろぽろと涙をこぼしていたらしい。
そりゃ、そうだわな。悔しいわな。
僕は割とサバサバ。
ぶっちゃけ県大会の舞台で勝ち進んでいけるとは思ってなかったし(オイ)。
長男の中ではどうだったのか知らないけれど、一番大事なのはこいつじゃねえよな、という思い。
先週にあった部活試合のほうが大事だったと思うし、来月組み込まれたスクールチームとの公式戦のほうが楽しみだし、リモートで出席は出来るんだろうけれど卒団式は絶対出席したいと思うし。
もちろんかからないに越したことはないけれど、最悪の事態ではなかった。
もう、いつどこでかかってもおかしくないのだから、今、このタイミングでよかった。
あと、僕が嬉しかったのは、長男が悔し泣きをしてくれたこと。
ここ半年の頑張りで、レギュラーの座をしっかりと奪い取ってくれた。出られたのに、という思いがあるから、悔しさに繋がる。
チームに迷惑をかけた、という思いもあるかもしれない。それも、今やチームに無くてはならないまでの存在感を見せるようになったから。
そこまでのレベルに至ってくれたことを僕は素直に嬉しく思う。
もうこの少年団で晴れの舞台を味わうチャンスは1度か2度くらいしかない。でも、ゼロじゃない。
中学になっても、クラブチームでサッカー続けると決めたんだ。これで終わりじゃない。
きっとこの悔しさが役に立つ時が来る。
ちなみに、その後、だんだんと家族感染広がっていき、長男が隔離期間を終えたころに僕がかかるという。
濃厚接触者扱いのせいで週末がなくなり、プラスで自分陽性のためにさらにもう1週無くなるという。
すでに長男はサッカー復帰してるというのに。
なんだかなー。
やっぱ僕も中途半端な感染対策せず、すぐかかりにいけばよかった。
最後の対外試合
母校小学校サッカー部、活動も今年まで。
先週末、最後の対外試合が行われました。
長男は歴代最後のキャプテン就任で、見事、背番号10とトップ下のポジションゲット。
試合はもちろん見に行ったけど、うん、やっぱあの落ち着きはさすが。トラップはぴたっと止まるし、そこからの意図のあるショートパスの正確性は圧倒的でした。だって、他の子、ロングキックばっかだったし。
11人制の試合でスペースも狭く、なかなか得点が入らない中、最終盤に意を決してカットインする様もカッコよかったです。
残念だったのは守備時のカバーレンジが狭いこと。あえて動きを小さくして真ん中のスペースを空けないようにしてるとも言えるけど、それだけでは、ね。
スポ少ではサイドバックを担っているけど、中盤真ん中でファーストチョイスにならないのは、このあたりが原因。
相手は、スポ少スタメン3人擁して、こっちは長男スタメンだが、残り3人控え組と、ガチンコで当たると分が悪いかな、とビビっておりましたが、相手がやたら人数いたのと一人が予定あって遅刻してきたため、3人が同時にピッチに立つ時間はなく、なんとか引き分けで終わる。
ただ、向こうの出来もイマイチだったかな。
キャプテンの子はボランチに位置し、(長男とは大違いで)縦横無尽にピッチを駆け回り、ボール回収。
僕が思わず、あいつ、邪魔やなぁと呟き、他のスポ少保護者が笑うというシーンも。
この子は素晴らしかったとして、残り2人はドリブルでブッちぎられるかと思いきや、スポ少組に止められるならまだしも、他の子にも割とストップされる事態に。
もちろん2年半部活やってきたので全くの初心者ではないにせよ、走るのもたどたどしいのがいる中、こんなにも抜けないもんかねとびっくり。
低学年で通用していたプレイが高学年では効かなくなる、とはよく聞きますが、このレベルでもそうなら、クラブチーム相手にはなおのこと、と思いました。
あと、興味深かったのは先生方の審判。
おお、11人制だから久々に見たぞ、線審。
その線審、しゃしゃり出すぎ(笑)
ファウルスローがあった瞬間にバッと旗を上げる。
いや、まぁ、確かにファウルスローだけど、なにもそこまで鬼の首を取ったかのようにアピールせんでも。
海外サッカーだと超雑に投げること多いので、多分この先生、線審したら全部ファウルスロー取られるでしょうね(笑)
正規な投げ方じゃなくても、それで有利に働くわけじゃないので、ある程度、見逃してあげればいいのに。
ちなみに僕が受け持っている4年生、これまで1度だけスローインの練習しました。でも、それは投げ方の練習じゃない。そんなの試合通じて覚えていってもらえばいいので。
教えたのはどこに投げたほうがいいのかと、それを踏まえて受ける子はどう動いたほうがいいのか。
もう1つ気になったのは、オフサイドの判定。
ボールが蹴られた瞬間に、これまた見つけてやったぜと言わんばかりに振りあげられるフラッグ。
今のルールだとラインから出ていた選手がボールに触れてから、少なくともその選手がボールに対してプレイする意志を示した上でのジャッジなんですけどね。
代表戦ぐらいしか見ない人からすると、最近のオフサイドジャッジが遅いのはVARがあるからと感じているんでしょうね。
さて、これで我が母校のサッカー部も活動終了。
自分がいたその場所が無くなってしまうのは率直に言って残念で、いざその瞬間が訪れると漠然と感じていたそれよりずっと寂しい気持ちになりました。
普段スポ少見ている人間からすると、ずっとレベルが低くおままごとに近い様だったとしても、そのおままごとを経て、サッカーを好きになった僕のような人間がいるわけで。
うん、重ね重ね残念。