ノギンの泡沫投資日記

50代、年間配当69万…。住居費からの自由までもう少し、働きながら頑張るブログ。

4月の近況は…残業、介護(猫)、介護(猫)

カバー

あることがきっかけで、生活リズムが大きく変わることがありますね。
自分にとっては、突然振ってきた飼い猫の骨折事故が…それなのかもなぁ。

benzoin.hatenablog.com

現在、猫さんは体圧分散介護マットに横たわり、背中から前足を固められています。
眠りながら手足が動いているのは、自分が普通に歩いている夢を見ているのでしょうか。




完全寝たきり猫さんの生活介護

現在の飼い猫は、食事、水、排便の全てに介護が必要の状態。
普段の朝はまずお水を飲ませ、おむつの始末と被毛の洗浄、お薬と食事の介助というメニューで始まります。うまく進めば1時間弱で、まあ朝のブログ閲覧タイムは無しですかね。

大型の猫なので、食事の介助はカロリー密度の高いドライフードを数粒ずつ飲み込ませる方式。これは人間の指が出血する作業なので、家には大量の絆創膏が備蓄されるようになりました。

また、体調により嘔吐したり、下したりするため、隙を見てはお水を飲ませ、適宜点滴を行います。下半身が汚れると抱き上げて洗浄、乾燥ですが、都度人間も服を脱ぎますw

それとは別で本人(本猫)を楽しませるためのおやつ等、ご機嫌をとります。
「猫専用チャンネル」というのがYouTubeにあって、猫が聴くと心地よいという音楽が定期的にアップされており、これが結構良い感じで猫のリラックス感を助けてくれるようですね。

あとは、排泄のたびに適切な処置をするだけの簡単なお仕事
…いやいや、簡単じゃなかった!

正直、仕事がストレスだ

リモート中心とはいえ、お仕事はなかなか大変です。

限られたお昼休みは、猫と人間の食事の時間。
この時間を逃せば、会議で発言しっぱなしになり、PCから離れられなくなる。そんな日に限って排泄や嘔吐で時間内に食事が終わらず、猫も人間も食べられなかったとか。

いったん会議に入れば、猫がもがいておむつをズラしても、そのまま周りに排泄しても、為す術なく会議を続けるとか。これは結構精神が削られます。
会議の後で洗浄・清拭しますが、そうやって20分、30分と費やす時間はそのまま残業となって後倒しされるだけ…。

そして、対応できなかった排泄でギプスの中が汚れたら、病院で包帯換えが必要です。
定時を待って最終受付に駆け込み、待ち時間、終われば次の食事介助、それから残業の続きだぞ、と。

4月は正直、残業と休日勤務と介護ばかりの気がしてきました。
新人の季節でもあるため、教育が更なる残業を呼ぶのです。

猫に触れるとすぐに喉が鳴り出して、思わずお詫びが出ます。(期待や満足を感じるとき、猫は喉をゴロゴロ鳴らすと言われています)

あぁ…。
自分がFIであったなら、同じ介護でも違う時間が流れただろうに。

ひたすら、三流社畜の我が身を悔やむしかありません。
お給料より大事なことがあるのに、お給料がないとそれができないのですから。

株価が調整してもホッタラカシ中

そうこうするうち、日経平均も下落しましたが、「ああそう」程度で売買無しでしたね…。

元々の株価も高かったので、振れ幅の金額よりも下落期間の長さをもっと見たいところです。
年初から投資を始めた方も、まだ含み益バリアは健在なのではないでしょうか。

投資の特徴のひとつは、身辺が慌ただしくてもそれなりに継続するというものでした。
継続を第一に、あまり弄りすぎない投資を続けたいものです。

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甘いものに感謝♪ カンロから株主優待が到着

カンロ 株主優待品

カンロ(2216)は、のど飴などのキャンディが主力で、グミも有名な会社。
12月に権利確定があり、自社製品が戴けます。

優待到着時期

4月初旬
 

優待品のご紹介

まずは外箱から…。
昨年は箱全体が柄入りで、今年は側面が柄入りでした。
年々箱が可愛くなっていますね。

カンロ 株主優待品


そして優待品は、「ヒトツブカンロ」「カンロバラエティセット」「寄付」の選択式。
写真は100株以上600株未満保有時の「カンロバラエティセット」です。

カンロ 株主優待品

  • 金のミルク 濃い贅沢
  • カンロキャンディ
  • ノンシュガー果実のど飴
  • 健康のど飴 梅
  • マロッシュ グレープソーダ
  • ピュレグミプレミアム 白桃

ピュレグミの「プレミアム」は今回初めてだな~。
値上がりが一層渦巻く日々の中、甘さに癒される詰め合わせです 😍

保有状況について

こちらは保有10年の恩株です。
恩株とは投資金を回収済みの株式のことで、その状態になるともうプラスしか生まないので、売却の選択肢はありません。
配当優待を戴きながら、株価にかかわらずゆったり保有しています。

新規で入る場合、利回りが少し低めに見えますが、飴・グミ専門で利回り・株価を継続できるのは実は凄いんじゃないかと感じます。
増配もあるため、長期で報われる状況が長く続いています。

年に一度の甘いもの、すごく良いですね。

株式情報




2024年4月8日時点の情報です。

銘柄名 カンロ(2216)
業種 食料品
年間配当予想 72円
優待権利確定月 12月
優待内容 自社商品(カンロ飴・のど飴等)
1,000円相当:100株以上
2,000円相当:600株以上
3,000円相当:1,000株以上
参考株価 2,713円
税引後配当利回り:2.1%
合計利回り:2.5%(100株保有時)

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今年も、三菱総研の隠れ優待「フロネシス」で気分転換

カバー

隠れ優待とは、「株主優待制度が無いのに、株主に届く優待品」の総称です。
優待制度がないのだから「優待品」というのもおかしいですが、いわば黙って届くお土産のようなものでしょうか。

制度が無いので、次に届く保証はありません!
企業任せのラッキーアイテムと捉えています。

三菱総合研究所(3636)もそのような隠れ優待があり、株主関連書類に同封されたアンケートに回答すると記念品が届けられるのです。




9月権利のアンケート記念品は「未来読本」

決算後に届く株主関連書類に、アンケートが付属することは無いでしょうか?
昨年12月に届いた三菱総研の株主関連書類にも、こんな記載の葉書が入っていました。

株主の皆さまの声をお聞かせいただくために、アンケートにご協力をお願いいたします。
ご返送いただいた方には、再刊しました当社発行の未来読本「フロネシス」をお送りいたします。

そうと聞けば、ともかく返送したくなるのが人の性…
年が明け、4月初旬に該当のムック本が届きました。

三菱総研 株主優待品


この「フロネシス」を戴くのは二度目です。
今回は No.24 と銘打たれている部分は、昨年は No.23 だったので、この時期に毎年1冊だけ刊行されているのですね。

目次ご紹介

昨年も感じましたが、フロネシスの記事は提言と、期待値、可能性といった未来的な対談で彩られています。

三菱総研 株主優待品


画像だとちょっと見づらいので、大きな文字だけ抜き出してみます。

  • AIと「ヒトの知」が拓く新世界
  • 変革の時代に求められる「個」
  • 「つながること」で顕在化する地域の力
  • 共創が描き出す日本と世界の未来産業

タイトルは抽象的でアレですが、小見出しにはちょっと読みたくなるワードが点々と…。
働き盛りのリーダーが読めば話題の引き出しに、泡沫の一般人が読めば気分転換になりそうです。ぼんやり読むだけで、毎日の「社畜感」を一瞬忘れられますね。

まあ、一瞬だけ。

そんなわけで、この「フロネシス」は寝床から手の届く場所に置かれています。

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2024年3月の配当金 3月では初の10万円超え

自分のチェックとモチベアップで記録している毎月の配当金。
3月分の配当金案内をすべて戴き、配当が出そろいましたので記録です。

貸株等含め、今月の合計は円換算で合計 115,514円 でした。

日本株の3月配当は12月決算の企業から戴けます。
12月決算は、3月決算に次いで企業数が多いですね。記録は株式の配当金だけではなく、債券金利を含めてのインカム合計ですが、3月としては初めて10万円の区切りを超えて嬉しさじんわりです。

過去年同月との比較

過去年との比較は下記のようになりました。

ノギン 配当金グラフ


1月の前年比は 33,506円 のプラス。
正直、意外なほど増えました 🌞

あ、あれ…? 3万円も増えるほど投資してないよ? 買ってないよ?
とむしろ動揺して、内訳を昨年分と比較しましたが…。
どうやら、増配の合計が効いたようです。

特にカンロ様、凄い増配ありがとうございます。

配当金は経済情勢を反映し、減ることもありますが、企業の力と情勢次第で素直に上向くこともあり、株式というものに感謝が止まりません。

配当金の内訳は概ね6月・12月権利の下記のものです。

ノギン 配当金グラフ


3月受取月について、現在は下記のようになりました。

OUT なし
IN JIA(新株予約権行使)
キヤノン(買増)

キヤノンは持株の一部が、今年で旧NISAの期限切れとなります。
なので、新NISAに乗り換えるつもりで追加した後、そのうち「別に売らなくても良いんじゃない?」と思い直して純増の方向に。

旧NISA分は凄い含み益なので、毎年の悩みどころです。
そこで出口を取るか永久保有するかは余力次第、銘柄次第で、どちらの選択も有りだなあ。
と、今のところは思うのでした。




前回分です。

benzoin.hatenablog.com
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まだ要注意期間かも? JIAから株主優待が到着

JIA 株主優待品

ジャパンインベストメントアドバイザー(JIA、7172)は、航空機リース商品が柱の会社です。
12月に権利確定があり、クオカードおよび「日本証券新聞」デジタル版の購読券が戴けます。




優待到着時期

3月末、配当通知に同封
 

優待品のご紹介

これまで2度の優待改悪に遭い、500円からずっと増額できなかったQUOカード
このたびやっと、100株を2年保有という条件に届いて 1,000円分が送付されました。

JIA 株主優待品


案内の内側にある「日本証券新聞」購読券は6ヵ月分です。
証券ニュースは「今日買うものを見つける」系と、もっと一般性のある記事系とがあり、日本証券新聞は後者じゃないかと思います。

さすがに銘柄紹介コーナーはオススメ風味ですが、基本は取材のある時事ニュースで、読んだ人が自分なりに受け止めれば良く、わりと好きな読み物です。
長期で持つと1年間無料になるので、ある意味クオカードより嬉しい優待ですね。

増資の結果、来期の配当予想は今期の半分!

JIAは今年の3月、新株予約権の無償割当を行い、その全てが行使されたことにより、発行株数が約2倍となっています。

既に株式を保有していた自分も、権利行使により株数が倍増しました。

これは利回り的にも優待的にも良いニュース… と思いきや、ですよ。
やはり1株価値の半減からは逃れられず、来期の配当予想はこうなるのでした。

前期16円の配当が今期は8円、ぴったり2分の1です…。

2023年の100株保有者が受け取る年間配当は、32円。
2024年に権利行使して200株保有者となった後も、配当はやはり「半分 x2」の 32円。
権利を行使して株数が増えても、配当額は増えないわけですね。

では、優待に関してはどうなるのでしょうか…?
JIAの株主優待は、100株と200株とでQUOカードの優待額が異なります。

今のところは改悪開示が出ていないので、権利を行使して200株になった人は優待がステップアップするのですが、上記の配当額を見る限りでは…どうかなぁ。

手放しで喜べる自信が、イマイチ湧かず。

ここしばらくは、情報を警戒したいところです。

長期優待情報

QUOカード額面)

保有数/期間 1年未満 1年以上 2年以上 3年以上
100株以上 - 500円 1,000円 3,000円
200株以上 500円 1,000円 3,000円 5,000円
2,000株以上 1,000円 3,000円 5,000円 10,000円

(「日本証券新聞」購読期間)

保有数/期間 1年未満 1年以上 2年以上 3年以上
100株以上 3ヵ月 3ヵ月 6ヵ月 12ヵ月
200株以上 3ヵ月 6ヵ月 12ヵ月 12ヵ月
2,000株以上 6ヵ月 12ヵ月 12ヵ月 12ヵ月

株式情報

2024年3月29日時点の情報です。

銘柄名 ジャパンインベストメントアドバイザー(7172)
業種 証券
年間配当予想 16円
優待権利確定月 12月
優待内容 1. クオカード
 500円…200株以上 1,000円…2,000株以上
 長期保有特典有(上の表をご参照ください)
2.「日本証券新聞」デジタル版購読券
 3ヵ月…200株以上 6ヵ月…2,000株以上
 長期保有特典有(上の表をご参照ください)
参考株価 1,079円
税引後配当利回り:1.2%
合計利回り:1.2~4.0%(100株保有時)
9.5~37.3%(購読券も含む場合)

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日本管財HDが子会社に実施した「デット・エクイティ・スワップ」についてちょっと勉強

カバー

年2回のカタログ優待という、大変有難い株主還元で知られる日本管財HD。
なんだけど、そんな保有銘柄でまた知らない用語が出てきました。




苦しい会社を救う手法のひとつらしい

カタカナ音で「デット・エクイティ・スワップ」と聴くと、「何か死んだ(Dead)エクイティがあるんですか?」とアホな理解をしそうになりましたが、全然違いました。
証券用語の理解は慎重に、と…。

デット(Debt)
債務
エクイティ(Equity)
株式
スワップ(Swap)
上記の2つを交換する

意味は、債務と株式の交換…。
あるとき、親会社Pは子会社Cに資金を貸付け、子会社Cはその債務返済に困っていた。
そこで親会社Pは、

「これを貸付金と呼ぶのをやめる。
あんたの株式を購入した、出資金ということにしよう」

(その分の株式は発行するよ)

という手続きのようです。

この親会社Pが日本管財HD、子会社Cが日本管財USAなのでした。
なんとびっくり、バランスシート上で負債であったものが、株式という資本に交換されてしまいます。こんな技が存在したとは知りませんでした。

これによりバランスシートが改善した子会社は、負債の返済が軽くなり、利益を利益として使えるようになり、純資産は増加して与信もあがる…つまり経営の強化(危ない場合には再建)が進むということなのですね。

そのかわり株式の配当金を支払う必要が生じますが、そんなのは借金の返済よりずっとマシですし、最悪は無配でも良いわけです。

日本管財HDは、このデット・エクイティ・スワップに加えて、増資も行います。

当社は、2024 年3月 21 日開催の取締役会において、当社の米国 100%子会社である NIPPON KANZAI USA,Inc.(以下、「NKUSA」)に対する債権(貸付金)の株式化(デット・エクイティ・スワップ)(以下、「DES」)及び増資を行うことを承認し、増資の全額を当社が引き受けることについて決議いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。

よほど注力した、経営に関わる子会社であるのでしょう。
上場銘柄としての日本管財株式会社は、昨年から「日本管財HD」になりましたが、ホールディングス化を行うとこういった手法を駆使して、事業をテコ入れできるメリットがあるのですね。

と、いい話で終わろうと思ったけれど…。

さきの開示文書をリンクから開くと、ウィンドウタイトルが「Microsoft Word...」となっているのはちょっと格好悪いと思うんだ。
こういうのは気づきにくいので、ITの自動化や標準化が大事ですね…。

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ケア21:撤退済みだが、最後の優待が貰えて良かった

カバー

株主となった後、決算や成長の数字が思わしくなかった。
でも、優待を実施している…。
そんなとき、保有し続けるかは悩みどころです。

今回は、優待権利後に売却した銘柄がその後、優待廃止開示を出し、いわゆる「助かった」状態になった(かもしれない)ケースです。




ケア21、昨年10月権利分をもって優待廃止

ケア21(2373)は、「未来を創造する総合福祉企業」を謳う関西地盤の企業。
直近は「プレザングラン」ブランドの有料老人ホームを撮したQUOカードを優待としていましたが、2024年3月22日付で優待廃止が開示されました。

過去権利となる昨年10月分をもって廃止という、いわゆる「後出し・打ち切り」ですね。
このパターンは、新規保有者の期待を裏切る形になるため、株価が下がりやすいです。

最後のQUOカードが戴けて良かったというか…。
むしろ今まで貰っちゃってごめんなさいかも 😣

「配当による利益還元」と言いつつ、配当性向100%超

この銘柄を売却した理由は、2年連続の赤字と自己資本比率の低さ、株価低迷などですが、22日の開示では優待廃止の理由を「今後は配当等による利益還元に集約する」としていますね。

確かに、赤字を受けても配当額を変えていないので株主還元の重視は伝わります。
でも「利益」還元ではない、かなぁ…。

23年の決算短信によれば、2024年の配当性向(予想)は 152.7%とありました。単純に優待余力が厳しそうなので、廃止のほうがむしろ安心します。

優待が「馴染む」業態かどうかも考慮しよう

介護サービスは「サービス」と分類されますが、コンシェルジェのような贅沢品というわけでもありません。多くの医療サービスがそうであるように、「それが無いと死んでしまう」という専門技術の集大成であることが多いです。

そして、介護サービスの提供には公のお金も入りますね。
ということは、サービスごとの価格は自由ではなく、従業員の待遇にも限度がありそうです。
そういう業界で株主優待を配る/受けるにあたっては、心情的なハードルも存在するでしょう。

取得当時はそこまで考えが至りませんでしたが、今回廃止を行ったケア21も、元来「QUOカード」という金券優待には馴染まなかった業種なのかもしれません。

人手不足の介護業界で、高付加価値の実現を頑張るのは良いことだと思ったんだけどな…。

どこも大変な思いで経営しているんだね。

それにしても、老後の沙汰のお金次第感の凄いこと。
家族や地域の「情」が最後の頼りではありますが、今はそれらも簡単ではない時代です。

人生の最終ステージをお金で買いたい、他人様に頼って往生したいと思うなら、健康寿命の終盤期までに裕福がないと叶いません。

さて、新NISAが好スタートを切っている2024年。
これから富裕層は増えてゆくでしょうか?

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