コロナ(COVID-19)の今後の展開と予測

COVID-19による新型コロナウイルス感染症は世界で広がっている。世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長がCOVID-19の世界的な蔓延に関して「パンデミック」と表現した。みんなが疑問に思うところはCOVID-19の肺炎拡大がいつ収縮するかであろう。イタリアでは感染者数は1日で2000人以上増えた。WHO公式特設ページのデータによると「全世界で118,326人の確定例(24時間で4,627人増加)、死者4,292人(24時間で280人増加)」である(WHO.2020年3月11日)。かつて中国武漢感染症蔓延が始まった当時からするとかなり拡大したように思われる。

COVID-19は肺まで菌が達しなければ風邪と同じような症状であり、暑い地域では蔓延しない、夏になれば治るのではないか。という予想もあったが、筆者はそうは思えない。もっと早く「パンデミック」と公表してもよかったのではないか。例としてこれは筆者の体験だが数年前の2月に飛行機のトランジットでアブダビの空港から出たときかなり暑くあるで日本の夏のような気候であった。しかしUAEアラブ首長国連邦)でもCOVID-19の症例は出ている。ただデータを見ると割と人口の少ない国、赤道直下、または赤道直下に近い国では発生件数が少ないことが挙げられる。ここから筆者の仮説は夏には治らないものの、患者の数は減るのではないかと予測を立てる。ただ主張したいことは夏になっても感染者は継続して出続けるということである。

感染したらどうなるのだろう、予防策はないのだろうかという心配する人もいる。ワクチンに関して医者や専門家の予測であるが普及するには約一年かかるという見込みであると述べている。医療専門家によるともうすでにワクチンはでき始めているが安全性などの検証が必要であり、それゆえに約一年を見越していると言う。夏になってもCOVID-19の流行は止まないとすると、オリンピックに影響が出ないことは否定できない。「コロナショック」と世間で言われているように世界経済にこれからも大きな不況を招くだろう。

また流行している国とその原因を分析したい。例えばイタリアは中国と一帯一路の関係や旅行者の多い国として患者が多くなることは推測できる。中国の死亡者から中国の感染者を割ると3169÷80793=0.03922…, イタリアの死亡者から中国の感染者を割ると827÷12462=0.06636…,となりデータが正しいと仮定をすればイタリアは中国よりも死亡率が高いということになる。もちろん感染しても症状がカウントされない人がいたり、そもそも国が正しいデータを公表していないかもしれないが、イタリアは他の国より死亡率が高いということになる。イタリアは高齢者が多いということが死亡率、感染者が多いと言われているが、日本も他の国も高齢者は多い。他にも要因があると思われる。普段の食事・栄養面、衛生面、病院の数、医者の質などさまざまな要因があると思われる。

以上より、どの国が安全性が高いか、今後の経済状況はどうなるか、予想が難しい。COVID-19の影響はいつ終わるかわからない。自分で調べて自己判断でデマに流されず自分の意思をもって判断・分析をしてもらいたい。

参考文献

https://extranet.who.int/kobe_centre/ja/news/COVID19_specialpage (2020年3月12日アクセス)

https://www.nippon.com/ja/japan-data/h00673/ (2020年3月12日アクセス)

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