愛犬
飼い初めて13年と2ヶ月ほど
2018年5月に腰部の主要ソフトボール大を切除
腫瘍の検体検査結果により、悪性腫瘍であったことがわかる
全身麻酔によて、切除し、術後は傷トラブルもなく経過する
2019年2月上旬
呼吸の荒さが目立ち病院受診(以前よりかかっていたクリニック、手術もそこでやっていた)
肺気腫であるとの、診断
昨年の腫瘍が全身に転移していると
そこから呼吸の荒さが頻回になる
(その度に受診)
2月下旬
犬の個体差はあるが、予後2週間かもしれないと宣告される
3月上旬
食欲低下し、クリニック医師より、なんでもいいので、食べれるものを食べさせてあげるように、と言われる
後悔のないように看てあげてくださいと。
わたしたち家族は
某CMでやっている、肉のペースト、缶の肉、鶏肉のささみをボイル、豚肉ボイル、プリン、バニラアイスクリーム、など、なにか食べれれば、の、一心で家族でなんでも試してみた。
部屋の配置も変えて、夜ゲージで寝かせるのではなく、両親が、交代で愛犬のために側で寝るように対応を変えた。(今までは二階の部屋にゲージに入れて連れていっていた。一階で寝ることで水呑場や、自分の寝やすい場所で寝られるように)
朝一番は起きれずぐったりしている日々
10時、11時になってから、起き初めて声をかけて、豚肉など、小さくちぎって口元に運んで食べてもらった、食べれる量も少なく、飲む水の量は多かった
5日間くらい、続いてクリニックに受診
その頃からか、クリニックに行ったあと、帰宅すると起きれなくなった
最初はクリニックから帰って三時間、視線合わず、だっこして、体をさすって声をかけ続けた
ぐったりして自分の力だけでは起きていられない
もたれ掛かるように、全体重をだっこしてる人に委ねるようになった
クリニックの医師からは2日に一回受診にしていこうと、伝えられる
その度に愛犬は疲れからか、帰ってきてはぐったりして動けない
医師にもそのことを伝える
3時間で回復できなくなり、3月中旬には半日ぐったりしてて動けない
体も起こせず、私たちで体位を変えてあげるようになる
そして。
右足に麻痺が出現する
医師からは腫瘍が神経を圧迫しているためと
その日はクリニックから帰ると、足をひきずりながら一目散に愛犬は部屋にいき、横たわった。
尿意をもよおしたのか、起き上がるも、足をひきずりながらのため、室内にて排尿してしまう。
そのあとにはまたぐったりとして次の日朝まで起きられず。
その日の昼、家族二人で散歩がてらだっこして、愛犬を外へ連れ出す。草むらで下ろしてあげると、麻痺のある足をひきずりながら排尿できた。
その2日後、両足が麻痺してしまう
愛犬はそのことを受け入れられないのか、いままでに聞いたことのない鳴き声をあげながら前足だけで動こうとするも、数日前より食事もとれなくなり、体力も無くなっているためか、自力ではもう動けない。
ワンワン、ではなく、キャーキャーと、言うように、なにかを訴えるかのように、わたしたちに、なにか伝えたいといのか、自分の足が動かない悔しさなのか、聞いていて胸が張り裂けそうになる鳴き声で鳴き続けた。
三時間、四時間鳴き続けた。
その間わたしたち家族は愛犬を抱きしめ、声をかけ続け落ち着けるように関わるしかなかった。
これまでの経過でもうクリニックに行くことが、愛犬のためになっていないのでは、もう、家族で寄り添っていくことしか、ないのではないか、とすら思えた。
1日いちにちのなかで、変化が目まぐるしく、どうして、どうして、という思いが強い。
しかし、一番に不安なのは愛犬であって、わたしたちのできること、それはそばにいてあげることしかないと、毎日毎日家族で確認して同じ話ばかりしている現状。
今日も愛犬はぐったりとしている。
名前を呼べば、目をまんまるく、こちらを見つめる。
おむつの中に尿もするようになった。
あんなに元気だったのに、あの頃は、と、思い出すと泣けてしまう。
でも、近くで安心させてあげたい
その一心で関わりを続けていくしかない。
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