ぼっちサークルのブログ

Twitterに書ききれなかった事を書きます。

就活総括①(就活始動編)

一昨日、ようやく無事に内定式が終わり就職活動もひと段落ついたので、僕の就活記録が後世に少しでも役に立てばという願いで書くことを決意。
本当は恥ずかしいんですよ?

僕が就活を開始したのは3月2日からだった。
意識高い人はさらに一年前からインターン等に行ってるという噂を聞く。
僕は辛いことからは徹底的に逃げまくる主義なので、この時期になった。

1月くらいに学校で就活手帳みたいなのを貰って就活してる気満々になっていたが、さすがにそれは就活にカウントしない事とする。

3月2日に学校内会社説明会に参加した。学校にわざわざ人事の方が来てくれているので、学歴で落とされることはまず無く、内定を貰える確率も高いとの事で、僕もようやく重い腰を上げた。

父親から借りたスーツを身に纏い、最初は人事の説明を真面目に聞いていたが
(○べログの人事かわえぇなおいw)
(つまらんすぎワロタ帰りたひ…)
などなどの思考に徐々に支配され、ほとんど会社の内容は入ってこない。

4つめの企業の説明終了後、とある繊維企業の特別選考の案内が配られた。
「え〜と、弊社は何校か周らせて頂いてるのですが、その数校だけの希望者だけで選考を行います。通常のマイナビから申し込むよりも内定獲得の可能性は高いです。」

これは行くしかない!と即座に決意出来るわけもなく、2,3分悩み抜いた末に渋々特別選考に申し込むことにした。

時は過ぎ2週間後、遂に特別選考の日がやって来た。
25人ほど集まっていて、各5人グループに分かれてグループワークを行わさせられた。
グループワークの内容として、
•営業部
•製造部
•広告部
•流通部
•総務部
に1人ずつなりきり、部の年間MVP獲得を目指すというもの。
それぞれの部が1年間でやった事がプリントに記されており、それを熟読して皆に自分の部をプレゼンしMVPを狙うという、営業スキルが試されるようなゲーム。
皆さんご存知の通り、プレゼンは僕の超苦手分野だ。
誰もが僕の敗北を予想しただろう。
しかし、なぜだか奇跡的にMVPを獲得する事ができ、天にも昇る気分。
もうニヤニヤが止まらない。
人生初の成功談となり、一皮向けたなぁと浸っていると、なんと時間がまだあるから二回戦もやるという人事の謎の提案。
そこまでして僕をMVPから引き摺り下ろしたいか…と人事を睨みつけたい気持ちで一杯だったが、同じグループの黒髪セミロングの女の子をジッと見つめて感情の昂りを抑え込む。
しかし、なんと二回戦も僕がMVPに輝く事に。
これはもう内定に大きく近づいたと確信し、ニヤニヤが加速。
「今日の結果は1週間以内にご連絡します。合格の方は次回は最終面接となります。それでは本日はお疲れ様でした。」
その日は帰り道もニヤニヤし続け、就寝。
今か今かとG-mailの受信トレイを眺め続ける事3日間。
あれ?もうそろそろ合格の連絡来ても良いのでは?と思いつつ気長に待つ事に。
まさに勝者の余裕。
そして合格連絡期限の7日目、まだ来ない…?23:59に送ってくるつもりか?と待てど暮らせど来ず、結局現在に至るまで連絡が来ることはない。
MVPを二回も獲得して落とされるというのは一体何事だ?と原因を模索したところ4つの敗因が浮かび上がって来た。

1圧倒的ブサメン←一緒に働きたくない
2圧倒的デブ←臭そう
3隠し切れない根暗感←キモい
4父親のスーツなのがバレた可能性
↑ありえる

1,2,3は22年間培ってきた僕自身なので、覆す事はほぼ不可能であり、4を改善する事を決意。

まずは近所にあった洋服の青山に行ってみたところ、巨漢サイズは4~5万かかると言われ絶望。
スーツカンパニーはスリム系スーツがほとんどで退店。
もう面倒くさくなってきたし、次の店で見つからなかったら就活やめよ…と考えながらイオンに行ってみると、1万5千円くらいで巨漢サイズの用意があるとの事。
いざ来店し、試着してみるとかなりのピチピチで息が苦しい。
僕「え、これほんとに巨漢サイズなんですか?」
店員さん「そですねぇ…これがマックスです。でもピチピチの方がスタイル良く見えますよ?」

(ふざけるな。ピチピチすぎてしゃがむ事は愚か腕を上げるのすら困難だぞ。俺は巨漢をも凌駕したのか?くそ…でも痩せれば確かに丁度いいかもしれない。もう面倒くさいし我慢するか。)

僕「そうですね。これ買います!」

店員さん「えっ…あざます!」
着てるとめちゃくちゃ苦しいが、見た目的には問題ないので激安だし仕方ないと購入。
えっ…って何?とは思ったが気にしない。

僕がお酒が大好きというのは周知の事実であろう。
そこで、マイナビで「お酒」と、なんとなく検索したところ、
「日本酒を守る活動をしてる会社!」
が出てきた。
蔵元を守るために、日本酒の流通に力を注いでる会社のようだ。
うっひょ〜wチョーいい会社ぢゃん!と即会社説明会を予約。

新品のスーツを見に纏い、いざ日本酒会社の会社説明会へと向かう。
しかし、早めに出たのにも関わらず、慣れない土地で道に迷いまくりまさかの遅刻。
人間力の無さが露呈してしまう。
まぁ、人間に失敗はつきもの。と自分を慰めながら人事の説明に耳を傾けるものの、つまらない上にお酒の話も中途半端に盛り込んで来るせいで、日本酒飲みたい!の思考で脳が支配されてしまう。
日本酒の海で泳ぐ僕の脳みそが辛うじて聞いた感じでは、どうやら居酒屋をメインにやってる企業とのこと。
居酒屋は嫌だなぁ…と思ったが、せっかく会社説明会に来たし選考も受けてみるかぁと決意。
後日、一次選考は日曜9時集合でグループワークとの案内が来る。
は?日曜?9時集合?終わる時間は書いてないの…?まぁ長くても午前中までには終わるよな。グループワークは嫌だけどしゃーなし。
と考え、選考へと進む事に。

〜選考当日〜

人事「2020年に弊社が何を行い、どう成功して、蔵元を守ることが出来たのかを考えてください。これが本日のスケジュールです。」

フム、めんどいな…。
と思いつつスケジュール表に目を通してみると、開始9時〜終了19時と書かれていた。
ほんげえええええええ!?思わず叫びそうになるがグッと堪える。
10時間もグループワークをするなんていくらなんでも長すぎる。
10時間喋ってられるのは早稲田のテニサーに所属しているリア充かパンケーキ女子会になぜか1人だけ参加してる系男子くらいではないだろうか?
もちろん、どちらにも属していない僕には到底不可能な話だ。

そうして4人でのグループワークが開始された。
しかし開始直後、違和感を感じる。
このグループ、めちゃくちゃ喋る人ばかりなのだ。
地方からわざわざ来てる人もいて、気合の入り方が違う。
アホみたいにみんな喋るので意見を言う隙がない。
コミュ障にはあまりにキツイ。
そして徐々に気づきはじめる。
このグループ…俺いらなくね?
俺がいなくても絶対に進行できるし…
この感情に支配され始め、僕の口数は一層少なくなる。
開始1時間経過した頃には既にボッーと天を仰ぎながら、時々「いいですね」
「はい」「なるほど」の言葉を発するのみの巨漢となった。
残り9時間もグループワークをさせられるのか…と肩を落とした。
あまりの無言っぷりに人事に声をかけられる。
人事「え、君大丈夫?」
僕「はい。問題ありません。」

しばらくすると、再び

人事「今の意見ってどう思う?」
僕「ど、同意です。」
グループ一同「同意ですって…クスクスw」

楽しい時間はあっという間に過ぎ、辛い時間は進むのが遅いという言葉はよく聞くだろう。
しかし地獄の環境下ではどうなるとお考えだろうか?
地獄の時間は全く進まない、自分だけ時が止まっているような感覚に襲われるのだ。
まさにジョジョの世界。
VR技術を遥かに超えた、リアルジョジョの世界を体験していた。

しかし時というものは流れるもので、昼食の時間となった。
人事が執拗に話しかけて来て僕の心を開こうとするが、もう手遅れだった。
これまでのグループワークの止まった時の中で過ごす内に僕の心は腐ってしまっていた。

6時間ほど経過した15時に一旦中間発表会が行われる事になった。

この数時間は相槌すら行うのを止め、本当にただボッーとグループメンバーを眺めていたので何を発表すればいいのかすら分からなくなっていた。
とりあえず1人ずつ台詞を分担をし中間発表を行う事に。
しかしここで驚くべき事が起こる。

メンバーA女「発表する時は紙持ってかないで、暗記して言った方が良いよね?」
メンバーB男「うん、そっちの方がいいね。」
メンバーC女「おっけー」
ワイ「…え、覚えるのキツくないっすか?w」
メンバーB男「そう?まぁあと10分くらいあるし頑張っておぼえよう」

小さな抵抗はすぐさま却下され、とりあえず暗記してみる事に。
メンバー達が何をしていたのか全然聞いてなかったので、まったく暗記が進まない。
そうしてる間に発表する順番が回ってきてしまう。

ゼミを追放されプレゼンなどほとんどした事が無かった僕は、人事や就活生を前にした途端、緊張で頭が真っ白になる。
マズイ!と思いつつも記憶をどうにか辿り言葉を発しようとするが、あまりの緊張で声が震えて上手く出せない。
咳払いを何度もし、声帯を奮い立たせながらどうにか次の人にバトンタッチする事が出来たが、台詞を飛ばしまくったので3分の1程度しか発表出来ていなかったと思われる。
この時の人事の怖すぎる目は今でも忘れる事が出来ない。

そうして発表が終わり、グループワークが再開される事に。
8時間経過した17時。
もう疲れ果てた僕はウンコのフリで一旦トイレに逃げ込む作戦をする事に。
10分くらいは稼げる算段であった。
しかし実際に洋式トイレに入ってみるとビックリするくらい綺麗に掃除されたトイレに、ウォシュレットまで付いてたのだ。
さらに、どうせこの企業は落ちたも同然だし俺のハイパーウンコで汚したい!&ウォシュレット遊びしたい!という好奇心から、ウンコするフリ作戦からウンコ作戦へと切り替えた。
しかしここで事件が起きる。

安堵感+踏ん張る+ウォシュレットへの焦燥→いつもよりも力を入れすぎてしまう→鼻血噴出という最悪の事態に。

それもかなり激しめの鼻血だ。
ウンコしながら鼻血を出してパニックになりながらもスーツにだけは絶対に付かないよう止血を行う。
20分ほど経過し、ようやく止血に成功する。
しかし、ここである事に気付く。
あまりに時間が経ちすぎたという事である。
今戻ったとすると、鼻血の事など知らないグループメンバー達は
「巨漢だからってうんこ長すぎwクスクスw」
「ウンコしすぎwクスクスw」
「ウンコ収納の達人クスクスw」
と考えるだろう。

しかし、
「いや〜鼻血出ちゃってトイレ長引いちゃったw」
と言える発言権はこれまでのグループワークで失ってしまった。
仕方なく、ウンコが異常に長い巨漢として残りの2時間を過ごす事を決意した。

そして最後の発表が行われる時間に。

人事「より良い発表にするために、一度社員だけの前でプレゼンを行ってもらい、こちらでフィードバックを行います。」

は?めんどくせぇ…最悪な事態に。
ただてさえ終了予定時刻の19時は過ぎてるのにまだ延ばすのかよ…と憤りを隠しきれない。
「時間ヤバイんで帰ります!」
と、今にも言いだしてしまいそうになる。
中間発表で頭が真っ白になった経験を活かし、台詞を全部一字一句紙に書いて発表する事に。

メンバーA女「え、ぼっちさんそれ読みながら発表するの?」
ワイ「はい」
メンバーC女「いやwなんでw暗記しなよw」
ワイ「僕には厳しいです。」
メンバー一同「はぁ…」

メンバーの反対を押し切り完全なカンペを作成し、社員達だけでの前で発表を行った。
その甲斐虚しく、やはりカンペばかり見ている発表は伝わらないらしく、社員達の怒号が飛び交う。

社員「私達はこんな発表を見せられるために今日1日を費やされたの!?」

社員「ねぇ、自分達ではこの発表何点だと思ってるの!?」

メンバーA女「60点くらいですかね…」
メンバーB男「70点くらいです…」
メンバーC女「65点くらいです…」
ワイ「ん〜40点くらいっすかね」

何もしてないお前が何で1番低い点数言ってんだよ!というメンバー達の鋭い視線を感じたが気にする事は無かった。

社員「そんな100点じゃないものを見せられてる方の気持ちわかる?
ふざけんなよ!こっちだって大事な日曜使って君たちのグループワークを良いものにしようと頑張ってきたのに、これはガッカリ。」

社員「ぼっち自分の殻やぶりなよ!!せっかくのチャンスだよ?破れよ!!」

ワイ「ひぇっ!!は、はい!」

これ嘘だと思われる事が多いんですが、ガチでめちゃくちゃ怒鳴られながら言われました。

社員「何分あれば100点に出来る?」

メンバー一同「20分…いや15分だけでいいのでお時間をください!」

(いやこの10時間で作ってきた60点くらいの発表を15分で100点にするのはあまりに無理があるだろW
てかもう19時過ぎてるし帰ろうよ…)

社員「分かった。あと15分だけあげます。15分後に全体発表を行います。」

メンバー一同「ありがとうございます!」

そうして15分間よくわからん作業をして、全体発表に挑む事に。

諦めた僕はただカンペを読むだけの作業だったので、緊張で声が震えるものの、頭は真っ白にならずに済んだ。

そうして長い長いグループワーク終わった。
最終的に9時から20時まで計11時間もの途方もない戦いだった。

今日の感想や今後志望するかのアンケートが配られた。

今日の感想↓
「グループに全く貢献できなかった。
発表も上手くいかずに足を引っ張ってしまった。
最後まで帰宅という選択肢を選ばなかったのは賞賛されるべきなのではないだろうか。」

今後志望するか
「しません。僕は御社には力不足の人材だという事が今日1日ではっきりとわかりました。惨めで情けない1日を過ごす事ができ、今後の就職活動の糧になると考えました。ありがとうございました。」

と書いた。(ほぼ原文ママ

社員「長い時間お疲れ様。一応日本酒の会社なので、時間が大丈夫な人は美味しい日本酒を用意してるのでどうぞ飲んで行ってください。」

会場が沸く。

同然、僕は参加できるわけもなく、逃げるように帰ってきた。
帰宅し、1人で酒でも飲もうと考えたがそんな気分にはなれなかった。
食欲もなく、ただ真っ暗な部屋で当時放送されていたバンドリ!という萌えアニメを見ながら眠りについた。
3月下旬の出来事であった。


あまりに長くなってしまったので今回はここまで。
次回は書くか分かりませんが、書くとしたら、
「暗黒時代編&死者蘇生編&内定式編」
になると思います。

ありがとうございました。

ブサメンが合コンに行った話

こんにちは、ぼっちサークルです。

都市伝説だと思われていた「合コン」に、昨日遂に参加してきました。

しかも男4人、女4人、合計8人のガチの合コンでした。

 

何故か僕だけ前日まで合コンだと知らされておらず、てっきり男4人で飲むものだと思っていました。

僕に合コンだと教えたら辞退するだろうというのを読まれていたのでしょうか…。

 

早速ですがとりあえず男側の紹介を軽くしようと思います。

 

僕→ブサメン、デブ、コミュ障の三拍子揃った隙のない人間。

他の追随を許さないその姿はもはや伝説。

ちなみに昨日はしまむらで買ったダボダボの季節外れの冬用ヲタクパーカーと、プーマの黒い靴に身を包み、個性を最大限に活かし切ったと自負している。

 

K君→コミュ力が凄すぎて常に輝いている。アメトークに出ていてもおかしくはないのでは?と思う程にトークが面白くてヤバイ。

 

D君→コミュ力が高く、女子からの人気が異常に高い。毎日がハーレムな生活を送っている。ハーレムキングとは彼のことを言うのだろう。

 

Y君→今回の合コンの主催者。

イケメン、優しい、優秀の三拍子揃ったパーフェクトヒューマン。

彼を倒せる人間は僕のニコイチのジャスティン君くらいだと思う。

しかし、なぜ僕を今回の合コンに呼んだのかその真意は未だに謎に包まれたまま。

 

以上が男性陣のラインナップです。

 

合コン開始時刻の30分前に男性陣は集合し、緊張を和らげるためにお酒を軽く飲みながら談笑したり、リラックスして最大限のパフォーマンスを発揮すべく、対峙する時に備えた。

 

座席の位置も重要らしく、男女が交互になるように座らないと、女子だけで盛り上がってしまい大惨事になるという事を教えてもらい、座席のフォーメーションも皆で整えた。

 

しかし定刻になっても女子陣営が来ず、このまま来ないまま終わるのでは?

不戦勝か?と期待を抱いたその時、ギャル達の騒ぎ声と共に店の扉が開いた。

 

「!?

まさか相手はギャルなのか!?

終わった…」

 

と死を覚悟したが、違う席に向かって行きホッと胸を撫で下ろした。

誰かが入店する度に心拍数が急上昇する恐怖の時間を過ごす事15分。

遂にその時は来た。

 

「初めまして〜遅れちゃってごめんなさい!」

 

と少しやんちゃそうな幹事らしき女子が入って来た。

残りの女子達も

 

「初めまして〜」

 

と僕達に言ってきたので、僕も初めましてと言い返そうとしたが、緊張のあまり声がうまく出せなかったので、ぺこりと会釈した。

 

8人だったためか、自然と2グループに分かれる形になった。

 

僕側のテーブルには、D君と少し大人しそうな女子、天然そうな女子が配置された。

 

少し大人しそうな女子「初めまして〜A子と言います、よろしくお願いします。趣味はないです笑」

 

天然そうな女子「Hって言います、よろしくお願いします。趣味はカレー食べる事でーす!」

 

と各々軽く自己紹介をし始めた。

 

僕「こんばんは。趣味はラジオを聞く事です。よろしくお願いします。」

 

男子一同「ラ、ラジオ…?絶対本当の趣味違うでしょw初耳だわw」

 

と追い詰められたが、ゲームと将棋が趣味とは口が裂けても言えないので、どうにか耐え切った。

 

そんな感じで皆の自己紹介が終わった。

記憶力の悪すぎる僕は向こう側の離れたテーブルの女子達の名前はすぐ忘れてしまったが、離れすぎていて話す機会もなさそうなので別に良いかと思った。

 

D君「みんな看護師なんだっけ?今日もお仕事だったの?」

 

大人しそうなA子ちゃん

&天然Hちゃん

「そうですよ〜今日もお仕事でしたー」

 

D君「何科なの〜??」

 

と言った感じで普通に時間は進んでいった。

僕もどうにか喋ろうとして、ビールをひたすら飲みまくった。

開始1時間で6杯を飲み、ほろ酔い気分になり、段々話せるようになっていった。

 

僕「ドュドュフw趣味が無いって言ってたけど本当に生き甲斐とかないの?w」

 

大人しそうなA子ちゃん「う〜ん強いていうなら星野源とか好きかな〜」

 

僕「え、お、あ、そうなんだ!俺もバナナマンのラジオが好きで、たまに星野源も出てたから結構好きだよ!星野源オールナイトニッポンは聞かないの?」

 

A子ちゃん「最近はあんまり聞けてないけど、前まで聞いてたよ!」

 

僕「え、ドフwまじ?w下ネタとか結構エグくない?w」

 

A子ちゃん「うん結構すごいよね笑

でも嫌いじゃないよ笑」

 

僕「ブヒュw中々やるねぇw」

 

話しているうちに僕はA子ちゃんに惹かれていった。

 

周りへの気配り、優しそうな雰囲気、そして何よりこんな僕と普通に会話してくれて、たまにニコッとしてくれて、油断したら本当に好きになってしまいそうだったので気を引き締めた。

 

#A子ちゃんイメージ図f:id:bochalon:20170620144153j:image

 

僕「そういえば俺の腕の脂肪が厚すぎてさ、採血してもらう時に看護師さんが凄い苦労してるんだよね。そんなに血管隠れちゃってるかな?」

 

と言いながらA子ちゃんに腕を見せる。

 

「う〜ん、そんな事ないと思うよ?血管ちゃんと見えるし!」

 

と、僕の腕を触りながら言った。

いわゆるボディタッチというやつだ。

心臓が飛び出しそうになったので焦って話題を変える。

 

僕「ぶ、部活とかは何やってたの??」

 

 

A子ちゃん「○○部だよ〜!

何入ってたの??」

 

僕「囲碁将棋部入ってた!将棋が好きなんだよね。」

 

酔いと楽しさのせいだろうか、思わず囲碁将棋部だった事をカミングアウトしてしまったのだ。

僕の初恋は幕を閉じた。

 

 

と思われたが

 

A子ちゃん「え〜!かっこいい!藤井君の連勝で将棋流行ってるよね!」

 

僕「カカかかかかっこいい…?

本当に言ってるの?

絶対に小馬鹿にしてるでしょw」

 

A子ちゃん「バカになんてしてないよ!将棋って知的でなんかカッコいいじゃん!」

 

ガチ恋の瞬間だった。

"恋はするものじゃなくて落ちるもの"

という名言を下らないと思っていたが、本当に落ちるものなのだと実感させられた。

 

しかしガチ恋をしたのはいいものの、ビールを飲みすぎたせいでトイレが近くなり、この後の50分程で5回ほど席を立つことになる。

トイレに行くにはA子ちゃんに動いてもらわなければ出れないので、申し訳なさすぎて胸が二重にも三重にも苦しかった。

 

楽しい時間はあっという間に過ぎていき、最後にゲームをやる事になった。

 

ルールは単純明快。

 

気になっている人の名前を言う

というゲームだ。

しかし、異性には判別がつかないようにLINEグループを男女それぞれ作り、適当に色や菓子などのあだ名をつける。

 

例えば、

A子ちゃん「赤さんが気になってます。」

と言ったら女子は

「あーあの人の事が好きなのか」

と判別できるが、男子は

「赤って誰だろう気になる気になる!」

と言う感じになるゲームだ。

 

今考えてみれば簡単なゲームなのだが、昨日の僕は全く理解出来ていなかったせいで、大惨事が起きてしまったのだ。

 

最初に男子が気になっている女子を発表する事になった。

 

いっせーのーせの合図と共に、皆同時にに口を開く

 

Y君「チョコボール!」

僕「A子ちゃん!」

K君「ポッキー!」

D君「チョコボール!」

 

頭が真っ白になった。

ハメられたのか…?

と思ったが、ルールを勘違いしてモロにA子ちゃんと言ってしまったのだ。

人生の終わりである。

もしかしたらA子ちゃん照れてるか?と頭のおかしい妄想を一瞬して様子を伺ったが普通に聞こえなかったフリをしている。

 

そして女子側が発表する事になった。

 

A子ちゃん「ピンク」

Bちゃん「白」

Cちゃん「白」

Hちゃん「緑」

 

男子で1人だけ指名されなかったのが僕である事は明白すぎた。

 

そうして初めての合コンはお開きになった。

 

友達としてでもいいからA子ちゃんとまた話したいと思い、勇気を振り絞ってLINEを送ってみる事にした。

 f:id:bochalon:20170620144004p:image

その勇気も虚しく

「おやすみなさい」

という便利な言葉で会話を終わらされ、2度と連絡するなと言われたに等しかった。

割と楽しく会話出来ていた気もするし、何よりあの笑顔は嘘だったのか?

と人間を信じられなくなってしまった。

 

来世でA子ちゃんに会える事を信じて、終電を逃した少し肌寒い桜木町で夜を明かすのだった。

最終面接で大爆死した話

こんにちは、絶賛就活難航中のぼっちサークルです。

 

奇跡的に最終面接に進んだのにも関わらず見事に大爆死をキメちゃいました。

 

人事&役員VSワイ

 

常時マウントを取られ顔面はボコボコに。

って顔面は元々ボコボコだっつーのw

 

ワイ「コンコンコンッ」

 

人事&役員「どうぞ」

 

ワイ「失礼します」

 

人事「大学名と名前をお願いします」

 

ワイ「○○大学のぼっちサークルと申します。よろしくお願いします。」

 

人事&役員「よろしくお願いします。

ではまず数ある会社の中で我が社を選んだ理由を教えてください」

 

役員の顔が怖すぎてワイ、ここで頭が真っ白になる。

 

ワイ(や、やっべぇ…全部飛んだ)

「え、えっと…私は人々を助けたいです…いやえっと私は人々の生活をより良くしたいです…地域に根ざした…地域で人々との繋がりを大切にして、いやえっとすいません…」

 

役員「大丈夫ですか?」

 

ワイ「すいません。えっと人を笑顔にできて人と人との繋がりを最も大切に出来ると思ったからです。」

 

人事「? ??

えっとじゃあどうしてそう思ったんですか?」

 

ワイ「?えっと…コンビニでアルバイトしててそう思いました。」

 

人事「他に受けている業種は?」

 

ワイ「スーパーと金融でしゅ」

 

人事「金融はどうして受けてるの?」

 

ワイ「えっと、えっーと…うーんと経済学部に所属しているので、いや経済学部なのでその経験を活かしたいと思いました」

 

人事「どういう経験?」

 

ワイ「経営学科なのでその知識とえっと損益の計算とかですかねぇ」

 

人事「なるほど…他の企業は選考進んでる?」

 

ワイ「エントリーシート出しただけですね」

 

人事「ほーんw長所と短所は?」

 

ワイ「えっと粘り強いところと夢中になりすぎることですねぇ」

 

人事「ほーんwじゃあ夢中なりすぎた失敗とかある?」

 

ワイ(なんやこの人事もう笑っちゃってるやんワロタ…)

 

ワイ「中学時代、囲碁将棋に入ってて将棋に夢中になりすぎて成績が悪くなりましたねぇ」

 

人事「ほ〜んwじゃあ最近の失敗談は?」

 

諦め顔ワイ「最近の失敗談は…えっとラーメン食べすぎて太りすぎたことっすね笑」

 

人事「どれくらい太ったの?」

 

ワイ「25kgくらいっすねw」

 

人事「じゃは元々は痩せてたんだねw」

 

ワイ「そうっすねw」

 

役員「え、そのガタイ部活とかじゃないの?」

 

ワイ「1年間だけ柔道部入ってましたw」

 

役員「なるほど。ぼっちさんが絶対にこれだけは負けないってものある?」

 

ワイ「失敗してもめげずに何度もトライする事ですかねぇ」

 

役員「いや、それ絶対に失敗を忘れてるだけでしょ君の場合w」

 

ワイ「!? たしかに言われてみればそうかもしれませんねぇww」

 

役員「えwwなるほど。まぁ将棋が好きってことは勝負事が好きなんだね」

 

ワイ「なんかフォローありがとうございます。」

 

人事「ぼっちさん声小さすぎますよね。よく言われるでしょ?」

 

そもそも普段は喋らないワイ「うーん言われないっすねw」

 

人事「ほーんwまぁよく言えば落ち着いてるのかな。落ち着いてるとは言われるでしょ?」

 

完全に諦め顔ワイ「うーんまぁたまに言われますねw」

 

人事「まぁコンビニのバイトとかだとそんなに声出さなくても平気だもんねw」

 

ワイ「うーん…ま、そっすねw」

 

役員「いやコンビニでも声は出すだろ」

 

ワイ「あ、そですね」

 

人事「まぁ当社も接客業だからどうしてもぼっちさんの声の小ささだと厳しいと思うんだよね。」

 

ワイ(今日、人生で1番大きい声出してるつもりだったのにもうダメだ。終わった。宝くじ買って帰る)

 

人事「まー本日はありがとうございました。」

 

ワイ「ありがとうございました」

 

人事「お車代出しますね」

 

もはや混乱ワイ(お車出しますね?家まで送ってくれるの?)

「?はい…ん?」

 

人事「はいどうぞ。」

 

交通費だと気づいたワイ「あ、ありがとうございますw」

 

 

 

以上、ほぼ原文ママです。

 

もう就活はやめようと思います。

 

youtubeという動画配信サイトで好きなように生きていこうと思います。

 

応援よろしくお願いします。

相席居酒屋に行ってみた

 

未知の世界、生涯関わる事は無いと思っていた「相席居酒屋」に行った。

 

昨今、ミニブームを起こしているとはいえ、そもそも相席居酒屋とは?という人も少なくは無いだろう。

 

簡単に一言で表すと

"未だ見ぬ異性と知り合える居酒屋"

なのだ。

 

システムとしては、男2人で席を待っていると、女子2人組が後からやって来るというもの。

つまり初対面の女子2人を含め、合計4人で飲み会ができてしまうのだ。

男は40分飲み放題付きで2000円程。

女子は"無料"
もう1度言おう。
女子は""無料""なのだ。
さらに、おつまみ等の食事も全て男側の負担となる。
至極この世の中の理に叶った、経営陣の優秀さを噛み締めざるを得ない料金システムとなっている。

そう、お気付きの方も多いと思うが、ぼっちサークルというアカウントが唯一の生き甲斐である僕にとって、全く無関係の場なのだ。


前置きが長くなってしまったが、この日、相席居酒屋に乗り込んだメンバーを紹介しようと思う。

僕(ぼっちサークル)
しこしこしこぞー(ツイッタラー)
HIGE(アメリカハーフ?の大学生)
織物(社会人ツイッタラー)

の男4人だ。
以下に皆の詳細を記したが、興味も特に無いと思うので飛ばしてくれても構わない。

僕←体重110kgというワガママボディと類い稀なる顔面で、幾多の機会を薙ぎ倒してきた伝説のデブサメン。つい最近まではTwitterで女性を騙っていた精神異常者であり、内面も外面と同等レベルであると考えられる。もちろん童貞

HIGE氏←アメリカとのクォーターで顔は濃いめ。モテる人にはモテる顔。信じられないくらい可愛い彼女を過去には持っていたという異例の経歴を持つ非童貞

しこしこしこぞー←名前の女子ウケの悪さとは裏腹に、割とかっこよく、身長も高くスラッとしていて、爽やかで誠実でとても優しく、その上話しやすいのにも関わらず童貞。宝の持ち腐れとはこの事を言うのだと思う。

織物氏ネット恋愛の達人。Twitterやその他様々なアプリを駆使し、幾千もの女子との交流を深めてきたパイオニア。最近では、Twitterで出会った女子と旅行に行ったらしい。勿論非童貞

HIGE氏織物氏とは元々面識があったが、しこしこしこぞー氏とはこの日、初対面であった。

1次会では、普通の居酒屋で、特に変わった様子も無く、平和に全員ほろ酔いで楽しくなった程度だった。

しかし、このほろ酔い程度で済んでしまった事が、後々の大後悔を生み出すことになってしまうとはまだ誰も知らなかった。

HIGE氏「二次会どうするー?」

僕「みんなあんまお金無さそうだし、コンビニでスト缶買って路上で飲も」

しこぞー氏「さすがに寒くね?w」

織物氏「アルコールは体をポカポカにする作用あるからむしろ丁度いいよ」

しこぞー氏「そうなんだ!ならおk」

という、ロシアのウォッカを飲んで寒さに対抗する習慣を非常にリスペクトした会話を繰り広げつつ、コンビニに向かうことに。

スト缶とは、アルコール8~10%のストロングチューハイ缶500mlサイズのこと。

数分後、各々が好きな味のスト缶を持ち寄り、横浜駅近くのVIVRE前に舞い降りた。

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織物氏「土曜だからベロ酔いできるぜイヤッフォォオイwww」

僕「普通に飲むのもつまらないですし、1番飲むの遅かった人が罰ゲームで!」

という言葉を皮切りに、速やかに乾杯をし、通常では考えられないスピードでアルコールを摂取する事になり、皆90秒程で飲み干したすぐ後、近くでダイエーを発見し、そこで激安スト缶を購入し、もう一度同じ事を繰り返した。

本当にスト缶の威力は言葉ではとても表現できないくらいに効果が抜群すぎるのだ。
日本酒5合を5分程で飲み干した計算になる。
もうそれはそれは、皆ベロンベロンになり、僕の記憶もここから途切れ途切れになってしまっている。

 

そう、僕の次の記憶は男4人で相席居酒屋に入店した所まで飛んでしまっている。

 

店員さん「4名様ですと2人ずつに別れてもらう事になりますー」

とのことで

僕とHIGE氏ペア
織物氏しこぞー氏ペア

に別れる事になった。

緊張しながら待つ事20分…。

店員さん「今から女性の方をお連れします!」

僕&HIGE氏「わかりました!」

母と妹以外の女性と話すのはいつ以来だろうか…と記憶を探っていると、ついに女性がやってきた。

僕らの目の前にやってきた女性の2人組は驚くべき事に、僕のだったのだ。


実は母は双子だったのだ。


と酔っていた僕は一瞬混乱してしまった。
そう、目の前に座っているのは母と大差ない年齢の女性2人組だったのだ。

HIGE氏の思考は闇に葬られたのか、ジョッキを持ったまま固まっている。
しかし僕は諦めない。

僕「お、お二人は会社員の方ですか?」

母&母「はい」

僕「ど、どういうお仕事をなされているのですか?」

母&母「事務の仕事をしているよ」

僕「そ、そうなんですか!」

ここで僕の脳みそも完全に停止し、今すぐに逃走しろ!という本能だけで最後の言葉を絞り出した。

御手洗い行ってきます!!

と言い残し、僕はHIGE氏に全てを託しトイレに向かった。

トイレに逃げ込む途中、織物氏&しこぞー氏のテーブルがチラッと見えた。

なんと、そこのテーブルには可愛い女子大生らしき2人組が座っていた。

しこぞー氏Twitterはしこぞーって名前です!名前からお分りの通り、服部半蔵の末裔なんです!」

などという話は全くしていなかったが、割と楽しそうな様子であった。

しばしトイレで休憩し、気を取り直してが待つテーブルに戻ろうとしたら、先程まで楽しそうにしてた織物氏&しこぞー氏ペアのテーブルに、織物氏しか座っていないではないか。

僕「あれ?どうしたんですか?」

織物氏「女子達は帰っちゃって、しこぞーはトイレ行ったよ」

僕「なんかあったんですか?」

織物氏しこぞーが場ゲロしてドン引かれて終了ww

僕「伝説すぎワロタwwww」

としばし談笑していると、店員さんに元の席に戻ってくださいと注意されたので、が待つテーブルに戻る事に。

僕にはもう力が残っておらずジョッキを持ちながらひたすら空を見つめる事しか出来なかった。
そんな中、HIGE氏の会話が繰り広げられる。
母達は興味が無さそうに相槌をうつだけで盛り上がる糸口を掴めぬまま、おもむろに母達はコートを着始めた。

僕「あれ?帰っちゃうんですか?」
言葉の悲しそうな表現とは裏腹に、不思議と喜々とした感情が込み上げてくる。

母&母「はい」
もう目も合わさずに気だるそうに返事をするだけで気力は感じられない。

そうして母達が去った後、僕達は逃げるようにして店を後にした。

 

完全大敗北。
圧倒的敗北。


酔っていたせいか、あまりのショックのせいなのか不明だが、次の記憶は電車に乗っている場面まで飛んでしまう。

僕(女性がテーブルに来た時に見せた残念そうな表情興味の無さそうな表情いち早くこの場から去りたいという事がひしひしと伝わる所作
何も出来ないまま、何もしようとしないまま、逃げてしまった自分が酷く惨めだ。
どうしようもなかった、仕方がない、運が悪かった、と言い訳しようとしている自分が激しく憎い。
僕には愛する人も出来ないだろうし、例え愛する人が見つかったとしても、僕以外と結婚した方が幸せになれる。
だから僕は一生1人でいい。)

などと考えているうちに気が付いたらを流していた。

 

2度と相席居酒屋には行かない

と誓い、就寝した。

 

まとめ

相席居酒屋は難易度高め。

年齢差などは一切考慮してくれないので覚悟が必要。

予算は2000円程。

(最短で終わった場合。

盛り上がった場合は不明。)