あるく

~山の恵みの備忘録~

安達太良/寛衍 2024年4月21日

期せずして、飯豊に拝顔がかないました。

 

今日(4/21)は、安達太良へ。

あれこれ迷って、結局、近場をチョイス?(笑)

前回(2/18)足を運ばなかった鉄山がメインです。

鉄山小屋前でのんびり、まったり、悠悠閑閑?

下りは矢筈森の雪渓を満喫しました。

 

 

早起きして、奥岳から。

道の辺にはたくさんの可憐、ショウジョウバカマ~激に与って、いざ。

 

 

やっとこさで?勢至平をぬけ、矢筈森や・・・

 

 

鉄山のねぎらいに与ります。

 

 

峰ノ辻。

 

 

本峰に脇目を振りながら・・・

 

 

稜線を目指します。

 

 

矢筈森を見上げると・・・

 

 

まだまだ雪がたっぷり。帰りに遊ばせてもらいましょう。

 

 

稜線に起てば、大地の破れ、その創造の意思に合せられます。

 

 

お~、彼方には、飯豊の姿、その威容。

今日は無理だと思っていたので、うれしさひとしおです。

 

 

争いが絶えない世界・・・飯豊の清白が憂えます。

文明は砲煙だと喝破した人がいました。(内村鑑三)

いわく、

「人類の最善、これを称して文明と謂う。

いわく政治、経済、殖産、工業と。しこうしてその竟るところは戦争なり。

国民は文明に進むと称して実は孜々として戦争の準備を為しつつあるに過ぎず。

神を目的とせざる労働の結果はすべてかくのごとし。

空の空なり、砲煙となりて消失す。

文明を最善と称するは誤称なり、徒労と称すべし。

文明は人を欺く砂漠の蜃気楼mirageたるに過ぎず」と。

人間は、どんなに時代が変わり、立派ぶっても、原始のまま・・・。

全ての武器を改鋳して農機具にかえる、そんな時代はくるでしょうか。

 

飯豊は、passion。~文明に対峙しています。

お山の祈りは、"Grace be with you"。

 

本山も・・・

 

御西岳も・・・

 

大日岳も・・・みんな慈悲のような顔をしている。

 

 

さて、鉄山へ。

 

 

 

 

ゴツゴツが迫ります。

 

 

移ヶ岳、鎌倉岳、龍子山、日山・・・阿武隈の衆が鼓舞します。

 

 

吾妻の衆の頌に歩を合せて、のっそのっそ。

 

 

鉄山を頂きました。

断崖の上に起って・・・

 

 

しばし、眺覧、周覧。

 

 

語らって・・・

 

 

思想の交換。

 

 

 

 

 

 

 

たたずめば、お山の信実が沁みてきます。

 

 

那須甲子の衆からはエ~ル・・・

 

 

そして磐梯、吾妻、飯豊と、みんながそろえば、もういうことなし。

善き哉、善き哉。

 

時間、体力、余裕有り。~鉄山避難小屋まで行きましょう。

箕輪山が近づきます。

 

 

箕輪山には、"welcome, my friend"。

 

 

吾妻の衆には、親昵の響。

 

高山の奥に一切経山

 

東吾妻山。

 

中吾妻山、継森、東大巓。

 

そして、西大巓、西吾妻山

 

 

みんなと交わり、しばし、飲み食い。

 

 

すると、お一人こちらへ。

これ幸いと撮って頂きました。(出過ぎ?笑)

 

お話しすると、何と最近ヤマレコで目にした記事の御当人、kankeさんでした。

BCSkiingのスペシャリストですね。今日のお目当てはこの先の沢とか。

どうぞ良い滑りを。

 

 

いい時間を過ごせました。感謝。

帰りましょう。

 

箕輪山、吾妻の衆の目送に与ります。

 

 

沼ノ平に、おいとま。

 

 

矢筈森のてっぺんへ。

以前ここへ登れた良いポイントがあるので、難無く降りれるはず・・・

 

 

はい、鞍部に無事着地。雪に遊ばせてもらいましょう。

キックを効かせて、す~いすい。

 

 

ひらけて、本峰には、泰然自若。

 

 

雪がある時だけの特別な愉快。

 

そこを左へ折れてトラバースすると・・・

 

 

今度は篭山が真正面、気分は王様?(笑)

 

 

爽快なステップを愉しめました~。ありがとう!

 

後は、えっちらおっちら?

 

ショウジョウバカマのねぎらいエ~ルに与って・・・

 

無事の下山、

寛衍の山路に

感謝、感謝、感謝。

 

fin

 

高柴山/朗俊 2024年4月14日

今日(4/14)は、阿武隈高原中部県立自然公園「高柴山」(884M)、

及び、堂山王子緑地環境保全地域を見回ります。

そこでもあそこでもそこらじゅうで桜が咲き出しました。

そよそよと、そして、わいわいと、にぎやかなこと。

つられて気持ちもゆるみっぱなし?

(花粉症さえなければなぁ・・・笑)

お日様もうきうき、上天気。~こんな日の山歩きは仕合せです。

 

 

先ずは堂山王子。神社の枝垂桜が満開で迎えてくれました。

 

奥の院への道も春をたたえています。

 

了えて、次は高柴山へ。

 

いつもの門沢登山口。~身づくろいをして、いざ。

 

分岐へと上れば、おだやかな、のびやかな山なみ

 

路には、これまで貯め込んだ?落枝がわんさか。枝折れ、倒木も。

一つひとつ、右へ左へ、除けたり、とばしたり。

 

春、はる、ハル、haru、spring~この響きが運歩を軽やかに。

 

 

 

『水石』着。

阿武隈が、ひらけます。

 

山頂部を見回って、展望台へ。

 

この階段が今日一番の難所かな?(笑)

 

上ると、M市からこられた皆さんが息んでおられました。

しばし歓談、四方山話、最高齢のかたは87歳とか。ん~目標にせねば。

たのしいひと時に感謝。どうぞお山に愛でられますように。

 

カップ麵をすすりながら、眺覧、周覧。

阿武隈の暢然に合せられます。

 

語らって・・・

 

思想の交換。

 

 

 

霞みながらも、安達太良・・・

 

そして、磐梯山が。

 

 

天上には、まなざし。~"Grace be with you".

 

その暢達が沁みてきます。

 

 

 

みなさんを見送って、山頂部の残りを見回ります。

 

其処彼処に、夢のふくらみ。

 

ヤマツツジの、咲く、その夢、その願い、その一筋の気持が充満しています。

 

もうすぐだね。

 

「夢はみんな詩だ」と、八木重吉は綴りました・・・

 

"May your dreams come true".

 

 

さて、見回りを了え、『水石』へ。

 

 

いい時間を過ごせました、感謝。

帰るとしましょう。

 

あぶくまの暢懐を胸いっぱい吸い込んで・・・

 

後は、すたこら。

 

 

 

竹林のねぎらい、エ~ルに与って・・・

 

無事の下山、

朗俊の山路に

感謝、感謝。

 

fin