2023 登米市立佐沼中学校 避難所設置運営訓練を支援

今年はコロナの5類移行で地域の方々の参加を得てコミニテ―スクールの事業として実施することになり中学生が地域の中での学ぶ防災訓練の柱を学校と地域が目標・ビジョンを共有し協働の活動行う当事者意識が地域にも求められました。

訓練まで1か月を防災学習として、中学校が指定避難所になっていることから避難所備品倉庫の内容確認から取扱要領の実践を行うとともに、役割ごとの対応要領を話し合い、準備を整えました。

訓練は10月7日土曜日8時50分、避難所備品の搬送から始まり各部署ごとに設営、案内版の掲示、避難者の受け入れの一連の対応を行い想定終了とし、資材の収納撤収までを1時間30分で行いました。

   

 避難テント組立て     避難テント組立て  地域英語支援員の英語表記協力

 

防災塾Q&Aメンバー 訓練支援者     避難所支援者着用ベスト

訓練後に、訓練を行った3年生は東日本大震災が発生した時4歳で記憶にないことから、実際の避難所はどの様なものだったのか、防災塾Q&Aの代表が東日本大震災時に「NPO法人みやぎ災害救援センター」のメンバーとして沿岸部で避難所運営をサポートした経験の中から、2か所の避難所について「運営者が全てを仕切る運営」と「避難者が主体となり運営」した結果数年後にどのような事が生み出され、その後の復興にどのようにつながったのかの事例を紹介しました。

    

 防災塾Q&Aの 「実際の避難所運営」事例紹介

11月30日コミニテ―スクールの第4回運営会議で防災訓練のふり返りがあり「地域が目標・ビジョンを学校と共有し協働の活動」をする件が話し合われたが、地域代表の方々から地域が目標を掲げて活動する件は理解を得られなかった。  

 

 グループによる課題検討        グループごとの発表     

洪水被害に関する ワークショップ 開催

7月14日からの大陸からのびる前線が日本付近に停滞した。前線に向かって暖かい湿った空気が流れ込み全国的な大雨となり被害が発生した。私たちの宮城県登米市も洪水で大きな被害が発生。防災塾Q&A周辺も洪水被害が生じました。付近住民から対策対応の意見が多く出された事で被災された方々からの意見を聞き、住民目線で減災を考えるワークショップを10月5日に開催しました。

 

 7月15日県道 迫米山線の冠水状況   7月15日市道 新大東幹線の冠水状況

出席者から①ここ10年で4回の大雨被害にあっているが、その前には被害が出た記憶がない。②排水機場を稼働させないことから冠水被害が生じた。③住民が無関心で行政も対応を取っていない感じがする、人災だ。などの意見がだされた。

 

  10月5日 グループワーク       10月5日 グループワーク

出された意見を防災塾Q&Aで検証、11月7日排水路、排水機場、の視察、確認を実施、迫川河川管理者の宮城県東部土木事務所を訪問して排水規制に関する確認を行いました。課題としてほとんど対策がとられていない現状が見えてきました。       よって、ワークショップに参加頂いた方々にリーダーとなって頂き町内会組織と連動して「住民目線の洪水減災」に取り組むグループ活動を行うことになりました。

リーダーは令和5年1月から各町内会で役員に「住民目線の洪水減災」の説明を行い町内会の次年度活動内容に掲げて活動して頂く件について総会の承認頂き、町内会毎の勉強会を行う「住民関与など住民意識の向上などをはかる」ことで進めています。

2022年福島県沖地震と防災塾Q&Aの活動

2022年3月16日23時36分福島県沖で発生したマグニチュード7.4の地震で、私たちの宮城県登米市震度6強東日本大震災以降では大変大きな揺れで倒壊建物は無かったが市内で死者も発生、建物の被害は甚大で復旧はまもなく1年になる現在も続いています。この地震では停電にならなかったことから被害は大きい割に混乱は見られませんでした。防災塾Q&Aのメンバーは地震発生直後から自宅周辺での復旧支援に従事、6月7月は登米市クリーンセンターで震災ゴミの受け入れを開始したことで、市ボランティアセンターからの人員要請により活動に従事しました。また登米市被災住宅災害復旧費補助金制度の情報を会員に周知、被災状況の写真を撮るように被災された方々に説明したことで後に役立ったとの話を頂きました。

 

23時40分頃の自宅台所被害状況    23時55分頃2階和室の被災状況

 

1級河川  迫川右岸堤防の損壊状況 下流方向   上流方向                        旧北上川合流地点上流14.8㎞で令和4年10月5日撮影       

市クリーンセンターに搬入する  分別した  震災ゴミ  令和4年6月21日

 

 

2021 婦人防火クラブ研修会で 紙芝居

防災塾Q&Aに登米市婦人防火クラブ中田支部支部長佐藤千賀子)から2021年研修会の講演依頼が有り、タイトルは「婦人防火クラブ員に求められるもの」でした。  研修会は、近年の火災件数は減少傾向で、婦人防火クラブに対する地域の関心も薄らぎ活動そのものも低下している課題を抱えている。これらの要因を打開する目的で開催。

研修会は12月5日、登米市中田総合体育館に中田支部婦人防火クラブの方々140名に出席頂きました。

婦人防火クラブは防火の旗振り役と「火」に特化している課題を「災」に改めた防災の旗を振るとどうなるかに気づいて頂くため、出席頂いた婦人防火クラブ員の協力を得て、即興でクラブ員による紙芝居「稲村の火」を行って頂きました。

 

会員4人による紙芝居「稲村の火」       研修会の様子

災害から命を守る技法では、自分の命、周囲の人の命を守る対応策としてスマートホンを使い①「知らない土地での、津波からの高台への避難」、②「あらゆる場所の標高確認による洪水避難対策」について国土地理院地理院地図を活用して活用方法を実践しました。 

スマートホン 国土地理院地図 地図上に知りたい場所の高度が表示される

 

振り返りで、紙芝居は①自分達にも練習無しで出来る、②幼児から高齢者まで対象にできる、③紙芝居は図書館から借りられ準備が簡単、④幼稚園、学校、地域、事業所と活動の場が沢山ある。スマホで自分の家の海抜を知ることができ、帰ったら家族に教えることができると喜んでいただきました。婦人防火クラブは「防災意識の旗振り役」であり研修会で「自分が出来ることに気づいたこと」で課題解決につながればと感じました。

 

 

 

2021  防災 地域探検会 開催

私たちの住む、宮城県登米市迫町佐沼字大網地区は毎年の様に大雨で床下浸水などの被害が発生しています。 これらの対策として排水路の工事が始まりましたので、工事の内容を学ぶ「防災地域探検会」を小学生を対象に7月31日実施しました。対策の排水路工事箇所を見て回りったあと、子供食堂でお腹いっぱいカレーライスを食べました、スイカも美味しかったです。

  

水路マンホール見学    工事全体の様子看板で学ぶ  子ども食堂 昼食

 

8月4日は中学生対象で長沼川の大雨対策工事を探検し、工事の専門家による説明と普段は見ることができない川底のつくりなどを見てまわり大変勉強になりました。

見学した内容を中学1年生は10月2日の登米市立佐沼中学校総合防災訓練にて防災マップ「洪水対策の長沼川と大東地区降雨対策排水路工事」について発表しました。

   

工事専門者による全体説明   工区ごとの工事内容説明  川床と法面の工事見学

2017 登米市立佐沼中学校 総合防災訓練を支援

平成29年10月30日 2017登米市立佐沼中学校の総合防災訓練を支援しました。

1年生は防災マップづくりで夏休みから居住区町内会を踏査し自主防災組織の皆さんに発表しました。2年生は救命技法やロープワーク、担架づくりなど実技を習得しました。3年生は避難所の設置・運営を行い自主防災組織の方々に引き継ぐまでを実践しました。

防災塾Q&Aは3年生の避難所設置運営を支援しました。

支援するにあたり8月24日に会員対象の研修会を開催し共通認識のもと当日はサポートに入りました。

訓練に当たり生徒の自主性を尊重する基本方針のもと成果を高めるため「避難所についてどれだけ事案を想定できるかが鍵であること」から事前学習で「避難所の基本と何がどれだけ必要か、実際どの様なことが起きているのか」を3年生の皆さんにお話ししました。

10月30日は午前10時20分から11時45分まで145人の生徒による避難所設置運営訓練を行ないました。

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  事前学習       事前学習    クラスでの話し合い板書

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担当ごとに事前準備   訓練開始資材搬送  訓練資材避難所に搬入

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避難所内区割り設定  避難所内準備中  避難所支援班用テント設営

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 受付班活動中   避難者からの情報収集  避難者支援活動中

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避難者寄り添い支援中  避難者へ情報掲示   避難者への情報掲示

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本部状況把握活動中  本部運営活動

 

 

会員対象の避難所運営研修会開催

平成29年8月24日午後1時30分から3時30分まで防災塾Q&A会員対象の避難所運営に関する研修会を登米市迫町佐沼字大網390-15とめ市民プラザ会議室で開催しました。

今年の10月30日登米市立佐沼中学校防災訓練の避難所運営を支援する依頼により事前研修を行いました。

研修内容は平 成 2 5 年 8 月 内閣府(防災担当)避難所における良好な生活環境の 確保に向けた取組指針 についてでした。

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