昨日はオリエンテーリングというスポーツをやってみよう!という記事を書きました。
www.ojisan-ol.life
読んでいただいた方ありがとうございます。
しかし、記事を書きながら、また、書いた後もなんだか私は「もやもや」していました。
「オリエンテーリングをやってみよう。」と言いながら、現在はオリエンテーリングのイベントは軒並み中止や延期になっていて、関心を持ってもらってもやりようがない。。
記事の最後は
「イベントが軒並み延期・中止なので、時期を見てまたご案内します。。」と締めましたが、なんだかあまりにイケていない。。
記事を書き終わり、この「もやもや」を振り払うべく、野川公園に練習に行くことにしました。
そしてランニング前のストレッチをしている時、
「そうだNaviTabiがあった!」
と思いつきました。
NaviTabiとは
昨日はオリエンテーリングとしては紹介していませんでしたが、スマホを片手にオリエンテーリングができるNaviTabi(ナビたび)というアプリがあります。
navitabi.co.jp
2年前からサービスを開始した、街中でナビゲーションができるアプリです。
スマホに表示される地図にあるチェックポイントを通過してゴールするという、まさにオリエンテーリングやロゲイニングをスマホ1つでできてしまうのです。
私は以前実際にこのNaviTabiを2,3回ほど使ったことがあり、使い方は知っていました。
そして、このNaviTabiに野川公園がコースに登録されているのを思い出したのです。
家の近くではありながらほったらかしにしていた「野川公園と野川」コース。
私のホームコースをほっておくわけには行きません。
早速スマホを片手に野川公園に行くことにしました。
野川公園でNaviTabi
野川公園にはコースが2つ設定されています。
「体験コース」と「体験コース(順番指定)」の2つです。
NaviTabiでは2つのルールの設定ができます。
1つ目はロゲイニングのように、たくさんある チェックポイントを制限時間内に通過して、それぞれのチェックポイントに設定されたポイントの合計点数で競うルール。
2つ目はオリエンテーリングのように、チェックポイントを指定された順番で通過し、スタートからゴールまでの時間で競うルール。
この野川公園のコースでは「体験コース」がロゲイニングのタイプ、「体験コース(順番指定)」がオリエンテーリングのタイプです。また、それぞれの今までの参加者が17人と1人となっているようです。
実際どんなコースか見てみましょう。コース名の「体験コース」「体験コース(順番指定)」の部分をクリックすると実際に地図とコースが表示されます。
こちらが「体験コース」
スタートは紫色の三角、チェックポイントは紫色の丸の真ん中、ゴールは紫色の二重丸になります。スタートとゴールが同じ場所なので重なって書いてあります。
チェックポイントの丸の脇にある数字はそのチェックポイントを通過した際にもらえるポイントです。スタート・ゴールの近くのチェックポイントは点数が低く、遠くのチェックポイントは点数が高くなっています。
こちらが「体験コース(順番指定)」
こちらもスタート・チェックポイント・ゴールの表示は同じですが、チェックポイントの脇の数字は通過の順番です。チェックポイント間は直線でつながれています。
「体験コース(順番指定)」は距離も短いし、参加者が多い方が他の人との比較もできるのでロゲイニングタイプの「体験コース」をすることにしました。
NaviTabi作戦開始
一般的にオリエンテーリングはコース地図をもらったら即スタート、ロゲイニングは地図をもらって作戦を立ててそれからスタートという形です。
ロゲイニングタイプの「体験コース」は制限時間は10分で10分を超えると超過時間に応じて減点です。(1分30点とあるので、10分1秒〜11分で-30点、11分1秒〜12分で60点・・・となります)
もちろんすべてのチェックポイントを通過すると最高点がもらえるのですが、10分を超えた場合の減点を考慮し、最善のルートを考えるための作戦タイムなのです。
ざっと見ると全部のチェックポイントを通過しようとすると、野川公園をぐるっと1周するくらいの距離がありそうです。私がいつも走っているコースだと2.7km。だいたい同じ距離と考えると10分はギリギリか、ちょっと厳しい感じです。
ただし、初めてだし、ここは一度全チェックポイントクリアにチャレンジすることにします。
とすると、おおまかに北から回るか南から回るかです。18ポイントのチェックポイントだけ少し出戻りになりますが、あとはまっすぐチェックポイントをつないでいくだけです。
本来最高点をとるためにはどのチェックポイントに行って、どのチェックポイントを捨てるかとか、このポイントに行ったときの残り時間を見て、作戦変更を考えるかなどロゲイニングの醍醐味的なプランがあると思うのですが、
「とにかく全部取る。がんばって10分以内でゴールする」
というシンプルなプランなのですぐに作戦終了です。とりあえず北から回ることにしました。
NaviTabi開始
作戦完了したのでスタートです。
画面下部のスタートをタップするとスタートできます。
最初だけ簡単に実況中継。
まずは5と書いてあるチェックポイントを目指します。
チェックポイントの丸の真ん中をタップするとチェックポイントが何かが表示されます。このチェックポイントは「丘」です。
大きな道路にかかった陸橋を越えた先の丘を目指して全力疾走。
チェックポイントの20mくらい手前になるとグレー表示だったパンチという欄がブルーに変わります。
スマホのGPSで判断し、チェックポイントに近づいたことを知らせてくれているのです。この時点でパンチの部分をタップするとチェックポイント通過になります。20mくらいというのはGPSの誤差を考慮しているためで、本来のチェックポイントは丸の真ん中になります。
ズルをしてチェックポイント到達前にそのまま次のチェックポイントに行けないように、ここでチェックポイントの写真をとる必要があります(証拠が残ります)。写真を撮ったら次のチェックポイントに進みます。
ちなみに、チェックポイント通過時になぜ「パンチ」なのか?
これは昔オリエンテーリングではチェックポイント通過に以下のような道具を使っていました。
カードにホチキスのような「パンチ」でチェック。パンチに針がついていてチェックカードにパターンが印されます。チェックポイントごとにパターンが違うので通過の証明になります。
これによって、チェックポイントを通過することを今でも「パンチする」と呼んでいるのです。
話は戻って写真撮影後地図の画面に戻り、次のチェックポイントを目指します。
しかし、少し想定外のトラブルが。
写真撮影は簡単にできました。以下の写真。
こちらは撮影後の画面です。地図画面に戻るには右下の「決定」を押す必要があるのですが、走りながら押しても全く反応しない。。仕方がないので止まって連打してようやく地図画面に戻りました。15秒くらいかかったように思います。
この後のチェックポイントでもここがなかなかうまくいきません。
なぜかコースの中盤以降はうまく行くようになりました。慣れなのか?
NaviTabi中盤からゴール
レースは中盤に進みます。道路をはさんで北側と南側で大きくわかれますが、前半の北側は南側より少しチェックポイントも距離も少なそうなので、なんとか5分以内では南側に戻りたいところです。
しかし、帰りの陸橋を渡っているときにタイムを見ると残り時間は5分を切っています。ピンチ。
なんとかがんばって以下の9とあるチェックポイントをパンチし、残りは3とあるチェックポイント一つとしたところで既に9分40秒経過。ゴールまで300mくらいあります。
10分を切れそうであればそのままゴールという手も頭をよぎりましたが、どうみても無理なので予定どおり3番のチェックポイントをチェックしフィニッシュ。
11分を切れると思いましたが、結局11分19秒。減点60点!!
結果の振り返り
NaviTabiでは走ったコースの情報もしっかり見ることができます。
地図には実際に通ったルートも表示されます。途中の経過時間や撮影した写真も見れます。
トータル2.81kmを11分19秒ですので1kmあたり4分1秒
写真撮影で少し苦戦したところを考慮すると結構いいペースでは走れてました。
他の参加者との比較もできます。
得点は私が最高ですが(満点なので)、減点が大きいですね。あと19秒縮めていれば106ptでトップだったのですが。。
NaviTabi楽しい
いつもと同じく野川公園を一人で走りましたが、ペース走などしているよりも全然楽しい。3km全力で走っても疲れない。もっとやりたい。
とりあえず次回は最高得点目指して再チャレンジします。そしていつかは時間内にコンプリート。撮影のテクニックを磨けばたぶんあと2回くらいで行ける気がする。
NaviTabiでコースも作れる
NaviTabiでは自分でコースを作ることもできてしまいます。しかも無料で。
いろいろな方が作ったコースが国内で現在206コース。海外で69コース。知らないうちに海外のコースもこんなにあるとは。
まずは一度近くにあるコースを試してみるのがおすすめですが、自宅の近くにコースがなければ自分で作って知り合いと競い合うのもいいと思います。
従来はスマホでしかコースが作成できず、ちょっと面倒でしたが、PCを使ってWeb版で作成できるようになったそうなのでそちらの方が簡単ではないかと思います。
外出自粛なので
現在緊急事態宣言が全国で発令され、外出自粛ではありますが、ジョギング・散歩等はOKとなっています。
大勢で行うジョギング、オリエンテーリングは難しい面がありますが、一人でスマホを持って走るのは問題ないはず。もちろん人が少ない場所で。周囲には気をつけて。
野川公園で朝走る場合にはたいてい人が少ないですが、それでもすれ違ったり追い抜く場合には2mは空けて、10秒は息を止めて、と気を使っています。
マスクもすればより良いでしょう。
別に走る必要はないので、家族で一緒にハイキング気分でできますので学校に行けずに飽き飽きしているこ子供を連れてやってみるのも楽しいと思います。
ぜひ今こそ、NaviTabi(ナビたび)をきっかけに地図を見ながらのナビゲーション体験してみてください!
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