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日本での異国生活を記録するブログです。

バイトの話 その一

バイト先で国籍を聞かれたら…


エピソード① 神社


一昨年の正月、都内のある神社で助勤巫女のお仕事をしていた。


四日目ぐらいかな、朝参拝者たち来る前、みんなお神酒所のところで少し世間話をしていた。


助勤巫女は名札つけてるから、よく見たら結構日本人でも読めない苗字がいくつあって、みんな珍しい苗字ですねって話しになった。流れに私も「珍しい苗字」と言われて、答えに「実は中国人です」って言い出したら、その場に居た神職さんはすごくびっくりしたようで、「本当ですか?全然気づけませんでした」、「日本に来てどれぐらい経ったんですか」、「日本語はどこで学んだのですか」。


大体、そういう質問です。日本に来て、週一回は聞かれる質問とも言えるだろう。


何回も何回も同じ質問を聞かれて、「日本に来て半年です。」、「一年ぐらいです。」、「去年の4月に来ました。」。


変えるのは、そこの数字ぐらいしかなかった。


まあ、よく知らない人にはそういう無難な質問は最適であろうと、私もわからないわけではない。


マスコミの影響もあるし、印象というものね、なかなか変えにくいんだ。


恋愛の話を借りると、元の恋人を忘れたいなら、一番いい方法としては、新しい恋人を作ることだ。


なんか偉いことを言い放ってるかもしれないけど、国もイメチェンしたいなら、新たな情報を自ら発信するのは一番効果的ではないかと。


そして私も、再び人に国籍を聞かれた後、何か新しい質問を期待してもよいかと。