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『バジーノイズ』感想 :→矢印のメッカ←

じぇおを見る為にスキップで映画館に行くことにも慣れて来たこの頃。心の本棚に増える作品たちを眺めて、あ~良かったなあ…、って思い返すのも一興なので例に漏れず、ありのままの~感想を。映画だけでももう4本出逢ってる上に、まだ公開控えてる作品もある贅沢。

 

 

ーーーーーー以下、『バジーノイズ』感想。ーーーーーーー

 

・あの風貌で滅茶苦茶健全なマトモ性格の俊太郎、軽率に______好き。グルテンフリーのパン焼いて、雑穀米のカレー出してくれる系、たぶん編み物も得意。な匂いのするお淑やか彼女捕まえてるギャップも最高……他3人キャラ強の集いだから俊太郎の普通感覚、際立ってた。

メンズノンノを読んでいたあの頃が懐かしい


・後半にかけて、いや序盤からか…?とにかく清澄が周りの人間全員から溺愛される映画で圧巻。やりすぎくらい全部の矢印向いてた。地球の重力すら清澄方向指してる勢い。途中で気づいた、これ、普段の川西拓実とその周辺構図だ!勿論進研ゼミで習った。


・潮ちゃんにも清澄にも強い共感ポイントは見つからなかった女(求められるは#バジーノイズに圧倒的共感)、一番気持ち没入出来たのバンドマンボーカルおじ。売れる限界も現状把握も、今後の遣る瀬無い展開も想像できていながら、ずっと居てくれる一定数のファンの為にどうにか走ってる。喫煙シーンの何とも言えないリアルな生温い夜の風、良かった。出待ちのシーンはそこが強調される形で、手振ってくれるあの1人のファンの為に今後も気丈に立っていられるか考えたら、来るものが…。理想と現実。


・ひより先輩、やっぱり演技が巧すぎる。暗いベッドの上で涙じわじわ零れるシーン、闇の中で光る涙の絵、女優の凄み。チャットモンチーも顔負けのふたりよがり名台詞、今考えたもん><!!!!!!みたいな可愛い発狂するの、全人類が負けた。可愛すぎる!ああいう子の素直な可愛さ、眩しい……。好きな人はかなり好きだと思う、潮ちゃんの周囲巻き込む快活さ。

JO1のヒロイン勢、例外なく最高、感謝。


・清澄きゅん、潮ちゃんが音楽鳴らしてる主を知りたがってるときに、自分が作った音楽なことを打ち明けようとしたのに潮ちゃんに彼氏いることが分かって、その言葉飲み込むの、他者と関わりたい・認められたい:下心、の比率教えてください。清澄きゅん、1人で、1人が、って言う割には他者と関わりたい想いはあるんだろうな、って感じがした。(後半の1人で、は他者との繋がりで得た温もりを手放した、その時の痛みを繰り返したくない防衛機制)すぐ同居受け入れるの、待て待て~~~~~!にはなったけど、ここでも他者と絶対に関わりたくないでは無いんだろうな~。と(シンプルに潮ちゃんカワイイのも、あれだよね…理由の1ではありますよ…ね、清澄きゅん)


・一回元も子もないこと言っていい?早々に2人の関係に名前つけてくれてたら、その後の展開割とすんなり行ってた…よね?ばっちり環境で居候し、気を許し、二人で音楽を共有し、もうお互い好きでしょうが‥‥の関係値で、特に何も切り出さない、いまこれ何関係ですか?の圧倒的バンドマンムーブ繰り出してる清澄きゅん3B界の大型新人かもしれない。(これ純喜だったら早々に決着つけて付き合ってるからね!?!?って私の悪い癖が出たのは反省します。)そりゃ潮ちゃん一旦離れるよね~?!?私もういらんねんな、なるよね~?とりあえず二人とも、歌詞みたいな言葉で会話するの禁止!暗喩で会話すな。(そこがエモい2024大賞)


・途中から地下牢に幽閉される清澄きゅん、サイコホラー展開普通に怖かった。傍から見るとほぼ洗脳様相で始まり、このターンだけは必死に洗脳解こうと私も前のめりになってた。清澄きゅんをダークサイドに堕としたくない一心で。心ここにありつつ、あらず...っていう一心不乱にも見える空虚感、かなり好演だったよね…こちらの想い虚しく堕ちて行きそうで怖かった。拓実さん、次は絶対凶悪殺人犯が良いんですが……。


・清澄きゅん≒雑に括れば陰の人物典型、拓実さんの人生を見た時に陰の要素って特に無い人気者の星だと思うのに(野球部に陰でいるのはほぼ無理に近いし、日プとかその後の活動見ても周りに自然と人集まるタイプ)役柄でここまでガチガチに陰属性の気質出すの何なんだ…って圧倒された。そこに人見知りが買ってるのかと思うと、乾杯。潮ちゃんとの恋愛要素滲むシーンも、もう少し綻んでも良さそうだし、普通ならそうなるだろう所、薄っすらすぎる薄っすら、微々たる表情差でシーンが形になるの、陰気質超絶チューニング……。集中力で絞り出される機微、これがJO1の活動中も~って言うように拓実さんが“清澄”で生きた時間なんだな~って感慨深くなったな…。好きだとか付き合ってとかで2人の関係を確約しようとしてた私が折れるか…?って気にもなってくる、けど、清澄きゅんが早々に付き合ってたら、潮ちゃんスナックで働くことも、地下牢監禁されることも無かったよね???!?(ナイス3B態度、物語製造機!)映画見ながら、謎の熱血漢で清澄きゅんの肩揺さぶり続けて3000年って感じになってた終始。なんか逆に原作上も映画上もあの感じで付き合ってるなら、ごめん(?)


・潮ちゃんにサンプラー任せて、並走リードしながら一緒に演奏するシーン、あの部分は素の拓実さんのメロさ出てたように思う。私も若干サンプラー買おうと思ったくらいには。

時代はサンプラーで海辺チル。


・退居になったあと住み場所確保しに行こうとする道中、音鳴らしたいっ……!の発作出る清澄きゅん、思ってる以上に素直で重症で面白かった(可愛かった)


・ドラマーの30手前お姉さん、経験値があるだけに居酒屋シーンも地下牢監禁シーンも言葉に深みがあり、好____。個人的にはこのお姉さんともう少し深く関わってたら一旦止まること、視野広げたりも出来たかもな~と無いを想像するオタクの癖。


・拓実さん、ステージ化粧映えする人で華やかなイメージが強いけど、素朴にも振れる不思議な素材力がまざまざ発揮されてたな~。意外とさっぱりにも見える、俊太郎の空気感も相俟って、メンズノンノな質感好きだった。というか腕に怖いくらい血管浮いてるの、ここまでの人なかなか見ないよね???と半袖着られる度に動揺する。首元も同様。


・清澄きゅんに強い共感所は無かったと言いたい理由って、圧倒的に才能のある、一握りの存在、っていうのが劇中ずっと貫かれてたからなんだろうな~と客観的に思った。大なり小なり苦悩あれど、抜きん出た才能があれば、契機を得てトントン拍子で物事は進み、スターダムに乗り急加速、っていうドラマティック現実が未来にある、そういう特別の枠に収まる一握りの存在。特に芸能みたいな分かりやすい明暗・評価がある分野が題材だとより眩しく感じるし、大半の人間が言うなれば一握り以外な世の中で。清澄きゅんに、その格の違いを一つずつ見せつけられて、私は結構それが痛かったな~心に、羨望みたいな、諦めみたいな。それを証明するように、バジーノイズ劇中に、清澄きゅんに敵対する役回りって存在しなくて、ひたすらその音楽性に全員が目を付けて称賛するし、あの地下牢でさえ清澄きゅんの音楽への伸びしろ考えれば一概に悪いことでもなくて。選択肢のボタン掛け違えても、色んな形で世界は清澄きゅんに最適化されてる、していくの。確固たる才能持ってる人の、太刀打ちできない無敵感が至る所で伝わってきて、凡人からしたらその輝きがちょっと痛いみたいな。ウワ~私、人間してるな~~!っていう痛み、映画で出来る経験として嬉しかった。拓実さんありがとう。


・ねえ2年後どうしてる?ちゃんと付き合ってるこれ?どう?清澄きゅん?場合によっては説教入るけど?最後のライブシーン、潮ちゃん来た時の顔~!


・オファーで来ただけあって、拓実さんにぴったり、どころかっていう具合のバジーノイズ。川西拓実の実写化と言われても四捨五入そうだよねって頷けてしまうような重なりに感じられ、底に溜まった絵具掻き混ぜたような表出もあり、これ拓実推し感無量の騒ぎじゃないだろうな~ってこっちも、勝手に“分かる”面をしてしまう感じ。じぇおに来る映像作品、何でこんなに揃いも揃って良質なのだろうか、その秘密を探るべくジャングル______アマゾンね

 

拓実さん本っっ当にお疲れさま!次は未曽有の凶悪犯役、接見室で会おう(言霊)

 

 

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