大丈夫だから。
落ちたりしないで、
お願いだから。
生きていて、
お願いだから。
あなたはちゃんと生きてるよ。
あなたはちゃんと愛せてるよ。
あなたはちゃんと笑えてるよ。
どんなにあの頃世の中を憎んでいたとしても、
あなたは今ちゃんと世の中を大切にしようとしてるよ。
人を疑い、嫌っていたあなたは、
今人を信じ、好きになれたよ。
大丈夫。
あなたならちゃんと前を向けるから。
大丈夫。
私は自分の思っているよりも強いから。
今日へ
初めての夜行バス、
少し早くついた乗り場には既に先客がいて、
みんながみんな何かの目的を持って来るその場所は夜にしてはうるさく感じた。
座席についてアナウンスを聞き、
隣の人とぶつかって、お互いにすみません。って謝ったりして誰かを感じるんだ。
バスはやがて消灯され、あたりは暗くなる。
静まり返った暗い車内、
少し窮屈な座席、
隣の人の携帯の明かり、
誰かが小さく咳き込む音。
いつかそれらの事も忘れ僕らは眠りにつく。
別の目的で偶然居合わせた僕らを、
何億といる人口の中で偶然居合わせた僕らを、
どうか暖かく見守ってほしい。
そしてできる事ならみんながみんな無事目的を果たせますように。
朝がきてやっと書きたい事がまとまった。
今日も私は生きてる。全力で息をしよ。
photo:tim
僕らはきっと能力者
使われたものは全部ダメになるなんて、
そんな悲しいこと言わないで。
古くなったものは全部ダメになるなんて、
そんな悲しいこと言わないで。
それに価値をつける事ができるのも、
新しい命の音を鳴らす事ができるのも、
僕らしか世界には居ないから。
何かに命を吹き込むということ。
これは僕ら皆んながもつ1つの能力だ。
世界にあるモノ達が寂しくならないように、
常に命を吹き込んでいきたい。
そっちのがずっと世界は嬉しいと思う。
長距離走をしよ。
私の周りの人はとても魅力的な人で溢れてる。
一生懸命に写真の勉強をする人、仕事とカメラマン、被写体を両立する人、将来のために今の楽しみを我慢して頑張ってる人、恋人を深く大切に愛することのできる人、沢山の人と良い人間関係を築ける人、自分のやりたいことや目標がある人、
きっとみんなは「大したことないよ」「当たり前だよ」っていうんだけど、私からしたら立派な人たちばかりです。
正直ずるいなって思っちゃうくらい羨ましいし魅力的で、私はいつでもみんなの背中ばかり追ってるよ。
いつか私も誰かに自分の背中を見せ、誰かの見本になれる様な人になりたいのです。
そして、できることならその相手はみんながいい。
みんなを追い越して思いっきり振り向きたい、「あの時背中を追わせてくれてありがとう。」って全力で大声で伝えたい。
出来る見込みなんてないんだけど、人生は長いから、もしかしたらできるかもって今は思ってる。
「その目でちゃんと見ててほしい。」
私が越すところ、振り向くところ、走り切るところ。
いつかみんなにとって魅力的な人だと思わずことができたら私は写ってきたことを誇りに思えるよ。
photo うみさん
あの頃は馬と鹿だったね
私とあなたはお互いに大きな傷をつけあい、でも傷を舐め合うことはしなかった。
舐められなかった傷は膿、深い傷跡を残してしまったね。
その跡に触れられるのはきっといつまでも私とあなた二人だけで、
でもその跡を新しい皮膚で隠し、守る事が出来るのは私とあなたじゃなかったの。
あの時の私とあなたは時が進めば進むほど、きっとお互いに心のどこかで離れ離れになることに気づいてしまった。だから必死でお互いに溺れあい、傷つけあってしまったんだ。
離れ離れになることに怯え傷ついたあなたの手をそっとほどいた私もまた離れ離れになることを怯え傷ついていた。
引きずってるんじゃないよ、引きずっていたらずっと傷の痛みを知っているから痛さなんて忘れてる。
前に進んだから、忘れかけた傷跡が痛むんだ。
夏はお互いに大好きな季節だったからね、
思い出すとほんのり胸が苦しくなる。
あの頃よりも私は今の方が幸せで、毎日笑って過ごしています。
臆病で優しいあなたもあの頃よりも少しでも幸せに過ごせているといいな。
全部自分のモノにしちゃってもいいかな
十人十色っていうじゃんか、
それならみんなの良いところ少しずつ嚙っても良いのかな。
私はそれを自分の色にプラスしていきたい。
一人一色とは決まってないし、
それなら私はカラフルがいい。
そっちのが一色より絶対綺麗だもん。
できるものなら全部の色と仲良くなりたいの。
ねね、全部の色を少しずつでいいから、
「全部自分のモノにしちゃってもいいかな」
photo:うみさん
夏に永遠を誓うね
細く白く伸びる手足に、髪を結った時に見えるうなじに、
全部に恋したい。
じっと見ちゃって、「やめてよ笑」なんて笑うあの子に「夏の暑さにやられたんだよ笑」って意味のわからない言い訳しながら思春期真っ最中な脳になりたい。
きっと男子なんてそんなもん。
でも女子もそんなもんだよ。
浮き出る鎖骨を見て、ほどよく鍛えられた腕の筋肉を見て、
全部に恋しちゃうんだ。
ちらっと見て、「なに?笑」って聞くあなたに、「なんでもない笑」って答えてすぐにそっぽを向いて顔が赤くなるのを隠したい。
夏っていつもより少し馬鹿になっちゃう季節なんだよ。
最高に出来事が眩しく動くんだ。
生まれてからずっと夏がすき。
だからきっと私は最期に目を瞑るその時まで夏に恋するよ。
photo:yuu