「サラバ」「初恋と不倫」「ひよっこ」

久々にいろいろ文章が書きたくなってブログをひっそりはじめてみることにした。

きっかけは西加奈子さんの「サラバ」。幼いころの感情をこんなに繊細に詳細に描けることに感嘆し、そういえば私も不安な子どもだったと思い出し、何か書いてみたい気持ちになったのだ。

最近スマホのおかげで、一日に読める活字量の大半を特に心に留まらない文章を読むことで終わらせてしまっていたのだが、やはりきちんと本を読むというのは、心がざわついてよいですね。

 

そんなわけで最近読んだ本。「サラバ」と坂元裕二さんの「初恋と不倫」。あと最近はまっているのがNHK朝ドラの「ひよっこ」。

 

全然内容の方向性は違うのだけれど、共通して感じたメッセージがある。

・恵まれている自分への罪悪感のようなもの。

・不幸な事件・事故を見たときに、これは自分だったかもしれないと感じること

私も、ニュースなどで悲惨な出来事を見聞きすると、自分の身に降りかかったことを想像しては憂鬱になったり、詳細にその状況を想像して顔をしかめていたりするのだが、そのときの自分の感情の置き所がわからなかったりして無限ループにはまったりする。

 

サラバも坂本さんの書く脚本も、ひよっこも、そんなあらゆる不幸が隣り合わせにある人生というものを、それでも少しの希望を交えながら描いてくれているので、こちらもそれが人生だよな、と前向きに捉えて、毎日を進めていける。

 

なんだか書きたかったことの三分の一も書けなかった。表現も鍛錬だな。今日は終わり。